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2010年11月28日12:22
ストーブリーグの主役はイワクマじゃない、ヨコハマだ!
例年になく活況を見せるプロ野球移籍市場。FA宣言した大物からポスティングでメジャーを目指す若人まで、来季へ活発な動きを見せています。特に注目を集めたのはポスティングで入札がありながら交渉決裂の様相を呈する岩隈久志関連の動き。明らかに岩隈売却資金をあてこんで、星野一味(推定3億)・岩村(推定3億)・松井稼(推定4億)を買ってしまった楽天球団。帰ってきた岩隈の年俸3億の負担も加わり、すでに大赤字は確定的。楽天市場で岩隈が売却される日も遠くはなさそうです。
そんな中、本来の主役もケツにストーブの火を点けて奮闘中。
「●●●マ」「売ろうとしたけど売れなかった」「大赤字」という点で岩隈さんとも共通点のあるその球団とは、もちろん横浜ベイスターズ。まだポストシーズンを戦っている球団があるうちから球団売却の動きを開始。FA市場には内川聖一という大物を供給。毎年20億の赤字だけど選手を獲らないとどうしようもない戦力。ストーブリーグはまさに横浜の「本番」といったところ。
ところが、肝心の選手たちの反応は今ひとつ。岩隈久志は「3億では嫌だが、金の問題ではない」とメジャーへの憧れを語り、西岡剛のメジャー行きにあたってはロッテ球団が「極端な話、入札額は1ドルでもいい」と言い放つ昨今。何故「横浜に行けるならタダでもいい」という選手はひとりとして出てこないのか。逆に何故、どれだけ金を積まれても出ていきそうな雰囲気を醸し出す主力がいるのか。
「厳しい環境で自分の力を試したい」という言葉が一番しっくりくるのは、横浜でしょうに。「這い上がる」という言葉が一番しっくりくるのは、横浜でしょうに。「マイナーからでも構わない」なら、「横浜経由マイナーから」でも大した違いじゃないでしょうに。要するに金の問題だというならまだ納得もできますが、「金はそこそこ出している」という横浜の実態。ハッキリ言って僕には理解不能。AKB48もSDN48もSKE48も全部秋元康プロデュースなのに「SKEは絶対イヤだ」と言うような、単なるワガママにしか思えないのです。
来季のプロ野球、日本の野球文化を盛り上げるためには横浜の躍進は欠かせない要素。そのあたりの自覚を各員に持っていただき、「相手がなければ野球はできない」ということをご理解願いたいものです。
ということで、岩隈より状況が芳しくない横浜のストーブリーグについて、最近の動きをチェックしていきましょう。
◆状元楼で3万円のメシを食い逃げされるなどFA市場は横浜に冷たい!
大赤字だのハマスタが暴利だのと言われてはいますが、横浜はこと「金」に関してはソコソコの球団。3割ちょいちょいの選手に4年契約10億円を提示するなど、ケチな球団にできる決断ではありません。アスレチックスとは違うのです、アスレチックスとは。
↓豪雨災害の奄美市にも義援金100万円を贈ったぞ!
横浜:「島民の方々に元気をあげたい」
横浜:「お互い捲土重来だよね」
奄美:「横浜、無理すんな」
横浜の優勝と、奄美の復興どっちが早いか!?
常夏の奄美で互いの傷を舐め合った秋季キャンプ。球団売却話の影響で宙に浮いていた首脳陣の人事もようやく決定。尾花体制で2年目の正直を狙うことになりました。
しかし、そのへんの話を先に決める段取りの都合上、どうしても選手への話は後回しになりがち。FA宣言が濃厚と見られていた内川との交渉は後手後手に回り、内川からは「球団からアプローチがない」「この状況で他球団から話を聞いたら一気に気持ちが傾くかも」「こんな思いをしなくちゃならないようなことは、やってきていないはずなのに」などの文句も飛び出す始末。腐った女子大生の恋愛駆け引きみたいなことを言い出す内川との交渉は、早くも難航し始めたのです。
↓そして、内川はFA解禁初日にそそくさとFA宣言!
横浜:「コレ、やるだけ無理だね」
横浜:「出てく気マンマンだもんな」
横浜:「人的補償リストの精査を始めるぞ!」
↓一方、もうひとりのFA資格保有男・村田は家族会議の末、1年残留を決断!
横浜:「(どうせ1年で出ていくんだろうが)期待している」
横浜:「(どうせ1年で出ていくんだろうが)チームをまとめてほしい」
横浜:「(どうせ1年で出ていくんだろうが)一緒に頑張ろう」
↓ちなみに、何故かFAしちゃった金城はどこからも声がかからず残留の見通し!
