2012年08月15日11:54
第30回夏季五輪ロンドン大会における福原愛銀メダル獲得のご報告
去る2012年8月7日、私フモフモの腹違い種違いの妹・福原愛が、第30回夏季五輪ロンドン大会卓球競技女子団体種目において銀メダルを獲得いたしましたので、ここにご報告申し上げます。
■1.概要
2012年8月7日に行なわれました、第30回夏季五輪ロンドン大会卓球競技女子団体種目決勝において、日本(石川佳純、平野早矢香、福原愛)は中国と対戦。第1試合に出場した福原愛が中国の李暁霞選手にゲームカウント1-3で敗れたほか、第2試合・第3試合も敗戦。0-3で敗れました。
この結果、日本は第2位となり銀メダルを獲得しました。
■2.女子団体戦 福原愛出場試合結果
<8月3日 女子団体1回戦第8試合 日本−米国戦>
【第1試合】
○福原愛 3-0 エーリアル・シン×
・第1ゲーム ○福原11-4シン×
・第2ゲーム ○福原11-7シン×
・第3ゲーム ○福原11-7シン×
寸評:日本のエースとして初戦に登場した福原愛は危なげなく勝利。フォアハンドの強打から相手を崩す新たなスタイルで、日本チームに勢いをつけました。
【第3試合】
○福原愛、石川佳純 3-0 エリカ・ウ、リリー・チャン×
・第1ゲーム ○福原、石川11-7ウ、チャン×
・第2ゲーム ○福原、石川11-7ウ、チャン×
・第3ゲーム ○福原、石川11-1ウ、チャン×
寸評:この試合までに2勝を挙げた日本は、ダブルスにも勝利して3-0で準々決勝進出を決めました。試合中には米国ペアがラケットをとんでもないところにまで投げ飛ばす一幕もあり、福原愛本人にとっても「どこまで飛ぶんだろ…」「さぁ…?」という戸惑いを隠せない一戦となりました。
【参考動画】
http://cgi2.nhk.or.jp/olympic/common/player/news/view.cgi?params=1,type=clip&clip=513545&mtype=1&keepThis=true
※ラケットにご注意ください
※逆にボールは気をつけなくても大丈夫です。どんなに高速で当たっても死にゃしませんから
※とにかくラケットにご注意ください
<8月4日 女子団体準々決勝第4試合 日本−ドイツ戦>
【第2試合】
○福原愛 3-1 イリナ・イバンカン×
・第1ゲーム ×福原8-11イバンカン○
・第2ゲーム ○福原11-8イバンカン×
・第3ゲーム ○福原11-8イバンカン×
・第4ゲーム ○福原11-7イバンカン×
寸評:1試合目に登場した石川佳純選手がゲームカウント2-3にもつれる試合となり、ヒヤヒヤしながらの登場となった福原愛。「あぶないわぁ…」「やっぱり私がやるしかない…」「経験の違いを見せなきゃ…」と意気込みましたが、若干の空回りとなりました。
【第3試合】
○福原愛、平野早矢香 3-0 ウ・ジャドゥ、クリスティン・ジルバーアイゼン×
・第1ゲーム ○福原、平野11-8ウ、ジルバーアイゼン×
・第2ゲーム ○福原、平野11-5ウ、ジルバーアイゼン×
・第3ゲーム ○福原、平野11-7ウ、ジルバーアイゼン×
寸評:試合内容はともかく平野選手が得点をあげたときに叫ぶ「おーっ!!」という声がうるさく、福原愛本人も「うるさいんじゃなくて気合いが入っていて」「平野さんは最初の試合だったので声のコントロールができてなくて」「こんなに気合い入っているんだって思いました」とテレビ番組の生放送で注意せざるを得ない状況に追い込まれました。相手方選手にも相当の重圧が加わったものと想像され、慣れているぶん日本ペアは有利に試合を運ぶことができました。
【参考動画】
http://cgi2.nhk.or.jp/olympic/common/player/news/view.cgi?params=1,type=clip&clip=516249&mtype=1&keepThis=true
※平野選手に代わり、卓球場を騒がせましたことをお詫び申し上げます。
※なお、このあと福原愛はダブルスでの出場がありませんが、決して「コイツうるせーな」的な話ではありません。
※ちょっと気になるだけで、声はお互い様ですので、決して「コイツうるせーな」的な話ではありません。
<8月6日 女子団体準決勝第2試合 日本−シンガポール戦>
【第1試合】
○福原愛 3-1 フェン・ティアンウェイ×
・第1ゲーム ○福原11-9フェン×
・第2ゲーム ○福原11-6フェン×
・第3ゲーム ×福原5-11フェン○
・第4ゲーム ○福原11-9フェン×
