2011年06月15日12:12
これが恐るべき縦社会というヤツか…。
全国の数少ないライオンズファンのみなさま、本日もスッキリ爽快目覚めのよい朝になりましたでしょうか。12日にプロ初登板・初先発をはたした菊池雄星の涙。ここまでの苦労、都会での孤独、スルメを買いに行かされた思い出…さまざまなものが去来したのでしょう。同郷のライオンズファンとして胸が熱くなるものがあり、今もなおその余韻はつづいています。
確かに世間一般から見れば、心の弱さが見える場面だったかもしれません。ケガして復帰する程度の話はアスリートなら誰しもあること。いちいち泣くような話ではありませんし、男ならばその涙を歓喜の日に取っておくべきという考えもあります。ちょっと口が悪い輩からは「ゆとり教育の弊害」「縦社会を経験していない」などの指摘も出ることでしょう。
しかし、心の成長は人それぞれ。
今や大学まで行くのが当たり前の時代。多くの青年たちはキャンパスで大人になっていくもの。高卒でプロが取り合うような逸材ですから、普通のキャンパスライフなど送るべくもありませんが、あの純朴な青年には4年くらいの猶予を与えてもいいはず。野球技術はもちろんですが、恋や友情、若気の至り…さまざまなことを学ぶ時間として。
その点で西武ライオンズはちょっとしたキャンパスのよう。自然に囲まれた西武球場と併設する若獅子寮。元気のいい先輩たちは、おふざけや悪い遊びも教えてくれるはず。外見も性格も明るい学長以下、さまざまな学びを授けてくれる教授陣。恋をするには相手不足の硬派なキャンパスですが、他校からファンが押し寄せることもあるでしょう。雄星クンには大いに学び、大いに育ち、2014年頃にエースとして西武ライオンズを引っ張ってもらいたい…今はそう願うばかりです。
という爽やかなイメージを膨らませたところで、気持ちよく西武ライオンズの縦社会について学んでいきましょう。
◆縦は年齢じゃない、イニングだ!あとから投げるヤツが絶対的に偉い!
新人に厳しい教育をすることで知られる西武。「3年やってなんぼ」という金言は野球ファンの間ではおなじみ。1年活躍してもそれは本物ではない、2年続いてもまだアヤしい、3年つづけて活躍できてようやく本物なのだという精神。西武はこの精神で、ポッと出の選手を厳しくふるいにかけ「本物」だけを評価しているのです。年俸についても「3年やる」まではセーブされ、「3年やってなんぼ」精神は選手たちに厳しく叩き込まれているのです。
試合中も厳しい教えはつづきます。「野球はひとりでは勝てない」というチームプレーの精神。たとえば新人ながら先発ローテの一角を担い、快投をつづける牧田。9試合73イニング超の登板で防御率2.44と新人離れした結果を残していますが、勝星はわずか2。そうです、野球は「打線が打たない」「守備がエラーする」「後続が逆転される」などの原因により、ひとりでは勝てないスポーツ。チームプレーこそが野球の柱なのです。そのことをまず叩き込む…西武の教育は地に足が着いたもの。
特に縦社会を如実に表すのが継投。普通は年齢による上下関係を指す言葉ですが、西武においてはイニングが優先。先に投げるヤツが一番下で、あとに投げるヤツほど上にいく…そういう縦社会です。先に投げるヤツがいかにいい形で後続につなぐか、その仕事によって試合は決まるのです。縦社会での楽しいディナータイムは、弁当を買いに行った後輩がいかに素早く戻り、ホカホカをキープするかがカギであるように…。
↓14日も厳しい縦社会を見せつけた西武ライオンズ!
負けたーーーーーーー!
9回に追いつかれて、延長で負ける黄金パターン!
