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佐賀で伝説が幕を開けた!ステージの扉は開かなかったけど!

本日はお出掛けの記録です。やってまいりました、羽生結弦氏アイスストーリー2nd「RE_PRAY」ツアーの佐賀公演へ。何と言うか、温かくて、優しくて、ほっこりと心が温まるような素晴らしい時間でした。前回のさいたま公演からここまでの間は嘘や妄想などによって悩まされる時間も多い日々でしたが、やはり嘘や妄想でリアルを覆すことはできないなと思います。美しいものと、それを心待ちにする人の楽しさは、何を書き連ねようとも揺らぐものではありません。福という探し物が見つかった、そう思いました。まだ初日ですけど!

↓約5500人の観衆で4階までビッシリと埋まったSAGAアリーナ!チケットはSOLDOUT!
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愛用の翼・ANAで福岡空港へ向かったこの日。出発地である羽田空港からすでに「大羽生祭り」は始まっていました。「ははーん、お仲間だな?」という雰囲気の一人旅のご婦人や、聞くまでもなくお仲間とわかるグッズ完全装備のお姉さん、カバンにそれとわかるぬいぐるみをぶら下げた人など、たくさんの人が飛び立とうとしていました。エスカレーターに乗ったら僕の前と後ろにRE_PRAYのキルティングトートバッグ(※いい品ですよね)を持ったご婦人がいて、思わず「何人行くんだよ!」とツッコミそうになったほど。SAGAアリーナのキャパシティは5000とかくらいのはずなのに、羽田に1000人くらいいるんじゃないかという気配さえ漂います。

先日の航空機事故なども心に残っておりますので、シートベルトも緩みなく装着し、万一の際は手荷物を諦める覚悟を決めて飛び立てば、あっという間に福岡です。「御一行様」で列成して電車への乗り換え口に向かうと、あら素敵、14日公演の生放送を告知するCSテレ朝チャンネルさんの大看板が出ているではありませんか。御一行様はここでほぼ全員が足を止め、列成して記念撮影を行なっています。いやー、大歓迎、嬉しいじゃないですか。沖縄とかでも花とか飾ってあるとテンション上がりますからね。僕もすっかり上機嫌でいざ佐賀へ向かいます。この大歓迎は、まだほんの序章であるとは特に意識せずに…!

↓告知のためと言うか歓迎のためですよね!ありがとうございます!
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電車を乗り継いで1時間ほど、佐賀にたどり着く頃には電車のなかも完全に雰囲気が出来上がってきています。これまでの公演のグッズ購入で自然と集まったボアブルゾンやらパーカーやらに身を包んだ集団は、ご機嫌もよく、話も陽気に弾んでいます。そして、いざ最寄りの佐賀駅に降り立ちますと、現地は完全に祭りの真っただ中。駅舎の天井やら売店の軒先やらにはRE_PRAYのポスターがさがり、「柚子」関連の商品などを猛烈に推してきています。商魂ももちろんあるのでしょうが、お店の人もこの祭りを楽しんでくれているかのようです。

さらに、駅前の大通りに出れば数百メートルに渡ってRE_PRAYの旗が掲げられています。東京五輪のときに東京でもこんな感じになっていましたが、ちょっとそのときの感覚が甦ってくるよう。その通りの途中にある公園的な広場では大型タペストリーの展示も行なわれており、記念撮影にもとてもいい感じ。まさに町全体で盛り上がってくれている、そんな雰囲気にはトキメキならぬ「ほとめき」を感じます。いやー、本当に、歓迎ありがとうございます!

↓担当者が「カッコよく貼るぞ」と意気込んだ感じがする佐賀駅の天井!
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↓駅前の大通りではRE_PRAYの旗が長ーくつづいていました!
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↓グッズの出張販売くらいありそうな感じで「メイン」の位置にタペストリーが設置された広場!
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佐賀入りがギリギリだったこともあって、市内各地での歓迎については足早に受け止め、バスで会場へと向かいます。こちらのバスもこの公演に合わせて特別仕様の臨時便が走るとうかがっていたのですが、残念ながらそれには乗れず。バスのなかから街並みなどを眺めつつ進めば、乗り合わせた多くのお仲間の存在はもちろん、徒歩で会場へと向かう人の姿もたくさん見られ、心強く感じます。頑張れ、私たちがついている、そんな後押しが大挙して現地へ向かっているかのようです。

