- カテゴリ:
- サッカー
2010年06月12日13:10
南アフリカワールドカップ開幕です!
何もかもが異質。見渡す限りの熱狂。アフリカ大陸で初開催となる南アフリカワールドカップがついに幕を開けました。11日にはグループAの2試合が行われ、開幕戦に登場した地元・南アフリカは、強豪メキシコをあわやのところまで追い詰める引き分け。鳴り響くブブゼラの音と、それを上回るほどの大歓声がヨハネスブルグにこだましました。
南アフリカVSメキシコという、普段ならさほど気を惹かれないであろうカード。しかし、ワールドカップの魔法はこの試合を極上のエンターテインメントに変えてくれます。ワンセグテレビで中継を見ながら家路を急ぐ駅のホーム。南アフリカがあわや勝ち越しというシュートをポストに当てた瞬間には、隣にいた兄ちゃんと「ああっ!」の声がシンクロしました。2002年、この日本にワールドカップがやって来たときのことを思い出します。毎日がサッカーで、毎日がお祭りだったあの日々。南アフリカも今その熱狂の中にあるのでしょう。うらやましい限りです。
これでは現地の窃盗団も仕事なんかしている場合じゃありません。少なくとも試合の間は、彼らもお祭りに夢中になるはず。ブブゼラを吹き鳴らす外国人サポーターと、ショットガンを抱えた窃盗団が、肩を組みながら目の前の試合に一喜一憂する。そんな素敵な場面も生まれるかもしれません。日本からははるか遠く、治安も悪いということで、南アフリカでの開催ということに色々な不満もありました。しかし、現地のあの盛り上がりを見れば、そんな不満も吹き飛びます。旅人じゃありませんが、「サッカーは世界をつなぐものなんだ」ということを改めて実感させられました。
これからの熱く、激しい1ヶ月。眠れない夜が続きそうです。
ということで、地元の熱狂が最高潮で、正直うるさかった開幕戦「南アフリカVSメキシコ戦」のもようを早速チェックしていきましょう。
◆巨大フンコロガシが世界のサポーターをお出迎えです!
開幕戦を前に行われたオープニングセレモニー。人類の起源・アフリカに再び世界からヒトが集まるという壮大な物語が、フィールドに描かれていきます。開催9都市をイメージした9本のライン。民族衣装を身にまとい、伝統の踊りを披露する人々。そして登場した巨大なフンコロガシ。普段はウンコを転がす彼らも、今日ばかりはサッカーボールを夢中で追いかけていきます。巨大フンコロガシとハエジャパンの出会い、「ウンコ好き?」「うん、大好き!」「ふーん」なんて友好的会話も想像されてきます。
↓巨大フンコロガシが中の人の力で動く!
何か時間が1000年前で止まってる感じの、古代的な手法だなwww
足が丸見えじゃねぇかよwwww獅子舞かwww
中継したNHKではこの試合のために、旅人・中田英寿さんを招聘。世界をめぐった旅人だけあって、南アフリカという土地でも落ち着いたもの。何せ旅人は南アフリカにも何度か来たことがあるのです。2008年には、南アフリカの奥地に東ハトの担当者を呼びつけ、新作お菓子の試食をしたこともあるほど。今考えるとトンデモなく危険な要求ですが、それも旅人ならではの「危険ではないよ」「大丈夫だよ」「強盗はいないよ」というメッセージだったのかもしれませんね。
スタジアムには8万4990人が大集結する満員御礼。スタンドは南アフリカの黄色で染まります。多くの人が手にしたブブゼラのせいで、周囲の声さえも聞こえないであろう大騒音。そんな熱狂の中で、全世界が心待ちにした南アフリカワールドカップがついに始まったのです。
開始2分、メキシコは右サイドからクロスを入れ南アフリカゴールに迫りますが、GKがいい動きでこの攻撃を阻止。普段なら何でもない攻撃でも、グッと盛り上がるのはワールドカップならでは。特に南アフリカのエース・ピーナールがボールを持つと、ブブゼラの音が一層大きくなりお祭り騒ぎとなるスタジアム。この騒音が毎試合続くなら、中東で「ムニャームニャー」という謎の音と、拡声器による騒音攻撃に慣れた日本代表は有利かもしれません。
前半最大の見せ場となったのは32分、メキシコの左サイドからのCK。ニアサイドに入れたボールをヘディングすると、ボールはゴールへと一直線。最後はファーサイドにいた選手がダメ押しをして、南アフリカゴールに叩き込んだのです。しかし、ここは南アフリカのGKが飛び出したことで、最後にダメを押した選手がオフサイドになるというまさかの事態。余計なことをして先制を逃したメキシコ。積極果敢な動きで運をも引き寄せた南アフリカのGK。ホスト国ならではの追い風も吹いたかのようなプレー。結局前半は、南アフリカは無失点でしのぎ、希望を後半につないだのです。
迎えた後半。その追い風が南アフリカを後押しします。後半9分、ここまでほとんどチャンスを作れなかった中で迎えた、カウンターのチャンス。すばやいパスワークで前線にボールを送ると、左サイドを駆け上がったチャバララが左足で蹴り込み、何と南アフリカが先制!
