2022年07月26日08:00
東京五輪から1周年を迎えました!
もう1年も経ってしまったのか、と驚くような気持ち。去る7月23日、東京五輪から1周年の記念の日を迎え、国立競技場では記念イベント「TOKYO FORWARD」が開催されました。特に何か、すごいことが起きると思っていたわけではありませんが、僕も国立競技場に向かいました。
↓やって来ました国立へ!近くてキレイで大好きです!
現地には思いがけない人の数。しかも多くの人がボランティアの方に配布されたシャツを着ています。わざわざ着てくるくらいですから、1年前はボランティアとしてこの大会を迎えた人たちなのでしょう。何だかちょっとグッと胸に迫るものがあります。
当時は少なからず「猛烈な」反対意見もありました。表に出ることすら遠慮するような状況。ボランティアの服を着て大会運営に尽力している方たちを僕も見かけましたが、石でも投げられやせんかなと少し心配する気持ちもありました。石など投げられるいわれはないわけですが、そんな心配をしてしまうような状況であったとは思います。大変な思いをし、それでも貫いた想いがあった人達なのだ…同志のような気持ちで見守ります。
会場周辺には競技体験のブースやキッチンカー、各種関連イベントの告知をするブースなども出ています。ほかの予定と重なってしまったために参加できませんでしたが、ミライトワ・ソメイティとのグリーティングもあった模様。すごい内容…というほどではないものの、オリンピックシンボルのもと、国立にまたこうして集まることができたのは率直に嬉しい気持ちになります。ひとつひとつのブースに心で「ありがとう!」と声をかけて会場周辺を巡ります。
↓会場外から石でも遠投されやせんかと心配になる札幌五輪招致活動のブース。
↓「暑さに打ち水で対抗する」というTOKYOスピリッツを受け継ぐブース。
↓さまざまなボランティア活動を紹介するブースには「例の傘」も。
完全にボランティアを象徴するアイテムになってるな!
だんだん見慣れてきましたよ!慣れるまで3年くらいかかったけど!
歩いているとたくさんの配布物をいただき、収穫はマシマシです。当時配った号外をもう1回配っていただいたり、スタンプラリーに参加するとトートバッグがもらえたり、銭湯にタダで入れる券をもらったり。さすがお役所の仕事、配るモノが多い。この勢いならもしかしてあり得るんじゃないかと「例の傘はもらえないですかね?」と探してまわったのですが、残念ながら傘はゲットできませんでした。
↓入場時にはトートバッグをいただきました!
↓マスク、ピンバッジのほか、暑さに対抗するうちわも!
↓うちわはたくさんもらえました!
やっぱり夏はうちわですよね〜!
電力も節約できて最高〜!
場内ではすでにたくさんの人が盛り上がっています。席の間を空けているのか、単に空いているのかはわかりませんでしたが、適度なディスタンスもあって快適です。ボランティア仲間でしょうか、グループで来ている人たちはすでに思い出話で盛り上がっています。うんうん、語ることがいっぱいあるでしょう。
僕自身は話す相手もいないわけですが、こうした思い出話に心で花を咲かせるために来たようなものです。あの日を振り返り、当時の思い出を噛み締め、報われなかった思いをここに持ち寄る。そうせずにはいられない人が集うイベントなのです。この日ぐらい、しんみりと恨み節を言ってもいいかなと思います。この会場のなかで、この人たちの間でなら。何で来れなかったんだろうね、と。
↓さぁ、1周年イベントの始まりです!
場内には橋本聖子元組織委員会会長や、小池東京都知事、室伏スポーツ庁長官の姿も見えます。来賓としては森元組織委員会会長や丸川元五輪担当大臣も来ていた模様(※JOC山下会長は体調により欠席)。本来ならば安倍元総理もここにいて土管からドカーンとしてくれるところだったのでしょうが、ともに労う日を迎えることは叶いませんでした。残念です。
黙祷によって幕を開けた1周年イベントは、あの開会式の日と同じく、ゲーム「ドラゴンクエスト」の曲に乗せての入場行進から始まります。この日のために集ったたくさんのチームジャパンのアスリートたち。本番でエスコートキッズをつとめるはずだった子どもたち。運営側として大会に参加するはずだった学生たち。そして、この大会に携わったボランティア代表のみなさん。フィールドとスタンドでボランティア同士の労いが生まれています。この人たちが、ここに立って、行進ができて、とてもよかったなと思います。おめでとうございます!
↓ミライトワとソメイティが国立で入場行進を先導!
