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2010年09月26日10:35
リトルなでしこ、見事な戦いでした!
「リトルなでしこ」という甘美なその響き。17歳以下、サッカー女子日本代表。彼女たちが大きな大きな仕事をやってのけました。FIFAが行う世界大会、あらゆるカテゴリーを通じて1999年ワールドユース以来の決勝進出。決勝ではPK戦までもつれる死闘の末に惜しくも敗れましたが、その戦いは「世界一」に値する、美しく・たくましく・華麗なものでした。誇らしい日本の少女たちでした。
日本時間午前7時。遠くトリニダード・トバゴからの衛星中継。テレビの前で待機する多くのファン。準決勝に北朝鮮を含めたアジアの3チームが残る「アジアの大会」となった今回。決勝の対戦相手はアジア王者・韓国。勝ちたい、負けられない一戦。もはやいやらしい気持ちなど微塵もありません。「U-17ということは全員女子高生…ゴクリ」「リトルVSジュニア」「なでなで…しこしこ…」などというふざけた気持ちをかき消していく緊張感と期待感。
その期待すら上回るほどに躍動するなでしこたち。まず技術が素晴らしい。正確なトラップ、ワンタッチで相手のプレッシャーをいなすボールコントロール、枠を的確にとらえるシュートは「世界一」に値するもの。加えて賢い。攻守の切り替えの早さ、豊富かつ効果的な運動量、両翼広くピッチを俯瞰するかのような視野の広さ、試合のポイント・流れを素早くつかむ知性は、全員が小野伸二や遠藤保仁であるかのよう。そして、気持ちが強い。これがFIFA世界大会の決勝と知らないのかと思うほど、大胆に冷静にプレーするそのメンタルは、頼もしささえ感じました。
試合展開こそ取っては取られるシーソーゲームでしたが、彼女たちのプレーはまったく危なげなく、最後までゲームを支配しつづけました。どうしても日本のファンは日本びいきで見てしまいますが、そのぶんを割り引いても「世界一」にふさわしいチームだったのでは。ついてこなかったのは結果だけ。何を恥じることも、何を悔やむこともありません。堂々と胸を張って帰ってきてください。
お疲れ様リトルなでしこ、ありがとうリトルなでしこ!
キミたちが「世界一」だ!
ということで、僕らの妹たちが世界のハートをキャッチした「FIFA U-17女子ワールドカップ決勝」のもようを、早速チェックしていきましょう。
◆僕のアイドル8番・田中陽子ちゃんのヨウは太陽の陽です!
アジアのライバル対決となった決勝戦。韓国は大会得点王を狙うヨ・ミンジを擁し、激しい打ち合いを制してきた攻めのチーム。一方日本も、大会緒戦こそ敗れるも、その後は大勝を重ねるなど、チカラでゴールを奪って勝ち抜いてきたチーム。準決勝では世界に「マラドーナのようだ」と評された、横山久美の5人抜きゴールが飛び出すなど、自らこじ開けた決勝への扉。激しい戦いが予感されます。
↓ちなみに、準決勝の相手・北朝鮮は試合後の握手を拒否するなど火花バチバチ!
おーっ、怖っ!
そんな態度悪い娘は、チリの炭鉱に送るぞ!
↓ちなみに、決勝の相手・韓国は宿舎にあるパソコンの壁紙を「日本選手の画像」から「韓国選手の画像」に変更するなど、マウスとキーボードから火花バチバチ!
日韓壁紙戦争wwwwwwwwwwwww
試合前にはブラッターFIFA会長、田嶋幸三JFA副会長に加え、あのデビッド・ベッカムがゲストとして登場。選手たちとガッチリ握手し、健闘を祈ります。思わぬゲストの登場に頬を赤く染める選手たち。韓国の選手にいたっては、ベンチで「キャーッ!ベッカムよ!」「私握手しちゃった!」「田嶋は左手、ベッカムは右手、左手だけ洗うわ!」的な会話に花が咲くようすを、国際映像に抜かれてしまったほど。
そして始まった試合は、激しい点の取り合い。前半6分に韓国の中盤・李にミドルシュート一発で点を奪われるも、日本も11分にすかさず猶本光のゴールで同点にとし、さらに17分には中盤のアイドル・田中陽子が逆転のミドルを叩き込みます。女子ゆえにGKの頭上などどうしてもカバーできない範囲があるわけですが、韓国はそこにズドンとシュートが決まり、日本は決定力は及ばないながらも全員が意図・狙いをもってそこを狙っていくというミドルシュート合戦となります。
↓田中陽子ちゃんにミドルぶち込まれたいわー!
そして、お返しに何かをぶち込みたい!
