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交流戦と言うよりはお詫び行脚みたいでした!

セ・リーグ各球団の皆さま、このたびは埼玉西武ライオンズがご迷惑をお掛けしまして申し訳ございませんでした。一部残試合がありつつも一応の決着を迎えた2024年のプロ野球セ・パ交流戦にて我が埼玉西武ライオンズは4勝14敗の敗率.778 とし、昨年をさらに超える歴史的な大敗を記録いたしました。過去最高敗率である2015年横浜の3勝14敗1分(.824)にはわずかに及びませんでしたが「セ・リーグを驚かせる」には十分な戦いぶりだったことでしょう。

その結果、セ・リーグ側への混乱を引き起こしてしまったのは、我々としても大変心苦しく思うところであります。弱いぞ弱いぞと事前にハッキリお伝えしたつもりではいましたが、さすがにそれが自虐ではなくリアル注意喚起だと思ってもらうのは無理があったかもしれません(※一応プロを名乗っているので)。その結果、セ・リーグ各球団は西武相手に「裏を読んで」表ローテをぶつけてしまうという無駄遣いをしてしまい、結果として楽天の交流戦優勝をアシストする格好とさせてしまいました。

「間違って西武に表ローテぶつけちゃった」「ブルペンデーで十分だった」「これ3連勝しなきゃダメだったヤツじゃん」という憤りの声に対して、セ・リーグ側の不勉強であるとは思いつつも申し訳ない気持ちでいっぱいです。特に最初の対戦相手となった中日ドラゴンズさま(愛称兼蔑称チュニドラ)に対しては、解任ブーストで目がバッキバキになった瞬間最大暴風によってあろうことか西武が勝ち越すという暴挙に及んでしまい、ご迷惑をお掛けいたしました。対戦順が違っていれば先発投手の病気離脱なども発生して我が方の1勝2敗とかでおさまったのではないかと思います。このあたりはサッカー天皇杯でもJリーグ首位チームが大学生に負けたりすることがありますので「出会い頭の事故」と思っていただければ幸いです。

また、お客さまにおかれましても、実質2軍みたいな編成でいっちょ前にお金を要求してしまい申し訳ございませんでした。我々ですら「ほほぉこうきたか…」「隣のカーミニークがよく似合う顔ぶれ…」「ライオンもゾウもキリンもいない動物園みたいな感じ…」と思うメンバーですので、皆さまが首を傾げるのもごもっともです。選手名鑑のどこに載ってるのか見つけるのもひと苦労ですよね。海外サッカーのチームがアジアツアーとかやって知らない日本のチーム相手に試合するときみたいな気分で、温かく見守っていただけますようお願いいたします。「知らないけど、頑張れよ!」と…。

皆さまからお寄せいただく率直な声の数々。

「源田しか知らない」
「松井稼頭央監督が見たかったなぁ…」
「え!?ウチを出されたA選手が4番?」
「え!?ウチを出されたB選手が4番?」
「打率1割台がズラリと並ぶ打線」
「0割台もまぁまぁいるな…」
「全員9番バッター」
「セのピッチャーよりスイングが鈍い」
「モイネロのほうがパンチありそう」
「スタメンのホームランが合計1本!?」
「知らない選手の代打に知らない選手」
「知らない代走と知らない守備緩め」
「打たないくせに守備も下手」
「相手のお株を奪うベイスボール」
「高校野球でもやらないプレー」
「育成段階って言うか仮免取得前って感じ」
「まだ教習所から出したらアカン選手や」
「送りバントで2塁から生還、とは?」
「本拠地の屋根でボールを見失う、とは?」
「松井稼頭央監督が見たかったなぁ…」
「2軍のほうが強いんじゃない?」
「2軍に元メジャーリーガーがいるんでしょ」
「あー、でも2軍も誰も知らないわ」
「全員入れ替えても話が通じる」
「西武ファンでも1軍と2軍間違えそう」
「そして2軍も普通に弱かった」
「それ以前に2軍は選手が足りてない」
「2軍に緊急補強が必要」
「ていうか3軍は普通に試合ができてない」
「選手の編成が困難で試合中止になってた」
「他球団に迷惑かける編成」
「1軍から3軍に応援に行かせろ」
「松井稼頭央監督が見たかったなぁ…」
「なんかゲームのチュートリアルみたい」
「何もしなくても勝手に勝ってる」
「知らないうちに勝手に勝ってる」
「あー、ノーノーしなきゃダメだったな」
「生涯最高のノーノーチャンスだった」
「真ん中投げてりゃ勝手に詰まる」
「落ちる球投げれば全員扇風機」
「初球は簡単に見逃して」
「何故かむずかしい球だけ打とうとする」
「そもそも球が前に飛んでこない」
「強振からのバントみたいな打球」
「独自の低反発球なのかな?」
「ウチは普通に打ってるから、違うかー」
「なんか、こう、違うんよ」
「ピリピリした緊張感がないと言うか」
「勝ったぞーって気分が薄い」
「ライオンズクリニックとか言い出したが」
「このクリニック逆に調子狂いそう」
「投げる方も打つ方も緩くなりそう」
「接待野球ってこんな感じなんだろうな」
「松井稼頭央監督が見たかったなぁ…」

