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2020年東京五輪の招致・開催に賛成します!

振り返って2016年夏季五輪大会の開催場所決定の際、僕はもちろん東京支持だったのですが、そこにはある種の諦めもありました。「東京でできたらいいけれど、多分ダメだろう」「リオで開催するのが本線だろう」「まぁリオでいいんじゃないか」という気持ち。

しかし、今改めて2020年大会の開催場所決定を1年後に控え、僕の気持ちはより積極的支持に傾きました。この4年間ロクにいいこともなく、ただただ年を取り、日本を取り巻く閉塞感はますます濃くなり、おまけに震災などで未来への不安も高まった今。今だからこそ未来に希望がほしい。日曜日に楽しい予定がある週のように、「あと4日働いたらアレだから頑張ろう」と思える何かがほしい。その何かを考えるにあたり、スポーツで生きる活力をもらっているいち都民としては、東京五輪開催を望みたいと思うのです。

●何故「五輪」なのか?
何故かと言われるならば、答えは「楽しい」からです。僕はスポーツ好きですので、オリンピックは最高に楽しいです。もちろんテレビで見ても楽しいですが、自分の国で開催し、その運営に少しでも携わり、現場で見守ることができたならどんなに楽しいことか。

隅田川の花火大会もテレビで中継されたりして、大変キレイなものですが、実際に川辺に出かけ、人いきれの中を汗ばんで歩き、打ち上がる花火の音と光を身体で感じたなら。そこにはテレビで得られない興奮があるでしょう。チャンスがあれば現場で、と思うのは自然なことです。


●「五輪」でないといけないのか?
別にほかのものでもいいのです。楽しければ。その日まで頑張って生きて行こうと思えるものであれば。夢とか希望とかと言うとフワフワした感じがしますが、結局生きるうえでもっとも大切なのは「楽しさ」ではないでしょうか。「人はパンのみにて生きるにあらず」と言いますが、メシ食って寝ているだけなら何も面白くありません。

それを感じられるような日本、わが町であってほしい。音楽で楽しさを生んでもいい。芸術で楽しさを生んでもいい。映画や演劇でもいいでしょう。ただ、それらと比べても五輪は非常に効率のよいプランのひとつだと思います。僕自身はもちろん、テレビの視聴率であったりを見れば、世間的にも五輪で熱狂するタイプの人は多いのではないでしょうか。ひとつの仕掛けでたくさんの人が楽しくなるプランとして、五輪はオススメできると思います。


●でも、経済効果がないじゃないか?
「五輪には経済効果がない。儲からない」という意見の人とは基本的に話が噛み合わないので、お互いに説得しても無意味でしょう。僕は五輪に経済効果など求めません。東京ごと破綻するような野放図なお金の使い方はさせないように見守るとしても、「使用したお金と、最終的に還ってきたお金」の多寡だけで判断することはしません。マイナスでも構いませんし、それを税金の無駄遣いとは思いません。「地域住民への還元」など求めませんし、もっとハッキリ「いくら必要だ」と負担を要請してほしいくらい。

僕は遠いロンドンで行なわれた五輪を大いに楽しみました。単純な19日間だけでもテレビにかじりつき熱狂しました。それは最高のライブでも見るような感じで、感覚的には1日あたり3万円から5万円ぶんは楽しんだ気がします。19日間なら50万円から100万円ぶんほどあったでしょう。この楽しさはお金では買えないのです。実際にお金を払ったところで本当に「楽しい」ものなど滅多にないのです。僕はそれが欲しい。お金よりも欲しい。

安全や安心にいくらお金を投じても、それだけで生きる喜びは生まれません。福祉も大事でしょう。医療も大事でしょう。ただ、それはそれ、これはこれ。サッカーでも全員でゴール前にドン引きしたら、最高で引き分けにしかならないのです。どこかで前を向いて攻めなくては。それが五輪ではないほかのものだという意見は大いに尊重したいところですが、「儲からないから止めろ」という意見には与することができません。僕なんか、もうそろそろ人生に絶望して死んじゃいそうなんですから。儲けたって意味ないのです。

