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もっと厳しい条件はないのか!

強い、強い、強い。日本代表の突き抜けた強さに改めて驚愕する想いです。14日に行なわれたワールドカップアジア最終予選・オマーン戦。日本はこの試合で苦しみながらも2-1で勝利。次の試合で勝利すれば2試合を残してワールドカップ出場という状態にまで漕ぎつけました。5戦を終えて4勝1分、ホームでは3連勝10得点無失点というほぼ完璧な成績。ケチのつけどころがありません。

そんな日本にとっても、今回のオマーン戦は厳しい試合でした。アウェーへの移動によるコンディション低下、気温35度以上になる酷暑、香川・内田という主力のケガ、苦しむ理由はいくらでも探すことができます。過去の大会なら、このあたりでひとつ負けとか引き分けも挟む頃です。「敗因はコレだ!」とあげつらおうのも簡単なほど。

しかも、フタを開けてみれば戦前の想定以上に状況は厳しいものでした。

初のワールドカップ出場を果たせば莫大な富が約束されるとか、宝くじつきチケットの販売で大観衆が応援しにきているとか、スタンドをホームカラーで真っ赤に染める運動をしているとか、オマーン側の施策により強まったアウェーの空気。ホーム不敗という自信で「痛い目に遭うだろう」などと不敵な挑発まで飛び出す始末。相手は目一杯の準備でこの一戦に集中していました。

普段より日本がよくなる条件はひとつもなく、オマーンがよくなる条件はいくつもある。例えるなら飛車角落としで相手に先手を譲り、向こうがエアコンのリモコンを持った状態で、相手の実家で将棋を指すようなもの。しかもお茶は出ない。ホームでは日本が3-0で快勝した相手ですが、今回はこれ以上ないほどチカラの差が接近する条件が整っていた…はずなのです。

しかし、それでも日本は勝ってしまった。

「うっかり勝っちゃった」という安堵ではなく、「これだけ悪条件を積んでもまだ勝っちゃった」という驚きがこの一戦にはあります。長い予選の中では苦戦も不調もあるもの。常に最高の状態を保てるはずもありません。実際今回などは、本田△は怪我でもしているのかと思うほど動きに精彩を欠き、吉田麻也は「五輪期間だけがおかしかった」「あのときだけ替え玉では」「いつもの吉田だな」と思わされるハッスルプレー。

しかし、そのような「考え得るもっとも過酷な条件」のもとでも、日本は勝ってしまうだけの地力があったのです。相手のミスに助けられたわけでもなく、攻めて奪い取った勝ち越しゴールはその象徴でしょう。長友の驚異的な体力、急遽招集の選手でも高いレベルの技量を持ち、普段は使わないだけでいざとなればあんなオシャレな流しもできる遠藤のトップ下起用、そして労を惜しまずフィニッシュに詰めてくる岡崎。いくつもの武器を奪われた中でも、まだまだ武器が残っている。それだけの差がある。恐るべし日本。

このままでは次節にも予選突破が決まり、貴重な最終予選が2試合も消化試合となってしまいます。強すぎる日本代表をどうやって止めるか。日本のサポーターも真剣に考えていきたいところ。「日本代表の弱点はココだ」「日本代表がつい食べ過ぎて太っちゃうオヤツはコレだ」「日本代表がつい合コンで夜更かししちゃう好みの女性のタイプ」などの小冊子くらい、ライバルに配布してもいいかもしれませんね。

ということで、強すぎる日本代表がアジア最終予選のピリピリ感を着実に薄めていく模様を、14日のテレビ朝日中継による「ワールドカップアジア最終予選 日本VSオマーン戦」からチェックしていきましょう。



◆さすが松木安太郎!ひとりだけビックリするほどピリピリしている!

真っ赤に染まったスタジアム。オマーンサポーターは国王の肖像画を手に持ち、異様な雰囲気を作り出しています。「誰それ?」「何でその人?」「ていうか、日よけにしたりとか結構雑な扱いだな」と日本側は違和感を隠せません。気温、環境、雰囲気…すべてがアウェーです。

↓オマーンでは無料チケットに送迎バスつきだと…!?



