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埼玉西武ライオンズはハマタ派ではない説!

一年中がWBCだったかのように日本が野球にわいた2023年、その余勢をかって21日のフジテレビでは、プライムタイムにプロ野球関連でドーンと3時間の放送を行ないました。19時からの「ジャンクSPORTS プロ野球スター大集結!(秘)話連発!トークの日本一決定SP」、そして21時からの「まつもtoなかい」。2番組にプロ野球選手がドーンと登場し、ドーンとトークに花を咲かせたのです。

もっとも、「ジャンクSPORTS」のほうでは埼玉西武ライオンズ界隈的には若干の肩透かしも。「セ・パ両リーグのスター選手21人が大集結!」という触れ込みでありながら、何故か埼玉西武ライオンズからはひとりも収録に参加せず、番組内でもまったく触れられずじまい。一応、スタジオのセットにはライオンズのロゴも飾り付けられてはいるものの、そんな球団ははじめから存在しないかのような「空気」となったのです。



良識あるライオンズファンの間では「スタジオのBクラスチームが座る席には不自然な空きスペースがあったので、参加予定はあったけれど当日急遽スケジュールの都合などで参加が叶わなかったのでは?」という穏当な自己解決が行なわれていますが、SNSで「スターがいないってことか?」などの憶測が広がると「それもそうだな」「いないもんな」「あー、和田がいればなー!」と言った感じで世論に押し切られる気配も。

「普通にスターがいなかった説」「番組名物のBクラスチームに小学生からアドバイスをもらうコーナーで、半端なく厳しい指摘が飛び出して選手を呼びづらくなった説」「BクラスじゃなくCクラスだった説」「収録には参加したものの、何らかの問題でスタジオ映像からは『映す価値ナシ』として消された説」「忘れた説」「前日のTBS『ジョブチューン』では逆に楽天からひとりも参加がなかったので何かバチバチしてる説」「呼ぼうとした選手がFAでいなくなっちゃった説」「呼ぼうとしたけどその選手は人的補償での移籍を拒否した説」「呼ぼうとした選手がまだ公表されていない何かをやっちゃっている説」など諸説渦巻いておりますが、真相は藪のなか。まぁ番組内には各チームが「ロッカーが狭い」「風呂が狭い」などの球場逆自慢をするコーナーなどもありましたので、西武は殿堂入りだったかもしれませんね。

しかし、そのぶんと言っては何ですが、21時からの「まつもtoなかい」ではライオンズが大活躍。昨年のWBCに埼玉西武ライオンズから確か唯一参加した源田壮亮さんがご登場し、MCの松本人志さん・中居正広さん、ラグビー日本代表の稲垣啓太さんご夫妻と1時間のトークを行なったのです。本格バラエティでのテレビ出演は初、しかも奥様とご一緒での登場というレアな姿。こうなるとにわかに「西武は松ちゃん派でハマタ派とはバチバチしてる説」というのも浮上してまいりますが、ハマタか松ちゃんかどちらかを選ばなければいけないという二択だったとすれば、収録前の時点では妥当な選択だったと思います!

↓松本人志さん×元旧ジャニーズ事務所×埼玉西武ライオンズという豪華な顔合わせ!

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「日の丸を背負って戦う男」として呼び込まれた稲垣啓太さんと我らが源田壮亮さん。源田さんはふんわりした雰囲気の衣装もスマートに着こなし、心なしか唇の色もピンクに艶めいています。うむ、「ジャンクSPORTS」のほうではいかにもプロ野球選手という風体のユニフォームの面々が居並んでいましたので、イメージ戦略としてはいきなり大加点といった印象。爽やかで上品で優しそうな雰囲気が全身から滲み出ています。スタジオで稲垣啓太さんを何とか笑わせようと軽妙なトークが展開されると、源田さんからは爽やかな笑顔がこぼれ、その色白の表情には「日本で一番顔色が悪い野球選手」というあだ名もいただきました。稲垣さんが全身黒のスーツ姿ということもあって、源田さんのホワイトな印象がグングン高まっていく番組。うむ、ホワイトで爽やかなイメージだけを広げたい球団事情としては、番組・人選ともにベストチョイスだったかもしれません。収録前の時点の判断としては。

