- カテゴリ:
- 雑談
2011年06月10日12:33
演出の奥から忽然と姿を現すリアルな感動!
日本…というか、僕が熱狂したAKB選抜総選挙が終わりました。壮絶な戦いの末、前田・大島戦争は前田敦子さんの勝利で決着。両雄はステージで感動的な抱擁を見せ、この激戦に終止符を打ちました。僕が推している指原莉乃さんもそのクオリティーを遺憾なく発揮し、メディア選抜の9位に入りました。昨年の19位から大きくジャンプアップした結果には、この1年での奮闘・成長を思って感激もひとしお。(※あらかじめ謝罪しておきますが、今日はAKBについて話したいだけです)
深夜に放送された総選挙のダイジェストでは、前田・大島の両雄を藤波・長州にたとえ、昭和プロレス的な名場面と讃える声が上がりました。確かに総選挙自体がプロレス的であることは否めません。演出により作られた戦いの果てに、予想された結果にたどりつくさまはプロレスそのもの。そして、結果によらず、戦いの過程において演出を突き抜けた感動をファンに与え、「これがシナリオに書かれた結果でもいい!」と納得させるだけのリアル感。奇しくもそれを両者が「ガチ」と表現していることに、僕はプロレスとAKBのシンパシーを感じたのです。
しかし、AKBは昭和プロレスを軽やかに越えていった。
プロレスで大抗争が終われば、リング上で両雄が抱き合い「和解」するのが常。それは2人の間だけでの決着であり、2人で始めて2人で終わるもの。ファンはそれを見つめるのみでした。だが、AKBの戦いは違った。本当に総選挙で戦っているのは、選手ではなくファンだったのです。もともと「スタッフなんかに選抜メンバーを決められたくない」というファンの想いが発端である総選挙。武道館・映画館に詰め掛けたファン、PCの前でウォッチしているファン、CDを大量に買い占めたファン…本当の争いはリングの下にあるのです。
前田・大島の両雄は自分たちの1位争いという「プロレス」だけではなく、ファンたちが始めた「本物の戦い」にまで決着をつけたのです。2位が発表された瞬間、必然的に1位も判明し、戦いは終わります。静かな微笑みをたたえてリングに上がる大島優子(2位)と、泣き崩れる前田敦子(1位)。大島派の落胆と不満はピークへと高まり、怒号・罵声・ペットボトルなどが乱れ飛んでもオカシクない状況で、両雄はまさに女神となりました。
先にリングに上がった大島優子さんは「第三者はいろんなことを言います。ひとり何枚も(CDを)買って本当に総選挙と言えるのか。いろんなことをAKBの周りは言います。ですが、私たちにとって票数とはみなさんの愛です」と語りました。そして、その愛があるから自分たちはこの場に立てるのだと。自分たちのプロレスにより、現実の戦争に突入したファンに女神は「赦し」を与えたのです。
そして、つづいてリングに上がった前田敦子さんは「私のことが嫌いな方もいると思います。ひとつだけお願いがあります。私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」と涙ながらに訴えました。多くのファンを争いに巻き込み、ときにアンチさえ生み出すこの戦いについて、ファンに「赦し」を乞うたのです。敗れた大島優子さんを讃え、友情を確認し、抱き締め合いながら…。
これが予定調和の決着でもいい。
最初から前田1位ありきであったとしてもいい。
自分たちの喜び・悔しさを押し殺し、すべての人を調和と融合へ導いた両雄。それは単なるゲームセットではなく、ラグビーでいう「ノーサイド」の精神にまで通じる気高い決着。武道館を舞台に虚仮の争いを演じ、虚仮の罵り合いをするプロレスラー・格闘家も多い昨今。AKBの「ガチ」を今こそ真摯に見習うべき。
冷静に考えれば、たかがアイドルグループの並び順を決めるだけのイベント。何のこっちゃありません。しかし、この戦いが引き起こした熱狂と興奮は、まるで世界規模の大会か何かのよう。彼女たちが、このイベントをそれほどの気持ちでこなしたからこその熱気であり涙なのです。「ワールドカップだから」「オリンピックだから」で引き出されるレベルのものを出せば、国内の争いだけでもこんな熱気を生み出せる証明とも言えます。
同じグループの仲間である以上、互いを傷つけ合う戦いはできない前田・大島の両者。実際、ふたりがトロフィーで殴り合ったわけでもなく、「ブス」だの「バカ」だのやり合ったわけでもなく、むしろ仲良くやっているのに、確かに僕らは激戦を目撃しました。相撲やプロレスなど真剣勝負でないものを軽んじる傾向がある日本ですが、「ヤオとかガチとか、そんなことどうでもいい」というところまで到達すれば十分にバトルエンターテインメントは成立するのだ…AKB総選挙を見ながら、僕は改めてプロレス的なるものへの希望を感じたのです。
リングでおっぱい出してる場合じゃありませんね。
↓前田・大島両雄が見事に争いを終わらせた大演説動画
この娘らすげぇな…。
19、20の娘とは思えないプロフェッショナルだわ…。
↓昭和の英雄・藤波辰爾が争いを全然終わらせられないドラゴンストップ動画
アカンがな…。
もう止める前から虚仮っぽいもんなw
この熱戦にケチをつけないよう、暴露本出版とかは禁止でお願いします!
