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日本の娘を見守る、父の気持ちが燃え上がる!

26日の日曜日。僕は相変わらずダラダラとした休日を過ごし、24時間テレビなどを見ていました。次々に紹介される感動の物語たち。佐々木健介さん&北斗晶さん一家によるマラソンには、「プロレス並みに感動的なストーリー」「北斗のヒザが限界なのに、息子の距離がやたら短い」「ダンプ松本がノーメイクで応援に来たのかと思ったら長与千種だった」などと僕も大感動の連続。大粒の涙をこぼしました。

そしてもうひとつ感動したのが、合間にチョコチョコ流れていた連ダコ企画。1万6000枚だかの連ダコを上げると世界記録になるとかで、みんなの祈りを書き込んだタコを早朝から次々に上げていたその企画。青雲のCMをはるかに超えるレベルで大空高く列を成すタコたち。世界記録には及ばない段階でも、その様は壮観でした。

しかもタコ上げスタッフには、アニマル浜口&浜口京子親娘と、三宅義行&三宅宏実親娘がいるではありませんか。親子愛、チカラ持ちという雑な思い込みで選ばれた2組のアスリート親娘。「上がれ!上がれ!タコ上がれ!」と絶叫するアニマルを前に、苦笑いする京子さんと宏実さん。ボンヤリしている義行さん。宏実さんの顔には「タコ上げにチカラとか必要ないよね…」「ていうか、私今ちゃんとヒモ持ってないし…」「重量挙げってチカラで上げてるんじゃなく、バーベルの下に上手につっかえ棒を入れるイメージだから…」という困惑も浮かんでいました。

残念ながら、そのタコは途中でどっかの木の枝に引っ掛かってしまい、これ以上上げられなくなりましたが、親娘の美しい愛情は感じることができました。どんなことがあっても「上がれ!上がれ!タコ上がれ!」と応援をつづけるアニマルの姿に、僕もいいオッサンとして父性愛が大いに刺激されました。娘を見守りたい、娘を愛したい、娘を自分色に染め上げたいという熱い気持ちが高まってきたのです。

そんなしょうもないオッサンにとって、嬉しい存在がU-20女子ワールドカップで戦いつづけるヤングなでしこ。全員20歳以下という設定。これからトップを狙っていく成長途上。今大会が「はじめまして」のお相手でも、次のワールドカップ、次のオリンピックまで粘着すれば、粘着歴4年という結構なベテランになることができます。僕もしっかりと粘着していきたいと思う次第。4年後には「親」を名乗れるくらいの深く大きな愛情を持って…。

ということで、4-0大勝でヤングなでしこが決勝トーナメント進出を決めた、26日の「U-20女子ワールドカップ 日本VSスイス戦」をチェックしていきましょう。



◆AKBより若い!なでしこより美しい!蕾たちがほころんでいる!

中継開始前にフジテレビが流すオープニングVTR。主に田中・仲田・猶本の3選手を中心に、ヤングなでしこたちの凛とした表情を映し出します。「若く、美しい、なでしこの蕾たち」のキャッチコピー。合コンで同じことを言ったら、本家なでしこは確実にカチンとくる挑戦的な言葉。煽りVTRの最後に流れた「『成功』を強く願う心」を持って頑張れというメッセージには、「彼女たちにセイコウしてほしい」「一緒にセイコウしたい」「セ・イ・コ・ウ!」と熱い気持ちがわき起こり、緊張などで僕の身体も硬くなる始末。

聖地・国立には16914人の大観衆。ピッチに入る際には一礼してからラインをまたぐ選手たち。日の丸のビッグフラッグも揺れます。君が代を聴く選手たちは胸に手を当て、神妙な面持ちです。僕は胸に手を当てて君が代を聴く姿を見ると、どうしても「おっぱい揉んでるな」という認定をしてしまうのですが、世間的にはアレは胸の日の丸に手を当てていることになっているそうです。しかし、今回見たところ11番の田中美南ちゃん、15番の中村ゆしかちゃんはまったく日の丸に触れていませんでしたので、確実におっぱいにいっていたと思われます。何か、ホント、両選手ありがとうございます。

そして始まった試合。体格ではスイスのほうに分がありますが、技術では断然ヤングなでしこが上。本家なでしこを彷彿とさせるような、ショートパスでのボール回しで試合の主導権を握ります。何度となく訪れる決定機には得点の匂いがムンムン。さらに、試合中にちょいちょい抜かれる猶本あるいは田中陽子のイイ表情の数々。専用カメラでもあるのかと思うレベルで、ふたりの美貌を押さえつづける中継のおかげで、試合は完全にヤンなでペースの感触です。

たまに相手が中盤にボールを持ち込んできた際も、ボランチの田中陽子あたりがスッと寄せて、簡単にゲームを作らせません。球際でのぶつかり合いを厭わず、ときには激突から短パンを捲れ上がらせ、太ももをかなり根元まで露わにし、その状態でピッチに寝そべり、汗で濡れた髪を光らせる姿には、頼もしさすら感じます。

そして試合を動かしたのは、その田中陽子でした。左右両足のキックが持ち味で、中継では「宮間あやの後継者」と評される技術の持ち主。CKの際には「右サイドコーナーから左足で蹴ると見せかけて右足で蹴る」といった独特の動きを見せることもありました。そんな「両刀使い」の呼び声高い彼女が、宮間あやでも容易くはできないであろう、偉業をやってのけたのです。

↓前半30分、まずは自ら獲得した右足FKを直接叩き込んでヤンなで先制!



お見事!コース・スピード・曲がり、文句ナシ!

でも、ゴール後のパフォーマンスは10人でやっちゃダメだぞ!

