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2014年09月12日07:00
恋のアクティビティタイム!
この手があったか。僕は真夜中の茶の間でヒザをポンと打ちました。僕が見ていたのはレスリング世界選手権…という名の「打倒吉田沙保里!という意気込みだけは建前上忘れずに、命あってのモノダネという大前提のもと、精一杯楽しもうレスリング大会」。吉田沙保里さんが、やるまでもないほどの圧倒的な力量差を見せつけて世界15連覇を達成した大会です。
決勝戦、吉田さんはピンチを迎えます。試合中に消極的であるという警告を受け、「アクティビティタイム」なる罰則を科されたのです。これは警告後の30秒間に両者にポイントがない場合、警告を受けた選手が1点を失うというルール。より激しい攻防を促進するためのルールです。普通なら、対戦相手は30秒間守りに徹し、1点をタダもらいできるという大チャンス、のはず。
ところが吉田さんは警告を受けるや、それまでは使っていなかったチカラを解放するかのように一瞬で相手の足を取り、そのまま押し倒して4点のビッグポイントを挙げたのです。焦りなどまったく感じさせず、相手のチャンスを相手のピンチに変えてしまう。まるで森の中でクマに向けて一発ピストルをぶっ放したら、それをヨーイドンの号砲にしてクマが突進してきたかのような恐るべき強さでした。
思うに、吉田さんは極めて慎重な怖がり屋さんなのでしょう。相手のことを過大評価したり、自分のことを過小評価したり。対戦相手は人間しか出てこないのに、リスペクトしすぎているようにお見受けします。それが「アクティビティタイム」で退路を断たれると、普通に攻めて普通に敵を蹂躙してしまう。「人間とは、こんなに壊れやすい生き物なのか」とでも言う感じで。
いっそ、このプラスの効果を狙って、私生活にもアクティビティタイムを導入することはできないでしょうか。気になる男性をチラ見したときに審判団から警告が出され、二度目のチラ見で「恋のアクティビティタイム」が宣告される。吉田さんは30秒以内に告白するか押し倒さないといけない、という仕組みです。これなら吉田さんもルールに背中を押されて積極果敢に打って出られるのではないでしょうか。
うん、この案なら、少し前に検討して、「氷水かぶって終わる」という理由でボツとした「吉田さんに指名された人が、吉田さんにキスするか氷水をかぶるか選べる」というチャレンジゲームよりも、グッと現実味が増した気がします。
こういうルールが出来ると、電車に「吉田専用車」ができたり、エレベーターで吉田さんが乗ると全員が降りたり、命令に反して全員がレスリング場から撤退する感じになるかもしれませんが、もう背に腹は代えられません。アクティビティ出していかないと、東京五輪があっという間にやってきますからね。それが終わるまでは待っていられないですからね。レスリング同様、パッと行って、パッと仕留めてほしいものですね。
ということで、攻めろと言われて攻めたらアッサリ圧勝してしまった吉田さんについて、11日の日本テレビ中継による「レスリング世界選手権女子フリースタイル53キロ級」からチェックしていきましょう。
◆吉田さんがV1を達成した年、日本はワールドカップを開催していた!
今大会、吉田さんは慣れ親しんだ55キロ級ではなく、53キロ級での出場となりました。これは昨年12月に国際レスリング連盟が、リオ五輪以降での階級分けを発表したことによるもの。ロンドン五輪までは女子フリースタイルは48・55・63・72キロ級で行なわれていましたが、リオ五輪では55キロ級がなくなり、48・53・58・63・69・75キロ級の6階級となります。吉田さんは53キロと58キロを天秤にかけて、本来の体重に近い53キロ級を選んだわけです。これまでも55キロのリミットを使い切らない程度だったそうですので、ごく自然な変更です。
この発表に世界レスリング界は色めき立ちます。「よっしゃー58キロに上げて吉田から逃げるぞー」と。しかし、ここで残念なお知らせが。何と、五輪で63キロ級を3連覇している伊調馨も、本来の体重に近い58キロ級へ移動してきたのです。53と58に立ちはだかるトラとライオン。体重50キロ台のレスリング選手への死刑宣告。今回の世界選手権でも、処刑は粛々と実行されました。
まず初戦となる2回戦。吉田さんは中国の新鋭ホウとの対戦。データがない相手との戦いに慎重になる吉田さんですが、それ以上に相手は慎重。おっかなびっくり手を出しては引っ込め、吉田さんの周囲をグルグルと回ります。その消極性に警告が出され、1分30秒過ぎにはアクティビティタイムが宣告されます。吉田さんは相手が焦ってタックルに来たところを冷静に捕まえ、バックに回って2点を先制。そのまま相手を引きずり倒すと、ブリッジで耐える相手を押し潰し、早々のフォール勝ちを決めます。
↓特に慌てることも苦しむこともないので、ALSOKフィーバーでもご覧ください!
