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2011年02月03日12:27
大相撲の伝統を正しく継承しましょう!
角界を激震させた八百長メール問題。野球賭博問題の捜査を進める中で、十両千代白鵬と元前頭春日錦の竹縄親方の携帯電話から八百長の打ち合わせをしたと見られるメールが発覚。芋づる式に力士・親方13人の名前があがるという事態に発展。千代白鵬ら3人の力士は八百長を認め、放駒理事長からは名前があがった力士以外にも関与があるとのコメントも飛び出し、余波は角界全体へと広がっています。文部科学省からは「このままでは公益法人取り消しも」との観測が流れ、3月の春場所の開催すら危ぶまれる状況。大相撲存亡の危機と言ってもいいでしょう。
今回の事件は、大相撲の伝統を継承することを怠ってきたツケがついに噴出したな…という印象。
角界では「申し合い」という稽古があります。表向きは相手を指名しながら勝ち抜き形式で次々対戦していくというもの。しかし、これをほかの部屋へ出向いて稽古を行う「出稽古」と組み合わせれば、自由に好きな相手と秘密の時間を共有することが可能。「来場所どうします?」「まずはこんな感じで強く当たって」「はいはい…あとは流れで少し踏ん張りますね」と互いの意見を「申し合う」ことができるのです。
サッカーなどでも練習をともにすることでイメージが共有できたりするもの。相撲でもそれは同じ。稽古を積み重ねることで、「ははぁ、こう動きたいのだな」というあ・うんの呼吸が生まれるのです。「頼むよ」という視線、「わかった」という沈黙、「すくい投げがベスト」という肌の温もり。それを感じられるまでぶつかり合ってこそ、真の大相撲。真の八百長に言葉など必要ないのです。
どうしても金のやり取り・値切り交渉・領収書受け取りの必要がある場合も、大相撲の伝統に則った付け人(中盆)を派遣する形式を取っていれば、何の問題もなかったのです。「付け人が勝手にやったこと」「あれは若い衆に渡した小遣いだ」「記憶にございません」と主張するためにわざわざ人をかませているのに、それを本人同士が直で金額の確認をするなど言語道断。ましてや携帯メールで記録を残すとは、「デブのうえにバカ」と呼ばれても仕方ない安直さ。メール着信履歴で浮気が発覚する旦那さん同様、自業自得です。
●動きの確認は出稽古で
●金のやり取りは中盆をとおして
●文書・記録は残さない
今後は角界の伝統的作法に則って、しっかりと八百長に取り組んでもらいたいもの。携帯電話でやり取りをしている力士諸君は、ガラケーは四つ折りに、スマートフォンは二つ折りにしてください。銀行振り込みで金を渡している力士諸君は、手渡しに切り替えるように。星の貸し借りをエクセルで記録しているバカがいるなら、即刻パソコンを焼き捨ててください。正しい作法で正しい八百長。国技の伝統をしっかりと継承してもらいたいものですね。
ということで、逆に大相撲の真剣勝負ぶりが明らかになった大相撲八百長メール事件について、早速チェックしていきましょう。
◆この八百長の中を勝ち抜いてトップにあがる人間の強さは別格!
星の貸し借り、1勝20万円を超える大金への誘惑、先輩力士からの「八百長に加われ」という圧力。これだけの障壁を乗り越えて、幕下から十両へ、そして幕内へと上がるのは大変なこと。十両の月給が103万円、大関でも234万円とされる中で、最低額20万円の勝星を買い続けるのは大変なこと。いっそ月給を投資に回して、増やした資産で星を買うなどファイナンス的な素養すら求められそうです。
デブでバカかと思ったら、意外に複雑でワロタwwwwwww
本当にエクセルで管理しないとワケわからんてwwwwwww
↓メール内容どおりに取組をやりとげる「約束を守る男たち」の姿!
「了解しました!」という春日錦の快諾ぶり、しっかり調整状況を確認する恵那司、「お疲れ様です」と感謝の気持ちを忘れない清瀬海…角界の美しい人間関係!
