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今年の野球観戦は引きが強過ぎます!

昨日は野球観戦をしてまいりました。できれば別のタイミングがよかったのですが、この週末に合わせて埼玉西武ライオンズがアイドル商法をやると言いますものですから、これは見ておかねばなるまいと出掛けてきたのです。現地に降り立ちますと、ここのところのチケット販売状況(※相手応援側のほうから先に売れる/コッチは全然売れない)の想定を裏切るような出足のよさ。やはりアイドル商法の効果が出ているのでしょうか。

↓やってまいりましたベルーナドームへ!
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↓駅前では勝つごとに増えるレオ人形がお出迎え!
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この日の対戦相手はオリックス・バ「ッ」ファローズさんですね!

向こうにも言っときますね!罠みたいな名前つけるなって!

あと、罠みたいな名前なんだから間違えられても怒るなって!



しかし、早くも僕の心の首は横に90度ほど傾き出します。この週末はアイドル商法をやると聞いておりましたので、ある程度「こういうことなんやろなぁ」と想像をしていたのですが、まるで日付を間違えたかな?くらいに想像とは違う感じになっております。たとえば記念撮影をするための日付入り立て看板的なボード。この日はアイドル商法と聞いておりましたので、「選手が壁ドンしてくれる風」とか「選手がプリンセスに跪く風」とかそういう感じのヤツになっているだろうと思っていたのです。ところが実際行きましたらば…

↓いつもと完全に一緒ですね…。
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うーん、ま、これは日付だけ替えてやりくりすることにしているかもしれないので現状でヨシとしましょう。ここが平常運転だとすると、「その辺の柱に貼ってある垂れ幕」とか新たに印刷・製造しないとアイドル風にならないものは基本いつものママなのでしょう。そこはできる範囲でやる努力目標ですから仕方ありません。この日のためだけに柱の装飾全部替えるとか、全選手ぶんのアイドル風写真を用意するとか、さすがにちょっとコスパ悪いですものね。

↓こういう柱の装飾が週末だけ別のヤツに替わるわけない!
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↓誰が出るのかわからないスタメンボードが都合よくアイドル風になるわけない!
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↓入場時にいつもの感じのサマーニットデザインユニフォームをもらいました!
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「あれ?もしかして今日って普通の試合なのか?」と自信がなくなってきたので球団公式サイトを開く僕。ドコモと楽天モバイルの電波が異常につながりづらい環境に悪戦苦闘しながらサイトを見れば、ハイハイ、どうやら別のところでアイドルイベントをやっているようです。入口のあたりは早歩きでスルーでよかったのです。情報によれば、アイドル風の選手と記念撮影をできるフォトスポットが三塁側デッキのほうに設置されていると言うじゃないですか。これこれ、こういうヤツを探していたんですよ。

↓アイドルグループに囲まれてる感じのフォトスポット!
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↓告知などで使ったキービジュアルと撮影できるフォトスポット!
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あー…なるほど…グループ交際か…。てっきり、ひとりずつの看板が立っていて、何なら首に手を回したり、アイスとアイスをくっつけて「愛すチュー」できるくらいの工夫のしがいがあるヤツになるんだろうとばかり思っていたので、若干の拍子抜け感は否めませんが、立て看板だって安くはないですしね。それに実際問題、順番待ちが発生しているわけでもなかったので、まとめて2枚くらいで必要十分だったのでしょう。大相撲でも一時大ブームになった「遠藤の抱き枕パネル」が国技館2階の隅っこに放置されてますから、コスパ重視の判断ならこんな感じかなと思います。

ただ、これで終わりではありません。次のはイイですよ。何と次はオリジナルチェキイベントです。地下アイドルが生活のために売りさばいているという魔法の換金グッズ「チェキ」。1枚がパチンコの特殊景品並みの価格で売買され、その代わりわりと何でもできると評判のアレをライオンズも堂々売っていこうじゃないかと。公式サイトで仕組みを見ればあらかじめ用意されたチェキフレームとの撮影ということで、「お互いに家族には見せられないね💗」的な写真は撮れそうもないですが、チェキをもらえるのはまぁまぁ楽しみです。