↓上手く撮れてないですが、特別仕様のバスは行き先表示が「RE_PRAY」です!
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↓停留所のお知らせもRE_PRAYのお知らせ一色!
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↓ちなみに、乗ったバスにドット絵があって「お?RE_PRAYモチーフかな?」と思ったらロマンシング佐賀でした!
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会場であるSAGAアリーナに降り立つと、数々のアリーナを見てきた僕の感覚でも「でかいな…!」と見上げるような壮観なもの。建物のデザインもオシャレで、これは通いたくなるアリーナだなと思いました。せっかく佐賀に来たんだからBリーグ佐賀バルーナーズの試合があれば見るのにな…などと、RE_PRAYやっているからバスケはできないとわかっていても「何とかなりませんかね?」と思う感じの素敵なアリーナです。

そのアリーナに集った人々と、ほとめき。入り口前広場には佐賀牛など地元の名産品がキッチンカーで出店されており、いい感じのお祭りぶりです。グッズ購入などで早めに着いた人たちはノンビリと楽しめたのではないでしょうか。僕はとにかくギリギリの到着なものですから、設置されていたサイネージ看板だけ撮影しましてそそくさと入場口へ向かいます。

↓これはいい感じのアリーナですね!
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↓さぁ、いよいよRE_PRAY佐賀公演の始まりです!
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公演が始まると席の移動ができない時間が出ますよ…という注意喚起が始まるくらいのタイミングでようやく駆け込んだアリーナでは、すでに満場の大観衆が羽生氏の登場を待ち構えています。心なしかいつにも増して熱量も高く、何やら揃いのバナーを持った人の姿も見受けられます。「結弦 幸あれ」というメッセージが書かれたそれは多くを語るものではないですが、大変だった、でも幸せをつかんでほしいと願っている、負けないで、頑張ろう、頑張れ、そんなたくさんの想いをギュッと凝縮して丸めた感じがしました。アイスストーリーは競技会ではないわけですが、久々に「応援」という気持ちで昂ります。

そして始まった公演。基本的にはさいたま公演と同じ内容でしたが、映像や演出にはさまざま手が加えられており、振り付けや動きにもいろいろアップデートが加わっている模様。あるいはアップデートではなく腰か足首か、どこかを痛めていてその対応だったりしたのかもしれませんが。這いずるように階段をのぼる鶏蛇様、一層大きな音で打ち鳴らされるサンズの足音、決意を定めかねるように彷徨う砂時計…いずれにせよ、ちょっと現地で見ただけだと記憶違いとかもありそうなので、細かい点は14日の生放送で各位が確認いただければと思います。とにかく「アイスストーリーは進化しつづけている」ことは間違いなさそうです。

個人的にはMEGALOVANIAから6分間練習へとつながるゲーム映像風の演出のところが「全部ラスボス戦」ではなく、勝つべき者が勝つような形になっていたのは嬉しいアップデートだったなと思います。相手がラスボスとは言え、負けるはずがないキャラクターはいますからね。このあたりはのちほどじっくりとさいたま公演の映像と見比べてみたいなと思いました。

↓さいたまで見た人もまた新たな発見がある、そんなアイスストーリーになっております!


第1部での火花散る盛り上がり。そして第2部でのいつにも増して感情を揺さぶられる滑り。「完全スルー」を決め込んではいても、僕のオリハルコンの心も少しばかり曇っていたのかもしれません。元気に、懸命に、全身全霊で滑ってくれている姿に安堵するような、張りつめたものが緩むような気持ちで、少し涙もこぼれます。「千と千尋の神隠し」で千尋がハクからおにぎりをもらったとき、張りつめたものが緩んで泣いてしまうのですが、ちょうどそれと同じ状態でした。「そうか、このプログラムはおにぎりなんだね…」「泣いてもいいんだね…」とセンチメンタルな気持ちを抱いて、ストーリーは終幕へと向かっていきました。ショーなのに、アイスストーリーなのに、「頑張れー!」とたくさん手を叩きました。誰に何を言われなくても頑張ってるんですけど、それでも何かを伝えたくなるような公演でした。