左の男性がよー知らん雑魚っぽい感じに見えがちですが、コチラも柔道の五輪銀・世界選手権金です!
世界の金2個しかないので並び立つのも恐縮ですが!
真ん中の金14個と右の金11個がオカシイだけです!
さて、準々決勝。対戦相手はロシアのマリシェワ。相手も世界ジュニア選手権の優勝者だそうですが、吉田さんのいない大会の1位にはさしたる意味はありません。この試合、中継した日テレが第1ピリオドをカットしていたのですが、カットされた第1ピリオドで吉田さんは4点を取ったとのこと。4点取る場面をカットする以上、フォールで決まるんやろうなぁ…と思っていたところ、第2ピリオドにも6点を奪いテクニカルフォール勝ち。案の定の強さで、驚きのひとつもありません。
いや、ひょっとしたら前より強いんじゃなかろうか。本来の体重に合わせた階級に移動したこと。そして、今年の3月に急逝されたお父様に勝利と金メダルを捧げるため、モチベーションがドッカンドッカン上がっていること。この強さには「汚ったねぇ!」「まだ強くなるのかよ!」「山本昌か!」と対戦相手からも非難の声が上がるに違いありません。吉田さんは準決勝もカナダのガレイに開始49秒でフォール勝ちすると、まったく危なげなく決勝へと駒を進めます。何かもう、面倒臭いので全員でやって生き残ったひとりが吉田さんに挑戦する仕組みに変更してもらいたいものですね。
↓特に慌てることも苦しむこともないので、UWW公式(旧FILA)がツイッターにアップした記念写真でもご覧ください!
左⇒五輪の金3個、世界選手権の金8個
中央⇒五輪の金3個、世界選手権の金6個
右⇒五輪の金3個、世界選手権の金11個
中央の男性が田舎のファンみたいな感じですが、コチラもロシアのレスリング選手でそこそこの金持ちです!
ま、もっとも、合計で金9個しかないので並び立つのも恐縮ですが!
左の金11個と右の金14個がオカシイだけです!
そして迎えた決勝戦。吉田さんはお父様の遺影を掲げ、ごく普通にスタスタとマットに向かいます。ときおりおっぱいを触ったり、ブラ紐の位置を直したりする余裕も。今日はお父様の月命日だとのことで、絶対勝つしかないと吉田さんは燃えます。ま、何もなくても勝つんですけどね。
対戦相手のマットソンは昨年55キロ級の決勝で戦った強豪。かつて51キロ級で世界の頂点に立ったこともあり、吉田さんがいなければリオの金候補と言える選手です。しかし、この強豪に対しても、開始1分で吉田さんは1点を先制。15連覇へ着実に近づいていきます。
ところがここで、体格に勝るマットソンに対して吉田さんはやや慎重になります。技を出さず隙をうかがうような格好。すると第2ピリオドに入った3分40秒過ぎ、吉田さんに警告が出され、アクティビティタイムを宣告されます。いかん、これはさしもの吉田さんもピンチ。もしアクティビティタイムにポイントを取れなければ、相手に1点が入り、同点に追いつかれてしまいます。
「行かねば!」
「攻めねば!」
「殺らねば!」
吉田さんの中に眠る闘神はアクティブに目覚めます。次の瞬間、これまでの攻防は何だったのかと思うようなスピードで、吉田さんはマットソンの片足をキャッチ。そのまま背中からマットに投げ倒して、アッサリと4点を取ってしまいます。僕も本気でハエを叩きにいくときは、追い払っているだけのときとはまったく違う、驚くほどのチカラを感じるものですが、吉田さんもそんな感覚だったかもしれません。
吉田さん相手に5点差は、かなり厳しい点差。マットソンは「投げ技の4点じゃなく、テークダウンの2点じゃないですかね?」とチャレンジを試みますが、もちろん認められず。チャレンジ失敗のペナルティでさらに1点が加わり、吉田さん6-0大量リード。あとは時間が過ぎるのを待つだけとなり、今回もまた、何の危なげもなく吉田さんが優勝。世界大会15連覇となりました。
↓特に代わり映えもしないなぁと思っていたら、UWW公式(旧FILA)も同じ感想だそうです!
New Weights, Same Story!
階級は変わったけど、またこれだよ!
↓見ても吉田さんが勝つだけですが、一応決勝戦はこんな感じでした!