会場となるライオン像前に向かうと、そこには3人ほどの列が。ちょっと僕が出遅れてしまった説もあるのですが、撮影ブースを見ればチェキのフィルムが束で残っているので、どれだけ出遅れても売り切れ的な事態にはなりそうもありません。しばし観察してトータルで10人ほどの参加者を見たのですが皆さん女性のお客さんのようで、埼玉西武ライオンズの中心客層である「40代〜50代/男性/沿線住民」というプロファイルとは企画がマッチしていなかったのかもしれません。逆にチアリーダーのブルーレジェンズとガチで2ショットとかの企画のほうが客層にはハマったのかもしれませんね。まぁその企画の場合、このイベントで意図した女性ファン獲得とは真逆の成果が出そうではありますが(※チアはかわいくて好きだけど、そこに群がるオッサンはキモイので滅んでほしいし球場に行くのキモくなった的な反応)。

僕はウキウキしながら松井稼頭央監督のフレームを指名しまして、ツーショット風のチェキを撮影させていただきました。いやーね、もっとね、1時間くらい並ぶんじゃないかと思ってたんですが秒で終わりましたよね…。もしかしたら僕はあんまりメインストリームとは違う趣味趣向を持っているのかもしれませんね。雑貨屋とかケーキ屋とかパン屋とか大好きですし、アフタヌーンティーパーティーとかもやっちゃうし。「自分的にイイと思った」はアテにならないんだなというのを実感するような体験となりました。企画って難しいものですね。

↓素敵なチェキを撮影できていい記念になりました!
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その後は新作アイドルグッズなどをチェックしにグッズ売店へ。店内では似たような感じのユナイテッドアローズコラボグッズなどもあって紛らわしい感もありましたが、入口目の前でドーンとアイドルグッズが展開されておりまして、たくさんのお客さんがグッズを手に取っていました(※買ったかどうかまでは見なかった)。ライオンズ唯一の希望である武内夏暉さんのアクスタなどは早くも売り切れとなっておりましたし、アイドル風トートバッグなどは球場内で使用しているお客さんも多数いましたので、上々の売れ行きだったのではないでしょうか。少し安心しました。

↓店内ではアイドル風グッズを猛プッシュ!
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↓武内さんの首を傾げたタオルなども人気が集まりそうだなと思いました!
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「おっかしいな〜?」と感じる試合展開のときに使いましょう!

8回無失点で勝利投手の権利持ってたはずが、試合終わったら負けてたときとか!



そして、もはやアイドル商法とは関係ありませんが、絵馬を書いたら川越氷川神社に奉納してくれるというイベントにも参加してきました。各日100枚限定とのことだったのでコレは間に合わないかなと思いましたが、コチラも余裕で間に合いましてひと安心。川越氷川神社は縁結びで有名なマッチング神社ですので、この絵馬も本来は「武内キュン、ずーっとライオンズにいてね!約束だよ!」「ねぇ夏暉、私と15年契約結んで…」「大谷翔平さんが何らかのトラブルで仕方なく西武に来ますように…」とかを書くべきなのでしょうが、あんまり深く考えずに書いてしまったのはコチラの落度だったかもしれません。企画への理解度が不十分で申し訳ありませんでした。

↓ガチめの優勝祈願とかしちゃった!
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↓川越氷川神社の神様、よろしくお願いします!叶うといいな…!
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さて、球場周辺の見回りはこれくらいにして、いよいよ試合本編を楽しみましょう。今日はアイドル商法デーですので、相応の何かがあるのかな?と期待しながら席につきます。選手のプロフィール写真だったり、登場時の紹介映像だったりがアイドル風になっていたりしたら楽しいですからね。登場曲もJO1とかBE:FIRSTとかNumber_iとか縛りで、普段とは違う感じになるんだろうと思ったのですが…

