2012年05月26日12:20
こんなことなら掛け替えジャケットにしておけばよかった!
僕の夢は無残に崩れ去りました。夢の印税生活。サラリーマンとして平身低頭する生活を脱し、家で寝ているだけでガッポガッポという甘い夢。しかし、世の中そんなに甘くありませんでした。本を出すまでではなく、出してからが本当の勝負だったのです。
先週の19日、秘密裏に制作を進めてきた処女作…ヴァージンブック『自由すぎるオリンピック観戦術』を少々的に発表いたしました。制作秘話、収録コンテンツ、表紙画像なども一気に公開し、若干の反響を巻き起こしました。当日から翌日にかけて、アマゾンでは150冊以上を販売し、最高で書籍ランキング総合16位まで躍り出たもの。
しかし、その後は急速に市場が冷え込んでいきます。
翌日は約50冊、その後は1日に10冊程度の注文ペースに落ち着き、現時点でのアマゾン販売数は273冊(フモフモアフィリエイト調べ)。順位的には400位台まで急落し、あの急浮上は春の椿事といった様相。「発売前なのに飽きられた」という出オチ感すら漂っています。
↓まだ売ってないのに、もうワゴンに行けそうなムード!
もっと値段を下げたり、オマケとかつければよかったかな…。
500円で本書を買うと「ワンピース」最新刊がついてくるとか…。
かの「フクシ伝説」が、大々的な告知にもかかわらず2冊しか売れなかったフモフモにしては、よく売ったという見方もできるでしょう。ただ、200とか300の話であれば同人誌として手売りしたほうが、実入りがよかったというのが現実。一番奇特な人が集まっている場所でこの体たらくでは、一般書店での戦いは不可能です。すでに世間では「下らなそう」「資源の無駄遣い」「ブログだけでも迷惑」などの声も上がっています。書店さんも、うっかり注文した本書を「やっぱりいらないです」とキャンセル処理しているに違いありません。
編集者氏から浴びせられるプレッシャーも日々強まっています。「もうちょっと告知を頑張ってくださいよ」「本屋で手売りしてください」「地方とか回ってください」など、地下アイドルのような過酷な営業活動の示唆。何かだんだん、同じ営業活動をするなら、本を売るよりは、浄水器でも売ったほうが儲かるのではないか…そんな気さえしてくるほど。
逆に、僕からの「サイン本を売ろう」という提案は、「落書きがあるとブックオフに売れない」との理由で却下。「ガリガリ君みたいに当たりクジつきにできないか」という提案は、「もう一冊もらってどうするんだ」との正論で却下。「50種類くらいのジャケットで出して、全部集めたらプレゼントをあげよう」という提案は、「コンプガチャは禁止です」とピシャリ。「わかりました!じゃあ僕が紀伊国屋の社長に抱かれればいいんですよね!」という絶叫は、「ははは」という苦笑いでかき消される始末。
そして枕営業…じゃなくて販促作戦は無残にも終了したのです。夢の砕ける音とともに。出版の噂を聞いた田舎の母親は、ついこの間まで「会社を辞めて作家様にでもなるのかい」と喜んでいました。しかし、わずか一週間で「会社を辞めたのなら正直に言っておくれ」「まだ若いんだ。人生はやり直せる」「私は生活保護を受けるから心配しないで」と次長でも課長でもないヒラ社員の僕を憐れむようになりました。
ごめんよ母さん…。タンメンは食わせてやれそうもない…。
今となっては、僕の願いは穏便にこの事件が過ぎ去っていくことのみ。もともと下らないことばかりを書いてはいますが、本当に下らないものを売りつけて、数少ない読者の方がお怒りになることだけが心配なのです。買って読んでから、グサグサと心に刺さるごもっともなお怒りをぶつけられるのが、一番キますからね。
しおりんのあいうえお作文でいうところの、「しからないで」「怒らないで」の部分。夢の印税生活が不可能と判明した今、その点だけは伏してお願いしたいのです。この売れ行きでは次回作などあろうはずもないので、改善点とかの提案も不要です。気に入らないときは黙って捨ててほしい、ただそれだけです。
そこで、僕からの提案です。
買う前に、読んでいただきましょう。中身がわかったうえで買うのなら、これはもう完全に自己責任。すでに買ってしまった人も、情報が出揃う前に焦って行動したことを反省する機会になるでしょう。
ちょうどいいネタがあるのです。「五輪」と「五〇」をかけて数だけはいっちょ前に揃えた原稿のうち、「長すぎる&つまらない」の二冠を達成し、編集者氏にバッサリとボツにされたヤツが。これをご覧いただいて、程度のほどを知っていただければ、判断を誤ることもなくなるでしょう。
一応、途中まで作りかけていたヤツなので、本っぽい体裁にもなっています。イラストが入っていないだけで、ほぼほぼこんな感じです。「買ってから文句を言う」という事態だけは避けていただけるよう、ぜひ冷静な行動をお願いしたいものであります。
↓12ページもあるくせに中身がないため、華麗にカットされた渾身の駄文はコチラ!(PDFを開きます)
編集者氏:「それは出さないほうが…」
編集者氏:「せめてもうちょっとイイやつを…」
編集者氏:「これは販促と言うより風評被害という感じが…」
↓どうしても何か買いたい場合は、コレでも買っといてください!
長友先生:「夢を持つには上昇思考が必要」
長友先生:「自己啓発本を書ける選手になりたいと思っていた」
長友先生:「幸せを感じられない人にも読んでもらいたい」
もう一度夢を持つために、長友先生の本でも読むか…。
↓【告知】フモフモが生意気にも本を出しました。しばらくの間、露骨に宣伝しようと思います!
