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2011年07月04日12:05
日本の明るい未来を予感せずにはいられない!
世界のトップに迫る戦いでした。FIFAU-17ワールドカップ準々決勝。日本はベスト4を懸けてブラジルと激突。一時は0-3と地力の差を見せつけられる展開。しかし、日本は一瞬一瞬成長をつづけ、圧倒された前半から怒涛の反撃を見せた後半へと、試合の中で強くなりました。終わってみれば2-3の惜敗。ボール支配率では最終的に日本が上回り、「パスで崩して点を取って勝つ」というサッカーをブラジル相手に完遂。日本の強さを世界に示してくれました。
試合終了後、選手たちの目からこぼれる涙。2-3という結果に拍手し、喝采を浴びせていた僕もハッとさせられます。率直な反応として、彼らは悔しがっていた。ブラジル相手だとか、0-3から追い上げた展開だとか、そんなことは関係なく。自分たちができたこと以上に、できなかった部分が歯がゆかったのでしょうか。ブラジルの選手・スタッフに抱き締められながら、日本の若者たちは男泣きしていました。
後半終了間際、2点を返してなおブラジルゴールに迫る日本。石毛がペナルティエリアに侵入し、送り込んだ鋭いクロス。走り込んだ高木は懸命に足を伸ばしますが、あと数十センチ届かない。そして迎えたタイムアップ。あの数十センチは何の違いなのか、これから選手たちは考えていくのでしょう。もう少し身体の成長が追いついていれば勝てたよ、もう少し経験を積んでいれば勝てたよ、もう少し落ち着いてやれば勝てたよ…そんな言葉を掛けたくなるほどのわずかな差について。
大いに悔しがり、大いに泣いてもらいましょう。あえて「よぉ、派手に負けたな!」と声を掛けるくらいでもいいのかもしれません。負けたという事実をイヤになるほど噛み締め、この先の人生で待つ大本番にぶつけてもらいたいもの。それこそが今大会の最大の収穫。アルゼンチンを下し、ブラジルに惜敗したという結果。世界最高峰の強豪ですら、「次も勝つ。次は勝つ」という相手として記憶した選手たち。大きく伸びるこの先数年間のための最高のバネとなるはず。
絶望するほどのフィジカルの差を感じながら、必死にそれを埋めようともがいた18年前のベスト8世代。それに比べれば、今回の選手たちは遥かにいい場所からのリスタートです。フィジカルの差は確かにあったけれども、それを埋めていく術もあるのだと、すでに自分たちのサッカーに手応えを感じているはずですから…。
ということで、悔しい敗戦となったFIFAU-17ワールドカップ「日本VSブラジル戦」をチェックしていきましょう。
◆メキシコ人大興奮!この日の主役は若き日本代表だった!
小気味よくつなぐパスサッカーを武器に、ベスト8まで勝ち上がってきた日本。グループリーグを首位突破すると、ベスト16ではニュージランドを6-0と虐殺。現地のメディアに「バルセロナ」と喩えられるような素晴らしい戦いぶり。
この日のコレヒドーラはびっしりと観客で埋め尽くされています。ブラジル戦だからということもあるでしょうが、それだけではないでしょう。伝統的に速いショートパスでのサッカーを好むメキシコならではの、「日本いいね!」「日本面白い!」「日本のサッカー好きだわ!」というシンパシーがあったのでは。「メキシコのようなサッカーを」とよく引き合いに出している相手がそう思ってくれるなら、本当に嬉しい話です。
日本は南野を1トップに据え、いつものようにパスで相手を崩そうと試みます。しかし、この日のピッチは粘りつくような遅さ。パスは止まる。ボールは転がらない。走りにくい。まるで湿地帯のように日本のパスサッカーのよさを飲み込んでいきます。勢いに乗ってスペースへ走っても、ボールを受ける頃には一旦足を止めないといけないような状況。いつもの早い展開は影を潜めます。
一方ブラジルは経験豊富。こういう日はドリブルだね、とばかりにゴリゴリ仕掛けてくる嫌らしい攻撃。見た目で一回り大きい身体を活かしての球際の強さ、ボールを受けてからの一歩目の早さ、スピードに乗った状態からの左右への切り返しなど、個人で突破してきます。前半16分には左CKから先制点を挙げ、試合の主導権をガッチリ掌握。
ミスが目立つ日本は、ワンタッチ・ツータッチでの早いボール回しが機能せず、長いボールはことごとくサイドラインを割るような状態。やっとこさゴール前に迫っても、最後のスルーパス・ワンツーなどは相手DFに引っ掛けられ、シュートすらロクに撃てません。逆に、DFラインに下げた何でもないボールを空振りしてCKを与えたり、DFラインから相手にパスしてピンチになったりと、守備ではヒヤッとする場面多数。GK中村のセーブに何度救われたことか。