稲垣さんからラグビーにおける激しいコンタクトについてや、チームのために立ち上がる強い意志などのトークが展開されると、通常なら「ちょっとこのあとで出すほどの武勇伝はないな…」となるところですが、我が方のキャプテンにはとっておきのエピソードがあるので、まったく後退するところはありません。あのWBCで大会中に右手小指を骨折しながら世界一までプレーしたことを振り返りつつ、今もわずかに外側に曲がっている小指を披露する源田さん。番組では触れられませんでしたが、あの骨折がキッカケで源田さんは、これまでの「両手でボールをキャッチする」捕球動作ができなくなったと言います。これぞ文字通りの「名誉の負傷」。「私はコレで世界一になりました」、小指を立てながらそんなことでも言いたくなるかのような強いエピソードでした。うーん、たまらん。

↓「まつもtoなかい」よりも指の角度がよく見えて名誉の負傷が際立ちます!


ひとしきりトークが盛り上がるとスタジオには両選手の奥様がご登場。源田さんは階段を降りてくる妻・衛藤美彩さん(※収録時は第2子妊娠中で臨月だったとのこと)に駆け寄って、自然に手を添えながら席までエスコートします。その自然な感じ、この自然なパートナーへの優しさ、埼玉西武ライオンズにもそういう選手がいる、基本そういう選手だけがいる、ぜひ世間にも伝わってもらいたいところ。

美彩さんの登場で源田さんも少しリラックスしたのか、「初めてテレビに出るのは中居さんの(番組)で出たいと思っていた」とトークの球速もグングン上がっていきます。源田さんと美彩さんは息もピッタリで、先ほどの骨折についてもそれまでの源田さんの想いを汲み取ったうえで後押しをしたと美彩さんが語るなど、互いを支え、高め合っている感じがビンビン伝わってきます。「本人が目の色変わって、出るから、みたいな感じだった」「水は差せない」「捻挫だよね、捻挫だよねこれは」と指が曲がる系の捻挫で押し切ったという美彩さんの言葉で、源田さんも「よっしゃいくぞ」となったというのですから、パートナーに恵まれたなと思いますよね。

スタジオが稲垣さんご夫妻のなれそめエピソードで盛り上がるなか、源田さんにもなれそめトークのお鉢がまわってきます。すでによく知られた話ではありますが、美彩さんが「プロ野球ニュース」のキャスターとしてご出演されていたときの取材が出会いのキッカケであったことを話しつつ、同郷の出身であったことや、美彩さんの仕事への取り組みに敬意を抱いたこと、そして「あと顔カワイイ」(※本人コメントママ)というド直球の惚れた理由をお披露目。美彩さんが乃木坂46を卒業する際には「結婚を考えてつきあってほしい」と申し込んだと言い、「絶対ほかの人に渡すもんか」「大好きです」とノロケの三連コンボを発動しました。これにはさすがにMCの中居さんも「もういいかな」とお腹いっぱいに。埼玉西武ライオンズ的にも「パートナーや家族を大事にする球団」というイメージを広めることができて、素晴らしいノロケだったように思います。源田さん、美彩さんとお子さんを大事にしてくださいね(※「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士の口調で)。

↓最愛のパートナーすら大事にできなくて、ファンを大事にできるはずがない!

まず、家族を大事にしてください!

そして、ファンも家族の近くに置いてもらえれば嬉しいです!