ここに記録されていたのは、70万円にものぼる金の貸し借りと、それを補うための星での精算の実態。十数人での貸し借りを把握し、その受け渡しや処理方法を綿密に打ち合わせしている姿は、従来の相撲取りのイメージを覆すもの。「メシ食って寝てるだけじゃないんだ」「めっちゃビジネスマンやん…」「痩せそう…」などと世間を驚愕させ、ただのデブでバカでは力士はつとまらないということを軽やかに証明して見せたのです。
↓コチラが八百長を取り仕切っていたとされるコンサルタント・恵那司!
インテリヤクザ風の知性にじみ出ててワロタwwwww
廃業後はちゃんこ屋じゃなくて不動産仲介業とかやるべきwww
確かにこれまでも、朝起きて稽古してメシ食って昼寝するだけでは、いくら何でも相撲取りはヒマすぎるのではないかという指摘はありました。しかし、実際は昼寝も早々に切り上げ、野球の予想、ハンデの確認、掛け金の振込み、負け分精算の打ち合わせ、円高星安などの為替状況のチェック、相撲賭博打ち合わせ…と仕事は山盛り。この忙しさでは出稽古・申し合いなどチンタラしたことはせず、メールで簡単にすませたくなるのも仕方ないこと。易きに流れた連中を一概に非難はできません。
ただ、改めて考えてみてください。
ニッカンが紹介したメールの中にも、「恵那司→千代白鵬:お疲れさまでした。翔天狼とはガチ」「恵那司→春日錦:光龍のが来れば50あるんですが、来る気配がない」「恵那司→春日錦:霜(霜鳳)は厳しいみたいです〜」などと、星での精算が不成立だったことをうかがわせる文面がチラホラ散見されます。十両が2ヶ月の月給をすべて星の買取に充てたとしても、1勝20万円では10個買うのが精一杯。実際には野球賭博などの遊興費もかかるわけで、ガチで勝つ実力がなければとても十両は維持できないのです。
さらに、モンゴルからやってきた「ガチ」連中。損得勘定もまともにできない中卒力士。ただのデブ。そうした「話がわからない」連中も角界には多いもの。その中で巧みに星を貸し合い番付を維持していくことがいかに困難か。僕は今回の予想外に複雑だった八百長の実態に、大相撲の強さというものを改めて感じたのです…。
↓その中で大関まで昇格するような連中は、片手で約200キロを数メートル突き飛ばすような異次元の強さがあって当然!
強くなければ八百長はできないのだ…!
親方衆に配ったiPadからの八百長管理アプリ削除もお忘れなく!
角界を激震させた八百長メール問題。野球賭博問題の捜査を進める中で、十両千代白鵬と元前頭春日錦の竹縄親方の携帯電話から八百長の打ち合わせをしたと見られるメールが発覚。芋づる式に力士・親方13人の名前があがるという事態に発展。千代白鵬ら3人の力士は八百長を認め、放駒理事長からは名前があがった力士以外にも関与があるとのコメントも飛び出し、余波は角界全体へと広がっています。文部科学省からは「このままでは公益法人取り消しも」との観測が流れ、3月の春場所の開催すら危ぶまれる状況。大相撲存亡の危機と言ってもいいでしょう。
今回の事件は、大相撲の伝統を継承することを怠ってきたツケがついに噴出したな…という印象。
角界では「申し合い」という稽古があります。表向きは相手を指名しながら勝ち抜き形式で次々対戦していくというもの。しかし、これをほかの部屋へ出向いて稽古を行う「出稽古」と組み合わせれば、自由に好きな相手と秘密の時間を共有することが可能。「来場所どうします?」「まずはこんな感じで強く当たって」「はいはい…あとは流れで少し踏ん張りますね」と互いの意見を「申し合う」ことができるのです。
サッカーなどでも練習をともにすることでイメージが共有できたりするもの。相撲でもそれは同じ。稽古を積み重ねることで、「ははぁ、こう動きたいのだな」というあ・うんの呼吸が生まれるのです。「頼むよ」という視線、「わかった」という沈黙、「すくい投げがベスト」という肌の温もり。それを感じられるまでぶつかり合ってこそ、真の大相撲。真の八百長に言葉など必要ないのです。
どうしても金のやり取り・値切り交渉・領収書受け取りの必要がある場合も、大相撲の伝統に則った付け人(中盆)を派遣する形式を取っていれば、何の問題もなかったのです。「付け人が勝手にやったこと」「あれは若い衆に渡した小遣いだ」「記憶にございません」と主張するためにわざわざ人をかませているのに、それを本人同士が直で金額の確認をするなど言語道断。ましてや携帯メールで記録を残すとは、「デブのうえにバカ」と呼ばれても仕方ない安直さ。メール着信履歴で浮気が発覚する旦那さん同様、自業自得です。
●動きの確認は出稽古で
●金のやり取りは中盆をとおして
●文書・記録は残さない
今後は角界の伝統的作法に則って、しっかりと八百長に取り組んでもらいたいもの。携帯電話でやり取りをしている力士諸君は、ガラケーは四つ折りに、スマートフォンは二つ折りにしてください。銀行振り込みで金を渡している力士諸君は、手渡しに切り替えるように。星の貸し借りをエクセルで記録しているバカがいるなら、即刻パソコンを焼き捨ててください。正しい作法で正しい八百長。国技の伝統をしっかりと継承してもらいたいものですね。
ということで、逆に大相撲の真剣勝負ぶりが明らかになった大相撲八百長メール事件について、早速チェックしていきましょう。
◆この八百長の中を勝ち抜いてトップにあがる人間の強さは別格!
