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この相撲一番にて、「土俵ガール!」千秋楽にござりまするー!

毎週火曜、深夜0時すぎ。今週も30分をドブに捨てる時間がやってまいりました。琴光喜野球賭博騒動に揺れた名古屋場所を前に始まった本作も、全10回の放送を無事に消化。時は流れ、いつの間にか秋場所が始まり、琴光喜が相撲協会を訴えるという具合に、世間は流れ流れております。10週間なんて本当にあっという間ですね。一年の5分の1くらいが終わってしまいましたね。人生80年とすれば400分の1が終わってしまいましたね。無・駄・に。

しかし、「土俵ガール!」を見守り、大いに楽しんだこの10週間に悔いはありません。合計してたかだか5時間の無駄遣い。ちょっと二度寝したと思えばいいだけのこと。ましてや、出演者が撮影にかけた時間は5時間では済まないのです。そっちに比べれば僕の無駄遣いなど取るに足らないもの。

僕は毎週、番組を見ながらtwitterで実況を行い、さらにブログで感想を披露し、未見の人にこのドラマを薦めてきました。「他人を巻き添えにしよう」という熱い気持ちで。その甲斐あって、最終回直前にかけては怒涛の盛り上がり。先週の第9回放送では、直前に行われたサッカー日本代表戦の影響などで、首都圏では「土俵ガール!」がいつもより30分遅れて放映されました。その影響なのか、いつも本作を見ない人々が多数視聴してくれたようで、「けいおん!!録画し損ねたぞ!」「何だこの茶番」「死ね!」など、熱い感想が多数聞かれました。グッと盛り上がってきた、いや燃え上がってきたような手応えを感じました。

そして今週の最終回。

テレビの前には多数の人々が最終回を見逃すまいと待機していたもよう。「今週で最終回か…」「終わっちゃイヤだ」「こんな楽しい部が解散してしまうなんて」などと、多くの人が「土俵ガール!」最終回を悲しむつぶやきを残してくれました。ついには「あずにゃーーーん!!」と謎の奇声を上げ、ぶっ壊れてしまう人まで登場。日本中が悲しみを共有したのです。これがソーシャルコミニュケーションならではの、熱い連帯感なのでしょうか。こんな素晴らしい時間を共有できたことを、「土俵ガール!」制作関係者のみなさんと多くの仲間たちに、改めて感謝したいものです。

ということで、ハッピーエンドに涙腺をうるませつつ、14日にTBSで放映された「土俵ガール!」最終回についてチェックしていきましょう。



◆日本相撲協会は、佐々木希さんを本場所に招待すべきだと思います!


大女優・佐々木希誕生の記念碑的作品となった本作。当初は不安定さがあった佐々木希さんの演技も、いまではすっかり安定。ある意味では尻すぼみというか、予想を上にも下にも回らない感じにおさまっています。それは寂しくもありますが、同時に未来に向かっての大きな一歩。

この上達で、今まで二の足を踏んでいた各局プロデューサーが「佐々木希でいいじゃん」と起用を決断しやすくなりました。テレビでヒット作が生まれれば劇場版が制作されるのは当然の流れ。やがてはその劇場版が海外に持ち出され、うっかり賞など取ってしまい、ハリウッド進出的なことになるかもしれません。その暁には、芸術的場面での乳首くらい出るかもしれませんね。楽しみです。

夢をつかむためには、誰かが犠牲にならなければならないもの。練習ではなく、実戦でこそ人間は成長するのです。ルーキーの下手糞さに目をつむる「誰か」が必要なのです。その意味で、「土俵ガール!」の制作者・視聴者は「佐々木希はワシが育てた」と胸を張ってよいでしょう。

<最終回あらすじ>

ついにやってきた相撲県大会。部の存続をかけて注連縄高校相撲部の面々も気合十分。しかし、光(佐々木希)は浮かない表情。何と、県大会が行われる日からパリに出発するようにと、モデル事務所の社長に申し渡されていたのだ。夢の実現のため、パリ行きを決意した光。「私なんかいなくても大丈夫だよ」と、光は手紙だけを残して旅立つつもりだったのだが…。

光がいない相撲部はどうなる?県大会の結果は?

もう伏線の回収に終始したという印象ですが、光は出発を1日ずらし県大会に参加、相撲部は決勝まで進出し廃部を免れます。いわゆるハッピーエンドです。


いやー、よかった。とにかくハッピーエンドで。若干の相撲嫌い・デブ嫌い感を漂わせる本作のクレイジー脚本なら、最悪の展開も十分ありえたところ。「練習の甲斐なく相撲部は惨敗。部は廃部となりみんなチリヂリとなる。光はモデルとしても成功できず、相撲を嫌悪したまま“すき家”でバイトを始める」なんて話にされたんじゃ、こっちの寝覚めも悪いですよね。

とうことで、すべてが丸くおさまった最終回の見どころ。

<最終回の見逃せないポイント>

●佐々木希さんの一本筋が通った力士調名演技

●若手俳優陣の乳首・生尻・汗まみれのセクシーショット

●ついにパリ行きを決意した光に、モデル事務所の社長は4日後のパリ行きを命じる。しかし、その日は相撲県大会の日。どうする光!?

●「相撲部のみなさんへ」と光は手紙を書き、父・強(宇梶剛士)に託す

●「大丈夫だよ、私なんかいなくても」

●そんな光を救うべく、歩くご都合主義・田中島悟(忍成修吾)が奮起。かつて光の家に押し寄せた借金取りを、「実家が金貸しのオーナーだった」というトンデモない後づけ設定でチャラにした男が、本気を出した!

