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ありがとう、さようなら、DAZN for docomo!

日本にやってきたスポーツ配信の黒船・DAZNとの関係が大きな曲がり角を迎えたようです。「すでにグニャグニャ曲がってる」「ぶっちゃけもう見てない」「ここは迷路だぞーん」などの声も多数あろうかとは思いますが、あえて「ついに」と言いましょう。DAZN到来初期から蜜月パートナーとして主にお年寄りなどを相手にサービス普及に努めてきたドコモが、ついに「DAZNはもぅええかな…」となった節目の日なのですから。

↓毎年恒例!3年連続となるDAZN値上げのお知らせに日本代表・堂安律さんもビックリ!


↓そして、ついに初期ドコモ民の価格も一般並みの月額3000円に値上げ!ドコモアドバンテージ消滅!


2024年2月14日から改定されるというDAZNの新料金体系。特に何も工夫せず普通に加入した場合は月額4200円(年間一括払いで32000円)となりました。これまで大幅値引きで優遇されてきた初期ドコモ民も3月1日より月額3000円(年間36000円)になるという報せには、いい加減そろそろ「そんなにスポーツ見ないな」「映画を見たほうが有意義」「コッチの賃上げよりペースが速い」という現実も無視できなくなってくるところ。「わーい値上げだ!サービスよくなりそう!加入しよう!」なんてチョロイ客が存在しないだろうことを念頭に置けば、DAZNは一層の下り坂へと進んでいくことは間違いありません。2017年頃に「この先の10年が憂慮されるのぉ…」と言ったら「お前の頭の中身のほうが憂慮される」と誹謗中傷をいただきましたが、いよいよ10年待つまでもない感じになってきたのかもしれません。一蓮托生のJリーグ界隈の皆さん、残りの契約期間(※新契約で2033シーズンまで契約済)も頑張ってください!

↓契約は「2033年」までありますからね!あと9回値上げヨロシクです!


↓加入&継続をご検討の皆さま、一緒に改定後の料金を見て「うーん」と唸りましょう!
【DAZNで加入】
●STANDARDプラン(全コンテンツ視聴可/これが基本)
・月額4200円、年間一括払い32000円

●GLOBALプラン(知らないスポーツだけ見られる/本当に知らないヤツだぞ)
・月額980円

●BASEBALLプラン(野球民の離脱を防ぐ付け焼刃の野球専用プラン/シーズンオフの解約は許さない)
・年額27600円

●FREEMIUMプラン(一部コンテンツが視聴可能?/J3も一部やるらしい?)
・無料


【ドコモで加入】
●初期ドコモ民(2017年2月15日から2022年4月17日までに契約/昔980円だった人たちのなれの果て)
・月額3000円

●中期ドコモ民(2022年4月18日から2023年2月13日までに契約)
・月額3150円

●当代ドコモ民(2023年2月14日以降に契約)
・月額4200円
※ドコモ回線に加入することで20%ポイント還元される「爆アゲセレクション」を利用可。764ポイント還元で実質月額3436円


【DMM.comで加入】
●DMM×DAZNホーダイ(DMMプレミアムとセットで視聴できる)
・月額2980円?
※料金改定については今後の発表待ち


【auで加入】
●au 使い放題MAX 5G DAZNパック(au/UQモバイル利用者の回線セットプラン)
・公式サイト案内の標準価格7458円
※サービス加入状況で変動

●au 使い放題MAX 4G DAZNパック(au/UQモバイル利用者の回線セットプラン)
・公式サイト案内の標準価格7458円
※サービス加入状況で変動

●DAZN使い放題パック7日間(povo加入者プラン/実質8日間見られる)
・1回1145円


【割引プランで加入】
●Jリーグ等のクラブで販売する年間視聴パス
・年額27000円?
※料金改定については今後の発表待ち

●一部退会希望者に提示されると噂の割引価格
・年額24000円?
※加入検討者の参考にはならない模様

「見ない」だとゼロ円ですが、いかがでしょうか!

「見ない」は無理であれば、値段を気にするのは不愉快なだけなので止めたほうがいいですね!

代替手段のないJリーグ界隈の皆さんは特に!

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「おぉ…毎日缶コーヒーを我慢する程度の出費で国内外のスポーツが見放題じゃ…」となるスポーツ観戦仙人(※毎日缶コーヒーを飲むわけではないけど)みたいな人であれば、多少の値上げは無問題と思いますが、シーズンオフにダーツとかポーカーとか槙野ビジネス番組とか見せられるのはマジ勘弁という倹約派の皆さんであれば、自分が本当に見たいスポーツの代替手段に加入されるほうが満足度は高そうです。野球民の場合、スカパー!でプロ野球セットに加入しても基本料込みで月額4483円(※見たい月だけ加入できる/映画とかドラマとかも見られるぞ)ですので、シーズン中だけそちらに加入するほうが視聴満足度は上でしょう。シーズンオフに「ダーツとポーカーと槙野かよ」とイライラしなくて済みますし、そもそもDAZNでは広島の主催試合が見られず、阪神戦もディレイ放送なのですから(※通信環境の問題ではなく意図的なディレイ)。

