2025年07月07日08:00
ピンクのゆづバスを見てきました!
この週末の7月5日は、選ばれし剛運の持ち主の皆さまが仙台に集い、ゼビオアリーナ仙台完成記念の公演「The First Skate」をご覧になったものと思います。僕も参加したいと思いつつ、そこまでの剛運はありませんでしたので、今回は東京から公演の成功とアリーナの繁栄を祈っておりました。後日、録画配信があるということなので、そちらを楽しみにしようと思います。
↓次に仙台に遠征する機会には新アリーナを見に行こうと思います!
↓後日録画配信をしていただけるとのこと、ご尽力ありがとうございます!
アイスショー“The First Skate”を収録・編集し、後日録画配信(有料)を予定しております。
— 仙台市アリーナ開館記念イベント (@sendaicityarena) July 4, 2025
詳細が決定しましたら、オフィシャルサイト・公式SNS(X・Instagram)でお知らせ致します。https://t.co/fg9GrXSAvc#仙台市アリーナ #TheFirstSkate pic.twitter.com/O8NWsVpMSU
さて、そんな東京待機組の僕ですが、何故かその日東京駅へと向かっていました。東北新幹線に乗るためではありません。先日来話題になっていたハイアールさんによるラッピングバスの件、アレを見に行ってきたのです。1週間ほど前からSNS上で目撃情報が出ており、ハイアールさんからも告知がありましたので「走っているんだな」ということは承知していたのですが、下調べが十分でなくなかなか目撃できずにいた「ゆづバス」。「品川駅にいました!」「新宿駅にいました!」「東京駅にいました!」などの情報を頼りに、会社のランチタイムに品川駅に行ってみたりもしたものの、当てずっぽうでは上手くいかず難儀していたのです。
📢 #羽生結弦 さん× #huu のラッピングバスが順次運行開始🚌
— Haier Japan(公式) (@HaierJapan) July 2, 2025
🚍運行予定
都営バス・大阪シティバス・名古屋市バス・関東鉄道バス
見かけたら #Haierのゆづバス見たよ をつけて投稿してください!✨ pic.twitter.com/DMN6gLAhl7
しかし、そんな僕を見かねたか、フォロワーさんが「このサイトでこの車両番号を調べるとどこにいるか出ますよ」と教えてくれまして、おぉこれならば確実に出会えるだろうと意気込んでいたのです。そして迎えた週末、ビックリしましたよね。一番それっぽくて狙っていたY-H177なる車両、品川と新宿を往復していたようなのですが、コチラを見に行こうと思っていたのに何故か検索に出てこないのです。で、情報を頼りにほかに動いている車両はないかと検索していたところ、東京駅とビックサイトを往復する路線ではゆづバスが走っていそうな気配。これはもう一刻も猶予はならんと急ぎ東京駅へ向かったわけです。
検索サイトによれば目当てのバスは東京駅の丸の内南口バス乗り場に来る模様。バス停など探してウロウロしておりましたら、目の前の道路にピンクの物体がよぎります。視線を送ればそこにはハイアール羽生氏の姿が。タッチの差でバスのほうが先に東京駅に着いており、ビッグサイトに向けて今まさに出発しようと走り出したところではありませんか。「そのバス待てー!」と心で叫びながら走り出す僕。その必死な姿に交通の神も情けをかけてくれたでしょうか、バスの行く手の信号がタイミングよく赤に変わります。それを猛ダッシュで追いかける僕を見た人々は、「どうしても乗らないといけないバスだったんだろうな」「去り行く恋人でも乗っているのかな」「乗れたらいいね!頑張れ!」などと思ったことでしょう。すぐに乗るかどうかはさておき「恋人を追う」という観点では当たらずとも遠からずであります。
↓そのバス待てー!待て待て待てーーー!

↓やった前に出られた!渋滞ありがとう!

↓「#Haierのゆづバス見たよ」とりあえず達成!