寸評:勝てば銀メダル以上確定となる一戦。日本チームの先鋒を任されたのは、やはり福原愛でした。福原愛は個人戦で石川佳純選手を下して銅メダルを獲得しているフェン選手に対し、過去の対戦成績1勝9敗という不利をものともせず、まさに日本のエースという堂々の風格を漂わせつつ勝利。史上初のメダル獲得に大きく前進しました。
<8月7日 女子団体決勝 日本−中国戦>
【第1試合】
×福原愛 1-3 李暁霞○
・第1ゲーム ×福原6-11李○
・第2ゲーム ○福原11-9李×
・第3ゲーム ×福原2-11李○
・第4ゲーム ×福原5-11李○
寸評:バックハンドの強打で個人戦金メダリストの李暁霞選手を苦しめた福原愛でしたが、第2ゲームを奪うなど思ったより苦しめすぎてしまったことで、先方のやる気に火を点ける結果になりました。第3ゲームを圧倒されると、そのまま試合を落としました。負け惜しみではありませんが、個人戦では4ゲーム先取で勝利ですので、そういう意味ではまだ完全に負けた感じはしておりません。今大会はこのぐらいにしておいてあげようと思っております。
■3.福原愛本人よりご挨拶
試合後のコメントをもって、みなさまへのご挨拶と代えさせていただきます。
※僕のところには電話がきていません…一体どうしたのでしょうか?
※電話番号は変わっていませんが…間違えてしまったのでしょうか?
※泣いて喜んでいたのは事実ですが…一体誰と話したのでしょうか?
■4.兄よりご挨拶
福原愛にたくさんのご支援・ご声援をいただき誠にありがとうございます。まずは、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。
8月13日をもちまして愛は卓球人生満20年を迎えました。ひとりの少女が成人するまでの時間をかけ、愛はみなさまに見守られながら成長してまいりました。それはまさに親と娘、兄と妹の関係でありました。多くの方が親族のような気持ちで、愛の頑張りを見守っていただいたことと思います。
その20年のすべてが、今回のメダルにつながっております。
天才卓球少女・福原愛の登場は、女子卓球という競技の中興のきっかけとなりました。多くのみなさまに愛の泣き顔が愛されたことで、卓球を目指す少女とそれを望む親御さんが増えたことでしょう。「愛ちゃんのように」という気持ちでラケットを握った少女たちが、日本女子卓球の裾野を広げ、頂点を押し上げたことは間違いありません。平野選手、石川選手との出会いも、愛の存在が広げた女子卓球界の中での必然だったのではないでしょうか。
愛自身「天才」という呼び名に苦しめられることも多く、おそらく本人は「自分は天才ではない」と否定することでしょう。しかし、その名に込められた期待の大きさが、五輪でのメダルという目標へと、本人を向かわせたように思われます。
どれほど負けても、全日本のタイトルを獲れなくても、五輪で期待に応えられなくても、変わらぬご声援の大きさ。出場自体を喜び、それでいいんだと甘やかすことなく、メダルのご期待をかけていただきました。愛を信じていただきました。20年をかけて、みなさまの願う「天才卓球少女」に、少しずつ愛は追いついてきたのではないかと感じます。
今大会はすべての準備を整え、獲るべくして銀メダルを獲得した大会でした。
過去の世界選手権で団体戦のメダル常連国となった実績。3人の全日本王者を擁するチーム編成。その実力が、本大会前に各地で行なわれた大会で結果を残し、団体としての世界ランキングを2位に押し上げることにつながりました。決勝戦まで中国チームに当たらない組み合わせを実現できたことは、メダルの色を銅から銀に変えた最大の要因です。
ただ、それは必ずしも金メダルにつながる準備ではありませんでした。
準決勝後の本人たちの涙は、大きな達成感の証であり、史上初のメダルに満足を覚える本心からのものでした。その一方、決勝戦の結果にも現れておりますように、中国と伍するまでの準備はできておらず、中国はいまだ遠くに見える目標のままです。
世界の卓球界が中国と中国からの帰化選手に席巻される中、日本女子卓球の存在は希望です。今後は世界の中で、中国に少しでも近づき脅かせるような存在となることが、新たな課題となってくることでしょう。そうした存在になることが、これまで愛が日本女子卓球を発展させてきたように、世界の卓球を発展させる一助になると確信しております。
大きな成果をあげた直後でもあり、心の整理、新たなモチベーションを見出すまでにはしばしの時間が必要です。痛めている右ヒジの治療も行ないたく思います。今後の活動について、具体的なお知らせをすることは当面差し控えさせていただきますが、もし愛が再び卓球と向き合う決断をしたならば、より一層のご声援・ご期待をいただきたく存じます。