あるいは、どこかでpovoの端末を用意してきて必要なときだけ7日間視聴で乗り切るのもオススメかなと思います。ちょうど日程も出ていたので、とある1チーム(※何となく浦和)のJ1リーグ全試合を視聴するのにいくらかかるのかを見ましたところ、「povoでは実質8日間見られるので大体2節ずついける」「NHKで中継があるときはそちらで見る」という条件を踏まえて検討すると、年間19回購入の21755円でまわすことができました。19回×8日=年間152日もスポーツ見れば十分でしょう。川井ちゃんが苦手なF1民なども、何日かフリー走行を我慢してpovoでつなげばフジテレビNEXT並みのコストで引きつづき運用できそうです。スポーツの覇権を握るモバイル端末がpovoになるとはDAZN開始当初は想像もしませんでしたが「そこはpovo」だったようですね。

そして、とりわけ印象的だったのはこれまで一段安い料金で普及に二人三脚の役目を果たしてきたドコモが、割安プランの提供を取り止めたこと。一応、微妙に安めの値段設定ではありますが、ついに年間プランよりも高額の設定となり、解約して再加入したほうが安いという「ドコモ解約待ったなし」の状況になりました。ドコモにしてみれば最近は自前のサービスであるLeminoでボクシング・井上尚弥さんの試合や卓球Tリーグを中継するなどしており、そちらを見てもらうようにしていきたいのでしょう。逆に言えば、「他社回線・他社サービスにお客を持っていかれる」ほどの魅力はもはやDAZNにはナイと判断したとも言えます。誰がDAZNと組もうがどうぞご自由に、家庭内別居みたいなテンションなのかなと受け取りました(※公認の不倫相手としてDMM.comが颯爽と登場)。

栄光の初期ドコモ民としては「カモだってもうちょっと丁寧に扱われるだろ…」「思い切って月額1万円とかにしてくれたほうが期待が持てる」「ひと思いに殺せ!そっちも死ぬかもだけど!」とは思うものの、こちらもDAZNを丁寧に扱ってこなかったのは確か。「Jリーグ総合ファンクラブ」くらいのつもりで、たとえ見なくてもとりあえず加入しておく的な姿勢がJリーグ界隈にあれば、ここまで急激な値上げとサービス姿勢の低下(←姿勢は最初から低かったが…)はなかっただろうと思います。2023年の調査ではJリーグのファン人口は853万人いるとされるなかで、Jリーグ界隈でのDAZN視聴者数は40万人程度に留まっているとされており、DAZNは大赤字なのであるとも伝えられています。40万人が年間3万円ずつ払ったとしてようやく120億円。なるほど、値上げもやむなしです。あぁ!Jリーグだけで800万人くらい見てくれていたら、たまにやる代表戦はサービスで無料配信になったりしたはずなのに!残念です!

↓Jリーグ界隈は人数の割にDAZNとグリップしていない…!


↓Jリーグ民が支えてくれないから、サッカーファン新規拡大チャンスの代表戦もDAZNに半ば幽閉!


↓「金曜の夜なら皆でDAZN見るだろ…」という施策を漢字一文字で表すと「金」です!


↓仕方ないので国立競技場開催で新規層の取り込みを狙います!

今年もすごい数のタダ券が出そう!

ヒマな人にはまたとないチャンスです!

DAZN見るより国立に行こう!

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この値段になると、もはや「サブスクリプション」としての魅力はないだろうと思います。加入さえしておけば、いつでもたくさんのコンテンツが楽しめる保険というか「安心感」みたいなものを提供するサービスのはずが、見られるものはグングン減り、各コンテンツを正規の値段で単品買いできそうなところまで価格上昇したのでは先払いするメリットはありません。月額4200円先に払うくらいなら、そのお金でフラッと現地に行ったほうが楽しいんじゃないかなという気もしますしね。

全部見たい、全部見るしかない、アウェーも見る、確実に見る、そう心に決めている熱烈な人だけが途中撤退のリスクを承知で比較的低額な年間プランに加入し、そうでない人は本当に見たい、今見るんだとなった5分前くらいに加入するというのがDAZNとの上手な付き合い方なのかなと思います。「5分前に加入」を徹底すれば「忘れてた」「やっぱ別の見よう」「上手くつながらなかった」などの節約術で、よりコストを圧縮できると思いますので、年間1万円以内くらいで何とかなるのではないでしょうか。「気づいたら撤退してた」のリスクも限りなくゼロになりますからね。

もはやDAZN大成功で永遠蜜月という妄想は実現しそうにない2024年。ぼちぼちスカパー!にお中元贈るとか「Hulu+ABEMA+Lemino」みたいなJリーグ配信軍団の結成を促すとか、DAZN後を考え始めたほうがいいのかもしれません。まぁ、各チームが懇意にしているメディアと独自にタッグを組んで独自性あふれる中継をするというのも楽しそうですので、前向きにDAZN後を楽しんでいきたいもの。「東京ヴェルディ見るならHulu!」「楽天TVではヴィッセル神戸の試合を全試合生中継!」「大宮アルディージャ中継はNACK5!(※ドコモはやってくれなかった)」とかで、シーズン完走するのに20個くらいいろんなアカウント作らないといけない、なんてのも悪くないですよね。そのほうが皆さまのご希望通り「見たいものだけ見られて」いいかもしれませんしね!

↓7年前の映像とか見ると、最初から最後までツッコミどころしかなくて楽しいです!


誰だ!「ドコモ契約しててよかった」とか言ってたの!

10年先の未来なんて何もわからない!

ということはこの先の10年もどうなるか全然わからない!

怖いもの見たさで楽しみです!

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毎年500円値上げしたら2033年は月額8700円!それしかなければ妥当!