試合自体は日本のペース。細かいボールタッチの巧みさで上回り、組織という面でも日本が上。相手のボールのおさまり所を出足の早いチェックでつぶし、ハーフコートマッチに近いレベルでボールを支配。攻撃では3トップで左右に広がるFW陣が、ドリブルで積極的に相手守備を切り崩していき、数多くのチャンスを作ります。
しかし、チャンスの数・ポゼッションの率と、ゴールの数が比例しないのはサッカーの常。前半終了間際、日本がゴールからやや遠い位置で与えたFKが直接決まるという嫌な展開。試合内容とは裏腹に、同点で試合を折り返すことになります。
後半に入っても、撃ち合いの様相は変わらず。日本は57分に左サイドをえぐった横山久美の折り返しから加藤千佳が決めて再びの勝ち越し。しかし、U-17女子が男子と同じサイズのコートで同じ時間を戦うのですから時間とともに足は止まり、集中も乱れていくのは当然。迎えた79分、またも韓国に素晴らしいミドルを決められ、試合は三度振り出しに。世界一の行方は延長戦に託されます。
男子でも疲労は隠せないであろう、高温多湿の中での延長戦。それでも日本のなでしこたちは、元気を振り絞って戦います。全員で組んだ円陣、その中にはキラリと光る少女たちの笑顔。その凛とした表情には、大きなお友達も「プリキュア見てる場合じゃねぇ!」と、心を鷲づかみされていきます。息は上がり、足はもつれ、こぼれたボールを追いかける足取りも重くなる。頑張れ、頑張れ、もうそれしか言葉が出てこない死闘。日本は韓国の倍以上ともなる実に37本のシュートを放ち、そのうち枠内に20本をぶち込み韓国を圧倒。本当に、韓国の半分偶然のミドルが3本出てしまっただけ、と言いたくなるほど試合を支配していました。しかし120分の猛攻でも決着をつけることはできず、、試合はついにPK戦へともつれ込んだのです。
ここからは栄光の勝者が選ばれるのではなく、悲劇の敗者を決めるだけの抽選会。うら若き乙女たちに120分を走らせ、残酷なハズレクジを引かせあう。結果は日本が敗者となりましたが、それは時の運以外の何者でもありません。ただその肩を抱きしめ、世界一に値する戦いぶりを褒めてあげたいものです。
↓ハズレクジ抽選会の結果、日本は銀メダルを獲得!
泣くな平尾!泣くななでしこ!キミたちは美しかった!
よしよし、あとで僕の胸に哀しみを捨てに来なさい!
↓リトルなでしこのキラキラしたプレーが光る決勝戦得点シーン動画
W杯ベスト16、香川大活躍、リトルなでしこ準優勝!日本の未来は明るいな!
「リトルなでしこ」という甘美なその響き。17歳以下、サッカー女子日本代表。彼女たちが大きな大きな仕事をやってのけました。FIFAが行う世界大会、あらゆるカテゴリーを通じて1999年ワールドユース以来の決勝進出。決勝ではPK戦までもつれる死闘の末に惜しくも敗れましたが、その戦いは「世界一」に値する、美しく・たくましく・華麗なものでした。誇らしい日本の少女たちでした。
日本時間午前7時。遠くトリニダード・トバゴからの衛星中継。テレビの前で待機する多くのファン。準決勝に北朝鮮を含めたアジアの3チームが残る「アジアの大会」となった今回。決勝の対戦相手はアジア王者・韓国。勝ちたい、負けられない一戦。もはやいやらしい気持ちなど微塵もありません。「U-17ということは全員女子高生…ゴクリ」「リトルVSジュニア」「なでなで…しこしこ…」などというふざけた気持ちをかき消していく緊張感と期待感。
その期待すら上回るほどに躍動するなでしこたち。まず技術が素晴らしい。正確なトラップ、ワンタッチで相手のプレッシャーをいなすボールコントロール、枠を的確にとらえるシュートは「世界一」に値するもの。加えて賢い。攻守の切り替えの早さ、豊富かつ効果的な運動量、両翼広くピッチを俯瞰するかのような視野の広さ、試合のポイント・流れを素早くつかむ知性は、全員が小野伸二や遠藤保仁であるかのよう。そして、気持ちが強い。これがFIFA世界大会の決勝と知らないのかと思うほど、大胆に冷静にプレーするそのメンタルは、頼もしささえ感じました。
試合展開こそ取っては取られるシーソーゲームでしたが、彼女たちのプレーはまったく危なげなく、最後までゲームを支配しつづけました。どうしても日本のファンは日本びいきで見てしまいますが、そのぶんを割り引いても「世界一」にふさわしいチームだったのでは。ついてこなかったのは結果だけ。何を恥じることも、何を悔やむこともありません。堂々と胸を張って帰ってきてください。
お疲れ様リトルなでしこ、ありがとうリトルなでしこ!
キミたちが「世界一」だ!
ということで、僕らの妹たちが世界のハートをキャッチした「FIFA U-17女子ワールドカップ決勝」のもようを、早速チェックしていきましょう。
◆僕のアイドル8番・田中陽子ちゃんのヨウは太陽の陽です!
アジアのライバル対決となった決勝戦。韓国は大会得点王を狙うヨ・ミンジを擁し、激しい打ち合いを制してきた攻めのチーム。一方日本も、大会緒戦こそ敗れるも、その後は大勝を重ねるなど、チカラでゴールを奪って勝ち抜いてきたチーム。準決勝では世界に「マラドーナのようだ」と評された、横山久美の5人抜きゴールが飛び出すなど、自らこじ開けた決勝への扉。激しい戦いが予感されます。
↓ちなみに、準決勝の相手・北朝鮮は試合後の握手を拒否するなど火花バチバチ!