銀メダルにとどまらない大きなご期待で、愛の背中を押していただければ幸いです。
■5.よくあるご質問について
●今後の抱負について
当面は、故郷・被災地を含めた各地にて、今回の成果をご報告することに専念してまいります。夏季五輪リオデジャネイロ大会を含めた今後の活動については、改めてお知らせいたします。
●団体戦後にNHK中継で紹介されたFAXについて
団体戦なのに「愛ちゃん、石川さんがんばってください」という平野選手を完全に無視したFAXが確認されておりますが、福原愛本人およびその関係者による嫌がらせではございません。
●メダル確定後に一部スポーツ紙で掲載された写真について
http://london2012.nikkansports.com/table-tennis/news/f-sp-tp0-20120806-996010.html
※平野選手を完全に隠している感じになっておりますが、福原愛本人およびその関係者による嫌がらせではございません。
●団体戦後に一部スポーツ誌で掲載された写真について
http://www.sanspo.com/london2012/photos/20120806/ttn12080606150001-p7.html
※スーパーサイヤ人ではございません。
●プライベートについて
ご報告できることがあった際には、然るべき場所にてご報告してまいります。現時点では結婚・妊娠の事実はございません。
●選手村での出場選手との交流について
大会期間中は高校時代の同級生でもある、女子バドミントンダブルスの藤井瑞希選手と、頻繁なメール交換や直接対面などで、メダル獲得の喜びを分かち合いました。バドミントン以外のラケット系競技出場選手との交流については、お答えを差し控えさせていただきます。
●大会期間中の食事について
大会期間中は主に日本のサポートハウスで食事を摂っており、また母・千代さんの手料理などを食べておりました。
●大会期間中の食堂の利用について
大会期間中は主に日本のサポートハウスで食事を摂っており、また母・千代さんの手料理などを食べておりました。食堂はあまり利用しておりません。
●大会期間中に食堂でiPadを所持していた選手の有無について
大会期間中は主に日本のサポートハウスで食事を摂っており、また母・千代さんの手料理などを食べておりました。食堂はあまり利用しておりませんので、お答えいたしかねます。
●大会期間中に食堂に貼られていたポスターについて
大会期間中は主に日本のサポートハウスで食事を摂っており、また母・千代さんの手料理などを食べておりました。食堂はあまり利用しておりませんので、お答えいたしかねます。
●大会期間中に食堂の主として活動していた室伏広治選手との交流について
大会期間中は主に日本のサポートハウスで食事を摂っており、また母・千代さんの手料理などを食べておりました。食堂はあまり利用しておりませんので、お答えいたしかねます。
●室伏広治選手イラスト入り携帯クリーナーの所持について
お答えを差し控えさせていただきます。
<資料映像 NHKオンライン提供>
2012年8月15日
スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム
フモフモ編集長
スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム
フモフモ編集長
去る2012年8月7日、私フモフモの腹違い種違いの妹・福原愛が、第30回夏季五輪ロンドン大会卓球競技女子団体種目において銀メダルを獲得いたしましたので、ここにご報告申し上げます。
■1.概要
2012年8月7日に行なわれました、第30回夏季五輪ロンドン大会卓球競技女子団体種目決勝において、日本(石川佳純、平野早矢香、福原愛)は中国と対戦。第1試合に出場した福原愛が中国の李暁霞選手にゲームカウント1-3で敗れたほか、第2試合・第3試合も敗戦。0-3で敗れました。
この結果、日本は第2位となり銀メダルを獲得しました。
■2.女子団体戦 福原愛出場試合結果
<8月3日 女子団体1回戦第8試合 日本−米国戦>
【第1試合】
○福原愛 3-0 エーリアル・シン×
・第1ゲーム ○福原11-4シン×
・第2ゲーム ○福原11-7シン×
・第3ゲーム ○福原11-7シン×
寸評:日本のエースとして初戦に登場した福原愛は危なげなく勝利。フォアハンドの強打から相手を崩す新たなスタイルで、日本チームに勢いをつけました。
【第3試合】