↓特に普段との違いはないようでした!
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↓一応、大型ビジョンの右上隅にイベントロゴが出ていました!
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途中イベントももちろんいつも通りで、いつものオルガンといつもの電車ダンスなどを楽しみます。試合中ですので、もちろん選手がカッコよくダンスを披露したりするはずもありません。あえて違うと言えるとすればバファローブルが出てきたことくらい。試合自体も終盤まで両軍ゼロ行進で動きがないものですから、しょうがないので僕も球審白井の写真とかを撮り始める始末。アイドル商法を見に来たはずが球審白井の写真を撮影することになるとは、ちょっと想像外の展開でしたよね。

↓みんなのアイドル・バファローブルが来てくれました!
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↓みんなのアァーイッドル・球審白井が来てくれました!
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そうこうするうちに迎えた7回表、オリックスが三塁打(※外野手が対応誤る)からの犠牲フライで1点を先制。ライオンズの攻撃は残り3回ということで敗戦も覚悟したのですが、8回裏の攻撃では粘りを見せ、二死二塁から外崎修汰さん(※アイドル商法対象)のタイムリーで同点とすると、先ほど対応を誤った蛭間拓哉さん(※アイドル商法対象)もタイムリーでつづいて逆転。さらに岸潤一郎さんにスリーランが飛び出して一挙5得点。9回表に多少モタつきもありましたが、ライオンズが終盤の一気呵成で見事に勝利をおさめたのです。アイドル選手たちの活躍、なかなかよかったです!

↓松井監督も殊勲の選手たちを出迎えました!
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と、いい気分で帰りの電車に乗っておりましたところ気分の悪い報せが。何と、松井監督の休養(※という名の更迭)が発表され、監督代行としてGMの渡辺久信さんが指揮を執ることになったと言うのです。今こうなっている要因というのは「西武が親会社で所沢が本拠地だから」という根本原因(※血筋みたいなポイポイ変えられないもの)を除外すれば、GMの編成に責任の大半があるわけですので、「監督」「編成」の両方が責任を問われ、その結果として監督の更迭と「お前が編成したチームで勝てるかどうか、お前がやってみろ」という指令が下ったのでしょう。東京に勤める人が自分の住む場所を決めるときに初手で「西武池袋線沿線」と「西武新宿線沿線」を切る感じで、誰かがGMと監督を切ったのだ、そう理解しました。

しかし、率直に言って、誰に替わったとしても大きな変化はないでしょう。先発投手陣は12球団でも秀でた顔ぶれだとは思いますが、中継ぎは補強効果が早々に剥落して並かそれ以下となり、唯一の勝ち筋であった「相手を0点に抑え、間違って1点取って勝つ」も難しくなってきました。そして、打つほうは極めて貧弱で深刻です。この日のスタメンを見てもプロ通算安打が「24本」「63本」「141本」「152本」「151本」とかが半分以上を占めている有様。5人分足した本数が、相手の1番打者・福田周平さんの556本に及ばないのです。本来なら打線に「1人か2人」しか入れられないような育成&お試し中の選手でガチ打線を組んでいるのです。

「お前はアウトでいいんだ」「俺たちに任せろ」「思い切ってやってこい」と言ってやれるような環境もないなかで、経験も成功体験も、当然のこととして技術や状況判断も伴わない段階の選手にプロの一流の働きを期待するのは酷と言うものです。打線に「強打者」はおらず(中村剛也さんが唯一該当するかなというくらい)、打つ方は「普通に2軍(あるいは3軍の上のほう)」と言っていい軽量級です。投手力と采配で接戦に持ち込んでも、内野ゴロや外野フライすらまともに打てないのではやはり苦しい。

そういう状況に陥ったのは育成の問題ではなく目利きの問題です。近年の選手獲得状況を振り返ってみても野手に関して「当たり」と言えるのは2016年ドラフトの源田壮亮さん、2014年ドラフトの外崎修汰さんまでさかのぼり、「大当たり」と言えるのは2013年の森友哉さん&山川穂高までさかのぼります。外国籍選手も2014年のエルネスト・メヒアさん獲得以降は獲っては捨て獲っては捨ての繰り返し。つまり「10年間野手の大当たりがひとりもいない」のです。育成云々と関係なく、1位指名さえすれば獲得のチャンスがあって、いきなり侍ジャパン級だった牧秀悟さんや村上宗隆さんだってこの10年の間にいたわけですから、目利きが悪かったと言うほかありません。投手は相応に目利きができていますが、野手の目利きがまるでできなかった、それがこの10年でした。

