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懐古ではなく継承の一日でした!

埼玉西武ライオンズ、いや西武ライオンズファンの皆さま、ご機嫌いかがでしょうか。去る3月16日は今シーズンでもっとも楽しい試合かもしれない、西武ライオンズレジェンドゲーム2024が開催されました。ホーム開幕戦を含めて発売済みのどの試合も売り切れていないなかで、このレジェンドゲームだけが早々に完売となっているというのは、いかにファンがこの試合を楽しみにしていたかの証明。スタートにしてクライマックス。ファーストにしてファイナル。激熱の試合を堪能でき個人的にも大満足の一日となりました。もうこれで終わってもいい!2024年も埼玉西武ライオンズに熱いご声援をありがとうございました!

↓今日を超える日があるのか、今シーズンが不安になるほどの楽しい試合でした!

振り返りの記録など書こうとは思ったのですが、とにかく内容が多過ぎ&濃過ぎて何から取り上げればいいものかわかりません。黄金時代の栄光の選手たちが再びライオンズのユニフォームに袖を通して集まってくれたこともそうですし、その選手たちが織り成す名人芸とも言うべき「らしい」パフォーマンスたちもそうですし、この日のためにと用意した懐かしい映像や、かつてのCMの再使用もそう。果ては審判員さんや公式記録員さん、ドリンクの売り子さんから場内アナウンスの方までかつてともに過ごしたレジェンドの方々が集っているという同窓会のような空間。ひとつずつのネタでコタツ記事が掘りゴタツくらいの深さになりそうなものが開場から閉場までずっとつづいているのです。360度、世界のすべてがライオンズ。全身で浴びるほどのライオンズ濁流でした。

何ならもう一回同じ選手たちを集めて、同じ試合の映像を見ながら、振り返りのトークショーをやってもいいくらい。この一日だけでは「秋山が!伊東が!石毛が!」みたいな大ネタを舐めまわすだけで時間と言葉が埋め尽くされ、全部を受け止めて転がす余裕などまったくありません。「田辺・辻の二遊間!」とか「片岡の応援歌!」とか「朋己が投げてる!」とか「原曲の球団歌!」とか、ビデオを止めながらスタジオで茶々入れする番組みたいにして、5分くらいずつ語らったらさぞや美味しいお酒が飲めるだろうと思いました。特に、すべての時代に思い入れがある歴戦のファンにとっては。

夢、40年あまりをかけて熟成されてきた夢を見ました。時間はあまりに早く、まるで7回くらいで試合が終わったんじゃないかという気さえします。ひとつの球団を応援し、寄り添い、ともに歩んだ時間を重ねるというのは、こんなに幸せなことなんだなと改めて思いました。自分が仕込んできた美酒は、こんなにも濃厚で味わいが深いものだったんだなと感動しました。この夢を見せてくれた皆さんに感謝しながら、この夢を揺らぐことなくずっと見つづけてきた自分を褒めたいような気分。最高に楽しい一日でした!

↓この日のために集ってくれたレジェンドの皆さん!
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↓思わず胸が熱くなる感涙のスタメン!
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↓父さん…秋山幸二が西武球場のセンターにいるよ!
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↓母さん…伊東勤が青いマスクと胸当てでボールを受けているよ!
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↓自分用に思い出動画をまとめました!キレイな映像はパ・リーグTVで見てください!


ひとつひとつの出来事は各自で振り返ってください!

それぞれが大切にしている思い出とともに!

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実は、試合前にはひとつ心配なことがありました。この試合があまりに楽しみ過ぎて、冗談ではなく本当にこの試合で燃え尽きてしまうんじゃないかということへの不安です。もしも素直な心が「懐古」という甘い誘惑に囚われてしまったらどうしようか、そんな自分がどこかにいたらどうしようか、そう案じていました。未来を楽しむよりも過去を懐かしむようになったら、この夢はそこで終わりだぞと。冗談ではなく本当に「長い間、埼玉西武ライオンズに熱いご声援をありがとうございました!」になってしまうぞと。