内容紹介記事は→コチラ と コチラ
僕の夢は無残に崩れ去りました。夢の印税生活。サラリーマンとして平身低頭する生活を脱し、家で寝ているだけでガッポガッポという甘い夢。しかし、世の中そんなに甘くありませんでした。本を出すまでではなく、出してからが本当の勝負だったのです。
先週の19日、秘密裏に制作を進めてきた処女作…ヴァージンブック『自由すぎるオリンピック観戦術』を少々的に発表いたしました。制作秘話、収録コンテンツ、表紙画像なども一気に公開し、若干の反響を巻き起こしました。当日から翌日にかけて、アマゾンでは150冊以上を販売し、最高で書籍ランキング総合16位まで躍り出たもの。
しかし、その後は急速に市場が冷え込んでいきます。
翌日は約50冊、その後は1日に10冊程度の注文ペースに落ち着き、現時点でのアマゾン販売数は273冊(フモフモアフィリエイト調べ)。順位的には400位台まで急落し、あの急浮上は春の椿事といった様相。「発売前なのに飽きられた」という出オチ感すら漂っています。
↓まだ売ってないのに、もうワゴンに行けそうなムード!
もっと値段を下げたり、オマケとかつければよかったかな…。
500円で本書を買うと「ワンピース」最新刊がついてくるとか…。
かの「フクシ伝説」が、大々的な告知にもかかわらず2冊しか売れなかったフモフモにしては、よく売ったという見方もできるでしょう。ただ、200とか300の話であれば同人誌として手売りしたほうが、実入りがよかったというのが現実。一番奇特な人が集まっている場所でこの体たらくでは、一般書店での戦いは不可能です。すでに世間では「下らなそう」「資源の無駄遣い」「ブログだけでも迷惑」などの声も上がっています。書店さんも、うっかり注文した本書を「やっぱりいらないです」とキャンセル処理しているに違いありません。
編集者氏から浴びせられるプレッシャーも日々強まっています。「もうちょっと告知を頑張ってくださいよ」「本屋で手売りしてください」「地方とか回ってください」など、地下アイドルのような過酷な営業活動の示唆。何かだんだん、同じ営業活動をするなら、本を売るよりは、浄水器でも売ったほうが儲かるのではないか…そんな気さえしてくるほど。
逆に、僕からの「サイン本を売ろう」という提案は、「落書きがあるとブックオフに売れない」との理由で却下。「ガリガリ君みたいに当たりクジつきにできないか」という提案は、「もう一冊もらってどうするんだ」との正論で却下。「50種類くらいのジャケットで出して、全部集めたらプレゼントをあげよう」という提案は、「コンプガチャは禁止です」とピシャリ。「わかりました!じゃあ僕が紀伊国屋の社長に抱かれればいいんですよね!」という絶叫は、「ははは」という苦笑いでかき消される始末。
そして枕営業…じゃなくて販促作戦は無残にも終了したのです。夢の砕ける音とともに。出版の噂を聞いた田舎の母親は、ついこの間まで「会社を辞めて作家様にでもなるのかい」と喜んでいました。しかし、わずか一週間で「会社を辞めたのなら正直に言っておくれ」「まだ若いんだ。人生はやり直せる」「私は生活保護を受けるから心配しないで」と次長でも課長でもないヒラ社員の僕を憐れむようになりました。
ごめんよ母さん…。タンメンは食わせてやれそうもない…。
今となっては、僕の願いは穏便にこの事件が過ぎ去っていくことのみ。もともと下らないことばかりを書いてはいますが、本当に下らないものを売りつけて、数少ない読者の方がお怒りになることだけが心配なのです。買って読んでから、グサグサと心に刺さるごもっともなお怒りをぶつけられるのが、一番キますからね。
しおりんのあいうえお作文でいうところの、「しからないで」「怒らないで」の部分。夢の印税生活が不可能と判明した今、その点だけは伏してお願いしたいのです。この売れ行きでは次回作などあろうはずもないので、改善点とかの提案も不要です。気に入らないときは黙って捨ててほしい、ただそれだけです。
そこで、僕からの提案です。
買う前に、読んでいただきましょう。中身がわかったうえで買うのなら、これはもう完全に自己責任。すでに買ってしまった人も、情報が出揃う前に焦って行動したことを反省する機会になるでしょう。
ちょうどいいネタがあるのです。「五輪」と「五〇」をかけて数だけはいっちょ前に揃えた原稿のうち、「長すぎる&つまらない」の二冠を達成し、編集者氏にバッサリとボツにされたヤツが。これをご覧いただいて、程度のほどを知っていただければ、判断を誤ることもなくなるでしょう。
一応、途中まで作りかけていたヤツなので、本っぽい体裁にもなっています。イラストが入っていないだけで、ほぼほぼこんな感じです。「買ってから文句を言う」という事態だけは避けていただけるよう、ぜひ冷静な行動をお願いしたいものであります。
↓12ページもあるくせに中身がないため、華麗にカットされた渾身の駄文はコチラ!(PDFを開きます)
編集者氏:「それは出さないほうが…」
編集者氏:「せめてもうちょっとイイやつを…」
編集者氏:「これは販促と言うより風評被害という感じが…」
↓どうしても何か買いたい場合は、コレでも買っといてください!
長友先生:「夢を持つには上昇思考が必要」
長友先生:「自己啓発本を書ける選手になりたいと思っていた」
長友先生:「幸せを感じられない人にも読んでもらいたい」
もう一度夢を持つために、長友先生の本でも読むか…。
↓【告知】フモフモが生意気にも本を出しました。しばらくの間、露骨に宣伝しようと思います!
内容紹介記事は→コチラ と コチラ
編集者に共感した。