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2015年09月24日12:18
トライ後のコンバージョンは大ハズレでした!
俄然熱気高まってきたラグビー・ワールドカップ。連休の最終日にピタリとハマるような日程で、日本代表は第2戦・スコットランド戦を迎えました。「明日から会社か」「会社に行きたくないです」「せめてスカッとした気分にさせてくれ」という想いをこめて、日本でも多くの人がこの試合を見守ったことと思います。
しかし、日本代表は10-45と敗れました。誤解なきように言っておくと、これは惨敗ではありません。ましてや「南アフリカとの死闘にすべてを出し尽くした日本はウソのようにボロ負けした」などではありません。想定内の負け。普通にやったらこうなる程度の順当な結果。心情的には「こんなもんやろな」「見せ場はあった」「むしろ日本の強さを感じた」と、ややポジティブ寄りな評価をしたいぐらいの試合。
この2試合は「ボッコボコの連敗」というのが客観的冷静な見立てであり、それを1勝1敗で乗り切り、しかも負けた試合ももうちょっと上手くやれば別の結果もあったんじゃないかと思うような試合だったのです。落胆する必要もなければ、恥じる必要もない。引きつづき、ここまでは出来すぎと言ってもいいでしょう。
ただ、正直、残念な試合ではありました。先の南アフリカ戦を会心のトライと見立てるならば、その後のコンバージョンに相当するのがこのスコットランド戦。ここを決めてこそ、南アフリカ戦の奇跡というのも活きたはず。せっかく世間にインパクトを残すチャンスを得ながら、いつも通りの試合となってしまったことで、ブームを文化にしていくための大きなチャンスを逸した感は否めません。負けるにしても、もうひとついい負け方をしたかった。
気を取り直してもう1回、いや、あと2回チャンスをあげてください。
「すごい強いって聞いたんでぇ!」とスコットランド戦で初めてラグビーを見ましたというみなさん、まだチャンネルを変えるのは早い。もともと、今回想定していたストーリーというのは、「最初の2戦は敗れはしたものの希望を見せる戦い」「サモア戦でベスト8の可能性は潰えるが、日本は大健闘」「最終アメリカ戦で24年ぶりのワールドカップ勝利」というものでした。どっちかと言えば、予定外に盛り上がってしまってラグビー側も当惑しているのです。もうちょっとジワジワ行きまして、最後に勝つところを見せてシメたかったのですが、フィナーレ用の花火がドーンと暴発してしまったのです。ぶっちゃけ見ていただきたいのは、このあとの2試合なのです。
あと2回見ていただいて、ラグビー大したもんだな、ラグビー面白いなと思っていただけたならば、どうぞ2019年のラグビーワールドカップにご期待いただければと思います。2019年を大歓声の中で迎えるだけの結果は、もう出したと思います。南アフリカ戦だけで、十二分にお釣りがくるだけの結果は出したと思います。そのいいイメージを定着させるため、あと2試合ジャパンを見守っていただきたいもの。もう1回勝つところを見られるのではないかと思う程度には、希望を感じる戦いがつづいておりますので…。
ということで、「せやろな」という落ち着き払った空気の中で、23日の「ラグビーワールドカップ 日本VSスコットランド戦」をチェックしていきましょう。
◆日本は強くなったが、アンダードッグであることには変わりない!
ラグビーにおけるスコットランドの位置づけというのはとても高く、欧州・オセアニア等の強豪国で形成される「ティア1」というグループの一角を占める伝統国です。2011年大会こそ予選リーグで敗退しますが、それ以外は常にベスト8に勝ち上がっています。また、いわゆるシックス・ネイションズ(欧州強豪国同士の国際大会)でも近年は優勝から遠ざかっていますが古豪として実績を残しています。
日常置かれている環境や対戦相手、そして何よりも伝統の面でスコットランドは日本よりも圧倒的に上。相撲で言えばスコットランドと日本は三役格と幕尻くらいの差があるのです。日本はあくまでも挑戦者。すべてを出し尽くして、ようやく結果を考えることが許される……それぐらいの気持ちで向かうべき相手です。
↓イングランド人とスコットランド人の関係性はよくわからんが、どうやら盛り上がっている模様!