●田中島はモデル事務所を訪れると、出発を1日ずらすよう直談判を開始

●モデル事務所の社長:「何言ってるの!?」

●視聴者:「何言ってるの!?」

●田中島:「光さんがいないとダメなんですよ…あいつらも、俺も」

●視聴者:「何言ってるの!?」

●そんな交渉の最中、光のことを案じながら自宅で「すき家」の牛丼を食す父・強。最終回も宣伝ご苦労さまであります

●結局、何やかんやで交渉成立し、光のパリ行きは1日ずらされることに。さっき書いた相撲部への手紙は、中身がわからないままグシャグシャにされる

●そして始まった相撲県大会。女子個人戦では花子(赤井沙希)が大活躍。何と決勝まで駒を進める

●ちなみに、女子個人戦の参加選手は6名

●少ねっ!

●決勝の対戦相手は本気のデブ。しかし、花子はもろ差しからの下手投げで勝利。まさかの優勝を果たす

●てーことは、「県大会で優勝できなければ廃部」という条件はクリアしたのではないか?女子個人戦じゃダメなんて、誰も言ってないよね?

●そして、男子団体戦も開始。注連縄高校は順調に勝ち上がり、決勝進出を果たす

●ちなみに、男子団体戦の参加校は10校

●微妙に多っ!

●決勝を前に、支度部屋ではみな緊張の面持ち。デブも「お腹痛くなってきました」などといっちょまえに弱音を吐く

●そんな連中を奮起させるため、いつの間にか関係者ヅラしている田中島(←卓球部はどうしたんだよ)は、光のパリ行きをリーク

●光:「実は私、明日からパリに行くことにしました。何でパリ行きを決意したかわかる?アンタたちに負けたくないから。頑張って、どんどん成長していくアンタたちを見て、私も負けたくないと思った。頑張りたいと思った。だからパリに行くことにしたの。今日アンタたちに絶対勝ってもらわないと困るの。アンタたちは私の最高のライバルなんだから!私のためにも、絶対に勝ちなさい!」

●「俺、絶対に勝ちます」「僕も勝ちマス」「俺も」「僕も」「勝って最高の結果残しゃいいんだろ!」

●「みんなと相撲ができてよかった…注連縄ーファイト!おー!」

●そんな感動の場面でカバーアルバムの宣伝のため無理やり流れるコブクロの「三日月」(絢香)

●迎えた決勝戦。対戦相手は昨年優勝の綱取高校(貴乃花が校長を演じた相撲の名門校)

●広崎(古原靖久)が勝ち、ナルオ(秋元龍太朗)が負け、サトヤン(安藤龍)が勝ち、デブ(西洋亮)が負け、勝負は詠介(中村倫也)に託される

●しかし、合間にはサトヤンの名前を審判が噛むという余計なくだりも

●また、デブが真剣に相撲を取るという暑苦しい場面も

●最終戦の相手は昨年優勝の黒川。何やかんやで3回もこのドラマに出演してしまった準レギュラー

●黒川:「やるじゃないですか。まさか本当に決勝戦までくるとは思ってなかったですよ」

●白熱する戦い。親方も「詠介ーーーーー!!」と檄を飛ばす

●が、詠介は敗れる

●このドラマ、最後はいっつも負けてる。スッキリしねぇ脚本だなオイ

●帰宅後、自宅の道場でたそがれる親方。相撲部のみんなと過ごした思い出を回想する

●しかし、「すき家」で牛丼をおごった場面を振り返るという余計なくだりも

●そこに乱入してくる部員たち。何と今日から来年に向けて練習を開始するという(←コイツら2年生だったのか…)

●決勝まで進んだことで、教頭が「あと1年ようすを見よう」と期間限定で部の存続を認めたのだ(←セコイ学校だな。部活動くらい好きにやらせろよ…)

●さらに、顧問には田中島が就任(←卓球部の顧問はどうするんだよ…)

●いつの日か再会することを願って「戻ってきてくれますよね親方」と呼びかける部員たち

●光は「当然よ、だってアタシ、相撲好きだもん!」と答え、ついに第1話からの裏テーマであった「相撲嫌い」を克服する

●もっとも、その道場は光の実家なんだから、いつかは戻ってくるだろうけどな

●詠介は、子どものころ光にサインをもらった手ぬぐいに、みんなの寄せ書きを入れて光に贈る。詠介が光から卒業し、一人前の男になった瞬間なのであった…

●光は惜別の四股

●旅立つ光に父・強は「これ持ってけ」と、すき家の牛丼を渡す

●機内で「すき家」!?

●勘弁してくれよ…におうだろ…

●さらに、第1話で燃やした子ども相撲優勝の賞状の燃え残りを渡す

●手荷物増やすなwww

●旅立つ光、稽古に励む部員、相変わらず働かない親父…それぞれの戦いはこれからも続いていく!完!

1←シメは佐々木希さんの「どすこい」ポーズ!

何となく手の関節がオカシイな…。どっから生えてるんだろう…。



ということで感動の大団円を迎えた「土俵ガール!」。これからの火曜深夜が退屈になるかと思うと、僕も寂しさを禁じえません。しかし、ご安心ください。12月には待望のDVD-BOXが発売されます。さらにさらに、終幕のカットでいつもなら「I LOVE 相撲」と表示される部分が、「またね」という文字に置き換わっていました。つまり、これは「土俵ガール!2日目」制作開始のサイン。

光が旅立ったパリという場所も、大相撲巡業が開催されるなど相撲と縁深い地。現地の相撲部を光が立て直すなど、新たな展開での「土俵ガール!」第2期が、いつの日か見られることでしょう。その日を楽しみに待とうではありませんか。


2期では、今度こそまわし姿の佐々木希さんが見られるよう期待しています!