そして迎えたアンコール。少しお話しをして、おなじみの楽しいプログラムを演じて解散する…というのとはだいぶ異なり、抱えていた思いを互いに交換するような時間が始まります。細かい言い回しは覚えきれませんでしたが、先日の地上波でのドキュメンタリーを念頭に「舞台裏あんな感じなんです」と笑いつつ、身のまわりの人に「そんなに生命削って頑張らなくてもいいんじゃない?」と言われたこと、そしてファンからも「そんなに削らなくていいんだよ」と言われたことについての想いを羽生氏は語り出しました。

皆が心配してくれることはありがたく思いつつ、それでも「心配されるかもしれないけれど、全力で出し切りたい」のであると。自分は「まだ20代だし」、いつか考えは変わるかもしれないけれど、今はこの「全力の姿を表現したい」と、そう言うのです。この日はジャンプがあまり決まらず、特に競技会相当の構成になっている「破滅への使者」では乱れたジャンプが多くありました。ただ、それも含めて「今日の全力」を見てほしい、それもまたアイスストーリーなのだ、そういう話をしていました。

フィギュアスケートは芸術でもあるけれど、やはりスポーツのひとつなので、失敗もあるし、怪我もあるし、調子の良し悪しもあれば、体力の衰えによる終焉もあるものです。それでも、それだからこそ、ロウソクを大きく燃やすように今を生きていたい…そんな決意を感じる話でした。今しかできないこと、今だからできることに全力で挑むことを決めている人に必要なのは、心配よりも信頼なのだろうと思います。先日のドキュメンタリーを見ると一言二言誰しもが心にメッセージを持ってしまうかもしれませんが、お互いに明日があるかわからない今日を生きている同士です、今日を全力でやること以外に道はないのです。映画で見る父親像のように「やってこい!」と信じて送り出そうと思いました。そして受け止めようと思いました。自分もまた自分のロウソクを煌々と燃やしながら。

↓ロウソクを燃やせばロウは削れていくけれど、燃えないロウソクなら生まれた甲斐もない!


もちろんそうした真剣な話だけではなく、アンコールらしい楽しさも満載で、「Let Me Entertain You」でのコール&レスポンスや、みんな大好き「SEIMEI」で定番化しつつある「(このプログラム)知ってますか?」のすっとぼけ、そしてご挨拶までひととおりすべて終わったあとで「威風堂々退場するはずがステージの扉が開かずに羽生氏が扉の前で固まる」というコメディ的なサプライズまで。ワザとなのかアクシデントなのかは次回の公演を見ないとわからないですが、「ここって開かないんだっけ?」と羽生氏が戻ってきたのには大笑いしましたし、会場の気持ちもひとつになりました。早速ですが「もういっちょ!」となりましたよね(※全力で燃えるロウソクを止めないという強い気持ち)。

指先と頭を高速回転させながら、よもやのアンコール4として羽生氏が選んだのはYouTube公式チャンネルで公開している「Goliath」の一部でした。音源はおそらく用意ができていないので、音は心で感じるという体裁でしたが、生で見る機会があろうとは思っていなかったので嬉しいサプライズになりました。「どうせなら、Goliath風ハイドロも!」と言いたくなりましたが、まぁそれは今後「扉が開かなかったとき」のお楽しみといたしましょう(※全力で燃えるロウソクを止めないという強い気持ち)。

↓本編はYouTube公式チャンネルでご覧ください!(※本人より宣伝でした)


いろいろと想いを抱えながらの佐賀公演でしたが、お互いに元気であることが確認できて、とてもいい時間となりました。僕自身は14日の公演にも参加し、佐賀観光なども存分に楽しむ予定ですが、その前に心の曇りが拭われたようで、ここからが本番だなどと思いました。そして、ロウソクが途中で折れたりせず最後の最後まで青く燃え上がれるように、しっかりとロウソクの灯りを見つめていきたいなと思いました。次の公演は徹頭徹尾、楽しいことだけを考えながら臨めるかなと思いますし、そうありたいと思います。誰かが楽しんでいる姿、それを見ることが、表現者にとって一番の燃料になるものだと思いますので。まぁ、今回は久々に「応援」させてもらった気がして、それはそれで楽しかったですけどね!ありがとう、頑張ろう、頑張れ!

↓SAGAアリーナに歴史を刻んだ証としてサイン入りのボードが展示されていました!
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身体をいたわって、また14日にいい公演を見せてください!

生中継でガツンと決めちゃう感じで!



佐賀の皆さま!引きつづき熱いほとめきをよろしくお願いいたします!