世界中の選手がYOSHIDAの夢にうなされそうだなwwww
「たまには風邪ひけよ」とか「たまにはオフの年を作れよ」とか「たまには飛行機に乗り遅れて会場入り失敗しろよ」とか「早く年取れよ」とか思ってるんだろうなwwww
↓何だか一日中吉田・吉田・吉田だったので、青の選手が命令を無視して吉田から退避している感じに!
だんだん赤が「逮捕の工藤会トップ」か「埼玉のゲリラ」に見えてきたwww
青逃げてぇぇぇぇぇ!!
その後、日テレの中継では各階級のメダリストを迎え、ウズベキスタンから生中継で喜びの声を伝えます。しかし、ほかの階級の選手も金を獲っているにも関わらず、吉田さんと伊調さんという化け物を前にして委縮気味。55キロ級で優勝した浜田千穂選手に対しては、こんな酷な質問まで飛び出したのです…!
↓司会の須藤元気さんは「トラとライオン、どっちを殺しに行きますか」という難問をぶつける!
トラよりひとつ下げてオオカミを倒しに行くか、ライオンよりひとつ上げてサイを殺しに行く方が現実的www
そんなこと、トラとライオンの間に挟まれてる人に聞くなよwww
答えられないだろwww
↓ほら、唇の色が真っ黒になっちゃった!
何か生肉でも食べた!?
生きたまま食べた!?
血の色みたいで怖いわwww
全盛期のうちにトラとライオンはどっちが強いか戦うべきだと思います!
この手があったか。僕は真夜中の茶の間でヒザをポンと打ちました。僕が見ていたのはレスリング世界選手権…という名の「打倒吉田沙保里!という意気込みだけは建前上忘れずに、命あってのモノダネという大前提のもと、精一杯楽しもうレスリング大会」。吉田沙保里さんが、やるまでもないほどの圧倒的な力量差を見せつけて世界15連覇を達成した大会です。
決勝戦、吉田さんはピンチを迎えます。試合中に消極的であるという警告を受け、「アクティビティタイム」なる罰則を科されたのです。これは警告後の30秒間に両者にポイントがない場合、警告を受けた選手が1点を失うというルール。より激しい攻防を促進するためのルールです。普通なら、対戦相手は30秒間守りに徹し、1点をタダもらいできるという大チャンス、のはず。
ところが吉田さんは警告を受けるや、それまでは使っていなかったチカラを解放するかのように一瞬で相手の足を取り、そのまま押し倒して4点のビッグポイントを挙げたのです。焦りなどまったく感じさせず、相手のチャンスを相手のピンチに変えてしまう。まるで森の中でクマに向けて一発ピストルをぶっ放したら、それをヨーイドンの号砲にしてクマが突進してきたかのような恐るべき強さでした。
思うに、吉田さんは極めて慎重な怖がり屋さんなのでしょう。相手のことを過大評価したり、自分のことを過小評価したり。対戦相手は人間しか出てこないのに、リスペクトしすぎているようにお見受けします。それが「アクティビティタイム」で退路を断たれると、普通に攻めて普通に敵を蹂躙してしまう。「人間とは、こんなに壊れやすい生き物なのか」とでも言う感じで。
いっそ、このプラスの効果を狙って、私生活にもアクティビティタイムを導入することはできないでしょうか。気になる男性をチラ見したときに審判団から警告が出され、二度目のチラ見で「恋のアクティビティタイム」が宣告される。吉田さんは30秒以内に告白するか押し倒さないといけない、という仕組みです。これなら吉田さんもルールに背中を押されて積極果敢に打って出られるのではないでしょうか。
うん、この案なら、少し前に検討して、「氷水かぶって終わる」という理由でボツとした「吉田さんに指名された人が、吉田さんにキスするか氷水をかぶるか選べる」というチャレンジゲームよりも、グッと現実味が増した気がします。
こういうルールが出来ると、電車に「吉田専用車」ができたり、エレベーターで吉田さんが乗ると全員が降りたり、命令に反して全員がレスリング場から撤退する感じになるかもしれませんが、もう背に腹は代えられません。アクティビティ出していかないと、東京五輪があっという間にやってきますからね。それが終わるまでは待っていられないですからね。レスリング同様、パッと行って、パッと仕留めてほしいものですね。
ということで、攻めろと言われて攻めたらアッサリ圧勝してしまった吉田さんについて、11日の日本テレビ中継による「レスリング世界選手権女子フリースタイル53キロ級」からチェックしていきましょう。
◆吉田さんがV1を達成した年、日本はワールドカップを開催していた!