僕が感じる「楽しさ」は経営コンサルタント系の人が五輪反対論を掲げるときの「経済効果」とやらには入っていないですよね?それも含めて判断しなければ、経済効果論などウソっぱちです。まぁ「五輪なんて別に楽しくない」って思ってる人が計算したら、そうなるでしょうけどね。

お金でしか判断できない人とは、意見が合わなくて当然です。


●とは言え、一回のお祭りにしては金かかりすぎでは?
五輪は19日間だけの興業ではありません。それに至るまでの4年間、ロンドンは大いに注目を集めました。ロンドン五輪を目指す選手たちの頑張りや、出場権を懸けた激闘に心躍らせました。それもすべて五輪があるからこその盛り上がりです。自国で開催する場合、出場権争いはなくなりますが、そのぶん大きなチャンスに燃える選手たちを見守るという別の喜びが生まれます。ロンドンには進めなかったバスケットボールやハンドボールなど多くの競技を見守る喜びが生まれます。

そして、その盛り上がりは各競技に留まるものではありません。よく知っているつもりのロンドンでも、たくさんの名所を紹介され、音楽を紹介され、食を紹介されたでしょう。東京で五輪を開催すると、世界中で東京が紹介されるのです。4年間を掛けて。それが観光に役立つかは即答できません。震災や放射性物質を恐れる人を呼び戻すチカラになると断定はできません。ただ、未曾有の注目度であることは確か。僕もこの4年間ほどロンドンに注目した時間はありませんでしたから。

それはインターネット的に言えば「PVがドカンと増えた」という状態です。PVの数がそのままお金に変換されたりはしませんが、PVの数はチャンスの量です。広告で稼ぐもヨシ、商品を売るもヨシ、あるいはサイト運営者のブランディングを行なうもヨシ。活かし方次第です。

同じ金額を使っても、いや倍の金額を投じても、五輪以外の使い道ならこれほどの未曾有の注目は集められないでしょう。ロンドンでどんな大規模なお祭りをやったところで、デカイ建物を建てたところで、所詮はヨソの話ですからね。「当事者」じゃないですからね。

何か「攻める」お金の使い方をするなら、五輪はオススメなのです。少なくとも確実なチャンスは買えるのですから。五輪がなければ絶対に来なかった人が東京を訪れたなら、それはどんな観光CMよりも効果があるでしょう。


●やるにしても、東京じゃなくてもいいじゃない?
確かに東京じゃなくてもOKです。むしろ仙台あたりでできれば震災復興の象徴にもなるでしょう。しかし、残念なことに手を挙げられるのが東京しかないのです。五輪開催に手を挙げれば「経済効果論者」からの猛攻撃が待っています。そもそも論として、ある程度の財政規模がなければ、挙げた手を引きずりおろされるのがオチ。無い袖をつかんで、引きずりおろされるのです。

東京という都市に、石原慎太郎という豪腕がいる。このタイミングでしか本気の挙手はできないでしょう。過去大会で招致活動に失敗した名古屋・大阪・広島のような半端な手の挙げ方では、取れるものも取れません。もうこれは小細工とかのレベルですが、東京が手を挙げ、しれっと東北にも余波を送るのが、現実的な「復興五輪」の開催方法。ロンドン五輪もしれっとグラスゴーとかでサッカーの試合をやっていますしね。

2002年ワールドカップでは、大分県の旧・中津江村がカメルーン代表公認キャンプ地に選ばれ、大いに盛り上がりました。そのレベルの何かは東京以外にも波及させられるでしょう。

まぁ、それに外人にとっては東京も仙台も違いなんかわかりゃしません。十把一絡げに「あの辺」と思っているだけです。先日僕が参加したサマーソニックでも、ジャミロクワイやニューオーダーが「サンキュートキオ!」と言っていました。会場は千葉なんですけどね。


●私は五輪で楽しめないんですが…。
楽しめないんじゃ辛いですよね。でも、楽しくなくても五輪を活用する方法はあります。五輪は大きな目標となるものです。2020年に向けて、もう一度東京という「日本の心臓」の有り方を考え、その期限に向かって努力する目印となるものです。自己啓発本に書いてある「目標に向かって努力するのが成功の秘訣」という言葉の、目標に当たるものです。

