10:47
NO HIT、NO RUN!

DeNAがやってくれました!球団新生初年度となる2012年に、歴史的偉業達成です。中日との3連戦を5安打無得点でしのぎ、4月はグッと波に沈んできたDeNAは、6日の前田健太戦で猛打冷温停止。相手のチョンボで2四球を選ばされ、完全試合こそなりませんでしたが、日本プロ野球では6年ぶりとなるノーヒットノーランを達成したのです。前身の横浜ベイスターズ時代を合わせても12年ぶり、自身3度目となる快挙で、球団新生の年に花を添えました。

ゼロから出発した楽天イーグルスでさえ、達成までに2年を要した大記録。それをルーキーイヤーに達成するとは、さすがベイのDNAを受け継ぐチームです。ノーヒットノーラン達成には、単なる猛打だけではない天運と、相手の頑張りが必要になります。こちらがどれだけ抑えても、向こうが点を取らなければ意味がありません。前述の楽天イーグルスなども、球団創設1年目の西口文也戦で9回終了までパーフェクトバッティングをつづけながら、相手が点を取りやがらないという不運に見舞われ球団初年度での大記録達成を逃しています。その意味ではDeNAには運もあったと言えるでしょう。

ただ、惜しむらくはやはり完全試合達成を逃したこと。もし達成すれば1994年の広島東洋カープ以来となる大記録を、四球ふたつで逸したのは痛恨の極みです。それも最初のひとつは投手のところに代打を出してのもの。そのまま投手を打席に送っていれば…あえて「采配ミス」と断言しますが、中畑監督の積極性が悔やまれてなりません。せっかく地元での大記録達成のチャンスを1試合の勝敗にこだわる目先采配でフイにしたのです。投手がマメでも潰し「打席に立てません」と言ってきたならともかく、あの場面は続打だったのではないか…後年まで議論となることでしょう。

まぁしかし、いかな大記録と言えども1敗は1敗。この結果に酔いしれることなく、シーズン優敗・夢の100敗を目指して、ひとつずつ負けを積み上げていくことが大切です。結果や記録はあとからついてくるもの。負けの先に完封があり、完封の先にノーヒットノーランがあり、ノーヒットノーランの先に完全試合があるのです。「ヒットの延長線上にホームランがある」的な意識で、これからも熱い戦いも見せてほしいものですね。

折に触れて流れる記録達成のVTRが熱いぜ、横浜DeNAベイスターズ!

ということで、夜のスポーツニュースをジャックしたDeNA対前田健太戦についてチェックしていきましょう。



◆NHKは速報を流し、「すぽると!」はDeNAの全アウトを放映した!

同じ負けなら記録的負けが見たい…そんな気持ちで横浜スタジアムに集った大観衆は9524人。4月3日の本拠地開幕戦は前売り好調で超観衆2万7000人を動員する見込みとの情報も流れましたが、関東圏が強風に襲われ「その日だけ」中止になるという不思議な巡り合わせ。何やら、DeNAの下降カーブが美しく描かれ始めた予感です。

↓球団法人営業部職員は「本拠地開幕カードに絞ってかなり力を入れてきたし、もともと厳しい」と冷静な分析!
観客動員が早くも1万人割れとなり、9524人にとどまった。前日までの本拠地開幕カードは3戦での満員を目標に掲げて営業に力を注ぎ、初戦は雨天中止となったものの2試合で前年の開幕カードの約4割増の観客を動員したという。球団法人営業部職員は「本拠地開幕カードに絞ってかなり力を入れてきたし、もともと厳しい。そんなに簡単には変わらない」と、この日の観客数を冷静に受け止め「営業体制はしっかりしたので、徐々に増やせれば」と意気込んでいた。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1204060042/

<参考記事:本拠地開幕戦だけ完売目前となった横浜DeNAベイスターズ>

4月3日に横浜スタジアム(中区)で行われるプロ野球・横浜DeNAベイスターズ本拠地開幕戦の、前売り券の売れ行きが好調だ。平日のナイターながら、すでに残り枚数は「千枚程度」(球団広報部)といい、完売すれば、2007年の巨人との開幕戦以来の“快挙”となる。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1203160010/

強風&豪雨がその日を狙ってやってきた!

チケット代の全額払い戻しが熱いぜ!

ストリート看板 NO REFUNDS -払い戻ししません-

価格:1,800円
(2012/4/7 10:25時点)
感想(0件)




そして達成された大記録ノーヒットノーラン。球団新生以来、本拠地で1点も取りやがらないというオマケもついて、ファンたちも豪雨のような嬉し涙を流します。「オーナーが変わっても性根は変わらなかった」「むしろ試合前のレジェンド対決イベントのほうがレベルが高い」「とは言え、大魔神VSローズはともかく斉藤明雄VS谷繁元信はアカンやろ」「そのレジェンドいっつも中日戦で出てるやん」「マジヒットとか打たれてるやん」「どうせならダイヤモンドバックスの斎藤を呼べよ」「隆VS谷繁とか胸熱!」「泣くのは家に帰ってからだな…」などの声は、空耳もしくは他球団ファンの野次であります。

↓ついに訪れた瞬間!大記録にわく横浜スタジアム!