○福原愛、石川佳純 3-0 エリカ・ウ、リリー・チャン×
・第1ゲーム ○福原、石川11-7ウ、チャン×
・第2ゲーム ○福原、石川11-7ウ、チャン×
・第3ゲーム ○福原、石川11-1ウ、チャン×
寸評:この試合までに2勝を挙げた日本は、ダブルスにも勝利して3-0で準々決勝進出を決めました。試合中には米国ペアがラケットをとんでもないところにまで投げ飛ばす一幕もあり、福原愛本人にとっても「どこまで飛ぶんだろ…」「さぁ…?」という戸惑いを隠せない一戦となりました。
【参考動画】
http://cgi2.nhk.or.jp/olympic/common/player/news/view.cgi?params=1,type=clip&clip=513545&mtype=1&keepThis=true
※ラケットにご注意ください
※逆にボールは気をつけなくても大丈夫です。どんなに高速で当たっても死にゃしませんから
※とにかくラケットにご注意ください
<8月4日 女子団体準々決勝第4試合 日本−ドイツ戦>
【第2試合】
○福原愛 3-1 イリナ・イバンカン×
・第1ゲーム ×福原8-11イバンカン○
・第2ゲーム ○福原11-8イバンカン×
・第3ゲーム ○福原11-8イバンカン×
・第4ゲーム ○福原11-7イバンカン×
寸評:1試合目に登場した石川佳純選手がゲームカウント2-3にもつれる試合となり、ヒヤヒヤしながらの登場となった福原愛。「あぶないわぁ…」「やっぱり私がやるしかない…」「経験の違いを見せなきゃ…」と意気込みましたが、若干の空回りとなりました。
【第3試合】
○福原愛、平野早矢香 3-0 ウ・ジャドゥ、クリスティン・ジルバーアイゼン×
・第1ゲーム ○福原、平野11-8ウ、ジルバーアイゼン×
・第2ゲーム ○福原、平野11-5ウ、ジルバーアイゼン×
・第3ゲーム ○福原、平野11-7ウ、ジルバーアイゼン×
寸評:試合内容はともかく平野選手が得点をあげたときに叫ぶ「おーっ!!」という声がうるさく、福原愛本人も「うるさいんじゃなくて気合いが入っていて」「平野さんは最初の試合だったので声のコントロールができてなくて」「こんなに気合い入っているんだって思いました」とテレビ番組の生放送で注意せざるを得ない状況に追い込まれました。相手方選手にも相当の重圧が加わったものと想像され、慣れているぶん日本ペアは有利に試合を運ぶことができました。
【参考動画】
http://cgi2.nhk.or.jp/olympic/common/player/news/view.cgi?params=1,type=clip&clip=516249&mtype=1&keepThis=true
※平野選手に代わり、卓球場を騒がせましたことをお詫び申し上げます。
※なお、このあと福原愛はダブルスでの出場がありませんが、決して「コイツうるせーな」的な話ではありません。
※ちょっと気になるだけで、声はお互い様ですので、決して「コイツうるせーな」的な話ではありません。
<8月6日 女子団体準決勝第2試合 日本−シンガポール戦>
【第1試合】
○福原愛 3-1 フェン・ティアンウェイ×
・第1ゲーム ○福原11-9フェン×
・第2ゲーム ○福原11-6フェン×
・第3ゲーム ×福原5-11フェン○
・第4ゲーム ○福原11-9フェン×
寸評:勝てば銀メダル以上確定となる一戦。日本チームの先鋒を任されたのは、やはり福原愛でした。福原愛は個人戦で石川佳純選手を下して銅メダルを獲得しているフェン選手に対し、過去の対戦成績1勝9敗という不利をものともせず、まさに日本のエースという堂々の風格を漂わせつつ勝利。史上初のメダル獲得に大きく前進しました。
<8月7日 女子団体決勝 日本−中国戦>
【第1試合】
×福原愛 1-3 李暁霞○
・第1ゲーム ×福原6-11李○
・第2ゲーム ○福原11-9李×
・第3ゲーム ×福原2-11李○
・第4ゲーム ×福原5-11李○
寸評:バックハンドの強打で個人戦金メダリストの李暁霞選手を苦しめた福原愛でしたが、第2ゲームを奪うなど思ったより苦しめすぎてしまったことで、先方のやる気に火を点ける結果になりました。第3ゲームを圧倒されると、そのまま試合を落としました。負け惜しみではありませんが、個人戦では4ゲーム先取で勝利ですので、そういう意味ではまだ完全に負けた感じはしておりません。今大会はこのぐらいにしておいてあげようと思っております。
■3.福原愛本人よりご挨拶
試合後のコメントをもって、みなさまへのご挨拶と代えさせていただきます。
<決勝進出を決め、銀メダル以上確定後>