今大会、吉田さんは慣れ親しんだ55キロ級ではなく、53キロ級での出場となりました。これは昨年12月に国際レスリング連盟が、リオ五輪以降での階級分けを発表したことによるもの。ロンドン五輪までは女子フリースタイルは48・55・63・72キロ級で行なわれていましたが、リオ五輪では55キロ級がなくなり、48・53・58・63・69・75キロ級の6階級となります。吉田さんは53キロと58キロを天秤にかけて、本来の体重に近い53キロ級を選んだわけです。これまでも55キロのリミットを使い切らない程度だったそうですので、ごく自然な変更です。
この発表に世界レスリング界は色めき立ちます。「よっしゃー58キロに上げて吉田から逃げるぞー」と。しかし、ここで残念なお知らせが。何と、五輪で63キロ級を3連覇している伊調馨も、本来の体重に近い58キロ級へ移動してきたのです。53と58に立ちはだかるトラとライオン。体重50キロ台のレスリング選手への死刑宣告。今回の世界選手権でも、処刑は粛々と実行されました。
まず初戦となる2回戦。吉田さんは中国の新鋭ホウとの対戦。データがない相手との戦いに慎重になる吉田さんですが、それ以上に相手は慎重。おっかなびっくり手を出しては引っ込め、吉田さんの周囲をグルグルと回ります。その消極性に警告が出され、1分30秒過ぎにはアクティビティタイムが宣告されます。吉田さんは相手が焦ってタックルに来たところを冷静に捕まえ、バックに回って2点を先制。そのまま相手を引きずり倒すと、ブリッジで耐える相手を押し潰し、早々のフォール勝ちを決めます。
↓特に慌てることも苦しむこともないので、ALSOKフィーバーでもご覧ください!
左の男性がよー知らん雑魚っぽい感じに見えがちですが、コチラも柔道の五輪銀・世界選手権金です!
世界の金2個しかないので並び立つのも恐縮ですが!
真ん中の金14個と右の金11個がオカシイだけです!
あなたに金持ちになってほしい [ ドナルド・J.トランプ ] 価格:2,376円 |
さて、準々決勝。対戦相手はロシアのマリシェワ。相手も世界ジュニア選手権の優勝者だそうですが、吉田さんのいない大会の1位にはさしたる意味はありません。この試合、中継した日テレが第1ピリオドをカットしていたのですが、カットされた第1ピリオドで吉田さんは4点を取ったとのこと。4点取る場面をカットする以上、フォールで決まるんやろうなぁ…と思っていたところ、第2ピリオドにも6点を奪いテクニカルフォール勝ち。案の定の強さで、驚きのひとつもありません。
いや、ひょっとしたら前より強いんじゃなかろうか。本来の体重に合わせた階級に移動したこと。そして、今年の3月に急逝されたお父様に勝利と金メダルを捧げるため、モチベーションがドッカンドッカン上がっていること。この強さには「汚ったねぇ!」「まだ強くなるのかよ!」「山本昌か!」と対戦相手からも非難の声が上がるに違いありません。吉田さんは準決勝もカナダのガレイに開始49秒でフォール勝ちすると、まったく危なげなく決勝へと駒を進めます。何かもう、面倒臭いので全員でやって生き残ったひとりが吉田さんに挑戦する仕組みに変更してもらいたいものですね。
↓特に慌てることも苦しむこともないので、UWW公式(旧FILA)がツイッターにアップした記念写真でもご覧ください!
Photographs from Day Four of the Wrestling World Championships. #Tashkent2014
HERE: http://t.co/6VEqOQ6jZ1 pic.twitter.com/xevcHzkCTL
— World Wrestling (@wrestling) 2014, 9月 11
左⇒五輪の金3個、世界選手権の金8個
中央⇒五輪の金3個、世界選手権の金6個
右⇒五輪の金3個、世界選手権の金11個
中央の男性が田舎のファンみたいな感じですが、コチラもロシアのレスリング選手でそこそこの金持ちです!
ま、もっとも、合計で金9個しかないので並び立つのも恐縮ですが!
左の金11個と右の金14個がオカシイだけです!
