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2011年04月03日10:48
今日は全編超個人的な雑談ですので、興味ない方は読まないでください!
先日、僕はインタビュー取材を受けました。スポーツナビなどでの「紀行文+サッカー評論」という独特なスタイルの連載で知られる、ノンフィクションライターで写真家でもある宇都宮徹壱氏が、ぜひ僕の話を聞きたいというのです。そしてそのもようを自身が運営する有料メールマガジン「徹マガ」にて掲載したいのだと。僕はそこにお金の匂いを感じ、逆に「いくら儲かるの」「税務署はどこまで勘づきますか」「ていうか、年間どのくらい海外に居れば日本で税金をおさめなくてよい?」など有力情報を引き出そうと決意。取材申し込みを快諾したのです。
待ち合わせをした新宿の喫茶店。「何か話のタネになるものを」というリクエストに応え、オススメのヤラしいDVDなどを持ち込んだ僕。店の隅で待ち受けていた宇都宮氏はツイッターのアイコンそのままの風貌。本格的にでかいカメラを持ち込むなど、やる気十分です。出会い系で待ち合わせするときはこんな気持ちになるのだろうな…そんなことを思いながら僕は接近。爽やかに挨拶をかわすと、早速インタビューは始まったのです。
「私はブレンドで」とコーヒーを注文する宇都宮氏。「じゃ僕はアイスコーヒー…」とカットインする余韻を残す僕。「ご一緒にケーキもいかがですかと言ってくれたらいいのに」と僕はそのタイミングをうかがいます。しかし、こない。「ヒー………ィ」とかなりの時間頑張るもこない。僕のテンションはこの時点で下降気味に。スイーツで例えるなら、プリンプリンであります。
それでも大人として会話に応じる僕。どうやら氏の思惑としては、昨今の自粛ムードの中でスポーツの果たすべき役割を考えたいもよう。震災後も相変わらずバカなことを言っている僕に、「バカになれ、夢を持て」と言わせたいらしいのです。話しているうちに僕自身もそうした問題について徐々に意見がまとまっていく感覚。意見を交換することでより思考が発展することもあるのだなと、新鮮な気持ちを覚えたほど。いい経験ができました。まぁそういうことであれば、そこで考えた内容を翌日以降自分の記事に盛り込んでしまい、先方がメールマガジンを配信する前にあらかた公開してしまったこともご容赦いただけるでしょう。
そして、いよいよ話は核心に。
「アンタ何者?」というテーマに氏は切り込んできたのです。「見てわかるようにジャニーズです」「普段は金融投資をしています」「甲子園出場経験アリ」など全部ウソで塗り固めようかとも思ったのですが、わざわざウソを言いにくるのも失礼な話。友達も恋人もなく、部屋の隅でテレビと向き合いながらウジウジしている現状をとっぷりと語り聞かせます。すると涙を流して爆笑する氏。
気がつけば取材は3時間近くに。ある程度原稿のメドが立ったのでしょう。氏は話を切り上げようとします。「えぇっ」と驚く僕。せっかくオススメのイヤらしいDVDを持ってきたのに、その話をせずには終われないと狼狽。氏の「お疲れ様でした!」「バッチリですよ!」「今度お酒でもいきましょう!」という大団円ムードを打ち消しながら、強引に持ち込みグッズの説明を始めます。
↓持ち込みグッズ1:編集長ぬいぐるみ
言わずと知れたトップ画像のアイツ。この日は「サッカー以外も見ています」という意志表明のため、まわしを着用。しかし、そのへんの想いはイマイチ伝わらず。
宇都宮氏:「何でまわしなんですか(笑)」
フモフモ:「いやーまぁーエヘヘ(笑)」
宇都宮氏:「ていうかコレ何ですか(笑)」
フモフモ:「これがフモフモさんというぬいぐるみでして…」
↓持ち込みグッズ2:ひよの山Tシャツ
この取材のためにあえて着込んだ日本相撲協会公式Tシャツ。サッカーや野球ではユニフォームを着ての応援スタイルが定着しているのに、相撲では誰もまわしを締めてない。そんな寂しさを解消すべく、相撲観戦の定番スタイルとして推しているTシャツです。相撲観戦の際、僕はいつもコレを着用しているので、見かけても絶対に声を掛けないでください。
宇都宮氏:「撮りにくいからピンと伸ばして!」
フモフモ:「あ、すいません…」
↓持ち込みグッズ3:世界バレーエコバッグ
全日本女子が28年ぶりのメダルを獲得した2010世界バレー。大会終了後、会場に貼られていたバナーを持ち帰り、エコバッグとしてリサイクルしたのがコチラ。よく見ると「FIVB」などのロゴ入りです。
宇都宮氏:「ふーん……ほぉー……」
フモフモ:「あ、えーと、ここにロゴがですね…」
↓持ち込みグッズ4:フクシ伝説