福原:「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」
福原:「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー」
福原:「ありがとうございます」
福原:「このメダルはみんなで獲ったメダルなので、みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです」
福原:「(20年間頑張ってきてよかったですねと問われて)はい、本当にふたりに感謝してます」
福原:「1球も凡ミスしないで、集中力の戦いだったので、最後の1球まで集中力を保ちました」
福原:「(4年前の3位決定戦で敗れた悔しさを晴らすことが)できました」
福原:「まずは張さん、10年間ずっと教えてもらっているので張コーチ(に喜びを伝えたい)。そしてお母さんに報告したいです」
福原:「昨日のドイツ戦も被災地の子どもたちが応援にきてくれて、たくさんパワーをくれたので、持って帰るものができて一安心です」
福原:「北京オリンピックが終わってから本当に悔しくて、夢にまで見ていたメダルを三人で一緒に獲ることができて、本当に嬉しいです」
<帰国後の会見にて>
福原:「一生忘れられないオリンピックになりました」
福原:「今一番したいことは、本当は仙台にメダルを持って帰りたいんですけど、仙台市のほうから『今夏休みで子どもたちが学校にいないので、夏休みが終わってからぜひいらしてください』と言われているので、夏休み明けになると思います」
<母・千代さんにメダルをかけて>
福原:「重たいねえって、喜んでくれました」
<お兄さんについて>
福原:「お兄ちゃんに電話をしたら、泣いて喜んでくれました」
<日本外国特派員協会での会見にて>
福原:「みなさんこんにちは」
福原:「メダルが決まった瞬間は、やったーと思ったことしか覚えていません」
福原:「フィッシュアンドチップスは匂いだけ嗅ぎました」
福原:「(フィッシュアンドチップスを食べたという石川選手に)どんなの?」
福原:「え、え、ポテトチップスの魚味じゃないの?」
福原:「へーーーーーーーーーー知らなかった」
<公式ブログでの報告>帰ってきました
感謝の気持ちでいっぱいです
みんな、ありがとう
皆さんがプレゼントしてくれた、みんなで獲得したメダルです
心からありがとうございましたっっっ
http://ameblo.jp/fukuhara-ai-blog/entry-11325182310.html
※僕のところには電話がきていません…一体どうしたのでしょうか?
※電話番号は変わっていませんが…間違えてしまったのでしょうか?
※泣いて喜んでいたのは事実ですが…一体誰と話したのでしょうか?
■4.兄よりご挨拶
福原愛にたくさんのご支援・ご声援をいただき誠にありがとうございます。まずは、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。
8月13日をもちまして愛は卓球人生満20年を迎えました。ひとりの少女が成人するまでの時間をかけ、愛はみなさまに見守られながら成長してまいりました。それはまさに親と娘、兄と妹の関係でありました。多くの方が親族のような気持ちで、愛の頑張りを見守っていただいたことと思います。
その20年のすべてが、今回のメダルにつながっております。
天才卓球少女・福原愛の登場は、女子卓球という競技の中興のきっかけとなりました。多くのみなさまに愛の泣き顔が愛されたことで、卓球を目指す少女とそれを望む親御さんが増えたことでしょう。「愛ちゃんのように」という気持ちでラケットを握った少女たちが、日本女子卓球の裾野を広げ、頂点を押し上げたことは間違いありません。平野選手、石川選手との出会いも、愛の存在が広げた女子卓球界の中での必然だったのではないでしょうか。
愛自身「天才」という呼び名に苦しめられることも多く、おそらく本人は「自分は天才ではない」と否定することでしょう。しかし、その名に込められた期待の大きさが、五輪でのメダルという目標へと、本人を向かわせたように思われます。
どれほど負けても、全日本のタイトルを獲れなくても、五輪で期待に応えられなくても、変わらぬご声援の大きさ。出場自体を喜び、それでいいんだと甘やかすことなく、メダルのご期待をかけていただきました。愛を信じていただきました。20年をかけて、みなさまの願う「天才卓球少女」に、少しずつ愛は追いついてきたのではないかと感じます。
今大会はすべての準備を整え、獲るべくして銀メダルを獲得した大会でした。