日本…というか、僕が熱狂したAKB選抜総選挙が終わりました。壮絶な戦いの末、前田・大島戦争は前田敦子さんの勝利で決着。両雄はステージで感動的な抱擁を見せ、この激戦に終止符を打ちました。僕が推している指原莉乃さんもそのクオリティーを遺憾なく発揮し、メディア選抜の9位に入りました。昨年の19位から大きくジャンプアップした結果には、この1年での奮闘・成長を思って感激もひとしお。(※あらかじめ謝罪しておきますが、今日はAKBについて話したいだけです)
深夜に放送された総選挙のダイジェストでは、前田・大島の両雄を藤波・長州にたとえ、昭和プロレス的な名場面と讃える声が上がりました。確かに総選挙自体がプロレス的であることは否めません。演出により作られた戦いの果てに、予想された結果にたどりつくさまはプロレスそのもの。そして、結果によらず、戦いの過程において演出を突き抜けた感動をファンに与え、「これがシナリオに書かれた結果でもいい!」と納得させるだけのリアル感。奇しくもそれを両者が「ガチ」と表現していることに、僕はプロレスとAKBのシンパシーを感じたのです。
しかし、AKBは昭和プロレスを軽やかに越えていった。
プロレスで大抗争が終われば、リング上で両雄が抱き合い「和解」するのが常。それは2人の間だけでの決着であり、2人で始めて2人で終わるもの。ファンはそれを見つめるのみでした。だが、AKBの戦いは違った。本当に総選挙で戦っているのは、選手ではなくファンだったのです。もともと「スタッフなんかに選抜メンバーを決められたくない」というファンの想いが発端である総選挙。武道館・映画館に詰め掛けたファン、PCの前でウォッチしているファン、CDを大量に買い占めたファン…本当の争いはリングの下にあるのです。
前田・大島の両雄は自分たちの1位争いという「プロレス」だけではなく、ファンたちが始めた「本物の戦い」にまで決着をつけたのです。2位が発表された瞬間、必然的に1位も判明し、戦いは終わります。静かな微笑みをたたえてリングに上がる大島優子(2位)と、泣き崩れる前田敦子(1位)。大島派の落胆と不満はピークへと高まり、怒号・罵声・ペットボトルなどが乱れ飛んでもオカシクない状況で、両雄はまさに女神となりました。
先にリングに上がった大島優子さんは「第三者はいろんなことを言います。ひとり何枚も(CDを)買って本当に総選挙と言えるのか。いろんなことをAKBの周りは言います。ですが、私たちにとって票数とはみなさんの愛です」と語りました。そして、その愛があるから自分たちはこの場に立てるのだと。自分たちのプロレスにより、現実の戦争に突入したファンに女神は「赦し」を与えたのです。
そして、つづいてリングに上がった前田敦子さんは「私のことが嫌いな方もいると思います。ひとつだけお願いがあります。私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」と涙ながらに訴えました。多くのファンを争いに巻き込み、ときにアンチさえ生み出すこの戦いについて、ファンに「赦し」を乞うたのです。敗れた大島優子さんを讃え、友情を確認し、抱き締め合いながら…。
これが予定調和の決着でもいい。
最初から前田1位ありきであったとしてもいい。
自分たちの喜び・悔しさを押し殺し、すべての人を調和と融合へ導いた両雄。それは単なるゲームセットではなく、ラグビーでいう「ノーサイド」の精神にまで通じる気高い決着。武道館を舞台に虚仮の争いを演じ、虚仮の罵り合いをするプロレスラー・格闘家も多い昨今。AKBの「ガチ」を今こそ真摯に見習うべき。
冷静に考えれば、たかがアイドルグループの並び順を決めるだけのイベント。何のこっちゃありません。しかし、この戦いが引き起こした熱狂と興奮は、まるで世界規模の大会か何かのよう。彼女たちが、このイベントをそれほどの気持ちでこなしたからこその熱気であり涙なのです。「ワールドカップだから」「オリンピックだから」で引き出されるレベルのものを出せば、国内の争いだけでもこんな熱気を生み出せる証明とも言えます。
同じグループの仲間である以上、互いを傷つけ合う戦いはできない前田・大島の両者。実際、ふたりがトロフィーで殴り合ったわけでもなく、「ブス」だの「バカ」だのやり合ったわけでもなく、むしろ仲良くやっているのに、確かに僕らは激戦を目撃しました。相撲やプロレスなど真剣勝負でないものを軽んじる傾向がある日本ですが、「ヤオとかガチとか、そんなことどうでもいい」というところまで到達すれば十分にバトルエンターテインメントは成立するのだ…AKB総選挙を見ながら、僕は改めてプロレス的なるものへの希望を感じたのです。
リングでおっぱい出してる場合じゃありませんね。
↓前田・大島両雄が見事に争いを終わらせた大演説動画
この娘らすげぇな…。
19、20の娘とは思えないプロフェッショナルだわ…。
↓昭和の英雄・藤波辰爾が争いを全然終わらせられないドラゴンストップ動画
アカンがな…。
もう止める前から虚仮っぽいもんなw
この熱戦にケチをつけないよう、暴露本出版とかは禁止でお願いします!