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アジア、完全制覇!

相手に勝ち、環境に勝ち、己に勝った。日本サッカーの底力、またも見せてくれました。先日のなでしこJAPANによるアジア大会女子サッカー金メダルに続き、男子代表も見事にアジアを制覇。男女揃ってアジア大会初優勝という大快挙。来年のアジアカップ、女子ワールドカップという大きな勝負へ向けて、最高の形で2010年の日本代表を締めくくることができました。

アジア大会の参加各国はU-23+オーバーエイジという制限でのチーム編成。その中で日本は、ロンドン五輪を見据えたU-21チームでのぞみ、Jリーグとの兼ね合いで招集できない有力選手が多数いるという苦しい編成。まだJリーグ入り前の大学生なども含むチームです。決勝戦を含む多くの試合で、劣勢に立たされ、押し込まれる苦しい場面の連続。しかし、「駒不足」「1.5軍」「戦術は永井」といった前評判を覆し、過去にフル代表も成し遂げられなかったアジア大会制覇を達成。逆境を見事に跳ね返しました。

この日はこれまで以上に苛烈を極める超アウェー。単純に決勝戦ということで観客も増えたのでしょう。増えた分はそのまま反日に回るという現地の独特な仕様により、必然勢いを増すブーイング。ボールを持っただけでブーブー言われ、ボールを離してもブーブー言われ、相手がボールを持っているときも日本にブーイングが飛ぶ。こんなメチャクチャなアウェーはなかなか経験できるものではありません。

そんな中でもまったく動じない日本の代表たち。先日のなでしこが敵意をより大きな愛で許す聖母なら、この日の男子代表は敵意を吸収する悪鬼のたたずまい。逆境をむしろ楽しむがごとく、試合終了間際には3連続の選手交代で威風堂々の時間稼ぎ。交代選手たちはありえないほどノロノロダラダラと歩き、ブーイングに快感を覚えるマゾ疑惑すら抱かせました。強い。サッカーがということではなく、人間が。この金メダルを手に、国内・欧州の有力選手に宣戦布告するアジア大会代表。ロンドンへ向けての日本人同士の競争も楽しみになる、素晴らしい戦いぶりでした。

男女合計11戦11勝失点わずかに1。地味にセパタクローでも男子が銅メダルを獲得していますし、アジアの蹴鞠絶対王国は日本であると断言して問題なさそうですね。

ということで、男女アベック金を決めたアジア大会男子サッカー決勝戦について、早速チェックしていきましょう。



◆「みんなオラに敵意を向けてくれ」「みんなの敵意でオラは強くなる!」

何かこう、敵意を向けられるほど、逆境になるほど強くなる気がする日本サッカー。南アフリカワールドカップも四面楚歌の状態でしたし、2004年のアジアカップも超アウェーの戦いでした。いっそ北京五輪でも、カッコつけずにこれくらい敵意剥き出しにしてくれたほうがよかったのかもしれませんね。

この日の決勝もいつも以上にアウェー感満載。しかし、日本の選手はその「大声援」を背に奮闘。これまでの試合と同じく、かなり長い時間相手に主導権を握られ、あわや失点というピンチも作りつつ、紙一重でそれを凌いでいきます。前半24分にはFKからアル・ムサビにヘッドで合わされヒヤッとしますが、GK安藤が落ち着いて胸で弾き出します。さらに前半34分にはゴール前でボールがこぼれ、飛び込んできたアル・アモウディにシュートを撃たれる場面も。

日本はシュートを撃つ機会すらほとんどなく、チャンスらしいチャンスは前半終了間際に永井が右足アウトでオシャレなボレーを放った場面くらい。よく凌いだ。よく耐えた。そんな前半戦。

後半に入ってもUAEの勢いは衰えず。後半開始直後にはUAEのシュートがクロスバーに当たり、跳ね返りがGKの足に当たり、その跳ね返りがまたクロスバーに当たり、その跳ね返りをGKがキャッチするという奇跡のプレーで日本がゴールを守る場面も。

↓何ぞコレwwwwwピンボール男子団体決勝かwwwwwww


どうでもいいけど、すげー弾むなこのボールwww

アラーの神様も「アラー!」と驚く奇跡wwwww


しかし、これだけ押されながらも慌てる感じはない日本。守備でも攻撃でもやれることをしっかりとやり続けることを徹底。相手への早い寄せ、攻撃時の押し上げ、ボールを持った選手へのサポート…かつて岡田武史氏が「ハエのような」と表現した、しつこく諦めない日本のサッカーを展開。しつこく、諦めず、耐えて、凌いで、チャンスをつかむ。それがこの大会全体を貫くテーマでもあるかのような戦いぶりで、耐えて凌いで迎えた後半29分。

↓左サイドのCKから水沼→實藤とつないで、日本先制!


関塚:「………」
関塚:「おおおおおおっ!」
関塚:「イヤッホォォォォォォォ!イェイ!イェイ!」

暇そうなオッサンが突如小躍りしててワロタwww


反日サポーターを沈黙させ、逆に感嘆の声さえ引き出した一撃。スタジアムの空気すら変えて見せた日本代表。ここからは中東のお株を奪うような、ふてぶてしい時間稼ぎタイム。自陣で相手の攻撃を跳ね返しつつ、前線にひとり残った永井がときおり相手ゴールを脅かす。痛んだ選手はゆっくりと回復を図り、交代選手はカタツムリのような歩みで大ブーイングを浴び続ける。この時点で3枚の交代枠を残している謎采配も、牛歩交代のためだったのかとようやく納得。5分にも及んだロスタイムをダラダラと使い切り、牛歩JAPANは1-0逃げ切りに成功したのです。

↓でも試合が終わったら全員すげーダッシュしてるwwwwwww


走れるじゃねぇかよwwwwwwwwww

疲れたフリしやがってwwww汚ねぇなwwwwwww



こりゃ1軍もウカウカしてられないな!ロンドン五輪が楽しみです!