星の貸し借り、1勝20万円を超える大金への誘惑、先輩力士からの「八百長に加われ」という圧力。これだけの障壁を乗り越えて、幕下から十両へ、そして幕内へと上がるのは大変なこと。十両の月給が103万円、大関でも234万円とされる中で、最低額20万円の勝星を買い続けるのは大変なこと。いっそ月給を投資に回して、増やした資産で星を買うなどファイナンス的な素養すら求められそうです。
<携帯に記録されていたとされるメールでのやり取り>
春日錦(現竹縄親方)→恵那司
俺は誰に借りているかな? 貸しは光龍と山本山だけだよね。豊(豊桜)さんと天狼(若天狼)と白(白乃波)だよね。海鵬(現谷川親方)は消えてるかな?
春日錦→恵那司
とりあえず借りていて無理なら星で返すことになっているよ! 白とは当たらないかもしれないね。明日の海鵬と光龍は消しておいた方が良いよね
恵那司→千代白鵬
相撲の内容はどんな感じですか
恵那司→千代白鵬
今日はまっすぐ思いっきり当たっていきます。よろしくお願いします(千代白鵬は寄り切りで臥牙丸に負け)
春日錦→清瀬海
ありがとう、助かりました! では、ゆっくりと休んでね!
恵那司→千代白鵬
5万もないのかな
千代白鵬→恵那司
4万しか持ってないっす
春日錦→清瀬海
この前はありがとう。光龍に一つ貸しているので後(あと)20で利権を譲りますがどうですか?
春日錦→清瀬海
了解です!! ではまた
恵那司→春日錦
霜(霜鳳)は厳しいみたいです〜 誰か十両上位と当たったら光龍にこけさせて移行させないといけないですね〜
清瀬海→春日錦
立ち合いは強く当たって流れでお願いします
春日錦→清瀬海
了解致しました! では流れで少しは踏ん張るよ(翌3日目、春日錦は上手投げで清瀬海に負け)
春日錦→恵那司
今日はコケだよ。昨日お願いされたからとりあえずコケます
恵那司→春日錦
昨日は良かったですね。今日はどうなってるんですか
恵那司→春日錦
今日の内容は物言い付けようがないですね〜 南海(旭南海)さんが貸してるのを豊関(豊桜)に移行してもらいたいみたいで、豊関と当たったらコケてもらいたいみたいです。そして新たに南海、天狼、錦関(春日錦)と3人で回したいみたいです。明日、若天狼に勝って○、南海と当たったら負ける●感じです〜 どうでしょうか??
恵那司→春日錦
相手にたたきはなしで、突っ張るだけ突っ張らして胸で受け止めて最終的には右を差して寄り切りか、すくい投げあたりがベストだと思いますよ〜(翌5日目、春日錦が若天狼に勝ち)
春日錦→恵那司
今日の清(清瀬海)と豊(豊桜)さんのはどんな感じになっているかな? もし何もないなら清に貸してある分で消しても良いよね(豊桜が清瀬海に勝ち)
春日錦→恵那司
俺も場所後には最低50は作らないとマジでヤバイし
清瀬海→春日錦
来場所のことなんですがもらえるならくれませんか? ダメなら20万返してもらいたいです
春日錦→清瀬海
了解です! もう少しだけ待って、場所後に70万の支払いがあるから、それの精算が終わったら連絡するね
春日錦→清瀬海
じゃ直接返しで良いかな?