こういう盛り上がりで2019年を迎えるためにも、頑張れジャパン!
大衆は「勝った者をあとから応援する」のが普通である!
2019年に頑張っても遅い!2019年の前にちょっとでも勝て!
僕もこの大一番を控え、風呂・トイレなどを完璧に済ませ、スポンサー様へのおべんちゃらで勝ったリポDでパワーを充填します。トイレでは五郎丸式ウンコなどをひり出し、「やや便秘の日でも身体の中心にチカラが入るな…」などと、改めてルーティンの効果を実感。テレビをつけた途端に流れてきた、舘ひろしさんのたどたどしいオープニングトークも正座で聞き流す120%の集中態勢。いけ、ジャパン。戦え、ジャパン。魂を見せろ、ブレイブブロッサムズ。国歌斉唱の君が代は、この日もラガーマンらしいデカイ声でビンビンです。
そして始まった試合。早速、イヤな感じが漂います。よく言えばイケイケ、悪く言えば慎重さを欠いているようなプレーの数々。彼我のチカラ関係を考えれば、すべての時間を絶対絶命の危機感の中でプレーしてもよさそうなところを、軽いパスをかっさらわれたり、判断の遅れによって相手に捕まったり、集中力に欠いたプレーが見られます。前半3分には自陣深くで反則を犯し、ペナルティゴールで早くも3点献上です。
↓決めたのは相手のキャプテン、レイドロー!
いいキック蹴りよるがポーズは普通だな!
もっと面白いポーズで蹴るヤツを連れてこい!

風が強いのか、パントキックの処理でノックオンを連発するなど、序盤からハンドリングエラーが頻発。南アフリカ戦では試合を通じてハンドリングエラーがひとつだったことを考えると、デキの差は明白。南アフリカ戦が奇跡的なデキすぎで、スコットランド戦が普通という意味で、別にこの日がモノすごく悪いということではないのですが、やはり前の試合で死力を尽くした影響は否めません。
それでも、前半12分にペナルティゴールを決められて0-6とされたあとの攻撃では、五郎丸のタッチキックで相手インゴールギリギリまで進み、5メートルからのラインアウトという大チャンスを作り出します。ここで日本は前戦でも繰り出したドライビングモールで、トライを奪取。コンバージョンも決めて7-6と逆転に成功します。
↓よっしゃ、この手はまだ通じるぞ!日本トライで逆転!(45秒頃から)
五郎丸のタッチキックが絶妙だった!
いいプレーをすれば、ちゃんと点につなげられるんだ!
これでイイ状態に戻るか…と思いきや、そうでもない。むしろ、状態はそのままにイケイケ感だけが増していきます。気持ちが前のめりになった小さな反則と、イケるんちゃう!?という大胆さから生まれるミスの数々。それがジワジワと得点になっていき、前半18分、前半20分と立てつづけにペナルティゴールを与えて7-12と再逆転。ハイボールのキャッチミスでノックオン⇒スクラムで反則⇒ペナルティキック与える、という「エラーで出塁⇒進塁打で三塁に進まれ⇒犠牲フライで1点」みたいな半分自滅に近い失点などもあり、南アフリカ戦とはだいぶ感触が異なります。
その後も、ウィングの松島がシンビン(一時的退場)になったり、日本ボールのスクラムで球出しの際にボールをポロリして攻撃が途切れてしまったり、チグハグな日本のプレー。焦りなのか、勝利への意欲なのか、無理目のところからでもトライを狙いにいくようなイケイケぶりも見られ、堅実にいけば得点できたんじゃないかという攻撃を0点で終えることがつづきます。
↓敵陣深く押し込んだ場面でも、スローフォワード(前にボールを投げる)の反則を取られるなど上手くいかない!