おーっ、怖っ!
そんな態度悪い娘は、チリの炭鉱に送るぞ!
↓ちなみに、決勝の相手・韓国は宿舎にあるパソコンの壁紙を「日本選手の画像」から「韓国選手の画像」に変更するなど、マウスとキーボードから火花バチバチ!
ホテル内で選手たちが共同で使用するパソコンをめぐっても、微妙な駆け引きが展開されている。韓国選手団は、一部のパソコンでデスクトップの壁紙が日本チームの写真になっていたため、韓国の試合を映した写真に変更した。だが、何時間もしないうちに、韓国チームの写真はすべて、日本チームの写真に代わっていた。バカだコイツらwwwwwwwwwwww
サッカーU17W杯:韓日女子、決勝前に早くも神経戦 | Chosun Online | 朝鮮日報
日韓壁紙戦争wwwwwwwwwwwww
試合前にはブラッターFIFA会長、田嶋幸三JFA副会長に加え、あのデビッド・ベッカムがゲストとして登場。選手たちとガッチリ握手し、健闘を祈ります。思わぬゲストの登場に頬を赤く染める選手たち。韓国の選手にいたっては、ベンチで「キャーッ!ベッカムよ!」「私握手しちゃった!」「田嶋は左手、ベッカムは右手、左手だけ洗うわ!」的な会話に花が咲くようすを、国際映像に抜かれてしまったほど。
そして始まった試合は、激しい点の取り合い。前半6分に韓国の中盤・李にミドルシュート一発で点を奪われるも、日本も11分にすかさず猶本光のゴールで同点にとし、さらに17分には中盤のアイドル・田中陽子が逆転のミドルを叩き込みます。女子ゆえにGKの頭上などどうしてもカバーできない範囲があるわけですが、韓国はそこにズドンとシュートが決まり、日本は決定力は及ばないながらも全員が意図・狙いをもってそこを狙っていくというミドルシュート合戦となります。
↓田中陽子ちゃんにミドルぶち込まれたいわー!
そして、お返しに何かをぶち込みたい!
試合自体は日本のペース。細かいボールタッチの巧みさで上回り、組織という面でも日本が上。相手のボールのおさまり所を出足の早いチェックでつぶし、ハーフコートマッチに近いレベルでボールを支配。攻撃では3トップで左右に広がるFW陣が、ドリブルで積極的に相手守備を切り崩していき、数多くのチャンスを作ります。
しかし、チャンスの数・ポゼッションの率と、ゴールの数が比例しないのはサッカーの常。前半終了間際、日本がゴールからやや遠い位置で与えたFKが直接決まるという嫌な展開。試合内容とは裏腹に、同点で試合を折り返すことになります。
後半に入っても、撃ち合いの様相は変わらず。日本は57分に左サイドをえぐった横山久美の折り返しから加藤千佳が決めて再びの勝ち越し。しかし、U-17女子が男子と同じサイズのコートで同じ時間を戦うのですから時間とともに足は止まり、集中も乱れていくのは当然。迎えた79分、またも韓国に素晴らしいミドルを決められ、試合は三度振り出しに。世界一の行方は延長戦に託されます。
男子でも疲労は隠せないであろう、高温多湿の中での延長戦。それでも日本のなでしこたちは、元気を振り絞って戦います。全員で組んだ円陣、その中にはキラリと光る少女たちの笑顔。その凛とした表情には、大きなお友達も「プリキュア見てる場合じゃねぇ!」と、心を鷲づかみされていきます。息は上がり、足はもつれ、こぼれたボールを追いかける足取りも重くなる。頑張れ、頑張れ、もうそれしか言葉が出てこない死闘。日本は韓国の倍以上ともなる実に37本のシュートを放ち、そのうち枠内に20本をぶち込み韓国を圧倒。本当に、韓国の半分偶然のミドルが3本出てしまっただけ、と言いたくなるほど試合を支配していました。しかし120分の猛攻でも決着をつけることはできず、、試合はついにPK戦へともつれ込んだのです。
ここからは栄光の勝者が選ばれるのではなく、悲劇の敗者を決めるだけの抽選会。うら若き乙女たちに120分を走らせ、残酷なハズレクジを引かせあう。結果は日本が敗者となりましたが、それは時の運以外の何者でもありません。ただその肩を抱きしめ、世界一に値する戦いぶりを褒めてあげたいものです。
↓ハズレクジ抽選会の結果、日本は銀メダルを獲得!
泣くな平尾!泣くななでしこ!キミたちは美しかった!
よしよし、あとで僕の胸に哀しみを捨てに来なさい!
↓リトルなでしこのキラキラしたプレーが光る決勝戦得点シーン動画
W杯ベスト16、香川大活躍、リトルなでしこ準優勝!日本の未来は明るいな!
PK戦は残酷ですね。
にしても、すごいですねこの世代は。