三冠王・落合博満氏のご子息・福嗣クンの著書。当サイトで初めて、明確に「買え!」というメッセージを出したにもかかわらず、読者諸氏は誰も買わなかったという名著。親子愛にあふれた名作なので、ぜひ買うべきだと思います。
宇都宮氏:「じゃ推していたって話をしときますね!」
フモフモ:「買うべき!買うべき!」
↓持ち込みグッズ5:ミキティ自伝&イヤらしいDVD
女性アスリートへのねっとりとした視線を披露すべく持っていった書籍とDVD。ミキティ自伝以外にも浅尾美和さんのDVD、本橋麻里さんのDVD、岩崎恭子さんのセミヌードDVD「oro」等を持ち込み、「全然セミヌードじゃない」などの問題提起を行なうも、氏はセミヌード議論を華麗にスルー。
宇都宮氏:「へぇーこんなの出てたんだー」
フモフモ:「ポッチアリ・ヘアナシがセミヌードの定義ですぞ!」
↓持ち込みグッズ6:中田語録
伝説の名著。心のバイブル。僕の行動規範に大いに影響を与えたこの一冊を、大トリとして披露。ハードカバー版ではなく、加筆訂正が加わったあとの文庫版初版本をあえて持ち込んだという意図は当然ながら伝わらずじまい。
宇都宮氏:「懐かしいですね……」
フモフモ:「これが人生を変えた一冊!」
このように若干のボタン掛け違いを残したまま進行したインタビュー取材。すでに配信されている前編をお読みの方の、「コイツ案外普通だな…」という反応も、こうした内幕があったことを知ればご納得いただけるのではないでしょうか。「僕が何故ジャニーズを辞めたか」などのウソが語られるであろう後編は4月4日配信予定とのことですので、ご興味をお持ちの方はぜひ「徹マガ」にて確認いただければと思います。
別れ際に氏は最新の著書「日本代表の冒険 南アフリカからブラジルへ」を献本してくださいました。「お礼なんていいですよ」「……いいんですか?」「ありがとうございます!早速拝読します」などの会話を交わし、再会を誓って喫茶店を後にした僕。貴重な機会を与えてくれた宇都宮氏には、改めてお礼を申し上げたいところ。こんなブログに価値を見出してくれただけでなく、貴重な時間を割き、自身の大切な仕事で取り上げていただけるとは大変嬉しいお話でした。本当にありがとうございました。次回こうした機会を得るまでには、「本はいいので、ケーキをください」とハッキリ言える大人の男に成長しよう、喜びを胸に新たな誓いを立てる僕なのでした…。
肝心の会話の内容を知りたい人は、メールマガジン「徹マガ」でどうぞ!
先日、僕はインタビュー取材を受けました。スポーツナビなどでの「紀行文+サッカー評論」という独特なスタイルの連載で知られる、ノンフィクションライターで写真家でもある宇都宮徹壱氏が、ぜひ僕の話を聞きたいというのです。そしてそのもようを自身が運営する有料メールマガジン「徹マガ」にて掲載したいのだと。僕はそこにお金の匂いを感じ、逆に「いくら儲かるの」「税務署はどこまで勘づきますか」「ていうか、年間どのくらい海外に居れば日本で税金をおさめなくてよい?」など有力情報を引き出そうと決意。取材申し込みを快諾したのです。
待ち合わせをした新宿の喫茶店。「何か話のタネになるものを」というリクエストに応え、オススメのヤラしいDVDなどを持ち込んだ僕。店の隅で待ち受けていた宇都宮氏はツイッターのアイコンそのままの風貌。本格的にでかいカメラを持ち込むなど、やる気十分です。出会い系で待ち合わせするときはこんな気持ちになるのだろうな…そんなことを思いながら僕は接近。爽やかに挨拶をかわすと、早速インタビューは始まったのです。
「私はブレンドで」とコーヒーを注文する宇都宮氏。「じゃ僕はアイスコーヒー…」とカットインする余韻を残す僕。「ご一緒にケーキもいかがですかと言ってくれたらいいのに」と僕はそのタイミングをうかがいます。しかし、こない。「ヒー………ィ」とかなりの時間頑張るもこない。僕のテンションはこの時点で下降気味に。スイーツで例えるなら、プリンプリンであります。
それでも大人として会話に応じる僕。どうやら氏の思惑としては、昨今の自粛ムードの中でスポーツの果たすべき役割を考えたいもよう。震災後も相変わらずバカなことを言っている僕に、「バカになれ、夢を持て」と言わせたいらしいのです。話しているうちに僕自身もそうした問題について徐々に意見がまとまっていく感覚。意見を交換することでより思考が発展することもあるのだなと、新鮮な気持ちを覚えたほど。いい経験ができました。まぁそういうことであれば、そこで考えた内容を翌日以降自分の記事に盛り込んでしまい、先方がメールマガジンを配信する前にあらかた公開してしまったこともご容赦いただけるでしょう。
そして、いよいよ話は核心に。
