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困ったときは柿谷さんに相談しよう!

少し前の年末と言えば、格闘技・格闘技・格闘技と格闘技祭りだったもの。今思えば、さいたまスーパーアリーナの屋根の上で高田延彦さんが半裸で太鼓を叩きながら「出てこいやー!」と叫んでいたなど、「いや、お前こそ中に入れよ」「無理するな」「出てくるな」的な意味合いで狂気の沙汰としか思えないほど。夢の時間が終わると、それが本当のことだったのかもわからなくなってしまうものですね。

今や時代は柿谷。まさにこの年末は柿谷・柿谷・柿谷祭りです。どのチャンネルを見ても毎日、柿谷さんが出てくる。僕は柿谷さんの残像でも見ているのかと思うほど、次々に柿谷さんと遭遇します。これがブレイクしたということなのでしょう。この年末はお茶の間でさらに強い印象を残すチャンス…そう思ってしっかりとバイトに励んでほしいもの。

そういう意味では、先日見た「とんねるずのみなさんのおかげでした。」などは残念でした。男気ジャンケンのコーナーにゲスト出演した柿谷さんは、最終決戦の決勝戦にまで勝ち上がる大チャンスを得ました。ここで勝てば都内を柿谷さんのラッピングバスが走る…という総計62万円の高額買い物をするチャンスだったのです。

「柿谷って年俸1500万円くらいだろ…?」「1500万円からの62万円って結構デカクね?」「年収500万円の20万って月給じゃん?」という心配を吹き飛ばして、柿谷さんが62万円を支払うところを見たかった。しかし、決勝戦で負けてしまい柿谷さんは大きなチャンスを逃したのです。極端な話、チャリティーマッチで2ゴールするよりも、コッチでゴールを決めてほしかった。僕もテレビの前でガックリです。

しかし、ご安心ください。柿谷さんは大きなシュートミスのあとはしっかりと失敗を取り返す強さも持っていたのです。28日に放映されたNHK「おしえて!柿谷曜一朗選手!」。子どもたちからの忌憚ない質問に、次々とファインゴールで応じる柿谷さん。僕はこの番組で、柿谷さんの人生相談にめっちゃ味があることを知り、また新たな魅力に唸らされたのでした。

ということで、「年末と言えば柿谷、年賀状と言えば柿谷、年始と言えば柿谷」の柿谷祭りから、28日のNHK「おしえて!柿谷曜一朗選手!」をチェックしていきましょう。


◆子どもたちの聞きたいことは主にサッカーのこととモテる方法!

柿谷さんの地元・大阪。サッカー人気は高く、300を超える少年サッカーのチームがあるといいます。そんな子どもたちが今もっとも教えを請いたい相手…それが柿谷曜一朗さん。子どもたちに憧れの選手を問えば、「柿谷選手!」「ヨウイチロウ!」と元気よい返事が。うん、さすが高学年。話が早い。そんな柿谷選手に子どもたちからのビデオメッセージを届け、質問に答えてもらおう…そういう寸法です。

↓ビデオメッセージではまず「柿谷選手のどこが好きか」を子どもたちにリサーチ!
<髪型に自由がない坊主の少年たちは…>

少年A:「顔とプレーです!」

少年B:「プレーも上手いし、カッコイイから」

少年C:「決めるとこキッチリ決めるし、髪の毛がカッコイイから」

<一方、女子たちは…>

少女A:「(柿谷さんは)カッコよくない!」

少女C:「フツー」

少女A&B&C&D:「フツー!」

少女A:「(カッコいい選手は)おらん!」

少女C:「一番カッコいいのは…顔は香川じゃない?」

少女A:「えっ?えーーー??香川?」

少女D:「一番は内田…」

少女C:「え?」

少女A:「あーーーちょっとわかるかも」

少女Cの好みが早くも我流wwww

でも、金持ってる順だと香川>内田>>>>>>柿谷だから、少女Cはお目が高いwww

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子どもたちは新聞やテレビのように遠慮はしない。聞きたいことを素直に聞く。必ずしも尊敬や遠慮で手心を加えたりはしない。その辺をご理解いただくには十分すぎる威力のストレートなパンチ。柿谷さんも「女の子怖いわー」と、メディアのインタビューにはない鋭さに緊張感を募らせます。

↓そして子どもたちはストレートな質問で柿谷さんを攻め立てた!