スローで見るとサッカーのオフサイドくらい微妙なタイミングで真横に見えたが…。
でもまぁ、そもそもそんなにギリで出すなという話でもあり…。
結局、前半を終えて7-12の5点ビハインド。それでも、この結果は「よくやった」に値するもの。逆に内容としては、日本が反則とミスでどんどんどんどん悪い流れに陥っているのに、点差は5点で済んだということで、「日本が思った以上に強い」という手応えさえ覚えるものでした。南アフリカ戦まではいかなくても、もう少し締まった状態のジャパンであれば、リードして前半を折り返していても何ら不思議はないような戦いぶり。
↓前半終了間際には五郎丸のナイスタックルで、命拾いした場面も!
あと2メートル進まれたらトライというところを、ギリギリで外に押し出した!
5〜7点に値するビッグプレーで、舘ひろしさんが選ぶ前半戦の好プレーにも選出されたぞ!
まだまだイケるぞジャパン!
迎えた後半戦。日本は開始直後にマフィが足を傷め、治療を受ける場面が。一旦は立ち上がり、スクラムにもその後の攻撃にも参加し、独走で長い距離をゲインする場面も作りますが、そのプレーで足をさらに傷めてしまった模様。結局、マフィはそのまま動けなくなり、担架で運び出されます。
マフィが独走して獲得した距離と、その後の攻撃の中で得た反則。少なからずのものを犠牲にして得たペナルティキックを決めて10-12。よーし、これからというところでしたが次の攻撃シリーズでは自陣内でのパスが相手に渡ってしまいターンオーバー。結局はここからのスコットランドの攻撃がトライに結びつき、10-17と再び点差が開きます。
ミスで流れを失い、ミスでチカラを失う。その繰り返しのような試合。その決定打となったのは、次の日本の攻撃。松島の突破で大きくゲインし、相手陣内でペナルティを得た場面でした。日本はコレを五郎丸に託しますが、五郎丸のキックはポストに当たり、相手はフェアキャッチ(※自陣22メートルラインの内側で相手のキックをキャッチしたとき、フリーキックを得る)。簡単なキックというものはないにせよ、ものすごく厳しい角度というほどではないキックだっただけに、これを外して、ちょっと展開的にも心情的にもガクッときたかもしれません。
↓そこから日本は立てつづけにトライを奪われていく!(1分45秒からずっと)
後半16分、防衛線をスコンスコンと2度抜かれてトラーイ!(10-24)
後半23分、相手陣内でのパスをインターセプトされ独走トラーーイ!(10-31)
後半29分、相手のでっかいのを普通に止められずトラーーーイ!(10-38)
後半34分、時間を使うためのスクラムからオマケのように追加点のトラーーーーイ!(10-45)

日本はせめてひとつでもトライをとろうと、最後の攻撃でもペナルティゴールは狙わずインゴールを目指しますが、それもポロリこぼしたノックオンで実らずじまい。試合は結局10-45で終了します。これでスコットランドは「トライ4つ」のボーナスを含めた勝点5を獲得。日本は「トライ4つ」「7点差以内の負け」というボーナスには届かず、勝点ゼロ。決勝トーナメント進出を考えると、かなり苦しい状況に追い込まれました。
胸に去来するのは「せやろな」の声。そもそもの格の違い。コチラは中3日、向こうは初戦ということでの体力面の差。南アフリカ戦でめちゃくちゃによかったぶんの反動。まぁ、こんなものでしょう。チカラの差を運や偶然で隠すにはラグビーのインゴールは広すぎますし、ラグビーの消耗は激しすぎます。どこかひとつ綻びが生まれただけでも、戦線は破られ、スコンスコンといかれるからこそ番狂わせも生まれず、一方的に100点取られるような試合も生まれるというもの。
逆説的ではありますが、いかに南アフリカ戦が素晴らしかったかというのを、このスコットランド戦を通じて改めて感じます。不屈の闘志、止まらない足、ミスを犯さない集中力。すべてが研ぎ澄まされ、4年をこの日に懸けてきたというのが伝わる感動的な戦いぶりでした。今日が悪い日なのではなく、南アフリカ戦がサイコーの一日だったのです。
それでも、過去のワールドカップでの「ティア1」国との対戦では、前回2011年大会がフランス(21-47)、ニュージーランド(7-83)、2007年大会がオーストラリア(3-91)、ウェールズ(18-72)、2003年大会がスコットランド(11-32)、フランス(29-51)だったことを考えれば、際だって悪いというほどの結果ではありません。前半はしっかり戦えていましたし、条件面が整えばもっとやれそうな感触もあります。
自分たちのミスをなるべく減らし、無駄攻めでもボールを保持している時間を伸ばして相手の攻撃時間を削る。相手の反則やセットプレーを活かして少しずつ得点を積み重ねる。地味で忍耐が要求される、華麗でも何でもない戦いをできてこそ、南アフリカ戦のような勝ち方というのもできるはず。
勝負はあくまでもここからの2戦。
最高の予告編を終えた状態で、ここから本編が始まるのです。
短いラグビーブームではありましたが、「状況は悪くなったわけではない」「前の感じに戻っただけ」「もう1個勝てば史上最高成績」とポジティブに受け止めつつ、頑張っていきたいものですね。ありがとうラグビーブーム!さようならラグビーブーム!いつかまたどこかで会おう、ラグビーブーム!