↓チャバララのスーパーゴール!!
すげぇとこに決めたな!
チャバララララー♪ チャバーチャバラー♪
つ MINMI「シャナナ」(楽天市場)
謎の踊りで記念のゴールを祝う選手たち。大興奮で飛び跳ねるGK。仮装したマツコ・デラックスさんみたいなスタンドのオヤジたち。ひたすらにうるさいブブゼラ。窃盗団が2・3発撃っても、この騒ぎでは誰も気づきません!
先制を許したメキシコは、大ベテラン・ブランコを投入するなど、攻勢をしかけます。しかし、前半のような小気味いいパスワークはなく、南アフリカの守備陣も固さがほぐれたことでチャンスはなかなか訪れません。このまま試合は終わるのか…そんな予感もただよう後半34分。逆にほぐれすぎちゃったのか、南アフリカDF陣に大チョンボが。オフサイドトラップをかけようとラインを上げたのに、うっかりひとりだけゴール前に留まる選手が出てしまったのです。
↓クロスを裏に通され、メキシコ・マルケスに同点ゴールを許す!
全員棒立ちじゃねぇかwwwwwwww
そりゃオシムも怒るわwwwもうちょっと追いかけろwww
その後、試合終了間際に南アフリカがポストを叩くシュートを放つなどの見せ場はありましたが、試合はそのまま1-1で終了。先制弾&勝点1奪取という、まずまずの結果で、南アフリカは開幕戦を終えたのです。
↓ていうか、GKから一本でポスト当てるって地味にスゴクてワロタwww
FW:「俺のワールドカップ初ゴールが…」
GK:「俺のワールドカップ初アシストが…」
ベンチ:「俺たちのワールドカップ初勝利が…」
つ 南アフリカらしい時間(楽天市場)
日本代表にもこれくらいブブゼラが吹き鳴らされる試合を期待したいものです!
何もかもが異質。見渡す限りの熱狂。アフリカ大陸で初開催となる南アフリカワールドカップがついに幕を開けました。11日にはグループAの2試合が行われ、開幕戦に登場した地元・南アフリカは、強豪メキシコをあわやのところまで追い詰める引き分け。鳴り響くブブゼラの音と、それを上回るほどの大歓声がヨハネスブルグにこだましました。
南アフリカVSメキシコという、普段ならさほど気を惹かれないであろうカード。しかし、ワールドカップの魔法はこの試合を極上のエンターテインメントに変えてくれます。ワンセグテレビで中継を見ながら家路を急ぐ駅のホーム。南アフリカがあわや勝ち越しというシュートをポストに当てた瞬間には、隣にいた兄ちゃんと「ああっ!」の声がシンクロしました。2002年、この日本にワールドカップがやって来たときのことを思い出します。毎日がサッカーで、毎日がお祭りだったあの日々。南アフリカも今その熱狂の中にあるのでしょう。うらやましい限りです。
これでは現地の窃盗団も仕事なんかしている場合じゃありません。少なくとも試合の間は、彼らもお祭りに夢中になるはず。ブブゼラを吹き鳴らす外国人サポーターと、ショットガンを抱えた窃盗団が、肩を組みながら目の前の試合に一喜一憂する。そんな素敵な場面も生まれるかもしれません。日本からははるか遠く、治安も悪いということで、南アフリカでの開催ということに色々な不満もありました。しかし、現地のあの盛り上がりを見れば、そんな不満も吹き飛びます。旅人じゃありませんが、「サッカーは世界をつなぐものなんだ」ということを改めて実感させられました。
これからの熱く、激しい1ヶ月。眠れない夜が続きそうです。
ということで、地元の熱狂が最高潮で、正直うるさかった開幕戦「南アフリカVSメキシコ戦」のもようを早速チェックしていきましょう。
◆巨大フンコロガシが世界のサポーターをお出迎えです!
