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モノノフ健在!野球不健在!右ヒジ要再建!

安堵と苛立ち、ふたつの感情に揺れる開幕戦でした。日本時間6日深夜、アメリカでは今季のメジャーリーグが開幕しました。そして、開幕のマウンドにはあの男がいました。田中将大、世界一金持ちで世界一野球が上手いアイドルおたく。マー様の登板を迎え、みなさまの公共放送も「ヨソの国の野球」を大々的に放映するなど、その注目度は大変なものです。

この試合にはふたつのポイントがありました。ひとつは昨季痛めた右ヒジの状態。右ヒジ靭帯の部分断裂と診断され、PRP療法と呼ばれる自身の血小板を患部に注入する温存療法によって終盤戦を乗り切ったマー様。オープン戦では球速がなかなか上がってこない様子もあり、状態が不安視されていました。これは省エネ投法なのか、右ヒジの不安によるものなのか。あるいはその両方なのか。

そして、もうひとつのポイント。それはマー様のももクロ愛が失われているのではないかということでした。昨年は「田中がツイッターのプロフィールからモノノフ(※ももいろクローバーZのファンの意)の文字を消した」などの騒ぎも起きるなど、脱ももクロの傾向がうかがわれていました。これをアイドル界では「他界」と言うそうですが、マー様は別のアイドルへと鞍替えしたのではないかと憶測を呼んだのです。

「そもそもがカントリー娘を嫁にしているのにドルオタをつづけている時点で、他界癖があることは間違いない」(都内在住野球ファン男性)、「AKB総選挙の結果をひとりでひっくり返し、上位を乃木坂に独占させるだけの資産がヤツにはある」(都内在住西武ファン)、「マー様−野球=ドルオタ」(都内在住モノノフ)、など世間の厳しい声も上がっています。僕もマー様のモノノフ的動向を注視していました。極端な話、右ヒジはどうでもいい。趣味の野球がどうなろうが知ったことではない。そんな気持ちで。

そして、答えは出ました。

マー様は他界してはいなかった。何とマー様は、聞いたことのないももクロの曲に乗ってヤンキースタジアムに登場したのです。カッチーン。その瞬間、頭の中で鳴り響く音。「み、み、未発表新曲じゃねぇか!」「こんなもん仕込んでやがったのか!」「何だその自分だけが楽しいサプライズ」という猛烈な憤り。マー様は他界していないどころか、より大きな役得を手にして、この開幕を迎えていやがったのです。

振り返れば前日、ももクロちゃんは福岡のヤフオクドームにいました。ファンクラブイベントのためです。その舞台上でももクロちゃんはこんなことを言っていたといいます。「マーくんは乃木坂にいったんじゃないか」と。彼女たちもまた、マー様の他界について意識をしていたのです。

そして、彼女たちはそれでも自分たちからの気持ちとしてマー様を応援すべく、集ったファンとともにプライベート応援動画を収録したと言います。「世界のマーくんナンバーワン!」「私たちも頑張りマーくん!」「だから、マーくんも頑張れマーくん!」という特別なメッセージを添えて。一般には公開せず、マー様に個人的にファイル便か何かで送る用に。

しかし、実態としては他界もプライベートメッセージも関係なく、未発表新曲という大きな贈り物は済んでいた。男女仲良しグループの中で、「え、お前ら付き合ってたの!?」とあとから知ったときのような大きな衝撃。そして僕は決めたのです。「今日はブルージェイズを応援しよう」と。マー様が今年も変わらずモノノフであったことへの小さな安堵と、「えっ!?この曲、CD化されないの!?」という大きな苛立ちを胸に…。

ということで、「頑張れブルージェイズ」を連呼しながら、6日のNHK中継による「メジャーリーグ開幕戦 ヤンキースVSブルージェイズ戦」をチェックしていきましょう。


◆これほどブルージェイズを応援する試合は、生涯でこれが最後だろうな!


2年目の開幕。マー様は、野茂・松坂・黒田につづく日本人史上4人目となる開幕投手をつとめることになりました。NHKが集めた街の声も、マー様に大きな期待を寄せています。「タナカは開幕投手にふさわしい」「ヤンキースで一番のピッチャー」「少なくとも15勝、いや18勝・200奪三振・防御率3点以下そしてワールドチャンピオン」「タナカは間違いなくヤンキースのエース」という絶賛に次ぐ絶賛。その扱いは、もうすでに優勝した気になっている広島カープの、黒田愛に相当する熱さです。

ブルペンでは落ち着いた表情を見せたマー様。「これはあくまでも1試合」という平静さは、エースの風格を感じさせるもの。どの試合も、やることは変わらない。チームの勝利を目指すだけ。背番号19。「当然この程度は勝ってくれよ」という数字を背負ったエースが、ヤンキースの命運を背負ってマウンドへと向かいます。

そのとき鳴り響いた音。むむ、コレは去年作ったマー様用応援曲ではない。裏切りの予感。これは乃木坂か何かの曲なのか。マー様は他界したのか。僕の心もザワつきます。しかし、そのザワザワはいい意味でも、悪い意味でも裏切られます。「み、み、未発表新曲を今年も仕込んできやがったぁぁぁ!」という真夜中の叫びとともに。

↓世界一金持ちのアイドルおたく・田中マー様が、自分のためだけに生まれた新曲で開幕マウンドに立つ!


メジャー10年とかやったら「マー様用応援曲アルバム」とかが完成しそうじゃねぇか!

何でアイドルに応援されてるんだよ!アイドルを応援しろ!

頑張れブルージェイズ!滅多打ちや!