皆さまのこうした声をしっかりと受け止めて来季に臨みたいと思います。

このたびは本当に申し訳ございませんでしたァッ!

↓各種の広告では松井監督が頑張っているんで勘弁してください!
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記念撮影もしていってくださいね!

来季は撤去されてると思いますんで!



迎えた交流戦の最終日、ライオンズは今日も弱かった。初回10球で横浜に先制を許したかと思えば、6回表にはホームランと「レフトがいらんダイビングキャッチを試みて後逸し、レフト前の打球で一塁走者が生還」という形で2失点。都合3点ビハインドで「負けたなー」と早々に客が帰り始めるなか、「温存しても投げさせる試合がないわ」という現実的な判断から勝ち試合用の救援投手いわゆる「勝ちパ」を惜しげもなく投入したライオンズは、最終的に5点ビハインド(!)で敗れました。

それでもまだ投げる方は見ていられる範囲で、打つ方は無抵抗主義でもやっているのかという具合の見ちゃおれん状態。ズラリと並んだ他球団では打席すらもらえそうにない1割台の打者たちは、相手先発の石田裕太郎さんに95球完封…いわゆるマダックスの達成を許しました。この交流戦のなかだけでも5試合目となる完封を前に思うのは、「交流戦でノーノーされなかったのだけはよかった」「ウチ視点というよりは野球界のためによかった」「ノーノーの価値が歪むから…」ということだけ。素晴らしい選手と素晴らしい選手の競り合いによって生まれる記録という価値、守っていきたいものですよね。ノーノー回避できてえらーい!

↓松井監督休養前は4完封で休養後は5完封と「ほぼ倍」にペースアップ!

監督休養後に怪我人が続出しているのは起用法の問題もありそうですね!

状態を見ながら起用するのは監督の采配の責任範囲!

「チャンスは作れている、あと1本」の日々が懐かしくなるチャンスすら作れない今!

ついに夢の100敗ペースに乗ってきました!



とまぁ、このような惨状ではありますが、今こそ「ピンチをチャンスに」の時節でしょう。ピンチがチャンスになるというのは、ピンチのときにしかできないことがあるからです。手をつけるのが面倒なこと、変化を嫌う勢力から反対されること、効果が証明できないから承認されない施策、そういったことが「座して死ぬよりはマシ」で実施可能となるからこそ、稀にピンチがチャンスとなって上昇気流に乗っていくのです。ライオンズにとっては今がそのとき。あらゆる施策を検討できる状況にあります。今なら何をやっても「ふざけてるのか」とは言われないでしょう。死を前にすると謎のツボとか買っても「あぁ…」って納得してもらえるみたいな感じで。

とにかく、今考えるべきことはここから5年くらいをどうやり過ごすかということです。ハッキリ言って現状は1年や2年でどうこうなる状態ではありません。ドラフトで連続してレギュラー級野手を引き当てつつ、外国籍選手の補強、現有戦力の素質をいっぱいまで引き出すせめてもの育成、先発投手陣の引き留めにすべて成功したとしても5年程度は立て直しにかかるでしょう。勝たないだろうことを前提に、どれだけエンターテインメントとして成立する興行をやっていけるか、そこを考えるべきです。強化はもちろん取り組むとして、それが出来上がるまでのつなぎ、メインディッシュが焼き上がるまでにつまめる前菜をどうやって用意するかが問われています。