開幕戦を前に行われたオープニングセレモニー。人類の起源・アフリカに再び世界からヒトが集まるという壮大な物語が、フィールドに描かれていきます。開催9都市をイメージした9本のライン。民族衣装を身にまとい、伝統の踊りを披露する人々。そして登場した巨大なフンコロガシ。普段はウンコを転がす彼らも、今日ばかりはサッカーボールを夢中で追いかけていきます。巨大フンコロガシとハエジャパンの出会い、「ウンコ好き?」「うん、大好き!」「ふーん」なんて友好的会話も想像されてきます。
↓巨大フンコロガシが中の人の力で動く!
何か時間が1000年前で止まってる感じの、古代的な手法だなwww
足が丸見えじゃねぇかよwwww獅子舞かwww
中継したNHKではこの試合のために、旅人・中田英寿さんを招聘。世界をめぐった旅人だけあって、南アフリカという土地でも落ち着いたもの。何せ旅人は南アフリカにも何度か来たことがあるのです。2008年には、南アフリカの奥地に東ハトの担当者を呼びつけ、新作お菓子の試食をしたこともあるほど。今考えるとトンデモなく危険な要求ですが、それも旅人ならではの「危険ではないよ」「大丈夫だよ」「強盗はいないよ」というメッセージだったのかもしれませんね。
スタジアムには8万4990人が大集結する満員御礼。スタンドは南アフリカの黄色で染まります。多くの人が手にしたブブゼラのせいで、周囲の声さえも聞こえないであろう大騒音。そんな熱狂の中で、全世界が心待ちにした南アフリカワールドカップがついに始まったのです。
開始2分、メキシコは右サイドからクロスを入れ南アフリカゴールに迫りますが、GKがいい動きでこの攻撃を阻止。普段なら何でもない攻撃でも、グッと盛り上がるのはワールドカップならでは。特に南アフリカのエース・ピーナールがボールを持つと、ブブゼラの音が一層大きくなりお祭り騒ぎとなるスタジアム。この騒音が毎試合続くなら、中東で「ムニャームニャー」という謎の音と、拡声器による騒音攻撃に慣れた日本代表は有利かもしれません。
前半最大の見せ場となったのは32分、メキシコの左サイドからのCK。ニアサイドに入れたボールをヘディングすると、ボールはゴールへと一直線。最後はファーサイドにいた選手がダメ押しをして、南アフリカゴールに叩き込んだのです。しかし、ここは南アフリカのGKが飛び出したことで、最後にダメを押した選手がオフサイドになるというまさかの事態。余計なことをして先制を逃したメキシコ。積極果敢な動きで運をも引き寄せた南アフリカのGK。ホスト国ならではの追い風も吹いたかのようなプレー。結局前半は、南アフリカは無失点でしのぎ、希望を後半につないだのです。
迎えた後半。その追い風が南アフリカを後押しします。後半9分、ここまでほとんどチャンスを作れなかった中で迎えた、カウンターのチャンス。すばやいパスワークで前線にボールを送ると、左サイドを駆け上がったチャバララが左足で蹴り込み、何と南アフリカが先制!
↓チャバララのスーパーゴール!!
すげぇとこに決めたな!
チャバララララー♪ チャバーチャバラー♪
つ MINMI「シャナナ」(楽天市場)
謎の踊りで記念のゴールを祝う選手たち。大興奮で飛び跳ねるGK。仮装したマツコ・デラックスさんみたいなスタンドのオヤジたち。ひたすらにうるさいブブゼラ。窃盗団が2・3発撃っても、この騒ぎでは誰も気づきません!
先制を許したメキシコは、大ベテラン・ブランコを投入するなど、攻勢をしかけます。しかし、前半のような小気味いいパスワークはなく、南アフリカの守備陣も固さがほぐれたことでチャンスはなかなか訪れません。このまま試合は終わるのか…そんな予感もただよう後半34分。逆にほぐれすぎちゃったのか、南アフリカDF陣に大チョンボが。オフサイドトラップをかけようとラインを上げたのに、うっかりひとりだけゴール前に留まる選手が出てしまったのです。
↓クロスを裏に通され、メキシコ・マルケスに同点ゴールを許す!
全員棒立ちじゃねぇかwwwwwwww
そりゃオシムも怒るわwwwもうちょっと追いかけろwww
その後、試合終了間際に南アフリカがポストを叩くシュートを放つなどの見せ場はありましたが、試合はそのまま1-1で終了。先制弾&勝点1奪取という、まずまずの結果で、南アフリカは開幕戦を終えたのです。
↓ていうか、GKから一本でポスト当てるって地味にスゴクてワロタwww
FW:「俺のワールドカップ初ゴールが…」
GK:「俺のワールドカップ初アシストが…」
ベンチ:「俺たちのワールドカップ初勝利が…」
つ 南アフリカらしい時間(楽天市場)
日本代表にもこれくらいブブゼラが吹き鳴らされる試合を期待したいものです!