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稲垣さんの妻・稲垣貴子さんが南海・近鉄などで活躍した元プロ野球選手・新井宏昌さんの娘さんであるということもあって、トークは「野球選手の子育て」という話題に。ちょっと新井家のエピソードはあんまり参考にならない感じでしたが(苦笑/子どもの髪型をパンチパーマにする等)、源田さんは「参考になりました」と穏当に話を切り上げるスマートさを見せました。美彩さんは手を横に振りながら「ナイナイ」みたいなポーズをしていた気もしますが、いいほうで参考にするのか、悪いほうで参考にするのかは各ご家庭の自由ですので、何らかの参考にしていただければよいかなと思います(※子どもにパンチパーマを強制するのは止めようね的な)。

そして印象的だったのは、両ご家庭の食事に関する話題。稲垣さんは「白米、鶏のむね肉、ブロッコリー」を食べ、あとはサプリメントで補っているという「食事も仕事」の姿勢を示します。もちろん記念日に貴子さんとレストランに行く機会もあるそうですが、貴子さんもモデル業をしている関係もあり、基本的には自分の食事は自分で管理しているのだとか。源田家でも、当初は「野球選手の奥様」という世間のイメージに沿った小鉢ズラズラみたいな食事を意識したこともあるそうですが、源田さんからは「自分はどんぶりにいろいろ乗せてかき込みたい」という明確な理想のイメージが提示され、それを美彩さんに用意してもらっているとのこと。そして源田さんからはアスリートに限らずすべての人・すべてのご家庭が拝聴すべき金言として、「健康管理は自分でできないと絶対ダメ」という強烈な一言が示されました。

まったくその通りだなと思います。

自分の身体を作るのは自分の仕事です。もちろんご両親や周囲のスタッフ、パートナーにサポートしてもらう部分もあるでしょうが、最終的に何が必要で何が効果的かを把握できるのは、その身体とつながっている自分だけなのです。自分の体調がどう変化し、何をするとどう変動するのかをわからずに、どうして「たった一度しかない、この日、この時、この瞬間」に自分のピークを合わせることができるでしょう。そのことをアスリート本人が理解していれば、そしてそのことを世間も含めて広く理解していれば、結婚したから成績がどうたらとかという話になるはずがないのです。すべてはアスリート本人の選択に掛かっており、何を食べるか、どんな暮らしをするかを考えるのも本人の責任。成績はいろいろ上下するかもしれませんが、家族を誹謗中傷するとか、家庭を誹謗中傷するとかは絶対に止めてもらいたいなと改めて思いました。

何と言うか、この日登場した二組は、それぞれがしっかりと自立したうえでお互いを尊敬しているという、令和の世が求める理想的な夫婦像だったように感じました。我が方のキャプテンは、いい家庭を築いた、いい人だなと改めて誇らしくなりました。すでに第15回ペアレンティングアワードを受賞している源田さんご夫妻ですが、ライオンズさえいい成績を残せば、この先もさまざまな機会にこうした夫婦像が注目され、表彰などもされていくのかなと思いました。ベストファーザー賞、パートナーオブザイヤー賞、ベストファミリー賞などを受賞するような未来があると、埼玉西武ライオンズ的にもとてもいいアピールとなるのではないかと思う次第。所属選手と球団には直接の因果関係はないとは言え、選手の行動次第でイメージが上下したりするのは世間の現実ですからね。

その意味では、番組の最後に「お互いの相性を診断できるボックス」に閉じ込められたとき、美彩さんはボックスからの「アヒル口で相手を10秒間見つめて」の指示に従って完全に「ここでキスのパターンですな」の顔で唇を突き出していたにもかかわらず、源田さんは半分くらいのアヒルぶりでキスもしなかったというのは、美彩さんだけを置き去りにする感じだったので若干の連携ミスを感じました。今後はしっかりと3-3-3(ミ・サ・サン)とのダブルプレイを決めていってもらいたいもの。チームと家庭を守るたまらん活躍、2024年もよろしくお願いいたします!

↓家族とパートナーとチームメイトをどこよりも大事にする球団・埼玉西武ライオンズ、このイメージでいきましょう!

あと、今季からは「源田の#箸とまらん弁当」も丼に変更していただけますか!

本人が丼って言ってるんだから、丼のほうが気分が出ます!



チーム内でも「自分で健康管理しなさい」をガチで徹底してやってください!