五輪を開催する都市として、交通網はこれでいいのか。五輪を開催する都市として、医療体制はこれでいいのか。五輪を開催する都市として、インフラはこれでいいのか。五輪を開催する都市として、パラリンピアンを受け入れる体制はこれでいいのか。東京の、日本の未来を考える機会として、スポーツ嫌いの方にも五輪を活用してほしい。

「五輪だと言うと何でも予算が通る」なんて話もありますが、それは五輪がそれだけ大きな目標だから。逆に言えば、そうした目標がなければ、いろいろなことは遅々として進まないでしょう。

例えば、スポーツ好きでない人にとって、国立競技場や代々木体育館、駒沢公園といった1964年東京五輪の遺産はどう思われているのでしょうか。東京中央を占めるあの広大な土地。新宿・渋谷から歩いていける好立地。そこに大正時代の建造物まで含む、ボロボロの施設たちが並んでいるのです。もちろんスポーツ好きとしては、五輪を機会にあれらの施設を最新の状態に一新し、スポーツを通じて豊かな生活を送るための拠点としてほしいと思っています。

しかし、そうでない人にとっては、あれは土地の無駄遣いでしょう。古いし、ボロいし、現代の基準にいろいろと合致していないので、大きなイベントは開けなかったりしますし。そうした点を含め、東京を考え直すための機会として、ぜひ「東京五輪」にご参加いただきたいもの。

何の目標も期限もなければ、人は動きません。ただただ時間が経ち、人やモノは古くなり、活力を失うばかり。目標がなくても明るい未来を作るために頑張れる、というのは「期末テストがなくてもちゃんと勉強できるよ!」くらい不確かな話。五輪は、その「目標」としてオススメだと思います。



まぁクドクドとやりましたが、このような気持ちで僕は東京五輪の招致・開催に賛成しています。この件に関してクチを開くのは「経済効果論者」ばかりですが、僕のように熱烈に支持している都民もいます。目に入る反対意見だけでなく、しっかりと賛成している者もいると知ってほしく、それが招致活動に尽力している人たちの背中を押すことにつながることを祈って、「声なき声」を敢えてあげた次第。2013年9月の開催地決定に向け、頑張ってほしい、そして頑張っていきたいものです。

ということで、何やかんやでみんな楽しんでいるやん…という実例として、20日の五輪メダリスト凱旋パレードをチェックしていきましょう。



◆主催者発表50万人!脱原発デモよりも多いじゃないか!

東京五輪開催にあたって、一番のネックとされているのが地元支持率の低さ。5月に発表されたIOCの調査では支持率は47%どまりだったといいます。この低さを何とかすることが東京五輪招致のカギを握っているわけです。

しかし、20日の銀座パレードは支持率の低さなど吹き飛ばすような熱狂ぶり。銀座中央通りを人間が埋め尽くし、わずか20分のパレードのために早朝から人垣を作りました。ついには交差する道路にまで人が溢れ、浅草サンバカーニバルも真っ青な人入り具合。沿道のビルからも勤務中の人々が手を振ります。

約1キロの沿道に集まった人数は、主催者発表で50万人。それが本当かどうかは数えたわけではないのでわかりませんが、先日写真で見た脱原発デモが主催者発表で20万人だということから考えると、50万人は確実にいるでしょう。いや、パッと見では200万人くらいいそうです(脱原発デモ比較)!

先頭でやってきたのは、主将の村上幸史さんと旗手の吉田沙保里さん。村上主将はこの日ただひとりメダルを持たずに参加してバツが悪そうな感じもありますが、沿道の歓声に大きく手を振って応えてくれます。

↓銀座黒田陶苑:「先頭は美しい女性です」

村上さんは男性ですよ!

美しいけれど男性ですよ!


