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ただの野球選手には興味ありません!

日本シリーズも終わり、本格的に始まったストーブリーグ。今年は例年にない活況を示しています。楽天・岩隈が家庭内FA宣言を週刊誌上で発表すれば、横浜・村田はファン感謝デーでFA脱出を匂わす惜別の挨拶、西武・中島は去年揉めたぶんを取り返すようにポスティングを申請し、ソフトバンクからは大量離脱も見込まれるなど出るわ出るわの大騒ぎ。メジャーからも「こんなにいらんわ」と嬉しい悲鳴が聞こえそうです。

そして、戦力外からの復活を目指すトライアウト組も大活況。ちょっとしたオールスターゲームの勢いで、阪神・下柳、西武・G.G.佐藤、中日・河原など功成り名を遂げた選手が集いました。全員の気持ちは「野球をしたい」ただそれだけ。これだけの男たちが野球をやりたくてたまらない中で、誘いを受けながら一年ブラブラすることを選択できる人もいるとしたら、その自信は本当にうらやましいかぎり。実力のない者や年衰えた者などは、若き修羅の前では無価値ということを改めて感じずにはいられませんね。

そんな中、このストーブリーグにかけている球団と言えば横浜DeNAベイスターズ。出る選手と入る選手、出る首脳陣と入る首脳陣、出るオーナーと入るオーナー。何となくガワは一緒ですが、中身は猛烈な勢いで生まれ変わろうとしている横浜球団。それはまさに蛹のよう。醜悪な芋虫毛虫が糸を吐き蛹になり、今生まれ変わろうとしているのです。来年の春、生まれ変わった芋虫は優美な羽を広げ、大空を自由に飛び回ることでしょう。花から花へと流星のごとき鱗粉を振り撒き、人々の夢を叶えながら。

そのためにも、これまでの芋虫部分を捨て、新たな羽を獲得することは急務。かの名将・落合博満氏は「誰もクビにしない。現有戦力を10%底上げすれば優勝できる」として、実際に初年度のリーグ制覇を成し遂げました。ただし、それは芋虫部分を見極めるのに1年を費やしただけであり、翌年には18名もの解雇者を出しているのです。その点、横浜DeNAベイスターズはじっくりと4、5年かけて見極めをしてきていますので無問題。サクッと切って、サクッと取る体制は整っています。どこよりもいい2012年のスタートを切った…そう表現してもいいのではないでしょうか。待ってろソフバン、待ってろ中日、DeNAの戦いは今始まったのです!

ということで、蛹からどんな蛾が飛び出すのか見守るべく、横浜DeNAベイスターズのストーブリーグについてチェックしていきましょう。



◆元格闘家などの個性的なメンツで、来年のプロ野球をかき回してやるぞ!


「ただの野球選手には興味ありません。この中に元格闘家、出戻り、言動不一致、ラミレスがいたら、あたしのところに来なさい。以上」。開口一番言い放った凛としたセリフ。それは勝つことがすべてではない、面白いことを探すんだ、珍しいことを起こすんだという意気込み。現代のプロ野球にはびこる勝利至上主義をブッ飛ばすのは、やはり横浜DeNAベイスターズしかいません。

監督候補に突きつけた条件は5つ。「集客力」「育成力」「ファン、マスコミへの情報発信力」「監督未経験者OK」「若さ」という勝利はとりあえず置いておいた5条件を兼ね備えた人物として、第一候補に挙げられたのは工藤公康さん。横浜OBでもある工藤さんなら、面白いチームを作ってくれるはず。本人も「被災地で小学校を回っていたら肩が壊れた」と現役への未練を断ち切り、指導者へ転身する準備は整いました。ソフバン秋山、西武ナベQ、DeNA工藤と西武黄金時代の3選手が監督として集うのは、個人的にも非常にワクワクさせられます。オマケに達川光男ヘッドコーチも検討中というんですから、どう転んでも面白チーム誕生は確実。ナイスDeNA!

もちろん指導者だけではなく、入れ替え選手候補も個性派ぞろい。野球少年に「横浜だけはやめとけよ」とアドバイスした門倉健さん、横浜から飛び出して他球団で活躍をつづけていた巨人・鶴岡や中日・小池、さらには試合中にネタを披露できる貴重な選手・ラミレスらを獲得検討中との噂。何とも楽しいチームができそうではありませんか。ナイスDeNA!

そんな中でも、最大の目玉補笑選手と目されているのが格闘家からの転身を図る古木克明さん。古木さんは2009年までフワッと野球選手をしてみたものの、何かが違うと格闘家に転身。「野球に未練はない。世界を代表する格闘家になる」として、2年間ほど格闘技に打ち込んできました。しかし、やはり何かが違うと野球選手に転身することを決意。「格闘家は死ぬかもしれない。怖い」「トレーニング中も野球のことばかり考えてしまう」「自分には野球しかない」と語る古木さんの目は、キラキラと輝いていたのです。

↓やってはみたけど何かが違った古木さんの格闘家時代!