1人はセンターサークルに入って、リスタートを邪魔するような役割分担を!

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↓そして迎えた後半2分、今度は左足FKを直接叩き込んで田中陽子2点目!



すげーwwww1試合中に両足でFKを決めたwwww

これは宮間あやの後継者ってよりも、礒貝洋光の後継者って感じだなwww

陽子の陽は太陽の陽!洋光の洋は大洋の洋!


決勝トーナメント進出という意味では、もうこの2点で安全圏。しかし、ヤンなでたちは若さゆえの貪欲さを抑えることなどありません。いや、抑えることなどできません。「大人のサッカー」が2点差を保ちつつ、リスクを負わないカウンター主体のゲームに移行するものなら、「ヤングのサッカー」はガンガン攻撃を続行するもの。2回戦では飽き足らず、3回戦、いや4回戦と求めつづけるのがヤングの試合なのです!

↓後半7分、田中陽子の右CKから、かいぶつ・西川の振り向きざまシュート!


これもすごいwwwwwトンデモない身体の強さwwwww

みんなが「かいぶつ」というあだ名をつけるのも納得www

フェミニンフェノメノニシカワ!


肉体が生んだゴールの次は、テクニックが生むゴールを見せましょう…そんなヤンなでの心意気か。まだまだ止まらない猛攻の中で存在感を見せたのが横山久美。U-17ワールドカップでは5人抜きゴールを披露し、FIFA年間最優秀ゴール賞にもノミネートされた彼女。この試合でも前半7分に相手5人を引きつける華麗なドリブルを披露していたように、ドリブルだけなら本家なでしこの岩渕・大野あたりも真っ青のテクニシャン。

その横山が「ヌイてヌイてヌキまくりますよ」「3人?4人?えーい5人まとめてかかってこい」「私のテクを見せてやる!」と言わんばかりのドリブル突破を披露。後半31分にはドリブルで中央にスルスルと入り込むと、豪快なシュートでクロスバー直撃。そして後半38分には、ドリブルで相手DFを引きつけると猶本へスルーパス。自らヌクだけでなく、猶本が裏にヌケるのも手助けするなど、攻撃の中心として「田中・仲田・猶本だけじゃないぞ!」という意地を見せた横山が、PK奪取をお膳立てです!

↓猶本がこのPKを決めて日本4-0!


弾ける笑顔と落ち着いたプレー!

僕の中で宮間あやたんとの泥沼の三角関係が形成されそうな予感!

猶本光はこれから、なお、もっと、光る!

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ヤンなではこのまま4-0で快勝し、グループ1位で決勝トーナメント進出を決定。準々決勝では韓国との対戦となりました。U-17ワールドカップでは決勝で敗れた因縁の相手。その試合の際には、猶本・田中陽らのゴールでリードしながら、二度に渡って韓国に追いつかれるという展開で、結局PK負けを喫しました。世界一を逃した悔しさは、まだ彼女たちの胸に強く残っているはず。

当時の報道によると、ホテル内で各国選手が共同で使用するパソコンの一部で、デスクトップの壁紙が日本チームの写真になっていたことから、ちょっとした抗争も勃発していたといいます。まず韓国チームが壁紙を韓国の写真に変更するも、数時間後には再び日本の壁紙に再変更されるという泥沼の戦いは、日韓壁紙戦争とも称されたものでした。デスクトップの実効支配。デスクトップの不法占拠。デスクトップ変更の謝罪・賠償請求。試合だけでなく、特別なモヤモヤが日韓戦にはあります。壁紙問題を国際司法裁判所で解決しつつ、雪辱の快勝でベスト4進出を決めてほしいものですね。

↓試合後にもいい感じでインタビューに受け答えする選手たち!

田中陽:「1点目はまず点がほしいという気持ちで、絶対決めてやるという気持ちで蹴りました」
田中陽:「(2点目で横山久美を指さしてから蹴ったのは)最初フェイントをしようと思っていて、久美が蹴ると見せかけて自分が蹴るみたいな。そういう風にしました(笑)」
田中陽:「自分たちのサッカーをして勝てたのは次につながると思うので、決勝トーナメントも自分たちのサッカーをして優勝したいです」
田中陽:「日韓戦は自分たちもドキドキワクワクなんですけど、そこは絶対に勝ちたいので、強い気持ちで戦っていきたいです」
田中陽:「チームの雰囲気はすごくよくて、楽しくやってます」

(※西川選手は割愛)

猶本:「もうちょっと、途中パスミスとかもしてしまったので、もうちょっと判断よくできればと思いました」
猶本:「(監督の)吉田さんからはもっとラクにやれって言われていたんですけれど、どうしても点が取りたかったのでいっちゃいました!」
猶本:「(PKは)思い切りいきました!」
猶本:「(韓国戦は)同じアジアなので、負けないようにしっかり戦いたいと思います!」
猶本:「1試合1試合いいゲームができるようになっているので、このままいきたいと思います」
猶本:「まずはチームのバランスを整えながらなんですけど、やっぱり点が取りたいので、そこは忘れないようにやってます」
猶本:「予選通過しただけなので、次からは負けられない試合がつづくので、しっかりコンディション整えて1試合ずつ勝っていきたいです」

田中陽:「楽しくヤッてます」
猶本光:「イッちゃいました!」
田中陽:「楽しくヤッてます」
猶本光:「思い切りイキました!」
田中陽:「楽しくヤッてます」
猶本光:「このままイキたいと思います!」

このインタビューを「カズ教に入れば、空も飛べるよ」でおなじみの渡辺アナがしているかと思うと、次戦に向けて今から興奮が抑え切れない!

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次戦は30日、国立での韓国戦!金を目指してイケ、ヤングなでしこ!