至れり尽くせりwwwwwwwwww

日本からの無料送迎飛行機も出してくれwwwww


↓日本側も奇妙な雰囲気は作り出してみたが…。

侍…はよく見るけど…カエル…。

何食わぬ顔でカエル…。何だこの異常な空間…。


↓日本側の奇妙な雰囲気は一体どうなっているんだ…。

侍がカエルに土下座する…。

これ現地の秘密警察とかが逮捕しないのかな…。

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そんな異様な空気の中でも、日本代表は和やかなムード。メンバー固定への批判もチラチラ聞こえるようになった昨今ですが、選手同士は一体となってこの試合に備えています。スタメンが入場口に集う際には、ハーフナー・マイクがわざわざ見送りにきていました。「控えも一体となってこの試合に備えているな」「でも、ハーフナーのせいでほかの選手が見えないな」「ちょっとどいてくれます?」と、僕も若干のピリピリ感を覚えます。

そして始まった試合。日本代表はいつもの4-2-3-1の布陣ですが、香川が抜けた左サイドには岡崎を入れ、右サイドに清武を配置。右SBに酒井宏樹が入っていることの影響でしょうか。馴染みのある「清武・酒井」コンビを優先した格好に。主力2人を欠くことで、布陣にも制約がかかります。

立ち上がりから積極的に仕掛けてくるのはオマーン。前半11分には相手の素早いスローインからGKと1対1のビッグチャンスを作られる場面も。日本がボールを持った際にも、中盤の各選手・両サイドバックに対して激しくプレッシャーをかけてきます。特に本田△にはベッタリとマンマークがつき、日本の強みを消そうとするオマーン。

しかし、相手がどこかを潰してくれば、必ず空く場所があるのがサッカー。日本はボランチが最終ラインまで引いて組み立てを試みたり、今野の持ち上がり、吉田のパスなどCBがゲームを作る形を模索。このあたりは多くの経験を積んだ日本代表の対応力の素晴らしさです。本田△に体当たりをしたところで、今の日本代表は止められないのです。

↓そして日本代表は前半20分に、空いた今野のドリブル&浮き球のパスから清武が先制!


松木:「ルグエン監督は1戦目より2戦目相当研究してきて…うわっチャンスだ!」
松木:「よし!うて、うてーーーっ!!」
松木:「よーし、よし、よしっ!」
松木:「きよたけぇっ〜」

放送席のオッサンの声帯、絶好調だなwwwww

暑いからむしろノドが調子いいwwwwwwww

「現地の声援で我々の声も聞こえない」とか言ってるぶん、いつも以上に声がデカイwww

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1点を失い、攻めなくてはいけないオマーン。前半36分には、ヘッドでポストを叩く場面も作り出します。しかし、このボールはポスト→川島の背中と当たって枠外へ。結局前半はオマーンに2つのビッグチャンスを許しますが、いずれも得点にはつながらず。1-0でリードして終了します。

後半に入ると、日本代表は徐々に足が止まっていきます。DFラインは下がり、前線との距離が空くことで危険な位置で相手にボールを持たれる場面も。しかし、それはこの気温・環境であれば当たり前のこと。日本代表は無理に攻めること、無理に追い回すことはせず、前半に見られたDFラインからの持ち上がりも控えます。1-0で十分、もし1-1になったら次の対応を考えよう…疲れの中にも落着きを感じさせるゲームコントロール。

それを下支えするザック采配も光ります。後半19分、日本代表は前田遼一を下げて、酒井高徳を投入。これで本田△の1トップ(0トップ)、長友が左サイドハーフで攻めに集中する形に移行。後ろをしっかり固めつつ、少ない人数で得点を狙う体制をとります。ついでに、本田△にムバラクをマンマークでつけるという相手の狙いをもいなす辺りは、さすが経験豊富な指揮官です。試合終盤の細貝を投入して遠藤をトップ下に上げた場面なども含めて、守備的な選手の投入=守備固めではない、攻防一体の上手さも感じさせます。

それでも何かが起きるのがアジア最終予選。後半32分、オマーンは吉田にアルマクバリが倒されてゴール前でFKを得ます。ここでムバラクのシュートは、吉田に当たってコースが変わり日本ゴールへ!プレミアリーグで本来の自分を取り戻したかのような吉田の活躍でオマーンが同点に追いつき、試合は俄然盛り上がってきます。騒然とするスタジアム、投げ込まれる発煙筒。ハンドのような動きでゴール前に侵入され、辛くも川島が防ぐ場面も。アジア予選らしい緊張感…恐怖がようやく高まってきたのです。やっと高まってきたのですが…!

↓後半44分、日本は華麗な技の連続でしっかりと突き放す!


松木:「ワンツー!」(←酒井高徳にワンツーを指示)
(高徳はワンツーではなく単独突破を選択)
松木:「よしっ!!」(←指示違いでもOKだよ!)
(高徳がクロスを上げる)
松木:「よーしいいボールだっ!!」
松木:「ヘディングだ!!」(←叩き込めと指示)
(遠藤はキックで後ろに流す)
松木:「きたぞっ!!」(←指示違いでもOKだよ!)
(岡崎決める)
松木:「よーしよしよし!よーしよしよし!」(←OKだよ!)
松木:「完璧だ!!」(←指示とは違うけど、完璧だよ!)
松木:「酒井高徳のチャレンジ、見事だよ見事!」(←指示違いでもOKだよ!)