●日本代表に選ばれたときの気持ちを教えてください!
柿谷:「いや、めっちゃ嬉しかったですね」

柿谷:「まぁ言うても、誰もが目指してるとこじゃないですか」


●なんさいでけっこんしたいですか?
柿谷:「ふふふww ほんまに聞きたいんか!?」

柿谷:「26歳、27歳くらい。それぐらいにできたらいいかなと思いますけど、たぶんできないんで」


●何で柿谷選手は金髪なんですか?
柿谷:「何でやろ?でも、目立つっていうのもあるし…何やろ、難しいな!何で?」

柿谷:「金髪がカッコイイと思ってるからかな…?」

柿谷:「金髪、茶色、銀、黒といろいろやっている中で、選手の中でもやっぱお前金髪のほうがエエわって言ってくれる人も多いし」


●サッカーを始めたきっかけは何ですか?
柿谷:「きっかけは2歳、3歳ぐらいのときに家族で車で旅行に出かけてたときに、セレッソのバスが横にあって、僕が手振ったら手振りかえしてくれて

柿谷:「それが嬉しくて、僕このチーム入りたいって言ったのがキッカケです」

柿谷:「(もしガンバのバスだったら?)もちろんガンバ行きますね」

うーん、こういう話を聞くと柿谷ラッピングバスを逃したのは返す返すも残念だな!

そして、いつどこで金の卵と出会うかわからないから、一瞬もファンサービスを休んではいけないことも重要!


もちろんサッカー少年たちですから、サッカーに関する質問もたくさん。柿谷さんはそのひとつひとつに対して、丁寧にタメ口で答えていきます。子ども相手でもナメない、逆に距離を置くわけでもない。このあたりのまっさらな感じでの人当たり、少年たちからの人気にも頷けます。

↓サッカーが上手くなるコツを具体的に明かす柿谷さん!
●トラップを上手くするコツは?
柿谷:「まず飛んできたボールが早くてもビビらないことですね、ボールに」

柿谷:「ボールの勢いを止めるってのが一番大事かなと思うんです」

柿谷:「しっかりボール見て、ボールのスピード、ボールの回転、それに逆らうように足を出してみたり」

柿谷:「あと何でもかんでもトラップをすることを意識してても仕方ない。僕は別にトラップをすることを意識してるんじゃなくて、次のプレーにどううつりやすいかってのを意識した上でのトラップだから」


●リフティングのコツを教えてください!(自己ベスト8回)
柿谷:「俺…何歳やろ。今の子何歳やろ。三年生?俺もそんなできへんかったからね。10回、20回くらいしか」

柿谷:「右足5回、左足5回でいいと思うから。両足で5回ずつ、一定の高さでできれば、それ以上はいくらでもできると思うから

柿谷:「毎回バラバラなのはただ蹴ってるだけやから。そうじゃなくて、リフティングは蹴るんじゃない(当てるもの)」


●ゴール前で慌てずにシュートを撃つには?決めようと思ったときにコントロールが上手くいかなくて、柿谷選手みたいにシュートコースを狙えない。頭が真っ白になる(なでしこを目指す女子。プロデビュー時からの柿谷ファン)
柿谷:「言ってたことはよくわかります」

柿谷:「僕は、(この娘は)もっと適当にシュート撃ってんのかなと思ったけど、ちゃんとコース見てシュートしてるから。ドリブルとかもめっちゃ上手いと思うし。右にかわして右足で撃ったシーンとかは、ちゃんと狙ってシュートも撃ってるし」

柿谷:「僕も試合ではチャンスのとき緊張するし、慌ててバーンと撃ってしまって外すこともあるけど」

柿谷:「別に外したからってどうこうはないと思うし

柿谷:「ちゃんと意図を持って狙ってれば、いずれ結果はついてくると思うから

柿谷:「ただ僕、改善点で言うと、もうちょっとシュートレンジを前にすべきかなと思うし

柿谷:「キーパーまでかわしてしまうってのができればいいと思いますけどね」

む、アドバイスが具体的じゃないか…!

しかも、精神面のケアもしつつ、ハードルの低い目標を設定してあげるなど気が利いている!

実はコーチに向いてるタイプかもしれん…!