↓後を見る暇があるくらいなら、我々は前を向く!それが桜の戦士の心意気だ!
ただし、前にボール投げるなよ!
あと、前にボールこぼすなよ!

デザートが最初に出てきただけで、コース全体としては順調に進行中です!
俄然熱気高まってきたラグビー・ワールドカップ。連休の最終日にピタリとハマるような日程で、日本代表は第2戦・スコットランド戦を迎えました。「明日から会社か」「会社に行きたくないです」「せめてスカッとした気分にさせてくれ」という想いをこめて、日本でも多くの人がこの試合を見守ったことと思います。
しかし、日本代表は10-45と敗れました。誤解なきように言っておくと、これは惨敗ではありません。ましてや「南アフリカとの死闘にすべてを出し尽くした日本はウソのようにボロ負けした」などではありません。想定内の負け。普通にやったらこうなる程度の順当な結果。心情的には「こんなもんやろな」「見せ場はあった」「むしろ日本の強さを感じた」と、ややポジティブ寄りな評価をしたいぐらいの試合。
この2試合は「ボッコボコの連敗」というのが客観的冷静な見立てであり、それを1勝1敗で乗り切り、しかも負けた試合ももうちょっと上手くやれば別の結果もあったんじゃないかと思うような試合だったのです。落胆する必要もなければ、恥じる必要もない。引きつづき、ここまでは出来すぎと言ってもいいでしょう。
ただ、正直、残念な試合ではありました。先の南アフリカ戦を会心のトライと見立てるならば、その後のコンバージョンに相当するのがこのスコットランド戦。ここを決めてこそ、南アフリカ戦の奇跡というのも活きたはず。せっかく世間にインパクトを残すチャンスを得ながら、いつも通りの試合となってしまったことで、ブームを文化にしていくための大きなチャンスを逸した感は否めません。負けるにしても、もうひとついい負け方をしたかった。
気を取り直してもう1回、いや、あと2回チャンスをあげてください。
「すごい強いって聞いたんでぇ!」とスコットランド戦で初めてラグビーを見ましたというみなさん、まだチャンネルを変えるのは早い。もともと、今回想定していたストーリーというのは、「最初の2戦は敗れはしたものの希望を見せる戦い」「サモア戦でベスト8の可能性は潰えるが、日本は大健闘」「最終アメリカ戦で24年ぶりのワールドカップ勝利」というものでした。どっちかと言えば、予定外に盛り上がってしまってラグビー側も当惑しているのです。もうちょっとジワジワ行きまして、最後に勝つところを見せてシメたかったのですが、フィナーレ用の花火がドーンと暴発してしまったのです。ぶっちゃけ見ていただきたいのは、このあとの2試合なのです。
あと2回見ていただいて、ラグビー大したもんだな、ラグビー面白いなと思っていただけたならば、どうぞ2019年のラグビーワールドカップにご期待いただければと思います。2019年を大歓声の中で迎えるだけの結果は、もう出したと思います。南アフリカ戦だけで、十二分にお釣りがくるだけの結果は出したと思います。そのいいイメージを定着させるため、あと2試合ジャパンを見守っていただきたいもの。もう1回勝つところを見られるのではないかと思う程度には、希望を感じる戦いがつづいておりますので…。
ということで、「せやろな」という落ち着き払った空気の中で、23日の「ラグビーワールドカップ 日本VSスコットランド戦」をチェックしていきましょう。
◆日本は強くなったが、アンダードッグであることには変わりない!
