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あきらめたーーーーー!!

「最後まで諦めるな」「諦めるのはまだ早い」「絶対に諦めないぞ」など、戦いつづける勇敢な男たちは多いもの。しかし、僕は思うのです。諦めもまた人生の中で大切なことではないかと。絶対に叶わない夢を見てどうするのか。いや、すでに夢は叶っているのです。二度と目覚めないと思った愛する人が、春の日差しの中でふと目を開け、「今までありがとう」と言ってくれた。それは神の奇跡であり、そこから全回復することなど期待しても詮なきこと。そこで夢は終わりなのです。

春の夢、それは横浜ベイスターズ。

開幕カードを勝ち越し、その後も勝ち星をひとつ積み重ね、累々と築き上げた貯金2。数日に渡って守り通した首位の座。新聞・テレビなどで連呼された「今年の横浜は変わった」という声。それは誇らしい時間でした。しかし、夢はいつか覚めるのです。仲間だと思っていた広島に3タテを食らい、気がつけば借金2の5位。下には開幕カードでやっつけた中日がいるだけで、要するにあの熱戦はいつもの尾位争いだったことも明らかになりました。どうりで、熱いわけです。

しかし、考えてもみてください。「春の椿事」という言葉もあります。かつての横浜は春先だけぽんと走って上位に進出することでおなじみでした。ただ今年は開幕がずれ込んだため、春がすぐ終わっただけなのです。椿事を起こすレベルには到達したということで、今年は十分ではないでしょうか。椿事を繰り返すうちに、優勝という大椿事もやってくるのです。何事も急にうまくはいきませんよね。

さぁ、寝ぼけた目をこすり、現実と向き合いましょう。中日から定位置を奪い返し、独走モードに入りましょう。熱い戦いを繰り広げ、「勝ちに等しい負け」「勝ちに等しい引き分け」などを積み重ねていきましょう。八百長と思われない程度の投壊と逆転しない程度の反撃を。主に相手チームのお客が満足する熱戦を。美酒を味わうのは球場ではなく中華街で。ここからが横浜ベイスターズの本当の意味での開幕です!

ということで、内川聖一選手の実感こもったヒーローインタビューなどから、横浜ベイスターズの開幕についてチェックしていきましょう。



◆あの歓喜から1週間…早くも過ぎ去った横浜ベイスターズブーム!

先週の金曜、横浜はヤクルト戦に勝利し4季ぶりの貯金2を記録。代打金城の逆転3ランには、日本中の野球ファンが興奮したもの。試合後に金城とハイタッチする尾花監督は「どや!」という満面の笑顔でした。思えばこれが幸せの頂点だったのかもしれません。「頂点」までいけばあとは落ちるしかないのです…。

↓翌日の横浜は総力戦で4点差を追いつき、勝ちに等しい引き分け!
ディズニー映画で言えば、ココが「ミッキーが崖からハミ出して空中を歩いている」状態!

数秒後にはビターンです!


そして迎えたビターンの時。ヤクルトとの3回戦では、昨日の反撃ですべてを出し尽くしたかのように打線は沈黙。ここまで全試合で5点以上を奪い、打ち勝ってきたチームがシュンとなりました。「4点差ぐらいなら追いつける」「試合は最後までわからない」「諦めるな」という勘違いを、早めに訂正できたという意味では収穫の大きい試合。

19日からの広島戦では、いまだ浮き足立つ広島に対して本来の横浜野球を展開。1回戦では先発・大家が4回にわずか8球で一挙に5点をくれてやると、尾花監督も「一気に5点は厳しいな」と普通の感想を吐露。中軸打線の沈黙については「そうそう毎日は打てんよ」と擁護し、全体的に「こんなもんだろう」感を演出。

つづく2回戦では、先発高崎が懲りずに好投するも、打線は2安打と自分を完封。1点を先制されたあとの3回裏の攻撃では、先頭吉村四球出塁→調子に乗って盗塁を試み憤死→8番武山四球で出塁→ピッチャー高崎は送れずスリーバント失敗→1番石川四球で出塁→2番渡辺三振、という横浜らしさを発揮し無得点。ポンポーンと2連敗で負け越しを確定。何となくいつも被災地っぽいイメージがある広島に、すべての貯金を義援金として提供し、勢い余って借金生活に突入。

そして注目の3回戦。「広島に3つ負けるわけにはいかない」という男・村田の檄と、そんなもん知るかというチームの空気。この日は打線は8点を奪うも、投手陣も例年の調子を取り戻し11失点。特に終盤に登場して、勝負を決定づけた大沼の存在感は別格。今季の被安打は5試合でわずか4ながら、四死球は5あるという八百長投球術は、西武時代から定評のあるところ。「3点差くらいなら何とかなる」と息巻くチームにトドメを刺した「四球→四球→バント悪送球→犠飛→二塁打」という猛投には、尾花監督も「こんなヤツを抱えて西武は何度も優勝したのか」と驚いたに違いありません。

↓1週間前がウソのように天を仰ぐ尾花監督!
ファン:「上を向いて歩こう」
ファン:「涙がこぼれないように」
ファン:「思い出す春の日 ひとりぼっちの夜…」

見下げてごらんハマの星を…。


↓一方その頃、ビリの中日・落合監督は「いい薬じゃねぇの。最悪10連敗を想定してたんだ」と平然!
見よ、この「最悪でも10連敗で止まるだろう」という絶対的自信!

横浜なら最悪30連敗くらい覚悟する必要アリ!


このように、1週間で例年どおりに復調した横浜ベイスターズ。開幕当初こそ「おや?」と思ったであろうあの人も、「やっぱりな」と確信を深めたもよう。「正直、横浜を出て行く喜びはある」ことでおなじみの内川聖一さんは、ソフトバンクという強豪でプレーし、優勝を目指して戦えることを心底嬉しく思ってしまい、福岡愛が高まってしまったもようで…

↓内川:「ホークスにね移籍してきて、本当によかったなと思います」

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内川:「オイシイとこだけいただきました」
内川:「ハハハ まだまだ始まったばかりですから」
内川:「福岡大好きでーーーーす!!」

何が「横浜のときは借金から始まったいたので」だ!

今年は貯金から始まって、すぐ借金したぞ!



さぁ、今年も全力で借りるぞ!借りて借りて借りまくろう、横浜ベイスターズ!