清瀬海→春日錦
約束さえ守っていただけるなら直接でお願いします。残りの20は出島関の引退相撲で渡します
春日錦→清瀬海
了解致しました!
恵那司→千代白鵬
お疲れさまでした。翔天狼とはガチ
春日錦→恵那司
悪いけど全然所持金がないから今日の昼に少し立て替えてもらって俺の口座に入れてもらえるかな。三菱東京UFJ(支店名と口座番号)よろしくお願いします
恵那司→春日錦
光龍のが来れば50あるんですが、来る気配がないので、今のところは25は確実に入ります〜 全然足らないですね
すくい投げがベスト/八百長疑惑メール - 大相撲ニュース : nikkansports.com
デブでバカかと思ったら、意外に複雑でワロタwwwwwww
本当にエクセルで管理しないとワケわからんてwwwwwww
↓メール内容どおりに取組をやりとげる「約束を守る男たち」の姿!
「了解しました!」という春日錦の快諾ぶり、しっかり調整状況を確認する恵那司、「お疲れ様です」と感謝の気持ちを忘れない清瀬海…角界の美しい人間関係!
ここに記録されていたのは、70万円にものぼる金の貸し借りと、それを補うための星での精算の実態。十数人での貸し借りを把握し、その受け渡しや処理方法を綿密に打ち合わせしている姿は、従来の相撲取りのイメージを覆すもの。「メシ食って寝てるだけじゃないんだ」「めっちゃビジネスマンやん…」「痩せそう…」などと世間を驚愕させ、ただのデブでバカでは力士はつとまらないということを軽やかに証明して見せたのです。
↓コチラが八百長を取り仕切っていたとされるコンサルタント・恵那司!
インテリヤクザ風の知性にじみ出ててワロタwwwww
廃業後はちゃんこ屋じゃなくて不動産仲介業とかやるべきwww
確かにこれまでも、朝起きて稽古してメシ食って昼寝するだけでは、いくら何でも相撲取りはヒマすぎるのではないかという指摘はありました。しかし、実際は昼寝も早々に切り上げ、野球の予想、ハンデの確認、掛け金の振込み、負け分精算の打ち合わせ、円高星安などの為替状況のチェック、相撲賭博打ち合わせ…と仕事は山盛り。この忙しさでは出稽古・申し合いなどチンタラしたことはせず、メールで簡単にすませたくなるのも仕方ないこと。易きに流れた連中を一概に非難はできません。
ただ、改めて考えてみてください。
ニッカンが紹介したメールの中にも、「恵那司→千代白鵬:お疲れさまでした。翔天狼とはガチ」「恵那司→春日錦:光龍のが来れば50あるんですが、来る気配がない」「恵那司→春日錦:霜(霜鳳)は厳しいみたいです〜」などと、星での精算が不成立だったことをうかがわせる文面がチラホラ散見されます。十両が2ヶ月の月給をすべて星の買取に充てたとしても、1勝20万円では10個買うのが精一杯。実際には野球賭博などの遊興費もかかるわけで、ガチで勝つ実力がなければとても十両は維持できないのです。
さらに、モンゴルからやってきた「ガチ」連中。損得勘定もまともにできない中卒力士。ただのデブ。そうした「話がわからない」連中も角界には多いもの。その中で巧みに星を貸し合い番付を維持していくことがいかに困難か。僕は今回の予想外に複雑だった八百長の実態に、大相撲の強さというものを改めて感じたのです…。
↓その中で大関まで昇格するような連中は、片手で約200キロを数メートル突き飛ばすような異次元の強さがあって当然!
強くなければ八百長はできないのだ…!
親方衆に配ったiPadからの八百長管理アプリ削除もお忘れなく!
今回明らかになったのは「古き良き伝統」がメールの普及により崩れたというのは卓見だと思います。
このエントリーからもフモさんの相撲への愛情が感じられました。