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2024年04月24日08:00
1点取られたらもう負けでいいです!
中日ドラゴンズ(愛称兼蔑称チュニドラ)が5連敗で徐々に順位を下げている様子を見ながら、「ウチはもうこれ以上下がるところはないからいつか並ぶぞ」とニヤニヤしている埼玉西武ライオンズ界隈の皆さまこんにちは。会社の同僚から「野球行きましょうよ」「遠いけど西武でもいいですよ」「ブーイングすごいらしいですね!」とお誘いを受けた際にも、「いやー、遠いから筒香VSチュニドラがいいなぁ」と返しながらメンタルヘルスを上手に保っている僕です。
さて、今週もプロ野球が始まりましたが、埼玉西武ライオンズ界隈では週明けから早速終末の雰囲気です。23日、埼玉西武ライオンズは野球がない平穏な月曜日を惜しまれつつ終え、プロ野球の荒波に漕ぎ出しました。しかし、そこで見ることになったのは「ビハインド=即獅」の背水野球。1点でも取られたら負けるとわかっているのに先発が早々に崩れ、2回裏に大量2点を先制されると、その2点を追いつくことなくそのまま試合を終えました。うーん、いくら何でもいきなり2点は厳しい。
もちろん首脳陣も座して獅んだわけではありません。この日はメジャー流の2番打者最強理論的なところから2番に中村剛也さんを入れ、さらに5番には相手投手との相性を鑑みて炭谷銀仁朗さんを入れるという大胆な打線組み換えを行なって臨みました。その組み換えはズバリ的中し、この試合唯一の攻撃となった4回表には2番・中村さんの二塁打を足掛かりに無死満塁のチャンスを築くと、5番・炭谷さんのバットから一挙1点をもぎ取る猛攻も見せました。松井采配ズバリ的中と、Xでは「松井監督」「松井稼頭央」「エラーの1点」がトレンド入りする盛り上がりとなったほど。
1点取ってなお無死満塁という状況には、一瞬「無死満塁なんだから、セカンドかショートに捕らせれば、たとえギリ間に合うタイミングでもゲッツー優先で1点くれるぞ」と期待感を高めた僕でしたが、やはり先に失った2点があまりにも大きく、追撃及ばず同点・逆転には至りませんでした。しかし、それでも、打線は監督の采配の妙によって十分に機能していましたし、希望が見える内容だったと思います。あとひとつ暴投か四死球があれば同点は十二分にありました。チャンスは作れているので、明日に向かって切り替えていきたいところです!
↓バット振らなければ何かが起きたかもしれないが、振ったから三振しちゃった!惜しい!
繰り返しになりますが、今季のライオンズが目指すべきは「先行逃げ切り完封勝利」です。この日もそうでしたが、今季のライオンズにとって1点は致命的、2点は即獅に近いビハインドとなります。1点でもリードした瞬間、相手は「連打でもされなければまず点にはならないな」「この打線で連打はまずないな」「じゃあ1点もあれば大丈夫だな」とかなりのリラックスモードに突入します。
何とか攻撃のチャンスを作ったとしても、それは「希少なプロレベルの野手がチャンスを作る=決めるヤツが誰もいない」という意味であり、無死満塁だろうが何だろうが「残りを全員三振に取ればいいんだろ」と思われるだけのこと。三振を取るために投手側がギアを上げることで見かけの数字(※1割後半くらいの確率ではヒット打つんだろ的なイメージ)よりも打てる可能性は縮小し、1点の余裕があることで落ちる球なども気兼ねなく放ってきますので、まずもって点数が取れなくなるのです。リードしていれば勝ちパと呼ばれる強い投手が出てくるわけで、たかが1点されど1点、その1点は大きな大きなビハインドとなるのです。
つまり先行された時点でほぼお手上げとなるのが今季の埼玉西武ライオンズ。たまたま先に点を取って相手をそれ以下に抑えるか、先発投手が完封ペースで投げている間に間違って点が入るか、どちらかしか勝ち筋はないのです。その意味では、早々に崩れる先発投手(※初回〜2回くらいで1点許す等)は、求められる仕事に応えられていないと言わざるを得ません。今どうやって勝つのかを真剣に考えたら「ゼロで抑えるしかない」が結論であることは、わかりそうなもの。サッカーの弱いほうの国がやる感じで、「攻撃などどうでもいい、とにかくゼロに抑えろ」の意気込みで臨んでもらわねば、スポーツエンタテインメント興行としても成立しないでしょう。ホント、一平も今年から賭博を始めていたら「西武の負け」に賭けることで大谷さんの別荘の隣に一平宅を買えるくらいに儲けていたと思いますよね。野球くじ早く売ってくれないですかね。株のつなぎ売りみたいに「西武を応援しながら、西武が負けるほうに金を賭ける」とかやれたらどっちに転んでもハッピーなんですけどね!
