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遊び心で数々のトラブルを跳ね返した!

行ってまいりましたワールドカップバレー、今度は男子の部です。今季の国際リーグ戦・ネーションズリーグで3位となり「46年ぶりの国際大会メダル獲得」となった全日本男子は、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。個人的にも生涯で見たなかで最強の全日本男子だと思いますし、パリ五輪で「証明」することができれば栄光のミュンヘン五輪代表をも超え得る存在だと感じています。この全日本は強い、そして面白い。なるほど、激烈なチケット争奪戦と爆発的な熱気となるのも納得です。

↓おなじみ国立競技場代々木第一体育館に日本のバレーファンが集結!
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↓場外では間違い探しののぼりも設置してありました!
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女子の部で数回観戦していたこともあって散策はほどほどに会場入りする僕。ただ、男子の部は少し趣が違うところも。入場口のロビー周辺にはやたらとやる気を出したキリンさんがブースを出展しており、お茶とビールを販売しています。「ビール買いやすくていいですね!」とベテランファンもニッコリ。さらにスポーツドリンクを無料で配布してくれたりもしています。僕も1本いただきまして水分補給にはまったく不安ありません。

↓スポドリありがとうございました!
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全日本男子の試合を迎える頃には場内は超満員。外周部のコンコースには自由席を見つけられず立ち見観戦を余儀なくされた人たちの姿も。チケットを買えなかった人たちが場外にもあふれているとかで大変な盛況ぶりです。女子の部が100%の入りだとすれば、男子の部は120%。ギッチギチのドッカンドッカンで盛り上がっています。

ユニフォームの着用率も非常に高く、手に手に自作のウチワやバナーを持っているなど楽しみ上手な観衆たちが集っている様子。「ははーん、推し活だな?」と僕も観戦モードから熱狂モードへとスイッチオン。練習時間から大歓声が鳴り止まない熱狂の波に乗るようにして、石川祐希さんと盒桐さんが互いにスパイクを打ち合うアップなどをしている際には「ランくーん!」などの声掛けを楽しみます(←いい年してクンとか言ってるんじゃない説)。

↓「一時代にひとりいればラッキー」クラスの選手が何人も集っている奇跡の全日本男子です!

日本男子はサイズこそあまりありませんが、とにかくよく整備されたチームです。石川祐希さんや盒桐さんのような万能タイプの選手を擁し、守備でも攻撃でも穴がありません。西田有志さんらが繰り出すサーブは強く、攻撃的。エースも含めて多くのブレイクポイントを生み出します。攻撃に掛かればブラジル代表でも見ているような美しいシンクロから、ミドル・レフト・ライト・バックアタックを多彩に打ち分けてきます。司令塔であるセッターのトス回しもミドルを常に意識させるような勇気と駆け引きのあるもので、相手に的を絞らせません。賢く丁寧に立ち回れば、これほど違うものなのかと驚かされる、美しくて強いチームです。

グループ内の世界ランクでも2番手ということで、上位2ヶ国が得るパリ五輪の切符もココで獲りたいところ。そのためにも一番世界ランクが低いフィンランドに対してはしっかりとストレートで勝っていきたい…そんな気持ちで迎えた初戦です。迎えた第1セット、「1点目はエースで」という開幕感で石川さんが最初の得点を決めると、日本は順調に得点を重ねていきます。石川祐希さんがサービスエースを連発すれば、盒桐さんはミドルからのバックアタックやブロックでも得点を重ね、山内晶大さんもサーブとクイックで存在感を示し、日本のいいところが存分に発揮されるようなセットに。セット途中にはブザーの押し間違えといったトラブルもありましたが、最後は期待の大砲・宮浦健人さんが決めて第1セットを先取。上々の立ち上がりです。

↓長いラリーとなったセットポイント、最後は宮浦さんが決めた!


第2セットに入ると、日本はさらに躍動します。スコア2-2の場面では何と盒桐さんが「背面スパイク」を決めてみせます。フランス代表のエースであるイアルバン・ヌガペトさんが得意とするプレーですが、「あれいいなーやってみたいなー」とでもいう気持ちで取り入れたものでしょうか。まるで子どものような遊び心で、自身のプレーの幅を広げ、日本の視聴者の「スパイクは前向きに打つもの」という固定観念を打ち砕いていきます。

さらに盒桐さんは、すでに全日本男子の代名詞ともなっている「フェイクセット」(※スパイクを打つ素振りから空中でトスに切り替えて相手のブロックを翻弄する)を繰り出し、会場も大盛り上がり。盒桐さんは自由というか囚われないというか、とにかく相手のコートにボールが落ちればいいんだという、柔軟なプレーがとても魅力的です。「レシーブ、トス、スパイク」が必須なのではなく、1手目でも2手目でも「ボールを落とせるならそれでいい」し、いつでもそのチャンスをうかがっているぞという目の離せなさがある。「バレーって楽しそうだな」と思ってしまう選手です。

↓最近、「漫画みたい、というか漫画を超えてる選手」が多過ぎやしませんかね!