しかし、ゆづバスとの逢瀬は短いものでした。信号待ちで止まっていただけなので当然ですが、バスはすぐにまた走り出していきます。ちょうどすぐ隣にタクシーも止まっていたので、人生で初めて「前のバスを追ってください!」をやろうかなとも思ったのですが、考えている間にバスもタクシーも走り去ってしまいました。しかも走り去る際に気づいたのは、車両の左側面と右側面は微妙にラッピングが違うということ。乗降口の有無による軽微な違いのようですが、右側面のほうが全面にラッピングが施されており、羽生氏一色な感じになっているではありませんか。うむ、これはもう一度見ずにはいられません。
また検索サイトで調べますと、このバスは有明の東京ビッグサイトまで行ってまた東京駅に戻ってくる路線のようでしたので、もう一度戻ってくるのを待つことにします。で、ちょっと欲を出してしまったのですが、ゆづバスの内部に入り推しに包まれる体験、これはしておくべきだろうと。見るバス・撮るバスがメインではあるものの、せっかくなら乗るバスもやろうということで、少しバス路線をさかのぼりまして、ゆづバスに乗りつつ東京駅に戻ってこようと考えたわけです。
銀座のあたりで待つこと小一時間。帰ってきたゆづバスに意気揚々と乗り込みます。そしてハッと気づきます。「乗ったらラッピングは見えないんだな…」「なかには取り立てて装飾があるわけではなく…」「ごくごく一般的なバスだな…」というラッピングバスの現実に。もしかしたらココは世界で唯一ゆづバスのラッピングが見えない場所なのではなかろうか。そんなことを思いつつ、ゆづバスのラッピングの上部あたりから流れゆく街の景色を眺める時間。
しかし、これはこれで今しか体験できない貴重な思い出だなと思います。銀座の華やかなショーウィンドウに映るピンクのゆづバスの影と、そのなかに僕が包まれているという現実は、ちょっとした銀座パレードと言っても過言ではありません。やはりバスは乗ってこそのもの。サツキとメイがネコバスに乗ったときに「なかにはネコいないんですね」などと言うはずがないのです。またとない一体感・高揚感・幸福感を覚えながら、僕と羽生氏の短いパレードは終点へと向かいます。
↓銀座の街を走り抜けたゆづバスは東京駅に到着!

↓車両後部の接写を達成しました!

↓車両左側面の接写を達成しました!

そして再び気づいたのは、乗ったり降りたり停まったりするあたりにいると右側面は見えないんだなということ。ついつい車両に近づきたくなってしまいますが、地球からは月の裏は見えない感じで、車両に近づいたときに見えるのは大体いつも左側面なのです。あえて接写を断念して道の反対側にいなければ右側面は見えないという現実に、「向こうからたまたまやってきたバスと偶然遭遇」というのが一番ラッピングを堪能できる出会い方なのかもしれないなと、世界の真理に気づいたような気分にもなりました。
そんな気づきを踏まえると、ラッピングバスの左側面と右側面でガラッとデザインを変えておくと、1台で二度楽しめるラッピングバスなんてのもできるんじゃなかろうかと思いましたので、広告業界の方の目に入りましたらぜひ参考にしていただければと思います。なお、今回はたまたま偶然なのですが、東京駅のバス乗り場は停留所から出たあとに駐車場をグルッと一周してUターンする構造になっており、右側面もしっかり拝見することができました。また同じような機会があったら、一度に両面見られるポジションとして覚えておきたいスポットです。
↓ちょっと植え込みにかかってしまいましたが右側面も抑えられました!

↓一連のバス追いの模様や、実際に走行しているところは動画でまとめましたのでご覧ください!
とまぁ、そんなことでバスを追って東京を駆け巡り、充実の推し活を堪能することができました。公演への参加こそ叶いませんでしたが、同じ時間帯に今しかできない体験をしていたのだと思えば、それもまた佳き日だったのではないかと思います。もしかしたら、「The First Skateに行けない人はThe Fast Busを見に行くとよい…」的なハイアールさんからの贈り物だったのかもしれませんね。調べて歩いて走って追いかけてで、その日できることをやり切ったなと思います。素敵なミッションをありがとうございました!
ラッピングバスの探し方が分かったので、次回はすぐ見つけられそうです!