前半は何とか0-1で折り返すも、後半に入っても依然ブラジルペース。後半3分、日本DFが目測を誤り、クリアし損ねたボールをさらわれて追加点。さらに後半15分にはエリア内で完全に振り切られズドンと3点目。日本は石毛のシュートがクロスバーを叩いたり、エリア内に抜け出した南野がシュートを空振ったりと得点を奪えず。日本の観衆にも「終わった感」が漂います。
しかし、ここからが面白かった。誰もが終わったと思い、ブラジルでさえ「ちょっと緩めてこのままクローズしましょう」なんて思っている状況で、むしろ燃え盛る日本選手たち。後半20分に中島、後半30分に高木3号大輔を投入すると流れが一転。中央で中島がドリブルで相手を交わしてから始まる攻撃で、次々にチャンスを演出します。
後半32分には右サイドを深くえぐった高木が、マイナスのクロスを中央に走り込んだ中島に送って反撃の1点。その後も早川がサイドから切れ込んでのシュート(GKが辛くも弾く)、裏に抜け出した岩波のシュート(わずかに枠の外へ)と、あわやの場面がつづき、後半44分にはセットプレーから早川が決めて2-3に。
現地は割れんばかりの大歓声。もちろんそれは日本への声援。ブラジル選手も前半のような勢いはなく、ところどころで倒れ、足をひきずり、顔を歪めます。さらに日本が、石毛から高木へ「触ればゴール」というクロス(触れず)で攻め立てると、ついにロスタイムにはブラジルに時間稼ぎの交代までさせました。余裕を奪い、ブラジルを追い詰めました。
最終的に52%対48%と、ボール支配率で上回った日本。前半は4対6くらいで相手に持たれていたことを思えば、いかに終盤の攻めが凄まじかったわかるというもの。しかし、どんな相手でも3点取られてから逆転するのは至難。もう少し落ち着いた戦いができるようになれば…とは思いますが、それも今日のような経験の積み重ねで身につけるもの。今日のところは、これでヨシとするしかありません。
↓全ゴールと、高木の足が届かなかった終了間際のプレー動画
どうでもいいけど、日本が2点目取ったあと、現地のオッサンが「ワォ!」ってなっててワロタw
盛り上がってるじゃないかwww
↓ブラジル相手の惜敗でも、泣きじゃくる選手たち!
あっゴメン…手叩いて喜んでたわコッチ…。
この世代にはブラジルもアルゼンチンもないんだな…大したもんだ!
これが事実上の決勝戦だった(はず)!お疲れさまU-17日本代表!
世界のトップに迫る戦いでした。FIFAU-17ワールドカップ準々決勝。日本はベスト4を懸けてブラジルと激突。一時は0-3と地力の差を見せつけられる展開。しかし、日本は一瞬一瞬成長をつづけ、圧倒された前半から怒涛の反撃を見せた後半へと、試合の中で強くなりました。終わってみれば2-3の惜敗。ボール支配率では最終的に日本が上回り、「パスで崩して点を取って勝つ」というサッカーをブラジル相手に完遂。日本の強さを世界に示してくれました。
試合終了後、選手たちの目からこぼれる涙。2-3という結果に拍手し、喝采を浴びせていた僕もハッとさせられます。率直な反応として、彼らは悔しがっていた。ブラジル相手だとか、0-3から追い上げた展開だとか、そんなことは関係なく。自分たちができたこと以上に、できなかった部分が歯がゆかったのでしょうか。ブラジルの選手・スタッフに抱き締められながら、日本の若者たちは男泣きしていました。
後半終了間際、2点を返してなおブラジルゴールに迫る日本。石毛がペナルティエリアに侵入し、送り込んだ鋭いクロス。走り込んだ高木は懸命に足を伸ばしますが、あと数十センチ届かない。そして迎えたタイムアップ。あの数十センチは何の違いなのか、これから選手たちは考えていくのでしょう。もう少し身体の成長が追いついていれば勝てたよ、もう少し経験を積んでいれば勝てたよ、もう少し落ち着いてやれば勝てたよ…そんな言葉を掛けたくなるほどのわずかな差について。
大いに悔しがり、大いに泣いてもらいましょう。あえて「よぉ、派手に負けたな!」と声を掛けるくらいでもいいのかもしれません。負けたという事実をイヤになるほど噛み締め、この先の人生で待つ大本番にぶつけてもらいたいもの。それこそが今大会の最大の収穫。アルゼンチンを下し、ブラジルに惜敗したという結果。世界最高峰の強豪ですら、「次も勝つ。次は勝つ」という相手として記憶した選手たち。大きく伸びるこの先数年間のための最高のバネとなるはず。
絶望するほどのフィジカルの差を感じながら、必死にそれを埋めようともがいた18年前のベスト8世代。それに比べれば、今回の選手たちは遥かにいい場所からのリスタートです。フィジカルの差は確かにあったけれども、それを埋めていく術もあるのだと、すでに自分たちのサッカーに手応えを感じているはずですから…。
ということで、悔しい敗戦となったFIFAU-17ワールドカップ「日本VSブラジル戦」をチェックしていきましょう。
◆メキシコ人大興奮!この日の主役は若き日本代表だった!