過去の世界選手権で団体戦のメダル常連国となった実績。3人の全日本王者を擁するチーム編成。その実力が、本大会前に各地で行なわれた大会で結果を残し、団体としての世界ランキングを2位に押し上げることにつながりました。決勝戦まで中国チームに当たらない組み合わせを実現できたことは、メダルの色を銅から銀に変えた最大の要因です。
ただ、それは必ずしも金メダルにつながる準備ではありませんでした。
準決勝後の本人たちの涙は、大きな達成感の証であり、史上初のメダルに満足を覚える本心からのものでした。その一方、決勝戦の結果にも現れておりますように、中国と伍するまでの準備はできておらず、中国はいまだ遠くに見える目標のままです。
世界の卓球界が中国と中国からの帰化選手に席巻される中、日本女子卓球の存在は希望です。今後は世界の中で、中国に少しでも近づき脅かせるような存在となることが、新たな課題となってくることでしょう。そうした存在になることが、これまで愛が日本女子卓球を発展させてきたように、世界の卓球を発展させる一助になると確信しております。
大きな成果をあげた直後でもあり、心の整理、新たなモチベーションを見出すまでにはしばしの時間が必要です。痛めている右ヒジの治療も行ないたく思います。今後の活動について、具体的なお知らせをすることは当面差し控えさせていただきますが、もし愛が再び卓球と向き合う決断をしたならば、より一層のご声援・ご期待をいただきたく存じます。
銀メダルにとどまらない大きなご期待で、愛の背中を押していただければ幸いです。
■5.よくあるご質問について
●今後の抱負について
当面は、故郷・被災地を含めた各地にて、今回の成果をご報告することに専念してまいります。夏季五輪リオデジャネイロ大会を含めた今後の活動については、改めてお知らせいたします。
●団体戦後にNHK中継で紹介されたFAXについて
団体戦なのに「愛ちゃん、石川さんがんばってください」という平野選手を完全に無視したFAXが確認されておりますが、福原愛本人およびその関係者による嫌がらせではございません。
●メダル確定後に一部スポーツ紙で掲載された写真について
http://london2012.nikkansports.com/table-tennis/news/f-sp-tp0-20120806-996010.html
※平野選手を完全に隠している感じになっておりますが、福原愛本人およびその関係者による嫌がらせではございません。
●団体戦後に一部スポーツ誌で掲載された写真について
http://www.sanspo.com/london2012/photos/20120806/ttn12080606150001-p7.html
※スーパーサイヤ人ではございません。
●プライベートについて
ご報告できることがあった際には、然るべき場所にてご報告してまいります。現時点では結婚・妊娠の事実はございません。
●選手村での出場選手との交流について
大会期間中は高校時代の同級生でもある、女子バドミントンダブルスの藤井瑞希選手と、頻繁なメール交換や直接対面などで、メダル獲得の喜びを分かち合いました。バドミントン以外のラケット系競技出場選手との交流については、お答えを差し控えさせていただきます。
●大会期間中の食事について
大会期間中は主に日本のサポートハウスで食事を摂っており、また母・千代さんの手料理などを食べておりました。
●大会期間中の食堂の利用について
大会期間中は主に日本のサポートハウスで食事を摂っており、また母・千代さんの手料理などを食べておりました。食堂はあまり利用しておりません。
●大会期間中に食堂でiPadを所持していた選手の有無について
大会期間中は主に日本のサポートハウスで食事を摂っており、また母・千代さんの手料理などを食べておりました。食堂はあまり利用しておりませんので、お答えいたしかねます。
●大会期間中に食堂に貼られていたポスターについて
大会期間中は主に日本のサポートハウスで食事を摂っており、また母・千代さんの手料理などを食べておりました。食堂はあまり利用しておりませんので、お答えいたしかねます。
●大会期間中に食堂の主として活動していた室伏広治選手との交流について
大会期間中は主に日本のサポートハウスで食事を摂っており、また母・千代さんの手料理などを食べておりました。食堂はあまり利用しておりませんので、お答えいたしかねます。
●室伏広治選手イラスト入り携帯クリーナーの所持について
お答えを差し控えさせていただきます。
<資料映像 NHKオンライン提供>
大関互助会議事録を彷彿とさせるさすがの発想!