横浜:「手間かけさせやがって」
横浜:「こねーよ、オファー」
横浜:「ウチも契約するとは言ってない」
かくしてFA市場の目玉となった内川にはオファーが殺到。ドラフトでソデにされ、過去に一度もFA参戦したことがない広島は3年6億+出来高の「広島としては」破格の条件を提示。王会長まで担ぎ出したソフトバンクは、交渉の席を設ける以前に何故か内川サイドから「好感触」が漏れ聞こえる状況。ダルビッシュの離婚問題くらい、横浜との別れは決定的な情勢となりました。
しかし、横浜とて手をこまねいているわけではありません。逃げる神あればハマる神あり。FA市場に参入し、新たな戦力確保に乗り出したのです。補強ポイントはズバリ捕手。この10年で谷繁・相川・鶴岡と他球団に捕手を供給してきた捕手王国・横浜が、ついに他球団から買うことを決意したのです。ターゲットは西武からFA宣言した細川。ソコソコの打撃とソコソコの経験を持つソコソコの捕手です。横浜はこの大物を逃すまいと大接待攻勢を敢行。中華街の高級店・状元楼で特上フカヒレなど11品・約3万円の豪華ディナーをゴチソウしたのです。
↓細川口説き落としメニューは上海ガニなど贅を尽くした逸品!
※残念ながら、誠意は伝わらず細川はソフバン入りを即決しました。
↓ついに尾花監督は頭を丸めてファンにお詫び!
村田:「おかしな髪型はやめる、という気持ち」
森本:「僕へのラブコールと見た(行かないけど)」
内川:「みんなヒマですね」
とまぁ、このように惨憺たる有様。どこからもオファーがこないときに仕方なく入団するチーム、という横浜の立ち位置が鮮明になるばかりのFA市場。金にケチなわけでもなく、在京セ・リーグという憧れの環境、地域癒着の市民球団という新鮮な響き。どれを取っても横浜の入団を後押しする条件ばかり。結局は己の力でチームを強くする自信などなく、他力本願で優勝したい輩ばかりなのでしょう。日本の球界は。毎年ブッちぎりのビリでもマリナーズ一筋のイチローさんを、少しは見習ってもらいたいものですね。
↓そんな中でも引き続き奄美に義援金を贈る温かい球団・横浜ベイスターズ、ガンバレ!
奄美:「横浜、無理すんな」
奄美:「横浜、涙拭けよ」
奄美:「横浜、生きろ」
何か、このようすだとトライアウトで声をかけても入団拒否されそうな悪寒!
例年になく活況を見せるプロ野球移籍市場。FA宣言した大物からポスティングでメジャーを目指す若人まで、来季へ活発な動きを見せています。特に注目を集めたのはポスティングで入札がありながら交渉決裂の様相を呈する岩隈久志関連の動き。明らかに岩隈売却資金をあてこんで、星野一味(推定3億)・岩村(推定3億)・松井稼(推定4億)を買ってしまった楽天球団。帰ってきた岩隈の年俸3億の負担も加わり、すでに大赤字は確定的。楽天市場で岩隈が売却される日も遠くはなさそうです。
そんな中、本来の主役もケツにストーブの火を点けて奮闘中。
「●●●マ」「売ろうとしたけど売れなかった」「大赤字」という点で岩隈さんとも共通点のあるその球団とは、もちろん横浜ベイスターズ。まだポストシーズンを戦っている球団があるうちから球団売却の動きを開始。FA市場には内川聖一という大物を供給。毎年20億の赤字だけど選手を獲らないとどうしようもない戦力。ストーブリーグはまさに横浜の「本番」といったところ。
ところが、肝心の選手たちの反応は今ひとつ。岩隈久志は「3億では嫌だが、金の問題ではない」とメジャーへの憧れを語り、西岡剛のメジャー行きにあたってはロッテ球団が「極端な話、入札額は1ドルでもいい」と言い放つ昨今。何故「横浜に行けるならタダでもいい」という選手はひとりとして出てこないのか。逆に何故、どれだけ金を積まれても出ていきそうな雰囲気を醸し出す主力がいるのか。
「厳しい環境で自分の力を試したい」という言葉が一番しっくりくるのは、横浜でしょうに。「這い上がる」という言葉が一番しっくりくるのは、横浜でしょうに。「マイナーからでも構わない」なら、「横浜経由マイナーから」でも大した違いじゃないでしょうに。要するに金の問題だというならまだ納得もできますが、「金はそこそこ出している」という横浜の実態。ハッキリ言って僕には理解不能。AKB48もSDN48もSKE48も全部秋元康プロデュースなのに「SKEは絶対イヤだ」と言うような、単なるワガママにしか思えないのです。
来季のプロ野球、日本の野球文化を盛り上げるためには横浜の躍進は欠かせない要素。そのあたりの自覚を各員に持っていただき、「相手がなければ野球はできない」ということをご理解願いたいものです。
ということで、岩隈より状況が芳しくない横浜のストーブリーグについて、最近の動きをチェックしていきましょう。
◆状元楼で3万円のメシを食い逃げされるなどFA市場は横浜に冷たい!