↓これぞ全日本男子!フェイクセット決まった!


余裕の2セット連取となった日本。会場でもストレート勝ちへの期待が高まりますが、どうもこの日はトラブルデーである模様。第1セットにはブザーが間違って鳴っていたりしましたが、第3セットではさらに大きな機材トラブルが発生します。何と、上空からプレーを撮影しているスパイダーカムのワイヤーが切れてしまったようなのです。ブラーンブラーンと振り子のように揺れるカメラは、バランスを失って残ったケーブルも捻じれてしまっているようでした。この重量のものが落下すれば大変な危険がありますので、試合も中断せざるを得ません。一度は下に降ろそうとしたようでしたがそれもままならず、結局、以降は天井付近にスパイダーカムを固定して、使用するのは止めることに。

ただ、処置が終わるまでにかなり長く掛かってしまったこともあって、第1セット・第2セットの日本の勢いはすっかり失われてしまいました。第3セットはシーソーゲームのような展開となり、日本は一度はマッチポイントを握るも、際どいコースのスパイクがアウトになることがつづき、最後はデュースの末にフィンランドが競り勝つことに。うーむ、これが初戦の難しさでしょうか。

↓ワイヤーが切れたか緩んだかして、スパイダーカムは振り子のようにしばし大きく揺れていました!
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俄然勢いを取り戻したフィンランドは第4セットに入ってもノッています。日本はレセプションで苦しみ、ブレイクを次々に許します。自慢のサーブでお返ししたいところですが、それも決まらず。ジワジワと離されて、セット終盤には6点差をつけられる格好に。これはもう第5セット勝負ということで割り切っていくしかありません。ストレート勝ちどころか、よもやよもやの初戦でのつまずきが不安になるようなフルセットの戦いにもつれ込みます。

↓そんな苦戦のなかでもピンチサーバーで甲斐優斗さんが登場するとドッカン盛り上がる場内です!


勝負の第5セット。日本は盒桐さんのサービスエースなどで中盤まで10-6とリードするも、この試合中にたびたびブレイクを許していた相手2番のサーブでまさかの5連続ブレイク、フィンランドが10-12と逆転します。相手にマークされて決定率が上がってこない石川祐希さんはベンチに下がってしまいました。まさか負けるのか、史上最強の全日本男子がアッサリ負けるのか。大エースを下げて、ここから勝てるのか。しかし、日本はエースひとりのチームではありませんでした。ここで悪い流れを断ち切ったのは盒桐さん。バックアタックを決めてようやくサイドアウトにすると、日本は小野寺太志さんのサーブから相手を崩し、怒涛の5連続得点で逆転!大接戦となりましたが、見事に初戦勝利となりました!

↓最後は盒桐さんが決めて、日本勝利!


いやー、苦しかった。ここまで苦戦するとは思っていませんでしたが、これが「勝てそう」なチームの重圧でしょうか。ここで勝って、パリ五輪を決めるというのは、当然できるし、やらねばならないという意識で見据える目標でしょう。挑戦者というよりは守るべきものがある側の戦いです。ホームの大歓声、度重なるトラブル、そういったものも空気を重くしたかもしれません。

ただ、そんななかでも軽やかに、しなやかに、楽しくバレーをすることができました。追い詰められると「手堅く」という意識でエースエースエースになったり、レフトレフトレフトになったりするものですが、最後まで自分たちの自由で多彩なバレーをやり抜きました。エース不在で逆転勝利は、強さ・しなやかさの一端でしょう。ヒヤヒヤしましたが、見ていて面白い試合でした。この面白さにパリ五輪の切符が加われば、最高の気分になれるはず。期待して見守りたいと思います!

↓なお、試合後の記念撮影でバボちゃんが起き上がれなくなって起こしてあげるトラブルもありました!ほんとトラブルつづきの日です!
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↓まぁ、いろいろありましたが選手は楽しそうなので心配無用でしょう!
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↓ブラブラするスパイダーカムなど現地の様子は動画でまとめておきました!


落下しなくてよかったですが、あぁなると降ろすこともできないんだなと思いました!

上からの映像も欲しいので、ガッチリ直しておいてくださいね!

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大熱狂&大興奮でもっとたくさんチケット取ればよかったなと思いました!