ラグビーにおけるスコットランドの位置づけというのはとても高く、欧州・オセアニア等の強豪国で形成される「ティア1」というグループの一角を占める伝統国です。2011年大会こそ予選リーグで敗退しますが、それ以外は常にベスト8に勝ち上がっています。また、いわゆるシックス・ネイションズ(欧州強豪国同士の国際大会)でも近年は優勝から遠ざかっていますが古豪として実績を残しています。
日常置かれている環境や対戦相手、そして何よりも伝統の面でスコットランドは日本よりも圧倒的に上。相撲で言えばスコットランドと日本は三役格と幕尻くらいの差があるのです。日本はあくまでも挑戦者。すべてを出し尽くして、ようやく結果を考えることが許される……それぐらいの気持ちで向かうべき相手です。
↓イングランド人とスコットランド人の関係性はよくわからんが、どうやら盛り上がっている模様!
【日本代表 情報】日本代表×スコットランド代表の試合を前に、スタジアム周辺はすごい盛り上がりです!
試合は、地上波生放送です!
#RWC2015 #rugbyjp #JapanWay pic.twitter.com/WoYGxZivfo
— 日テレラグビー班 (@ntv_rugby) 2015, 9月 23
こういう盛り上がりで2019年を迎えるためにも、頑張れジャパン!
大衆は「勝った者をあとから応援する」のが普通である!
2019年に頑張っても遅い!2019年の前にちょっとでも勝て!
僕もこの大一番を控え、風呂・トイレなどを完璧に済ませ、スポンサー様へのおべんちゃらで勝ったリポDでパワーを充填します。トイレでは五郎丸式ウンコなどをひり出し、「やや便秘の日でも身体の中心にチカラが入るな…」などと、改めてルーティンの効果を実感。テレビをつけた途端に流れてきた、舘ひろしさんのたどたどしいオープニングトークも正座で聞き流す120%の集中態勢。いけ、ジャパン。戦え、ジャパン。魂を見せろ、ブレイブブロッサムズ。国歌斉唱の君が代は、この日もラガーマンらしいデカイ声でビンビンです。
そして始まった試合。早速、イヤな感じが漂います。よく言えばイケイケ、悪く言えば慎重さを欠いているようなプレーの数々。彼我のチカラ関係を考えれば、すべての時間を絶対絶命の危機感の中でプレーしてもよさそうなところを、軽いパスをかっさらわれたり、判断の遅れによって相手に捕まったり、集中力に欠いたプレーが見られます。前半3分には自陣深くで反則を犯し、ペナルティゴールで早くも3点献上です。
↓決めたのは相手のキャプテン、レイドロー!
Captain Greig Laidlaw is a kicking machine - that's his 91st penalty between the posts for @Scotlandteam #AsOne pic.twitter.com/SSkWCTCloN
— Scottish Rugby (@Scotlandteam) 2015, 9月 23
いいキック蹴りよるがポーズは普通だな!
もっと面白いポーズで蹴るヤツを連れてこい!
なるほど珍発明ステッカー/HM-11 カンチョー用指先ロケット「アナランティス」 価格:108円 |
風が強いのか、パントキックの処理でノックオンを連発するなど、序盤からハンドリングエラーが頻発。南アフリカ戦では試合を通じてハンドリングエラーがひとつだったことを考えると、デキの差は明白。南アフリカ戦が奇跡的なデキすぎで、スコットランド戦が普通という意味で、別にこの日がモノすごく悪いということではないのですが、やはり前の試合で死力を尽くした影響は否めません。
それでも、前半12分にペナルティゴールを決められて0-6とされたあとの攻撃では、五郎丸のタッチキックで相手インゴールギリギリまで進み、5メートルからのラインアウトという大チャンスを作り出します。ここで日本は前戦でも繰り出したドライビングモールで、トライを奪取。コンバージョンも決めて7-6と逆転に成功します。
↓よっしゃ、この手はまだ通じるぞ!日本トライで逆転!(45秒頃から)
五郎丸のタッチキックが絶妙だった!