世間:「野球でこれぐらい頑張れよ」
世間:「ていうか客席に高岡蒼甫&宮崎あおいがいたんだな」
世間:「人生いろいろ!」

どうでもいいけど解説の「打撃はやめたほうがいい」「打撃は向いてない」「打撃は覚えるのに時間がかかる」ってアドバイスが地味に心に刺さるなwww


そんな古木さんはDeNAからも熱い注目を集めています。「元格闘家の野球選手」という肩書きはネタの4番候補。結果ダメでもとりあえずキャンプまではやらせたいと思うのが人情です。ということで、24日に行なわれた12球団合同トライアウトでは、DeNAと密接な関係があるTBS「NEWS23クロス」が古木さんを密着取材。あとで「バースディ(ダメだったとき)」か「情熱大陸(成功したとき)」で放映するための素材を収集していたのです。

↓TBSが全力で盛り上げる古木克明さんのドラマ!
番組:「松坂世代の最強バッターと呼ばれ、ドラフト1位で横浜に入団」(※注:村田修一の紹介ではありません)

番組:「圧倒的なパワーを武器に21歳で4番に座り、将来を嘱望されていました」

番組:「しかし、苦手の守備を克服できず、2009年戦力外通告」

番組:「その後格闘家に転身し、2戦目で初勝利。しかし、格闘技が心の隙間を埋めることはできませんでした」

古木:「(格闘技で勝利しても)嬉しくなかった。ボテボテのヒットでもHのランプがつけばそれだけで嬉しいんですよ。でも(格闘技では)勝っているはずなのに、Hのランプがつかなかったんですよね」

古木:「野球が自分は大好きで、野球しかないんだな」

THE・古木という堪え性のなさwwwwww

守備よりもまずソコを治すのが野球選手として大成する道じゃないのかw


↓ちなみに番組では有名な「古木あーっと」の場面をしっかり放映!


古木例:ファウルゾーンまで勢いよく外野フライを追い掛けるも、ボールはフェアゾーンにポトリと落ちる
古木例:スライディングキャッチでファインプレーをしたことに気をよくし、次はほかの選手にスライディングしてしまう
古木例:9回裏同点の場面での守備で、ファウルフライを無駄に見事にキャッチしてサヨナラタッチアップを許す


そんな古木さんは、現在はバイトをしながらトレーニングに励んでいるとのこと。バイト先は中野にある野球居酒屋「中野塾」。飲みながら野球の指導をするという個性的なスタイルの同店で、古木さんはシニアディレクターをつとめ木曜・日曜に不定期で出勤中。月10万円のアルバイト生活を送っているというのです。キュウリを切る姿、ビールを出す姿、テーブルを吹く姿を見ているうちに、僕の心も「早く古木の30分特番を見せろ!」と燃え上がってしまったほど。

バイト生活から夢のプロ野球へ復帰すべく、古木さんは1日に7時間の猛練習中。衰えた身体を全盛期(いつ?)に戻すべく、野球に打ち込んでいるのです。「野球時代に頑張れよ」「格闘家時代も頑張れよ」「バイトも週5で頑張れよ」と誰もが後押ししたくなる状況。そんな風に頑張っていれば、誰かが手を差し伸べてくれたりするものなのです…。

↓古木さんに手を差し伸べたのは、あのデーブ大久保さん!
番組:「彼の無謀な戦いを支えてくれる人がいます。ホームラン王、西武・中村選手などを育てた大久保博元さん。古木選手の情熱を感じ、弟子入りを快く引き受けてくれました」

古木:「フアッ!フアッ!」

大久保:「それじゃダルビッシュ打てねーぞ」

古木:「フアッ!フアッ!」

番組:「大久保さんはそのスイングに進化を感じていました。格闘技で鍛えた下半身が粘りを生み、より確実にボールをとらえることができるようになったと言います」

大久保:「全然行けますよ。結果が出ますよ。ホームラン王争いしますよというバッターだよ。取らない球団は損をしますよと俺は言えるよ。取ったほうがいいって」

古木:「本当に毎日辛いはずの練習がすごい楽しい」

古木:「やっぱりこれしかなかったって感じですね」

コーチ:「え、楽天で獲るかって?」
コーチ:「それはまた別問題だよー。当たり前じゃん」
コーチ:「今の俺は野球教室のオヤジだから」
コーチ:「立場が違えば言うことも変わるよ。な?」
コーチ:「裁判だって、同じ事件を別々の視点で語るじゃん」
コーチ:「月謝32000円払ってくれれば、みんなカワイイ俺の弟子だもん」
コーチ:「そりゃ褒めるよ。褒めて伸びるんだよ、人は」
コーチ:「誇大広告?そんなこと言ってないって」
コーチ:「だから、ダルビッシュは打てないってちゃんと言ってるだろ!」
コーチ:「だから、楽天で獲るかも全然別の話だって!」
コーチ:「しつこいよキミ!訴えるぞ!」


こうした多くの人たちの支えによって、古木さんは12球団合同トライアウトでも奮闘。久々に対戦するプロの球にも遅れを取ることなく、7打席で1安打を記録することができました。話題性・実力・精神面・セカンドキャリア支援…あらゆる意味でチームにプラスをもたらす古木克明さんの獲得を、ぜひ各球団にはご検討いただきたいもの。

↓合同トライアウトで久々にHのランプを灯した古木さん!


古木:「満足できてないかもしれないけど、それが結果ですよ」
古木:「最後の最後まで諦めないのが自分だと思うし」
古木:「それが持ち味だと思うんで」

諦めない=古木、そういうイメージでお願いします!



育成で獲ってまずはキャンプまでやらせてみよう!居酒屋よりは育成だろ!