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古閑美保栄養士決定!みたいな記事出てますが250%嘘だと思います!

僕は怒りとショックで震えています。昔からゴシップ誌などこの程度とは思ってきましたが、まさかこれほどあからさまな嘘を書き連ねてくるとは。存在しない関係者の証言と異次元解釈の連続で、ありもしないことをさもあるかのように書きたてるその姿勢。僕の心には「けしからん」という義憤と、「結構ムチャしてもOKですやん…」という驚きが激しくわき起こっています。

今回僕を驚かせたのは「女性自身」誌のウェブ版が報じた、最新ダルビッシュさん情報。女性自身がどこかから見つけ出した「メジャー関係者」によると、ダルビッシュさんはテキサス・レンジャーズとの息詰まる交渉の中で、自身の専属栄養士として、元美人プロゴルファー・古閑美保さんを雇うよう要求していたというのです。

「ダルがアメリカでそばにいてもらいたい女性として古閑を選んだ」と「女性自身」誌は結論づけていますが、一体そんな話がどこから出てきたのかと。ていうか、そもそも「女性自身」って何なんだと。「男性自身」なら100%アレのことだとわかりますが、「女性自身」はどっちのことなんだと。アッチなのかアッチなのかハッキリしろと。このように、僕の憤りはとどまることを知りません。

普段ならこの手に噂に対してツイッターですかさず否定するのがダルビッシュさん流。かつて古閑美保さんがダルビッシュさんと熱愛しているという記事が出たときも「すべて嘘です。250%嘘です」と否定してくれました。メジャー移籍確実という報道が出たときも「メジャー挑戦決定!みたいな記事出てますがウソです!現時点では何も決まってないですから。共同通信は誰から聞いたの?(笑)」と否定してくれました。本来なら、僕がでしゃばる場面ではありません。

しかし、ダルビッシュさんも引っ越しや何やかんやで多忙な身。一日中ツイッターしながら、ネットニュースに張りついているわけにもいかないでしょう。ここはダルビッシュさんを応援する者のひとりとして、本人の代わりにこの案件を処理しておかなくては。肥溜めには肥溜めを。妄言には妄言を。脳内関係者には脳内関係者を。このようにして僕は、ダルビッシュさんとは「野球選手と野球ファン」という間柄の「関係者」である自覚を胸に、この噂を全面的に否定していこうと決意したのです。

ということで、ダルビッシュさんが古閑美保さんを専属栄養士に雇ったという噂を早速否定していきましょう。



◆有、任せとけ!ブログで発表するまで全部ウソだって言っとくから!


「女性自身」が報じた古閑美保専属栄養士雇用要求問題によると、細部に渡る契約書の取り決めの中で、特に難航したのが専属栄養士に関する条件だったと言います。僕はこの時点で、記事内容に疑いを抱かずにはいられません。契約年数や年俸ならともかく、専属スタッフの部分でそんなに揉めるものかと。深まる謎。見えない真実。僕の中の名探偵コナンも「この根も葉もない噂を流したのは…古閑?クソッ証拠がねぇ!」と難事件に悪戦苦闘しています。

↓「女性自身」誌が報じた古閑美保専属栄養士雇用要求問題!
「書類には専属の通訳やシェフなど多くの雇用すべき人の名前が書かれていました。そこに専属の栄養士として元女子プロゴルファーの名前も書かれていたんです(メジャー関係者)

その元プロゴルファーとは、昨シーズンでツアープロを引退した古閑美保(29)だという。前出のメジャー関係者は、「ダルは、専属の栄養士という名目で、古閑の渡米費や給料までも球団に要求していたようです」と話す。

http://jisin.jp/news/2525/3412/

どこにいるんだよ、その「メジャー関係者」www

いっそ5万くらい渡して、「ダルビッシュさんと親しいメジャー通のデーブ大久保さんによると」って形式にしたほうがいいんじゃないのかwww


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メディアが報じたことは、さも「真実」であるように世間を駆け巡るもの。しかし、スポーツ・芸能報道など書き散らしの書き飛ばしにすぎません。「日本代表監督にペケルマン氏就任(ニッカンスポーツ)」「ジェフ千葉がイングランド代表オーウェン獲得へ(ニッカンスポーツ)」「今日緊急会見!ヤクルトスワローズ、サイバーエージェントへ身売り(ニッカンスポーツ)」など、スポーツ報道には誤報がつきもの。今回の古閑美保専属栄養士雇用要求問題記事の中にも、「ウソをウソと見抜ける」アヤしい点がいくつもあります。しっかりと見極めるリテラシーを身につけたいものですね。

●アヤしい点その1:契約内容の漏えい

契約内容や交渉過程は秘中の秘。条文の一部に「秘密保持義務」などを設け、交渉過程や内容について明かさないことを約することもあります。それが何故漏れてくるのか。レンジャーズの人間が、野球場にも滅多に行かない「女性自身」にコレを明かすとは思えませんし、「女性自身」もレンジャーズに知り合いなどいないでしょう。

ましてダルビッシュさんサイドが余計なリークをするはずがありません。団野村氏が「古閑を雇わせるのは大変でしたよ。ワッハッハ」なんて言っているとしたら、それこそお父様に出張っていただいて「社会常識がない」と説教してもらう必要があります。こんな話が漏れてくること自体あり得ないのです。