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NHKの実況アナと、解説の荒木大輔氏への「ちょっと黙っててくれませんか」という苛立ち。マー様への嫉妬。「しかし、コレは望んだことのはずだ」「田中を踏み台に全米進出するつもりだったはずだ」「でも、何故こんなに胸が苦しいの?」という複雑な感情。せめて、この曲が存在することを教えてくれていたなら。「楽しみにしててね!」というご案内があったなら。僕は早くも心の靭帯が完全断裂し、トミー・ジョン手術送りの心境です。

↓試合後、マー様は自身の公式サイトで新曲について裏事情を語る!

【登場曲について】

今シーズンの登場曲は、ももいろクローバーZの「勝手に君に」。

この曲は、ももクロメンバーが「マー君を応援する曲を作りたい!」という発案のもと、制作していただきました。

5人のメンバーが「田中将大へのメッセージ」をそれぞれに歌詞にし、それをつなぎ合わせて楽曲が完成。

この「勝手に君に」のリリース予定はなく、ヤンキースタジアムのみで聞くことができます。

ももいろクローバーZのメンバー、川上アキラマネージャーはじめ関係者の皆様、キングレコードの宮本純乃介様ほか、ご尽力いただいたすべての皆様に、心から御礼申し上げます。

Team Masahiro

http://masahiro-tanaka.jp/news/2015/04/post-2.html

何だろうこの、「向こうから惚れてきたんですよ」感!

その曲のタイトルを提案されたときに、「それはよくない」「まるで僕がももクロのアイドルみたいじゃないですか」「タイトルは『僕が依頼して』に変えるべき」「必ずファンが聞ける状態にしてくださいね」と逆提案してこそのドルオタではないのか!?

頑張れブルージェイズ!滅多打ちや!

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2015年、マー様が選んだ初球は内角低め、130キロのスライダー。つづく2球目は130キロのスプリット。2球変化球をつづけ、幸先よく2ストライクと追い込みます。そして3球目は140キロのスプリット。三球三振の最高の立ち上がりです。次打者への初球は高めに外れる144キロのストレート。変化球でひとつ見送りのストライクを取ったあと、その後は2つ外れて3ボールとしますが、5球目は外角いっぱいにストライク。フルカウントから最後は低めのスライダーでサードゴロに打ち取り、2アウト。中軸に入り、強打者ボティースタを迎えた場面では、スライダーを低めに集めて、最後は空振りの三振。スライダーを軸に変化球での組み立てを見せます。

ヤンキースがポンポンポーンと攻撃を終えたあとの2イニング目。この回もまずはスライダーから入ったマー様は、カウントを整えたのち再びスライダーで先頭の4番エンカルナシオンを三振に仕留めます。つづく5番ドナルドソンに対してはスプリットで追い込み、スプリットで打ち取るというスプリット攻め。さらに6番ナバーロに対しては、ツーシーム攻め。持ち球を確認しながらという雰囲気も。味方のエラー気味の守備もあって、走者こそ許しますが最後はライトフライでこの回も無失点で終えます。

そして問題の3イニング目。先頭打者、スライダーから入ったマー様は、外角からストライクゾーンに入ってくるいわゆるフロントドアのツーシームで攻めます。しかし、ここは三塁線を破る安打とされノーアウトのランナーを出すことに。まぁ、このこと自体はさしたる問題ではないのですが、マー様が変調をきたしたのはここから。

走者を出したことでセットポジションでの投球となったマー様は、やおら制球に乱れを見せ始めます。明らかなボールがつづいて3ボールとすると、カウント3-1から投じた146キロも明らかなボール球となりフォアボール。ピンチをノーアウト1・2塁と広げます。するとここからマー様は、セーフティ気味の送りバントの処理を味方がエラー(1失点)⇒安打(2点追加)⇒レフトフライ⇒ツーランホームランで都合5点を失う滅多打ちに。

↓ヤンキースのファンは頭来てホームランボールを投げ返そうとするも、コチラも制球を乱し、すぐ近くの別の人にプレゼントする形に!


マウンドの乱れがファンに伝染www

あげるくらいなら持って帰って捨てればよかったwww

よく頑張ったブルージェイズwww滅多打ちやwwww

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結局マー様は4回を投げて82球5失点という内容で、マウンドを降ります。もっとも4回も走者こそ許しますが、3回ほどの制球の乱れはなく、要所では低めに変化球が決まるなど悪くはない内容。やはり調子自体よりもセットポジションでの投球により大きな課題があった印象です。本人も「メカニックの問題」とフォームに課題があったことを示唆していますし、まずはこんなものでしょうか。(よしっ、ブルージェイズ!/心の声)

どっちみちヤンキースもクソ打たないぶりを発揮しており、頑張って投げても競り負けたであろう一戦です。1シーズン通してローテーションを守ることを念頭に、焦らず、騒がず、ヒジを大事に投げていってもらいたいもの。マー様が何勝して何億円を稼ぐかは知ったことではありませんが、マー様の登場時にしか流れないももクロの未発表新曲を聴きこむには、30試合くらいは投げてもらわないといけないですからね。実況とか声援とかで聴き取りにくいですからね。30回は聴かないと不足ですからね。

↓そしてマー様は、ももクロちゃんへの感謝をつぶやいて開幕戦の仕事を終えた!

感謝はいい!気にしなくていい!

そんなことより、その勝手曲をCDにするように言ってくれんか!

「みんなの歌声に元気をもらえる」とかの理屈で!

マー様用新曲までは構わないが、曲の独占は許すまじ!


アイドルを支える「踏み台」としての自覚を忘れずに頑張ってください!