指示とはまるで違っちゃったけど、まぁ何でもいいわなwwwwwwwwww

どんな形でも勝つことが大目的なんだからwwwww

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↓ちなみに、この日も松木くんは何だかんだ解説席でピリピリ&大興奮!

<前半11分 スローインから相手選手をドフリーにしてしまった場面>
松木:「立ち上がり10分ってボーッとする可能性があるからね!」(←自分の経験に基づく解説)


<前半17分 清武のクロスに岡崎が飛び込むも、惜しくもノーゴールの場面>
松木:「さぁ!酒井使え!」(←酒井を使えと熱烈指示する松木くん)
(清武はサイドを駆け上がる酒井は使わずにクロス)
松木:「おーっ、入っ、入れ!」
松木:「うわー」
松木:「いやー、入んなかった」
松木:「酒井が見えたんで、(清武は)フリーであげられた」(←DF松木くんなら完全に引っ掛かっていた)


<前半34分 スタジアムの手荷物検査について>
松木:「スタジアムに入るとき、相当厳しくチェックされたじゃないですか」(←ご不満)
松木:「レーザービームとかチェックしてるんでしょうね」(←ご不満)
<後半32分 盛り上がるオマーンサポーターを見ながら手荷物検査について再び>
松木:「ライトみたいなのがチカチカチカチカしてないですか?」(←ご不満)
松木:「みんな持ってるのかなぁ、何か!」(←ご不満)
松木:「懐中電灯だか何だか知らないけど」(←ご不満)
松木:「サポーターも元気づいちゃったな」(←ご不満)
松木:「あー発煙筒!」(←ご不満)
松木:「何で入る前、我々あれだけチェックされて」(←ご不満)
松木:「スタッフも小物までチェックされて」(←ご不満)
松木:「ああいうのはチェックされないってのは残念だよね」(←ご不満)
松木:「うーん」(←ご不満)


<前半36分 川島がシュートを防いだと思ったが、防いだのはポストだった場面>
松木:「おおおっ!!おおおっ!!おーっ!!」
松木:「いや、ナイスだな川島!」
松木:「いやー、危なかった危なかった」
松木:「いやー、川島よく届いたね…コレ!」(←届いてない)
松木:「あ、ポストだコレ!」(←スローを見て視聴者と同時に確認)
松木:「ポストかコレ!」(←スローを見て視聴者と同時に再確認)


<前半31分 オマーンの思惑について>
松木:「今や、日本相手に1失点はどこも覚悟してきてますからね!」(←1失点は覚悟しているよ!)
<前半43分 オマーンの思惑について再び>
松木:「1点取られたんでね、オマーンも予定どおりではなかったですね!」(←1失点は予定外だったよ!ってどっちやねんw)


<後半11分 オマーンのムバラクが本田△を倒した場面>
松木:「あー、イエローカードでしょコレ」(←松木審判が自分で判定)
松木:「(足が)掛かったって言うか、掛けたですよコレ」(←自分で判定)
松木:「ムバラク足掛けたよねコレ?」(←自分の判定について、周囲に同意を求める)
松木:「完全にワザとやってんだから」(←完全に決めつけ)
<後半16分 一方、岡崎のチョップが相手の顔面に入った場面>
松木:「………」(←ここは松木審判はガン無視)
<後半35分 オマーンが日本ゴール前に侵入してきた場面>
松木:「おーい!ハンドじゃないのか!」(←自分で判定)
松木:「ハンドじゃないのか!」(←自分で判定)
松木:「完全に今手で触ったよねぇ!」(←自分の判定について、周囲に同意を求める)


<後半39分 オマーンがCKを得た場面>
松木:「おぉ危ない!」
松木:「…コーナーだ(ほっ)」(←自分で判定)
(審判はコーナーを指示)
松木:「あーーーーーっ!?」(←コーナーと判定されてビックリ)
松木:「コーナーでいいんだよな…」(←何か知らないけど納得)

カエルが入場しているんだから、手荷物検査はズブズブのはずなのだがwww

松木クンの手荷物への恨みは深かったwwww


結局日本は2-1で勝利。予選突破へ王手をかけました。予選は結果がすべてという意味では、100点満点の結果です。しかし、選手たちの志はあくまでも高く、本大会を目指しています。喜び少なく不満顔の選手たち。試合後インタビューでの「ゴールしかしていない」という岡崎の総括。すでに強すぎる日本代表が、油断も慢心もしないとは、頼もしいかぎり。

どうやら最後まで予選を盛り上げるには、「日本が下がる」のではなく「他国に上がってもらう」必要がありそうです。日本代表が食べすぎちゃうオヤツなどは引きつづき調査するとしても、ライバル各国には奮起を促したいところ。あと2試合、せめてあと1試合、日本の予選突破を止めてほしいものですね。


何なら中東が真夏になるまで、次の試合を待ってもいいくらいです!