美しいサヨナラ負け。1点リードの9回裏は抑えの岡本が簡単に二死を取ったあと、安打→死球→暴投→安打の八百長野球で同点に。代わったグラマンは9回・10回を懸命にこらえるも、延長打ち止めの11回裏にセカンド片岡の失策→犠打→安打→安打→犠飛で力尽きました。この見事な負けっぷりには「サヨナライオン」なんてあだ名もついているとか。さすがはシーズン14度のサヨナラ負けというプロ野球記録を持っている西武だけのことはありますね。
当然、ファンも落ち着いたもの。
この試合、通常ならファンは「何で引き分けに持ち込めなかった」と怒るでしょう。いえいえ、3イニング目で味方のエラーに足を引っ張られたグラマンは責められません。むしろよく投げてくれた。では「9回に何故守りきれなかった」と憤るのがよいでしょうか。いえいえ、1点差を守りきるのは難しいもの。5月20日も5点差で迎えた9回に6点取られて負けたように、1点差で逃げ切るのは困難。
そもそも、セーブがつくのはざっくり言えば3点差を守り切ったとき。塁が埋まった状況では4点差・5点差でもセーブがつく場合があるのです。つまり「5点差」までは、「ふー危ない危ない!」「よく抑えてくれた!」「ありがとう!」という点差。抑え投手を責めるのは6点差以上を逆転された場合にすべきであり、1点差で守護神に出張ってもらう時点で、その前の投手に問題があるということなのです。そのことは西武首脳陣・選手もよく理解しており…
↓首脳陣:「岸が悪い」岸:「僕が悪い」で意見は一致!
選手:「僕の制球の問題。同じことをやっている自分に腹が立つ」
コーチ:「外国人に一発を打たれてはいけない場面で打たれている。あれが今年の岸の勝てないところ」
監督:「きょうは岸が守らなくちゃいけないゲーム。前回と同じミスをした。(バレンティンに2ランを打たれたが)あれは絶対やっちゃいけない」
すげぇ縦社会wwwwwwwwwwwwwww
岸も西武らしいドM気質が身についてきたなwwwwwww
知り合いの話やネット掲示板の書き込みなどをあたれば、ライオンズファンの総意として「岸が悪い」の意見が散見されることでしょう。武蔵野のキャンパスで育まれる美しき縦社会。何という一体感。先発投手(一番身分が下)の責任は「9回0失点」「味方が勝ち越すまで0失点」「延長戦まで投げ切ってスコアレスドローでも文句を言わない」であることを、ぜひぜひ他球団のみなさまにも再確認してもらいたい。爽やかな朝の光の中で、しがないライオンズファンはそう思うのでした…。
雄星クン、そういうことだ!西武ライオンズで強く逞しく育ってくれ!
全国の数少ないライオンズファンのみなさま、本日もスッキリ爽快目覚めのよい朝になりましたでしょうか。12日にプロ初登板・初先発をはたした菊池雄星の涙。ここまでの苦労、都会での孤独、スルメを買いに行かされた思い出…さまざまなものが去来したのでしょう。同郷のライオンズファンとして胸が熱くなるものがあり、今もなおその余韻はつづいています。
確かに世間一般から見れば、心の弱さが見える場面だったかもしれません。ケガして復帰する程度の話はアスリートなら誰しもあること。いちいち泣くような話ではありませんし、男ならばその涙を歓喜の日に取っておくべきという考えもあります。ちょっと口が悪い輩からは「ゆとり教育の弊害」「縦社会を経験していない」などの指摘も出ることでしょう。
しかし、心の成長は人それぞれ。
今や大学まで行くのが当たり前の時代。多くの青年たちはキャンパスで大人になっていくもの。高卒でプロが取り合うような逸材ですから、普通のキャンパスライフなど送るべくもありませんが、あの純朴な青年には4年くらいの猶予を与えてもいいはず。野球技術はもちろんですが、恋や友情、若気の至り…さまざまなことを学ぶ時間として。
その点で西武ライオンズはちょっとしたキャンパスのよう。自然に囲まれた西武球場と併設する若獅子寮。元気のいい先輩たちは、おふざけや悪い遊びも教えてくれるはず。外見も性格も明るい学長以下、さまざまな学びを授けてくれる教授陣。恋をするには相手不足の硬派なキャンパスですが、他校からファンが押し寄せることもあるでしょう。雄星クンには大いに学び、大いに育ち、2014年頃にエースとして西武ライオンズを引っ張ってもらいたい…今はそう願うばかりです。
という爽やかなイメージを膨らませたところで、気持ちよく西武ライオンズの縦社会について学んでいきましょう。
◆縦は年齢じゃない、イニングだ!あとから投げるヤツが絶対的に偉い!