「アンタ何者?」というテーマに氏は切り込んできたのです。「見てわかるようにジャニーズです」「普段は金融投資をしています」「甲子園出場経験アリ」など全部ウソで塗り固めようかとも思ったのですが、わざわざウソを言いにくるのも失礼な話。友達も恋人もなく、部屋の隅でテレビと向き合いながらウジウジしている現状をとっぷりと語り聞かせます。すると涙を流して爆笑する氏。
気がつけば取材は3時間近くに。ある程度原稿のメドが立ったのでしょう。氏は話を切り上げようとします。「えぇっ」と驚く僕。せっかくオススメのイヤらしいDVDを持ってきたのに、その話をせずには終われないと狼狽。氏の「お疲れ様でした!」「バッチリですよ!」「今度お酒でもいきましょう!」という大団円ムードを打ち消しながら、強引に持ち込みグッズの説明を始めます。
↓持ち込みグッズ1:編集長ぬいぐるみ
言わずと知れたトップ画像のアイツ。この日は「サッカー以外も見ています」という意志表明のため、まわしを着用。しかし、そのへんの想いはイマイチ伝わらず。
宇都宮氏:「何でまわしなんですか(笑)」
フモフモ:「いやーまぁーエヘヘ(笑)」
宇都宮氏:「ていうかコレ何ですか(笑)」
フモフモ:「これがフモフモさんというぬいぐるみでして…」
↓持ち込みグッズ2:ひよの山Tシャツ
この取材のためにあえて着込んだ日本相撲協会公式Tシャツ。サッカーや野球ではユニフォームを着ての応援スタイルが定着しているのに、相撲では誰もまわしを締めてない。そんな寂しさを解消すべく、相撲観戦の定番スタイルとして推しているTシャツです。相撲観戦の際、僕はいつもコレを着用しているので、見かけても絶対に声を掛けないでください。
宇都宮氏:「撮りにくいからピンと伸ばして!」
フモフモ:「あ、すいません…」
↓持ち込みグッズ3:世界バレーエコバッグ
全日本女子が28年ぶりのメダルを獲得した2010世界バレー。大会終了後、会場に貼られていたバナーを持ち帰り、エコバッグとしてリサイクルしたのがコチラ。よく見ると「FIVB」などのロゴ入りです。
宇都宮氏:「ふーん……ほぉー……」
フモフモ:「あ、えーと、ここにロゴがですね…」
↓持ち込みグッズ4:フクシ伝説
三冠王・落合博満氏のご子息・福嗣クンの著書。当サイトで初めて、明確に「買え!」というメッセージを出したにもかかわらず、読者諸氏は誰も買わなかったという名著。親子愛にあふれた名作なので、ぜひ買うべきだと思います。
宇都宮氏:「じゃ推していたって話をしときますね!」
フモフモ:「買うべき!買うべき!」
↓持ち込みグッズ5:ミキティ自伝&イヤらしいDVD
女性アスリートへのねっとりとした視線を披露すべく持っていった書籍とDVD。ミキティ自伝以外にも浅尾美和さんのDVD、本橋麻里さんのDVD、岩崎恭子さんのセミヌードDVD「oro」等を持ち込み、「全然セミヌードじゃない」などの問題提起を行なうも、氏はセミヌード議論を華麗にスルー。
宇都宮氏:「へぇーこんなの出てたんだー」
フモフモ:「ポッチアリ・ヘアナシがセミヌードの定義ですぞ!」
↓持ち込みグッズ6:中田語録
伝説の名著。心のバイブル。僕の行動規範に大いに影響を与えたこの一冊を、大トリとして披露。ハードカバー版ではなく、加筆訂正が加わったあとの文庫版初版本をあえて持ち込んだという意図は当然ながら伝わらずじまい。
宇都宮氏:「懐かしいですね……」
フモフモ:「これが人生を変えた一冊!」
このように若干のボタン掛け違いを残したまま進行したインタビュー取材。すでに配信されている前編をお読みの方の、「コイツ案外普通だな…」という反応も、こうした内幕があったことを知ればご納得いただけるのではないでしょうか。「僕が何故ジャニーズを辞めたか」などのウソが語られるであろう後編は4月4日配信予定とのことですので、ご興味をお持ちの方はぜひ「徹マガ」にて確認いただければと思います。
別れ際に氏は最新の著書「日本代表の冒険 南アフリカからブラジルへ」を献本してくださいました。「お礼なんていいですよ」「……いいんですか?」「ありがとうございます!早速拝読します」などの会話を交わし、再会を誓って喫茶店を後にした僕。貴重な機会を与えてくれた宇都宮氏には、改めてお礼を申し上げたいところ。こんなブログに価値を見出してくれただけでなく、貴重な時間を割き、自身の大切な仕事で取り上げていただけるとは大変嬉しいお話でした。本当にありがとうございました。次回こうした機会を得るまでには、「本はいいので、ケーキをください」とハッキリ言える大人の男に成長しよう、喜びを胸に新たな誓いを立てる僕なのでした…。
肝心の会話の内容を知りたい人は、メールマガジン「徹マガ」でどうぞ!
徹壱GJ!
しかし、フクシ伝説は買いません。