つまり、「西武は弱かったけど、楽しかったね!」と言ってもらえるような運営が求められているのです。それには向こう5年は勝たないだろうという厳しい現状認識のもと、惨敗でもトントン勝ったら望外の喜び、そう思ってもらえるようなイベント作りをやってお客の目くらましをするしかありません。「キツネダンスが見られてよかった!」「相手の勝利だけど、花火が上がってキレイだった!」「敗戦後のミニライブがよかった!」「売店食べ放題券が5000円と聞いて食事に来ました!」「知らない選手だけどサインボールもらうとやっぱり嬉しいね!」「え!?負けたらタダ券くれるんですか!?じゃいつかは勝ち試合見られますね!」みたいな感想を引き出していきましょう。

そして、チーム自体は「弱いけど明るく前向きに頑張っている」感を出していきましょう。100敗くらいするのに毎度毎度辛気臭くうなだれてどうするものか。モデルケースとなるのは2012年から2015年にかけての横浜DeNAベイスターズです。中畑清監督のもと、積極的な補強と筒香嘉智さんや山康晃さんなど若き才能の発掘によって土台を整え、2016年以降はAクラスの常連となっていく「夜明け前」の時間をライオンズはこれから作っていくのです。成績は奮わなくてもスタジアムは満員御礼でファンは楽しそう、勝つための前段階として、そういう球団へとこれから変貌していくのです。

夜明け前の時間をあふれる笑顔と眩いカリスマで照らしてくれそうだった松井稼頭央監督を自ら手放してしまったのは愚かな判断でしたが、やってしまったことは仕方ありません。キヨシのように勝っても負けても明るく振る舞い、怒れるファンを上手になだめすかす弁士を起用して、目くらましをしていきましょう。僕の見立てでは「負けたら泣きながら詫びて、トラメガ片手に熱くサポートを求める面白熱男オジサン」タイプがファン層に合致すると思いますので、G.G.佐藤監督とかがいいんじゃないでしょうか(※メンタルが持たないかもしれないが…)。とにかく勝ち負けよりも「客あしらい」を重視していきましょう。客が荒れて空気が悪くなると、皆さん気分が悪くなりますからね。

重ねてのお詫びになりますが、他球団様には本当にご迷惑をお掛けしており申し訳ありません。多くの球団が一度や二度は暗黒期を経験しているなかで、西武だけがまるでこの世の終わりみたいに毎日嘆いたり荒れたりしており、界隈のひとりとして率直に申し訳なく思います。スポーツエンターテインメントは勝ったり負けたりするのが当たり前であり、「気持ちよく負ける」は最低限のマナーであろうと僕は思います。勝ったほうが気持ちよく喜べるように、熱い悔しさと、前向きな立ち直りと、明るい敗北宣言で、勝った方が心から「キモティー!」と思えるようでなくてはいけません。

それなのに最近は勝った相手からさえ心配されるような体たらく。たかが8連敗程度でこの世の終わりみたいにキャプテンが泣き始めたり(※18連敗くらいしてから泣くべき)、客も一緒になって泣き始めたり、これまでさんざん自分たちは「キモティー!」してきたのに気持ちよく負けることもできない有様です。これはひとえに我々の修行不足です。苦しい時期こそ修行に励み、勝ち負け以外の興味関心を見つけ出す目や、この状況を前向きに乗り越えるための発想を磨き、修行に耐えかねる人には無言で退場していただき、暗黒期であっても野球を楽しめる集団へと変貌していけるよう、これから頑張っていきたいと思います。阪神タイガースさんや横浜DeNAベイスターズさん、オリックス・バファローズさんなどを見習いながら、暗黒エンジョイ球団として頑張っていきたいと思います。その時期に積み重ねたものが、より大きな成功への礎になると信じて。

まずは夢の100敗を達成して、ご声援感謝100円セールをPePe・エミオ・グランエミオ・トモニーで実施しようと思いますので、皆さまどうぞ足をお運びください(※ご近所には存在しない知らない店かもしれないが…)。それではプロ野球11球団の皆さま、監督云々采配云々ではなく「向こう5年はどうにもならないくらい弱いんだな」とようやく理解した我々への引きつづきの叱咤激励をよろしくお願いいたします!

↓「7年700敗まで待つ」こともできない修行不足な球団と界隈で申し訳ございませんでした!

最初から皆がそういつもりでいられればよかったんですけどね!

界隈の現状認識がこれほど現実と乖離しているとは思いませんでした!



暗黒期でも楽しくて客が集まる、そういう骨太な体質を作りましょう!