新人に厳しい教育をすることで知られる西武。「3年やってなんぼ」という金言は野球ファンの間ではおなじみ。1年活躍してもそれは本物ではない、2年続いてもまだアヤしい、3年つづけて活躍できてようやく本物なのだという精神。西武はこの精神で、ポッと出の選手を厳しくふるいにかけ「本物」だけを評価しているのです。年俸についても「3年やる」まではセーブされ、「3年やってなんぼ」精神は選手たちに厳しく叩き込まれているのです。
試合中も厳しい教えはつづきます。「野球はひとりでは勝てない」というチームプレーの精神。たとえば新人ながら先発ローテの一角を担い、快投をつづける牧田。9試合73イニング超の登板で防御率2.44と新人離れした結果を残していますが、勝星はわずか2。そうです、野球は「打線が打たない」「守備がエラーする」「後続が逆転される」などの原因により、ひとりでは勝てないスポーツ。チームプレーこそが野球の柱なのです。そのことをまず叩き込む…西武の教育は地に足が着いたもの。
特に縦社会を如実に表すのが継投。普通は年齢による上下関係を指す言葉ですが、西武においてはイニングが優先。先に投げるヤツが一番下で、あとに投げるヤツほど上にいく…そういう縦社会です。先に投げるヤツがいかにいい形で後続につなぐか、その仕事によって試合は決まるのです。縦社会での楽しいディナータイムは、弁当を買いに行った後輩がいかに素早く戻り、ホカホカをキープするかがカギであるように…。
↓14日も厳しい縦社会を見せつけた西武ライオンズ!
負けたーーーーーーー!
9回に追いつかれて、延長で負ける黄金パターン!
美しいサヨナラ負け。1点リードの9回裏は抑えの岡本が簡単に二死を取ったあと、安打→死球→暴投→安打の八百長野球で同点に。代わったグラマンは9回・10回を懸命にこらえるも、延長打ち止めの11回裏にセカンド片岡の失策→犠打→安打→安打→犠飛で力尽きました。この見事な負けっぷりには「サヨナライオン」なんてあだ名もついているとか。さすがはシーズン14度のサヨナラ負けというプロ野球記録を持っている西武だけのことはありますね。
当然、ファンも落ち着いたもの。
この試合、通常ならファンは「何で引き分けに持ち込めなかった」と怒るでしょう。いえいえ、3イニング目で味方のエラーに足を引っ張られたグラマンは責められません。むしろよく投げてくれた。では「9回に何故守りきれなかった」と憤るのがよいでしょうか。いえいえ、1点差を守りきるのは難しいもの。5月20日も5点差で迎えた9回に6点取られて負けたように、1点差で逃げ切るのは困難。
そもそも、セーブがつくのはざっくり言えば3点差を守り切ったとき。塁が埋まった状況では4点差・5点差でもセーブがつく場合があるのです。つまり「5点差」までは、「ふー危ない危ない!」「よく抑えてくれた!」「ありがとう!」という点差。抑え投手を責めるのは6点差以上を逆転された場合にすべきであり、1点差で守護神に出張ってもらう時点で、その前の投手に問題があるということなのです。そのことは西武首脳陣・選手もよく理解しており…
↓首脳陣:「岸が悪い」岸:「僕が悪い」で意見は一致!
選手:「僕の制球の問題。同じことをやっている自分に腹が立つ」
コーチ:「外国人に一発を打たれてはいけない場面で打たれている。あれが今年の岸の勝てないところ」
監督:「きょうは岸が守らなくちゃいけないゲーム。前回と同じミスをした。(バレンティンに2ランを打たれたが)あれは絶対やっちゃいけない」
すげぇ縦社会wwwwwwwwwwwwwww
岸も西武らしいドM気質が身についてきたなwwwwwww
知り合いの話やネット掲示板の書き込みなどをあたれば、ライオンズファンの総意として「岸が悪い」の意見が散見されることでしょう。武蔵野のキャンパスで育まれる美しき縦社会。何という一体感。先発投手(一番身分が下)の責任は「9回0失点」「味方が勝ち越すまで0失点」「延長戦まで投げ切ってスコアレスドローでも文句を言わない」であることを、ぜひぜひ他球団のみなさまにも再確認してもらいたい。爽やかな朝の光の中で、しがないライオンズファンはそう思うのでした…。
雄星クン、そういうことだ!西武ライオンズで強く逞しく育ってくれ!