いいプレーをすれば、ちゃんと点につなげられるんだ!
これでイイ状態に戻るか…と思いきや、そうでもない。むしろ、状態はそのままにイケイケ感だけが増していきます。気持ちが前のめりになった小さな反則と、イケるんちゃう!?という大胆さから生まれるミスの数々。それがジワジワと得点になっていき、前半18分、前半20分と立てつづけにペナルティゴールを与えて7-12と再逆転。ハイボールのキャッチミスでノックオン⇒スクラムで反則⇒ペナルティキック与える、という「エラーで出塁⇒進塁打で三塁に進まれ⇒犠牲フライで1点」みたいな半分自滅に近い失点などもあり、南アフリカ戦とはだいぶ感触が異なります。
その後も、ウィングの松島がシンビン(一時的退場)になったり、日本ボールのスクラムで球出しの際にボールをポロリして攻撃が途切れてしまったり、チグハグな日本のプレー。焦りなのか、勝利への意欲なのか、無理目のところからでもトライを狙いにいくようなイケイケぶりも見られ、堅実にいけば得点できたんじゃないかという攻撃を0点で終えることがつづきます。
↓敵陣深く押し込んだ場面でも、スローフォワード(前にボールを投げる)の反則を取られるなど上手くいかない!
スローフォワードかよ・・・。
#RWC2015 #JapanWay pic.twitter.com/ekUHHGoE9e
— パドック屋さん (@paddock_watcher) 2015, 9月 23
スローで見るとサッカーのオフサイドくらい微妙なタイミングで真横に見えたが…。
でもまぁ、そもそもそんなにギリで出すなという話でもあり…。
結局、前半を終えて7-12の5点ビハインド。それでも、この結果は「よくやった」に値するもの。逆に内容としては、日本が反則とミスでどんどんどんどん悪い流れに陥っているのに、点差は5点で済んだということで、「日本が思った以上に強い」という手応えさえ覚えるものでした。南アフリカ戦まではいかなくても、もう少し締まった状態のジャパンであれば、リードして前半を折り返していても何ら不思議はないような戦いぶり。
↓前半終了間際には五郎丸のナイスタックルで、命拾いした場面も!
忘れられん五郎丸かっこよすぎ😳
#JPNWAY pic.twitter.com/nEOMuVc1MI
— 中西 璃子 (@rugriko) 2015, 9月 23
あと2メートル進まれたらトライというところを、ギリギリで外に押し出した!
5〜7点に値するビッグプレーで、舘ひろしさんが選ぶ前半戦の好プレーにも選出されたぞ!
まだまだイケるぞジャパン!