客:「うわーーー」
客:「うぅぅ…うぅぅぅ…すげぇぇ…」
客:「ワッショイワッショイ!バンザーイバンザーイバンザーイ!」

めっちゃ盛り上がってるやん!

真っ赤に燃えるスタンドが熱いぜ!

BBM横浜DeNAベイスターズカードセット2012 REBORN(5/中旬発売・予約商品)

価格:3,500円
(2012/4/7 10:25時点)
感想(0件)




この大記録にNHKはニュース速報を流し、フジテレビ「すぽると!」ではDeNAの全アウトを放映するという特別編成。対戦相手・前田健太の声も交えつつ、何度も何度も噛み締めるように、この偉業を取り扱ってくれたのです。嬉しいじゃないですか。

↓後世まで伝えたい!横浜DeNAベイスターズ、ノーヒットノーランの記録!
●1回裏
・まず1番キャプテン石川が「順番を入れ替えた程度で打てるなら苦労はしない」とばかりの二ゴロで大記録の口火を切る
・2番梶谷も一ゴロでつづく
・3番金城はライト線へのあわやヒットとなる打球をファウルでしのぐと、10球粘っていぶし銀のセンター前遊飛。(なお、広島のセンター丸は、これがこの日唯一の守備での顔出しとなり、結局一度もボールを触らずに試合を終える)

●2回裏
・4番ラミレスは前田の初球をとらえ、風を味方につけて右飛にとどめる
・5番中村は前田の初球をとらえ、痛烈な三ゴロ
・6番森本はじっくりとボールを見極めてから、一度だけ豪快なスイングを見せ空振り三振

●3回裏
・7番藤田はポンポーンと三ゴロ
・8番黒羽根はポンポーンと一ゴロ
・9番ジオはバットにかすらせもせず空振り三振

●4回裏
・先頭にかえって石川は、一度もバットを振らずにフルカウントまで自分を追い込んでからの三ゴロ
・梶谷は落ち着いて三振でつづく
・金城は当てにいくバッティングでいぶし銀の二直

●5回裏
・フルカウントと追い込まれたラミレスは「正面に飛んでくれ」とダメ元でフルスイング。バックの好守にも助けられ、大きな左飛で完全試合を維持
・中村、豪快な三振!
・森本はじっくりとボールを見極めてから、第一打席につづく空振り三振

●6回裏
・藤田はポンポーンと2打席連続の三ゴロ。早くもマルチ三ゴロを達成
・黒羽根は小気味よい空振り三振
・ジオに代わって代打で登場の内藤。フルカウントからの6球目、空振り三振かと思われたが三塁塁審は「バットは回っていない」との判定で四球。代打のクセに中途半端なスイングという、不満の残る内容で完全試合の夢は潰える
・先頭にかえって石川。2球目をキャッチャーがそらしたことで、走者が得点圏まで進み「万一があれば一気に完封も潰える」と緊張感が走るが、ここは落ち着いて遊ゴロで自分を仕留める。チームとしてのノーヒットだけでなく、個人としても最終打席で一ゴロが出ればサイクルゴロ達成と、記録への期待感が高まる

●7回裏
・梶谷は一ゴロを放つと、アリバイ気味のヘッドスライディングを敢行。前田健太のカバーが遅れ際どいタイミングとなるアクシデントもあったが、何とかアウトをもぎとる
・金城は記録へのプレッシャーを振り払い遊飛
・ラミレスは遊ゴロを放ったあと、ノンビリとジョギングで一塁ベースへ。守備の乱れの可能性も考慮に入れた堅実な走塁でアウトカウントを積み重ねる

●8回裏
・中村、逆らわないバッティングで二ゴロ
・森本はじっくりとボールを見極めてから、この日3つめの空振り三振
・藤田は2球で自分を追い込んでから叩きつけるバッティング!ここは惜しくもショートが処理し、猛三ゴロ賞はならず

●9回裏
・直前の9回表に1点を献上し、敗戦を確実にしたDeNA。記録達成に向け代打攻勢を仕掛けると、下園は期待に応える右飛
・代打攻勢その2として登場の荒波は、そつのない二ゴロでレギュラー確保へ猛アピール
・先頭にかえって石川は、一ゴロが出ればサイクルゴロ達成だったが四球を選ばされ無念の出塁
・もはや記録達成以外を誰も期待していない場内。梶谷はプロの技術を遺憾なく発揮し、最後のアウトを投ゴロで決めた!DeNAノーヒットノーラン達成!

くそーっ、もう少しで完全試合だったのに!

ジオに代打を送った場面が記録の分岐点だったな!


↓中畑監督は大きな手応えを感じたか、ファンに向かって元気に挨拶!
http://www.nikkansports.com/baseball/news/photonews_nsInc_p-bb-tp0-20120407-930108.html

「ゴメンネ」に見えるか、「拍手ー!」に見えるか、それはアナタ次第!

勝っても負けてもどちらかのファンが熱いぜ!

月刊 スカパー ! 2012年 04月号 [雑誌]

価格:480円
(2012/4/7 10:22時点)
感想(5件)




本拠地5連戦を無得点で乗り切って、巨人から定位置奪還するぞ!