金持ち父さんの金持ちになるガイドブック [ ロバ-ト・T.キヨサキ ] 価格:1,028円 |
そして迎えた決勝戦。吉田さんはお父様の遺影を掲げ、ごく普通にスタスタとマットに向かいます。ときおりおっぱいを触ったり、ブラ紐の位置を直したりする余裕も。今日はお父様の月命日だとのことで、絶対勝つしかないと吉田さんは燃えます。ま、何もなくても勝つんですけどね。
対戦相手のマットソンは昨年55キロ級の決勝で戦った強豪。かつて51キロ級で世界の頂点に立ったこともあり、吉田さんがいなければリオの金候補と言える選手です。しかし、この強豪に対しても、開始1分で吉田さんは1点を先制。15連覇へ着実に近づいていきます。
ところがここで、体格に勝るマットソンに対して吉田さんはやや慎重になります。技を出さず隙をうかがうような格好。すると第2ピリオドに入った3分40秒過ぎ、吉田さんに警告が出され、アクティビティタイムを宣告されます。いかん、これはさしもの吉田さんもピンチ。もしアクティビティタイムにポイントを取れなければ、相手に1点が入り、同点に追いつかれてしまいます。
「行かねば!」
「攻めねば!」
「殺らねば!」
吉田さんの中に眠る闘神はアクティブに目覚めます。次の瞬間、これまでの攻防は何だったのかと思うようなスピードで、吉田さんはマットソンの片足をキャッチ。そのまま背中からマットに投げ倒して、アッサリと4点を取ってしまいます。僕も本気でハエを叩きにいくときは、追い払っているだけのときとはまったく違う、驚くほどのチカラを感じるものですが、吉田さんもそんな感覚だったかもしれません。
吉田さん相手に5点差は、かなり厳しい点差。マットソンは「投げ技の4点じゃなく、テークダウンの2点じゃないですかね?」とチャレンジを試みますが、もちろん認められず。チャレンジ失敗のペナルティでさらに1点が加わり、吉田さん6-0大量リード。あとは時間が過ぎるのを待つだけとなり、今回もまた、何の危なげもなく吉田さんが優勝。世界大会15連覇となりました。
↓特に代わり映えもしないなぁと思っていたら、UWW公式(旧FILA)も同じ感想だそうです!
New Weights, Same Story -- Yoshida, Icho Win at World Championship
READ: http://t.co/2xGvLwzfhb pic.twitter.com/up7Ye3dmik
— World Wrestling (@wrestling) 2014, 9月 11
New Weights, Same Story!
階級は変わったけど、またこれだよ!
↓見ても吉田さんが勝つだけですが、一応決勝戦はこんな感じでした!
世界中の選手がYOSHIDAの夢にうなされそうだなwwww
「たまには風邪ひけよ」とか「たまにはオフの年を作れよ」とか「たまには飛行機に乗り遅れて会場入り失敗しろよ」とか「早く年取れよ」とか思ってるんだろうなwwww
↓何だか一日中吉田・吉田・吉田だったので、青の選手が命令を無視して吉田から退避している感じに!
だんだん赤が「逮捕の工藤会トップ」か「埼玉のゲリラ」に見えてきたwww
青逃げてぇぇぇぇぇ!!
価格:1,512円 |
その後、日テレの中継では各階級のメダリストを迎え、ウズベキスタンから生中継で喜びの声を伝えます。しかし、ほかの階級の選手も金を獲っているにも関わらず、吉田さんと伊調さんという化け物を前にして委縮気味。55キロ級で優勝した浜田千穂選手に対しては、こんな酷な質問まで飛び出したのです…!
↓司会の須藤元気さんは「トラとライオン、どっちを殺しに行きますか」という難問をぶつける!
須藤:「みんな気になっていると思うんですけど、55キロ級はオリンピックにはない階級ですけれども、リオに向けて53キロの吉田選手、もしくは58キロの伊調選手がライバルになりますが、あえてココで意気込みを聞かせてください」
浜田:「フフフフフ(笑)!」
伊調:「(かかって来いのポーズ)」
吉田:「(やんのかコラのポーズ)」
浜田:「そうですね、あのー、吉田沙保里さんも伊調馨さんも、私にとってとても尊敬している選手なので、ふたりに勝てるようにもっともっと練習して、頑張りたいと思います!」
須藤:「どっちの階級ってもう決めてるんですか?」
浜田:「フフフフフ(笑)!」
浜田:「ちょっとまだ考えてます!」
トラよりひとつ下げてオオカミを倒しに行くか、ライオンよりひとつ上げてサイを殺しに行く方が現実的www
そんなこと、トラとライオンの間に挟まれてる人に聞くなよwww
答えられないだろwww
↓ほら、唇の色が真っ黒になっちゃった!
唇の色変じゃない? pic.twitter.com/Mh8ASeSzTI
— ヤーレンズ 楢原 (@narahara_j) 2014, 9月 11
何か生肉でも食べた!?
生きたまま食べた!?
血の色みたいで怖いわwww
全盛期のうちにトラとライオンはどっちが強いか戦うべきだと思います!
ライオンとトラか・・・激太りか、超絶ダイエットのほうが勝機あるよねぇ。