そんな状態で2軍監督を任せられたところで何ができるはずもなく(※育成下手なのではなくマックスまで育ててコレ説)、監督になって1年や2年で状況が変わるはずもありません。ほかならぬミスターレオ松井監督の指導者としてのキャリアを終わらせるかもしれない処遇と思えば、選手を総入れ替えできる「7年700敗まで待つ」程度の時間を与えてしかるべき状況だったと僕は思います。誇り高い松井監督は、その状況も含めて何とかするのが自分の責任と言うのでしょうが、1年2ヶ月で松井監督を更迭するような肝っ玉であれば、そもそもオファーを出してはいけなかったと僕は思います。それなら「監督になれただけでも望外の喜び」と思ってもらえそうな赤田監督とかにしておけばよかったのです。赤田監督だったら「どんな監督でも最低3年は時間を与えるべき」と言っている僕だって成績次第では就任1年目の5月には休養を提案しますとも。そのあと嶋監督とか高山監督とか熊代監督とかガチャガチャすればいいでしょう。もしかしたら当たりがいるかもしれませんし。

交流戦になれば対戦相手も気分も大きく変わるという、そのキッカケすら奪い取って(あるいは松井監督自らがそのキッカケをチームのために活かしてほしいと願い出たかして)更迭というのは、今後を見据えても禍根を残す失着だったと僕は思います。この処遇を見れば、ひとつもオファーがない監督以外はもはや西武のオファーを受けないでしょう。当面は「思い出に一回監督をやれたらいいなぁ」と思ってくれる人でつないで、ドラフトで大当たりを引くのをじっと待つ感じがいいのではないでしょうか(※新聞で他球団の指名を見て被せるのを推奨/目利きではなくクジで勝負)。

そんな状況ですので、このあとの構想に入っているであろう西口文也さん、栗山巧さん、中村剛也さんの監督就任についてはチームが強くなるまで断固として僕は反対します。どうせ長くて10年の監督職です、彼らにまで失礼をするくらいなら、球団が身売りをして勝手に強くなってからの監督就任でも遅くはありません。どうしても頼みたいと言うなら、ドラフト・外国籍選手の獲得含めて全権委任のGM職を先に5年やらせてからにしてください。そうでなければ「育成失敗」とか「采配に難」とか彼らの能力とキャリアにアンフェアなケチがつきますので。実態は「編成の目利きに難」「能力上限が低かった」だったとしても。

結果だけを要求する監督がいてもいいです。

でも、そうではない監督もいます。

一緒に夢を見たい、そういう監督が。

夢を見る準備ができるまで、そういう監督にはオファーをしないでほしいと思いました。かくも失礼なのであれば、僕は夢を見るのを我慢します。寿命の限り、ノンビリと野球を楽しみながら、過去の黄金の思い出を反芻し、いつかうっかり夢が見られそうな時期が来るのを待ちます。待つことは苦ではありません。そこに野球と試合があれば十分「楽しい」ので何の苦もありません。ただ、失礼は耐えかねる。恥ずかしくなる。西武ファンのひとりとして、松井監督への非礼、謹んでお詫び申し上げます。そして縁のある楽天イーグルスの皆さま、もし叶うならば、松井監督に汚名を雪ぐ機会をどうぞお与えください。今後の選手たちにも「計画的に西武以外と縁を持っておきなさい」と伝えるようにしようと思います。そうでないと失礼によってすべてが閉ざされてしまいかねませんから。大事な選手ほど涙を呑んで他球団へ送り出すように努めます!




松井監督の(多分)最後の試合を観戦できたのは、不幸中の幸いでした!