しかし、すべては杞憂でした。

この日の楽しさは期待以上のものでしたが、それでもまだこの夢はすべてが揃ったものではありませんでした。松井稼頭央さんや西口文也さんや豊田清さんなどは現在のライオンズを率いる立場の人として、このレジェンドゲームには参加していません。この夢のとても長い時間をともに過ごしてきた栗山巧さんや中村剛也さんのような現役選手たちは、当然ですがまだここに参加する時期ではありません。同様に他球団に移籍した面々にも、レジェンドとしてぜひここに集ってもらいたい選手たちがいます。昨日の楽しさに対して野暮になるのであえて名前は挙げませんが、この夢に絶対に欠くわけにはいかない人も、まだ取り残されています。仮に「懐古」に囚われたとしても、ここで終わるわけにはいきません。この懐古はまだ道半ばです。

そして、この日の最後に映像で登場した松井稼頭央「監督」からのメッセージ。内容としては大筋でそうだろうとわかっていたことではあるので大きな驚きはありませんでしたが、このレジェンドゲームへの思いとか「僕も参加したかったです」的なリップサービスとかをまったく組み入れることなく、真っ直ぐに、シンプルに、強く告げられた2024年の開幕投手の発表は、束の間の「懐古」を振り払って「今」へと引き戻すものでした。レジェンド松井稼頭央は「今」を戦っている。そこに新たなレジェンドたちが今まさに生まれつづけている。過去を懐かしむ気持ちがあるとしても、その気持ちを向ける先は過去にだけあるのではなく、未来にもまた広がっているのだ、そう思いました。過去は振り返って愛でるだけのものではなく、愛でながら未来へと継承していくことができるものでもあるのだと。

レジェンドゲームの最後を締めくくる投手が、鹿取“大明神”義隆さんでも潮崎哲也さんでもなくあえての武隈祥太さんだったのも、そういうメッセージなのかなと思いました。今季の開幕投手に指名された今井達也さんが武隈さんを慕い、背番号までも武隈さんがつけた48番を継承したというあたりを念頭に、過去は未来へ継承されているんだということをチームとして強く打ち出す起用だったのかなと。全部つながっているんだと。受け継がれているんだと。いわゆる「黄金時代」は少し遠くにありて思うものにはなりましたが、それも含めて全部がつながって今がある。レジェンドゲームと今季のライオンズの戦いとは、同じ地平の上にあるものなんだと。

そんなことを思いながらセレモニーの最後に行なわれたスペシャルライブで松崎しげるさんの「地平に駈ける獅子を見た」を聴いていたら、この歌のように同じ地平の上をこれまでのレジェンドとこれからのレジェンドが群れを成して駈けていく光景が見えた気がして、ウルッときました。聴き過ぎて正直飽きてるくらいの話の歌ではあるのですが、やっぱりこれだなと。1979年の誕生以来、この同じ歌を通じてつながった獅子とファンたちが、それぞれ見えている範囲は少し違うかもしれないけれど、西武球場という同じ地平を今も駈けつづけているというのは、とても素敵なことだなと。いつのことなのかはわからないけれど、いつだって同じ「ミラクル元年」をともに生きているのは、とても素敵なことだなと。何だか、過去から、今と未来に向けて、たくさんのチカラをもらったような気がしました。

一言に凝縮すると「OB戦見たら胸アツになって開幕が待ち遠しくなりました」ってだけのことなんですが、今年はさらに遠くの未来まで楽しみになる開幕なのです。また何年後かの節目の年にレジェンドゲームが開かれ、そこでは今回は参加が叶わなかったレジェンドたちが新たな絡みを見せ、新たにレジェンドと認められる存在になった選手たちがこれからの日々で作る思い出になぞらえた新たな楽しさを生み出してくれるだろう…そんな夢の光景を思って。その夢の光景につながる未来であり今であり、やがて過去になる時間なのだと思って。

仮に4年に1回ペースくらいでやるとして、20年後のレジェンドゲーム2044あたりでは「2024年日本一のメンバーが帰ってきたぞ!」「えー!その後メジャーに行ったきりになったあのメンバーが!」「まだライオンズのこと覚えててくれたのか!」「親会社は西武じゃなくなったけどな!」「大谷くらい大物になっちゃうと難しいけどこのぐらいならイケるんだな!」「次回こそはあの人にも帰ってきてほしいですね!」みたいな展開にも期待したいなと思います。次回のレジェンドゲームも楽しみにしております。今回はよき日を作っていただき、本当にありがとうございました!

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別れの悲しみのぶんだけレジェンドゲームが面白くなる、そういう寸法です!