大赤字だのハマスタが暴利だのと言われてはいますが、横浜はこと「金」に関してはソコソコの球団。3割ちょいちょいの選手に4年契約10億円を提示するなど、ケチな球団にできる決断ではありません。アスレチックスとは違うのです、アスレチックスとは。
↓豪雨災害の奄美市にも義援金100万円を贈ったぞ!
横浜:「島民の方々に元気をあげたい」
横浜:「お互い捲土重来だよね」
奄美:「横浜、無理すんな」
横浜の優勝と、奄美の復興どっちが早いか!?
常夏の奄美で互いの傷を舐め合った秋季キャンプ。球団売却話の影響で宙に浮いていた首脳陣の人事もようやく決定。尾花体制で2年目の正直を狙うことになりました。
しかし、そのへんの話を先に決める段取りの都合上、どうしても選手への話は後回しになりがち。FA宣言が濃厚と見られていた内川との交渉は後手後手に回り、内川からは「球団からアプローチがない」「この状況で他球団から話を聞いたら一気に気持ちが傾くかも」「こんな思いをしなくちゃならないようなことは、やってきていないはずなのに」などの文句も飛び出す始末。腐った女子大生の恋愛駆け引きみたいなことを言い出す内川との交渉は、早くも難航し始めたのです。
↓そして、内川はFA解禁初日にそそくさとFA宣言!
横浜:「コレ、やるだけ無理だね」
横浜:「出てく気マンマンだもんな」
横浜:「人的補償リストの精査を始めるぞ!」
↓一方、もうひとりのFA資格保有男・村田は家族会議の末、1年残留を決断!
横浜:「(どうせ1年で出ていくんだろうが)期待している」
横浜:「(どうせ1年で出ていくんだろうが)チームをまとめてほしい」
横浜:「(どうせ1年で出ていくんだろうが)一緒に頑張ろう」
↓ちなみに、何故かFAしちゃった金城はどこからも声がかからず残留の見通し!
横浜:「手間かけさせやがって」
横浜:「こねーよ、オファー」
横浜:「ウチも契約するとは言ってない」
かくしてFA市場の目玉となった内川にはオファーが殺到。ドラフトでソデにされ、過去に一度もFA参戦したことがない広島は3年6億+出来高の「広島としては」破格の条件を提示。王会長まで担ぎ出したソフトバンクは、交渉の席を設ける以前に何故か内川サイドから「好感触」が漏れ聞こえる状況。ダルビッシュの離婚問題くらい、横浜との別れは決定的な情勢となりました。
しかし、横浜とて手をこまねいているわけではありません。逃げる神あればハマる神あり。FA市場に参入し、新たな戦力確保に乗り出したのです。補強ポイントはズバリ捕手。この10年で谷繁・相川・鶴岡と他球団に捕手を供給してきた捕手王国・横浜が、ついに他球団から買うことを決意したのです。ターゲットは西武からFA宣言した細川。ソコソコの打撃とソコソコの経験を持つソコソコの捕手です。横浜はこの大物を逃すまいと大接待攻勢を敢行。中華街の高級店・状元楼で特上フカヒレなど11品・約3万円の豪華ディナーをゴチソウしたのです。
↓細川口説き落としメニューは上海ガニなど贅を尽くした逸品!
※残念ながら、誠意は伝わらず細川はソフバン入りを即決しました。
↓ついに尾花監督は頭を丸めてファンにお詫び!
村田:「おかしな髪型はやめる、という気持ち」
森本:「僕へのラブコールと見た(行かないけど)」
内川:「みんなヒマですね」
とまぁ、このように惨憺たる有様。どこからもオファーがこないときに仕方なく入団するチーム、という横浜の立ち位置が鮮明になるばかりのFA市場。金にケチなわけでもなく、在京セ・リーグという憧れの環境、地域癒着の市民球団という新鮮な響き。どれを取っても横浜の入団を後押しする条件ばかり。結局は己の力でチームを強くする自信などなく、他力本願で優勝したい輩ばかりなのでしょう。日本の球界は。毎年ブッちぎりのビリでもマリナーズ一筋のイチローさんを、少しは見習ってもらいたいものですね。
↓そんな中でも引き続き奄美に義援金を贈る温かい球団・横浜ベイスターズ、ガンバレ!
奄美:「横浜、無理すんな」
奄美:「横浜、涙拭けよ」
奄美:「横浜、生きろ」
何か、このようすだとトライアウトで声をかけても入団拒否されそうな悪寒!