小気味よくつなぐパスサッカーを武器に、ベスト8まで勝ち上がってきた日本。グループリーグを首位突破すると、ベスト16ではニュージランドを6-0と虐殺。現地のメディアに「バルセロナ」と喩えられるような素晴らしい戦いぶり。
この日のコレヒドーラはびっしりと観客で埋め尽くされています。ブラジル戦だからということもあるでしょうが、それだけではないでしょう。伝統的に速いショートパスでのサッカーを好むメキシコならではの、「日本いいね!」「日本面白い!」「日本のサッカー好きだわ!」というシンパシーがあったのでは。「メキシコのようなサッカーを」とよく引き合いに出している相手がそう思ってくれるなら、本当に嬉しい話です。
日本は南野を1トップに据え、いつものようにパスで相手を崩そうと試みます。しかし、この日のピッチは粘りつくような遅さ。パスは止まる。ボールは転がらない。走りにくい。まるで湿地帯のように日本のパスサッカーのよさを飲み込んでいきます。勢いに乗ってスペースへ走っても、ボールを受ける頃には一旦足を止めないといけないような状況。いつもの早い展開は影を潜めます。
一方ブラジルは経験豊富。こういう日はドリブルだね、とばかりにゴリゴリ仕掛けてくる嫌らしい攻撃。見た目で一回り大きい身体を活かしての球際の強さ、ボールを受けてからの一歩目の早さ、スピードに乗った状態からの左右への切り返しなど、個人で突破してきます。前半16分には左CKから先制点を挙げ、試合の主導権をガッチリ掌握。
ミスが目立つ日本は、ワンタッチ・ツータッチでの早いボール回しが機能せず、長いボールはことごとくサイドラインを割るような状態。やっとこさゴール前に迫っても、最後のスルーパス・ワンツーなどは相手DFに引っ掛けられ、シュートすらロクに撃てません。逆に、DFラインに下げた何でもないボールを空振りしてCKを与えたり、DFラインから相手にパスしてピンチになったりと、守備ではヒヤッとする場面多数。GK中村のセーブに何度救われたことか。
前半は何とか0-1で折り返すも、後半に入っても依然ブラジルペース。後半3分、日本DFが目測を誤り、クリアし損ねたボールをさらわれて追加点。さらに後半15分にはエリア内で完全に振り切られズドンと3点目。日本は石毛のシュートがクロスバーを叩いたり、エリア内に抜け出した南野がシュートを空振ったりと得点を奪えず。日本の観衆にも「終わった感」が漂います。
しかし、ここからが面白かった。誰もが終わったと思い、ブラジルでさえ「ちょっと緩めてこのままクローズしましょう」なんて思っている状況で、むしろ燃え盛る日本選手たち。後半20分に中島、後半30分に高木3号大輔を投入すると流れが一転。中央で中島がドリブルで相手を交わしてから始まる攻撃で、次々にチャンスを演出します。
後半32分には右サイドを深くえぐった高木が、マイナスのクロスを中央に走り込んだ中島に送って反撃の1点。その後も早川がサイドから切れ込んでのシュート(GKが辛くも弾く)、裏に抜け出した岩波のシュート(わずかに枠の外へ)と、あわやの場面がつづき、後半44分にはセットプレーから早川が決めて2-3に。
現地は割れんばかりの大歓声。もちろんそれは日本への声援。ブラジル選手も前半のような勢いはなく、ところどころで倒れ、足をひきずり、顔を歪めます。さらに日本が、石毛から高木へ「触ればゴール」というクロス(触れず)で攻め立てると、ついにロスタイムにはブラジルに時間稼ぎの交代までさせました。余裕を奪い、ブラジルを追い詰めました。
最終的に52%対48%と、ボール支配率で上回った日本。前半は4対6くらいで相手に持たれていたことを思えば、いかに終盤の攻めが凄まじかったわかるというもの。しかし、どんな相手でも3点取られてから逆転するのは至難。もう少し落ち着いた戦いができるようになれば…とは思いますが、それも今日のような経験の積み重ねで身につけるもの。今日のところは、これでヨシとするしかありません。
↓全ゴールと、高木の足が届かなかった終了間際のプレー動画
どうでもいいけど、日本が2点目取ったあと、現地のオッサンが「ワォ!」ってなっててワロタw
盛り上がってるじゃないかwww
↓ブラジル相手の惜敗でも、泣きじゃくる選手たち!
あっゴメン…手叩いて喜んでたわコッチ…。
この世代にはブラジルもアルゼンチンもないんだな…大したもんだ!
これが事実上の決勝戦だった(はず)!お疲れさまU-17日本代表!






若き日本代表の今後の活躍をリアルタイムで楽しみたいです!