迎えた後半戦。日本は開始直後にマフィが足を傷め、治療を受ける場面が。一旦は立ち上がり、スクラムにもその後の攻撃にも参加し、独走で長い距離をゲインする場面も作りますが、そのプレーで足をさらに傷めてしまった模様。結局、マフィはそのまま動けなくなり、担架で運び出されます。
マフィが独走して獲得した距離と、その後の攻撃の中で得た反則。少なからずのものを犠牲にして得たペナルティキックを決めて10-12。よーし、これからというところでしたが次の攻撃シリーズでは自陣内でのパスが相手に渡ってしまいターンオーバー。結局はここからのスコットランドの攻撃がトライに結びつき、10-17と再び点差が開きます。
ミスで流れを失い、ミスでチカラを失う。その繰り返しのような試合。その決定打となったのは、次の日本の攻撃。松島の突破で大きくゲインし、相手陣内でペナルティを得た場面でした。日本はコレを五郎丸に託しますが、五郎丸のキックはポストに当たり、相手はフェアキャッチ(※自陣22メートルラインの内側で相手のキックをキャッチしたとき、フリーキックを得る)。簡単なキックというものはないにせよ、ものすごく厳しい角度というほどではないキックだっただけに、これを外して、ちょっと展開的にも心情的にもガクッときたかもしれません。
↓そこから日本は立てつづけにトライを奪われていく!(1分45秒からずっと)
後半16分、防衛線をスコンスコンと2度抜かれてトラーイ!(10-24)
後半23分、相手陣内でのパスをインターセプトされ独走トラーーイ!(10-31)
後半29分、相手のでっかいのを普通に止められずトラーーーイ!(10-38)
後半34分、時間を使うためのスクラムからオマケのように追加点のトラーーーーイ!(10-45)
価格:720円 |
日本はせめてひとつでもトライをとろうと、最後の攻撃でもペナルティゴールは狙わずインゴールを目指しますが、それもポロリこぼしたノックオンで実らずじまい。試合は結局10-45で終了します。これでスコットランドは「トライ4つ」のボーナスを含めた勝点5を獲得。日本は「トライ4つ」「7点差以内の負け」というボーナスには届かず、勝点ゼロ。決勝トーナメント進出を考えると、かなり苦しい状況に追い込まれました。
胸に去来するのは「せやろな」の声。そもそもの格の違い。コチラは中3日、向こうは初戦ということでの体力面の差。南アフリカ戦でめちゃくちゃによかったぶんの反動。まぁ、こんなものでしょう。チカラの差を運や偶然で隠すにはラグビーのインゴールは広すぎますし、ラグビーの消耗は激しすぎます。どこかひとつ綻びが生まれただけでも、戦線は破られ、スコンスコンといかれるからこそ番狂わせも生まれず、一方的に100点取られるような試合も生まれるというもの。
逆説的ではありますが、いかに南アフリカ戦が素晴らしかったかというのを、このスコットランド戦を通じて改めて感じます。不屈の闘志、止まらない足、ミスを犯さない集中力。すべてが研ぎ澄まされ、4年をこの日に懸けてきたというのが伝わる感動的な戦いぶりでした。今日が悪い日なのではなく、南アフリカ戦がサイコーの一日だったのです。
それでも、過去のワールドカップでの「ティア1」国との対戦では、前回2011年大会がフランス(21-47)、ニュージーランド(7-83)、2007年大会がオーストラリア(3-91)、ウェールズ(18-72)、2003年大会がスコットランド(11-32)、フランス(29-51)だったことを考えれば、際だって悪いというほどの結果ではありません。前半はしっかり戦えていましたし、条件面が整えばもっとやれそうな感触もあります。
自分たちのミスをなるべく減らし、無駄攻めでもボールを保持している時間を伸ばして相手の攻撃時間を削る。相手の反則やセットプレーを活かして少しずつ得点を積み重ねる。地味で忍耐が要求される、華麗でも何でもない戦いをできてこそ、南アフリカ戦のような勝ち方というのもできるはず。
勝負はあくまでもここからの2戦。
最高の予告編を終えた状態で、ここから本編が始まるのです。
短いラグビーブームではありましたが、「状況は悪くなったわけではない」「前の感じに戻っただけ」「もう1個勝てば史上最高成績」とポジティブに受け止めつつ、頑張っていきたいものですね。ありがとうラグビーブーム!さようならラグビーブーム!いつかまたどこかで会おう、ラグビーブーム!
↓後を見る暇があるくらいなら、我々は前を向く!それが桜の戦士の心意気だ!
後ろを見る暇があるくらいなら我々は前を向く。
たくさんの熱い声援ありがとうございました。
#JapanWay pic.twitter.com/sVHimo6EL8
— 五郎丸歩 (@Goro_15) 2015, 9月 23
ただし、前にボール投げるなよ!
あと、前にボールこぼすなよ!
価格:1,512円 |
デザートが最初に出てきただけで、コース全体としては順調に進行中です!







でも2敗のはずが1勝1敗なのだから上出来ですよね。