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「どうしたら柿谷さんみたいにモテモテになれますか?」という質問への対応の際、柿谷さんは「誰に対してもフレンドリーに接する」という秘訣を明かします。誰に対しても同じ口調、同じ態度で接するのが一番いいんじゃないかな…と語る柿谷さんは、まさにそれを地で行きます。

子どもたちへのアドバイスなどにも、そのことがよく現れていました。プロである柿谷さんから見れば、当然レベルの低い悩みや、些細な疑問、あるいは答える必要がない質問もあることでしょう。しかし、子ども相手だからと言って手を抜くでなく、フレンドリーなタメ口で応じてあげる。

とかくテレビで注目されチヤホヤされると、身を持ち崩す人は多いもの。しかし、子どもたちに教えた「誰が相手でもフレンドリー、同じ態度、同じ口調」という極意を実践していれば大丈夫。相手の態度に応じて自分の態度が変わってしまうこと、それこそが自分を持ち崩す出発点なのですから。柿谷さんは、この波に乗って大きなスターとなる逸材だ…僕はこうした小さな番組の小さな対応に、柿谷さんの明るい未来を感じたのです。

↓柿谷さんは誰に対しても同じ態度、同じ口調で接するぞ!
●苦手なことは何ですか?
柿谷:「勉強」

柿谷:「漢字」

柿谷:「先生に怒られへんようにするのは上手かったんで」

柿谷:「先生に怒られてる時間がイヤじゃないですか」

柿谷:「先生には怒られへん態度をとって、でも勉強はしてませんよって

柿谷:「バレてましたけどね」

先生は例外なんかいwww

そりゃまぁ先生にタメ口で「勉強したくないねん」なんてぶっちゃけたらダメだろうけどwww


そして迎えた最後の質問。柿谷さんは、悩める少年からの真剣な問いと向き合います。一年生からチームの中心でやってきたのに、最近ほかの子に追い抜かれて試合に出られないという少年。サッカーは好きだけど、サッカーを辞めたくなる…そんな苦しい胸の内を柿谷さんにぶつけます。柿谷さんも、同じような経験をした男。もってこいの質問です。この少年に対して柿谷さんはどう答えるのか。

↓少年の人生を左右しかねない重い質問にどう答える!?柿谷さん!
●上手くいかないときに柿谷選手はどうやって乗り越えましたか?
柿谷:「よう知ってんな」

柿谷:「プロに入ってから、こういう挫折というか苦しい時期がきて、どうすることもできずに下がっていく一方というのがあった中で、ただ試合に出て活躍してこそ、みんなに信用、信頼してもらえるから」

柿谷:「その不満をプレーで見せるしかないから」

柿谷:「サッカーが好きやねんやったら、辞めるとか言わずにやってほしいし。上手くいかないときなんていくらでもあるやないですか」

柿谷:「今の子の感じで言うと、何で俺が出られへんねんというタイプの子やと思うし、何であの子が出れて俺が出られへんねんとか、絶対俺が出た方が活躍できんのに…って思ってる顔してたし

柿谷:「俺はそういうのめっちゃ好きやから

柿谷:「もっと悔しがっていいと思う

柿谷:「ただサッカー好きなんやったら、ちょっと遅くまでコーチに練習付き合ってもらったり、ちょっと早く行って練習したり

柿谷:「自分に自信持って楽しんでサッカーやってれば、自ずとやることも自分で明確になると思うから」

少年の気持ちを殺さず、それを前向きなチカラに変えてあげるとは、なかなかやるな!

自己啓発本みたいな意識高い系の選手ばかりの日本代表の中で、地に足がついた人生相談をできる兄貴の存在は貴重だな!

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柿谷さんに相談をした少年は、柿谷さんのアドバイスに燃え、夜の特訓をしました。そして迎えた次の試合で久々に試合出場をはたしました。結果は惨敗でしたが、柿谷さんのアドバイスによって、少年の道が開けたのかもしれない…少年は悔しさを隠さないスッキリとした顔をしていました。少年は今後も悔しさをバネにサッカーに向き合っていくとのこと。うん、前向きです。

「サッカーを楽しむこと。上手くいくとかいかないとかじゃなくて。楽しくなければサッカーやってる意味がない」…子どもたちに力強いメッセージを残して番組を締めくくった柿谷さん。柿谷さんとの出会いがきっかけとなり、将来日の丸を背負う少年がきっと出る。僕は「人生相談の名手」という柿谷さんの新たな一面に、そんな予感を覚えました。

メッシと対抗してゴミ箱にボールを蹴り込む…とかばかりではなく、柿谷さんと子どもたちを結びつけるような企画に今後も期待したいもの。柿谷さんが遠くに行ってしまう前に、ひとりでも多くの子どもからの相談、受けさせてみたいですからね。


柿谷さんがモテる理由、何となくわかったような気がします!