●アヤしい点その2:メジャー関係者の念押し

この記事の根幹をなす部分は、「メジャー関係者」からの聞き取りという形になっています。むしろ「女性自身」自身は「えっ、本当ですか?」というスタンス。すべての責任を「メジャー関係者」に押しつけることもできるような書き方です。「ウチは聞いただけです」「誰に聞いたかは言えません」「ウチも騙されました」とボヤけば、読者と同様に被害者のポジションをとれるわけです。

文中に「メジャー関係者」は三度登場し、古閑美保さんに絡むクリティカルな部分については、すべてメジャー関係者が語る体裁になっています。どのセリフにも、これは記者ではなくメジャー関係者の話とわかるように念押ししてあるのも、確実に責任を押しつけるためなのでは。大体、本当にそんな人がいるなら「メジャー関係者」なんて曖昧な書き方はしませんよね。


●アヤしい点その3:本人への取材ゼロ


裏を取るのは取材の基本。こんなホットな情報があるなら、本人を直撃するのが当たり前です。もちろん本人たちは口を固く閉ざすでしょう。しかし、その無言や焦燥、記者に対する苛立ちなどは恰好のネタ。かの「週刊ポスト」誌は、「ダンナさんが不倫してますよ」とわざわざ岩隈まどかさんに取材に行ったもの。それこそ美しい出歯亀の姿です。

万一、ダルビッシュさんにはたどり着けなかったとしても、今回は古閑美保さん絡みの案件。男と付き合えば、それを言いたくて仕方ないのが美保タンです。以前別の男性と交際していた際には、その会話内容などを「グータンヌーボ」でペラペラしゃべっていたように、今回の件も聞けばペラってくれるはず。そんな面白い反応が予想されながら本人に取材に行かないのは、無理筋だからにほかなりません。


●アヤしい点その4:この要求内容で揉めるはずがない


専属栄養士を雇うよう球団に求め、交渉が難航したとする同誌。しかし、この程度の要求で揉めるとは思えません。ひと山いくらの選手ならともかく、総額1億ドル以上を投じて獲得しようとする逸材です。栄養士の年俸が10万ドルでも大した問題にはならないでしょう。

まして相手はアメリカの野球関係者。日本人であれば「専属栄養士をつけたい」「古閑美保さんです」「月給は月200万円を要求する!」と言われたらギョッとするでしょうし、「やめときな」「せっかくアレと離婚できたのに、今度はコレ?」「ムラムラしたときはお金で解決したらいいじゃない」と制止するかもしれません。

しかし、アメリカ人の中で「MIHO KOGA」がどれだけ有名か。まして、あんな感じであることが知られているか。はなはだ疑問です。そんな小さな点でイチイチ揉めるよりは、出来高の部分や付帯条項について詰めるほうが建設的。むしろ「はいはい、じゃあKOGAは雇うから、その代わりココで折れてよ」と交渉のカードに使うべきところでしょう。


●アヤしい点その5:要求する内容がそもそもオカシイ


そもそも、本当にダルビッシュさんが頼みたかったことはソレなのでしょうか。専属栄養士として雇うとなれば、事実上の交際宣言。むしろ本質的な要求は「古閑美保さんとアメリカで交際する」という点であるはず。それは別にレンジャーズに要求せずとも、ダルビッシュさんが自分で雇えばいいだけでは。「キミのために何でもするよ!」と球団が言ってきたとしても、そこで「じゃ、彼女の給料払ってください」はカッコ悪いですよね。甲斐性無しみたいですよね。

どうせ面倒事を頼むなら紗栄子月々金弐百萬圓養育費請求問題を頼みたいもの。一括で払うならラクですが、毎月ジワジワと払うのは大変ですよね。月一でATM行くの面倒ですよね。200万円って、ATMで振り込めるのか知りませんが、銀行に行かなきゃいけないとしたら糞面倒臭いですよね。ドルから円で振り込めるのかわからないですよね。そういう面倒事をこそ、球団には押しつけたいものです。

「僕の月給が83万ドルくらいだとしら、そこにサービスで約2万ドルずつ乗せてほしいんです」「で、三菱東京UFJのこの口座に円建てで月200万円ずつ振り込みたいんです」「振り込み先名義はサエコ_サイバイで」という要求で揉めるのが普通ではないでしょうか。僕ならば確実にコッチの提案をします。妄想にしても、リアリティが欠けると言わざるを得ませんね。


以上の分析により、この記事が限りなくアヤしいことがおわかりいただけたことでしょう。真実は常にダルビッシュさんのブログとツイッターにあります。そこに書かれたこと以外は、全部ウソなのです。ダルビッシュさんのファン、古閑美保さんのファン、紗栄子さんのファン、弁護士、家庭裁判所、テキサス・レンジャーズのみなさん、どうぞご安心くださいませ。



ダルビッシュ有/ダルビッシュ有"軌跡"〜Keep the faith〜 [TDV-22177D]


専属栄養士じゃなく「専属●●●」に雇ったって記事なら、信じます!