↓「西武の1点差負け」とか「西武の無得点負け」とかに賭けながら見られたらいいのに!
Baseball sensation Shohei Ohtani is building his dream oceanfront home in Hawaii https://t.co/zGd4RbeHDI pic.twitter.com/0ZK2c58uWE
— New York Post (@nypost) April 19, 2024
どの道先制されたら負けるのであれば、いっそ「先制されたら負けでいい」「その代わり9回までゼロに抑えたらコチラの勝ち」というルールでやってもらいたいくらい。これであれば9回まで互いに無得点の末に延長で負けるという徒労を避けられますし、頭痛の種である打線のことを考えずに済みます。打力無視で守備のことだけ考えてメンバーを組めたら、シュッとした俊足タイプが揃って見場もいいでしょうし、ワンバウンドのボールをブンブンブンと振り回して三振みたいな姿も見ないで済むので、グッズの売れ行きにも好影響を与えそうです。
まぁ、ルール上はそうならなかったとしても、そういう気持ちでやってもらえたら、もっと結果もメンタルも浮上してくるのではないかと思います。例えばWBCみたいなテンションの高い試合は、ルール上はそうでなかったとしても「先制されたら負け」くらいの気持ちで戦っていると思うんですよね。まぁ先制されても即座に諦めるわけではありませんが、「6回3失点なのでクオリティスタートでござる」「投手はようやっとる」「打てない打線が悪い」なんて話にはならないでしょう。先に3失点もしたらその時点で敗色濃厚の試合となり、総力戦での継投と決獅の追撃が始まるはず。それが本当に勝ちたいときの心構えだと僕は思います。
1点もやらない。
絶対に先に点をやらない。
チームとして勝とうと思うなら、全員がそちらを向いていないといけないチームだろうと思いますので、ベンチも選手もファンも、打つことよりも投げて守るほうのことだけを考えていただけるといいのではないでしょうか。打てない打線に不満をぶつけても打てるようにはなりませんし、お互いに気分が悪いだけ。まったく打てない打線でも相手が勝手にエラーして1点入ったりすることはあるわけですから、抑えてさえいれば勝手に勝つ日はあるでしょう。「投手だけ王国」として延長12回0-0引き分けを目指して毎日戦っていきましょう!先に失点したらその時点で「明日へ切り替え」てOKです!
↓2軍が0-1で完敗したオイシックスさんは理想の野球をやってますね!学んでいきましょう!
試合終了⚾️✨
— オイシックス新潟アルビレックスBC【公式】 (@Albi_BC_PR) April 23, 2024
オイシックス1-0西武
もぎり取った1点を守り切り、勝利👏✨
ホームで連敗をストップしました👏✨
では!!
みなさん!お待たせしました!!
せーのっっ!!
/ #がたほー !!✨✨
\#オイシックス新潟アルビレックスBC pic.twitter.com/ga8ubS9Irj
まぁ、学ぶよりも最後打たれた陽岱鋼さんを獲ったらいいのかもしれませんが!
あぁ、「西武との比較ならオイシックスを選ぶ説」は普通にあるかもですね!
援護が必要なのは打線のほうなので「無失点」で援護してくださいね!