つづく1号車にはアーチェリー、卓球、ウェイトリフティング、ボクシング、レスリング、ハンマー投げの各選手が搭乗。室伏広治さんが何かボードを掲げていたので、「僕に投票してね、かな?」「パレードでの選挙活動は大丈夫なのか!?」「やめろ室伏!」とヒヤヒヤしたところ、そこには「祈・被災地復活」と書かれていました。これは今大会に臨んだアスリート共通の想いに違いありません。

↓ギンザマガジン:「トップバッターは卓球三姉妹!」

※ウチの愛の隣にいるボクシングの清水選手は、「愛と友だち」と公言しておりますが、それはウソです。
※愛本人が「俺のこと覚えてる?」と聞かれたときに、つい勢いで「はい…」って言っちゃっただけであることを表明していましたので。
※何か調子こんで隣に来ていますけど、清水選手は友だちでも何でもありませんので、ご理解をよろしくお願いいたします。

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2号車には柔道、競泳の選手団が搭乗。中継カメラに気づいた松本薫さんは、カメラに向かってかめはめ波のポーズを決めてくれました。さすが攻撃的野獣・松本薫。もし、万一、手から気功波が出ていた場合、カメラマンは死んでいました。

↓松田丈志さん:「もうすぐパレード、始まるよ〜!!」

松田:「康介さん手ブラで帰すわけにはいかないぞ」
入江:「じゃ、ヌーブラで」
寺川:「いや、ノーブラで」
鈴木:「いや、スポーツブラで」
萩野:「いっそ髪ブラで!」


3号車にはなでしこJAPANと男子体操の選手団が搭乗。すると、手を振るなでしこ一団から外れて、世界チャンピオン・内村航平クンの横に岩清水・大儀見ペアが急接近。さすが恋多き女と人妻。ムンムンした雰囲気で内村クンのカラダに熱視線を送ります。まぁ万一の場合、内村クンはバスから飛び降りても華麗な着地を決められるでしょうから、降りて逃げればいいわけですが。

↓ニッカン:「パレードでもなければ見られないツーショット!」

3号車を見ながら「山室光史さんはどこだ…?」「やはり怪我で来られないのか…?」「あ、いた!」と思ったら、海堀あゆみさんだったことはナイショでお願いします!

加藤凌平クンを探していたら近賀ゆかりさんだったこともナイショでお願いします!

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そして4号車。4号車にはフェンシング・バドミントン・バレーボールのメンバーが搭乗。新婚の竹下佳江さんも、ロイヤルウェディングみたいな雰囲気で歓声に応えます。お客さんも「妙に見やすい!」「何かこの車の人は妙に見やすい!」「腰まで見える!」とグッと盛り上がります。4号車が見やすいんじゃなくて、乗っている人がデカイだけなんですけどね…!

↓太田雄貴:「汗がハンパじゃない」

行きの飛行機も、現地の宿泊代も自腹だった淡路卓さんが、メダリストとしてバスに乗っているだと…!

何か手のひら返しみたいでコッチも恥ずかしいので、淡路さんだけバス代200円先払いでお願いします!!


そして、後続の5号車は「2020年のニッポンにこの感動をつなげよう!」というメッセージを掲げ、しんがりを走行。今回このようなパレードが企画されたのも、メダリストがこれだけ協力してくれたのも、このメッセージを伝えるためでしょう。そして、東京都民がどれだけ五輪に心動かされているかを確認するためでしょう。

その成果は大いにありました。あの人、人、人、人。平日の昼間に都合をつけ、銀座の交通を封鎖しても、メダリストのもとに集いたい人がこんなにたくさんいるのです。これこそ声なき声が現出したさまでしょう。

東京五輪の地元支持率は低いと言われます。しかし、IOC発表の47%という数値でも、1300万都民で考えれば「支持者600万人」もいるのです。これはマドリッド市民が全員賛成したよりも多い数。イスタンブールは人口的にも東京に匹敵する強力なライバルですが、まだまだ東京にも声なき声が潜んでいるはず。支持者600万人を700万人、800万人と増やし、イスタンブールとの激戦に臨みたいものですね。

↓丸山桂里奈:「みなさんありがとうございました(⌒▽⌒)」

何だこの人の数wwwwwwwwwwwwwwww

みんな、オリンピックめっちゃ楽しんでるやんwwwwwwww

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2020年東京五輪で毎日このお祭り騒ぎがしたい!そこまで生きていたい!