↓僕もチームジャパンの入場行進を観客席で見守りました!
↓五輪の開会式に来たかのような気持ちになりました!
↓ボランティアの皆さんも名誉の行進です!
↓集合して記念写真の撮影!もうイベント終わった感じがしますね!
いやー、よかった。客観的に言えば、人が歩いているのを見ただけなのですが、1年前に見られなかった夢を見たような気持ちになりました。あまりに感無量で小池都知事のあいさつとか、橋本元組織委員会会長のあいさつとか偉い人のあいさつ集はあんまりちゃんと聞いていなかったのですが、とにかくみんな喜んでいたのは伝わってきました。
もしアーカイブなどでご覧になる機会があれば、IPCパーソンズ会長のあいさつを見ていただくといいのかなと思います。この大会の前向きな価値を喜ばしく語った映像を用意していたパーソンズ会長は、その動画を用意したあとで安倍元総理の訃報に接したそうで、もう1本別の動画で哀悼の意を寄せてくれていました。2本の動画で二度寄せてくれた「ドウモアリガトウ」の感謝の言葉、大事に記憶させていただきます。
↓こちらこそ素晴らしい機会をいただきました!ドウモアリガトウ!
その後はみんなで楽しむ余興の時間。ミニミニオリンピックとでも言うべきか、観客対抗で行なうゲームや、ゲストアスリートが参加して行う混合リレーなどで「スポーツイベント感」を味わいます。面白いか面白くないかで言えば別に面白くはないのですが、「集まる」ことが目的でしたので、やることは別に何でもいいのです。にしても面白くも何ともないですが、いいのです何でも。面白くなくてもみんなで一緒にここで楽しむ、それが1年前の忘れ物なのですから…。
↓吉田沙保里さんらが観衆を率いてゲームに臨む!
↓豪華なゲストアスリートによる混合リレーなどを楽しみました!
最後はゲストアーティストSennaRinさんがライブパフォーマンスを披露して、1周年イベントは終わりました。こうして一連のイベントをまとめると、ほぼ開会式だなと思います。そういうイメージで作ってくれたのでしょうね。幕間のVTRにはピクトグラムさんもいましたし、ドローンこそ飛ばなかったものの仮想空間上では飛行船が国立の上を飛んでいました。予算や規模は比べようもありませんが、ミライトワとソメイティが1年越しにちゃんと開会式にいてくれたことも含めて、開会式をもう一度ちゃんとやろうじゃないかという気持ちはこもっていました。
どのみちチケットは持っていなかったので、僕が開会式に参加することは叶わなかったわけですが、そんな僕の無念も1年越しに癒されたような気持ちになりました。アスリートも、ボランティアのみなさんも、子どもたちも、関係者も、そういう気持ちでこの日を過ごせていたらいいなと思います。そして、できたらまた記念の日に、こうして集えたらいいなと思います。あの夏の記憶を鮮明に甦らせ、そのレガシーを大切にしていくために。
これはずっと前から言っていることですが、「大会が終わったら終わり」ではなく、五輪・パラリンピックはこの先もずっとつづいていくものです。この街で五輪があった、パラリンピックがあった、その記憶はずっとつづいていくのです。素晴らしい機会を得て、さらに未来へと進んでいく。そういう気持ちで2周年も、3周年も、過ごしていきたいと思います。決して諦めず、ギリギリまで尽力した誇りを胸に抱いて。
ご興味のある方、同志の方は、8月にはまたパラリンピックの1周年を記念したイベントもありますので、そこで会えたら会いましょう。車いすバスケの試合も見られてとってもお得ですしね。僕も、次回はミライトワやソメイティのグリーティングなどにも参加できるよう、予定の調整に努めたいと思います!
↓ご興味ある方はこちらでどうぞ!8月から二次募集開始です!
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— 東京2020パラリンピック周年記念事業 (@para_anniv) June 24, 2022
『 東京2020 #パラリンピック 1周年記念イベント 』
8月24日(水)開催📣
\#車いすバスケットボール #日本代表 の国際エキシビションマッチや豪華ゲストのパフォーマンスなど、様々なコンテンツをご用意しています🏀✨https://t.co/CwhdxsO450 pic.twitter.com/dl7ryeLXoC
↓今回参加したイベントの模様は動画でまとめておきました!
開催してくれてありがとうございます!
忘れ物を少し取り戻すことができました!
まだまだ忘れ物はたくさんあるので、もっと取り戻させてください!






















AOKI…