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壊れた信号機が途中で直ってビックリしました!

「楽しみは来年」と一年先の未来を想像することでかろうじて正気を保っている埼玉西武ライオンズファンの皆さま、こんにちは。残酷なお知らせですが「楽しみにしている来年」もたぶんこんな感じです。横浜ベイスターズの暗黒期を眺めた経験からすると最低5年はこんな感じがつづくことを覚悟して、ノンビリはんなり楽しんでいくのがよいでしょう。気分の悪い日は試合を見ない、元気のない日は試合を見ない、試合を見てから飲むんじゃなくて飲んで意識レベルを下げてから試合を見る、こういった対処療法を徹底していきたいものです。

迎えた26日、「今日は仕事もヒマだし気分がいいから野球でも見よう」と性懲りもなくテレビをつけますと、そこには地方球場に遠征したライオンズの姿が映っていました。「地方球場の土のグラウンドがよく似合う…」などと見守っていると、マウンドにはライオンズ唯一の希望の星・武内夏暉さんがあがっていました。新型コロナウイルス感染症での離脱からの復帰戦、やはり病み上がりだけあって武内さんは立ち上がり苦しんでいました。二塁打⇒セーフティバント(オールセーフ)⇒安打(+1点)⇒犠牲フライ(+1点)で早くも2失点。1試合あたりの得点能力2.2点を誇るライオンズにとっては早くも限界ビハインドとなる2点差を背負って試合が始まりました。1試合あたりの得点能力2.5点を誇るサッカープレミアリーグ首位のマンチェスター・シティあたりに今からでも変わってもらいたいくらいですが、そういうわけにもいかないのが辛いところ。

「うーん、負けたな!」

と思って仕事に戻りますと消し忘れたテレビから何故か大歓声が。何と、大量2点ビハインドを背負ったライオンズは、2回裏の攻撃において四球⇒四球⇒サードゴロ(後逸/+1点)⇒セカンドゴロ(+1点)とノーヒットで2点をいただき、同点に追いついていたのです。これが地方開催ならではの相互接待野球か。年に一度か二度くらいしか見に来られないファンたちのことを思って日ハムが助けてくれたかのような展開で、ライオンズは息を吹き返したのです。

↓地方球場ならではのボコボコしたグラウンドがライオンズの味方をした!


そうか、どうせ弱いならもっと運否天賦になるようにすればよかったんだ!

内外野にモグラの穴がボコボコ開いてるみたいな球場にして!

ラッキーホールはツーベース扱いにしよう!

ベルーナドームならモグラくらいいても許されるだろ!



思いがけず振り出しに戻った試合と、立ち上がり以外は黄金の輝きを取り戻した武内さん。その後は両軍ともチャンス乏しく、ゼロ行進で試合が進んでいきます。唯一ヒヤッとしたのは5回表に折れたバットが武内さんを襲った場面くらい。「あぁ!もう負けでいいから武内さんには当たらないでくれ!」「西武が負けても誰も困らないが武内さんが怪我すれば球界の損失!」「25歳になったらすぐポスティングにかけるからそれまで耐えてくれ武内さん!」というライオンズファンの祈りが届いたか、武内さんは華麗にバットをかわしてくれました。ふぅー危ない、危ない。大事なツボを預かっているときってこんな気持ちなんでしょうね。あるべき場所に返すまで壊れないでくれよ…と震えが来るようです。

その後、8回途中まで武内さんが見事なピッチングを見せると、あとを受け継いだヤンさん、アブレイユさんという「勝ちパ」の投手たちもしっかりとゼロを並べて、試合は延長戦に突入します。雨にも負けず、ハムにも負けず、味方にも負けず、素晴らしい戦いぶりです。オールスター軍団を相手に延長戦まで持ち込んだのであれば、これは十分にプロフェッショナル野球団と胸を張っていいところでしょう。開催地のお客さまたち、とりわけライオンズを見に来た物好きな少年たちにとっても素晴らしい思い出になったのではないでしょうか。いつか大きくなったらベルーナドームにも来てくれたら嬉しいなと思います。新秋津から秋津への乗り換えができる立派な大人になってくださいね。そして、西武鉄道(※まだあれば)に入社して「どこもかしこもちょっとだけ外を歩く乗換になるの何故なの?」って聞いてみてくれたら嬉しいですね。

↓武内さんのあとを引き継いだヤンさんのパフォーマンスも見ものでした!

地方の皆さん、これがヤン選手のパフォーマンス「ラ・センテンシア99」です!

これを見られたら大満足ですよね!

大満足してもらわないと困りますよ!

試合後半の出し物はほかにナイです!


十分に頑張った…そんな満足感のなかで迎えた延長10回裏、ライオンズはよもやのチャンスを迎えていました。四球⇒送りバント⇒四球(申告敬遠)⇒三振で二死一・二塁とした場面、打席に入った滝澤夏央さんはレフト前に浅いヒットを放ちます。前進守備のレフトは早くも捕球体制に入ります。そのとき二塁走者は三塁に到達するかしないかといったところ。もちろんここはストップ…と思った刹那、ライオンズのサードコーチに入っている阿部真宏内野守備走塁コーチは、「俺がプロの走塁コーチだ!」という強い自負を胸に、右腕をブン回しています。

レフト前に打球が飛んだ関係で二塁走者は最後まで打球を目で追うことができません。二塁走者はプロの走塁コーチの判断に全権を委ね、猛然と加速しながら三塁ベースを蹴りました。と、同時に阿部真宏内野守備走塁コーチは先ほどまでブン回していた腕を大きく広げて「止まれ!」とやり始めたのです。二塁走者は慌ててストップすると三塁ベースへと戻ります。しかし、その動きをプロの外野手は見逃してくれませんでした。レフトからサードにボールが返ってくると、飛び出していた走者にすかさずタッチ。あわやサヨナラの場面が一転して無得点でチェンジとなったのでした。

↓壊れた信号機が途中で直ったら走者が死んだ!


そのあとに広がる地獄絵図はまさに暗黒球団の面目躍如といった名場面でした。三塁付近で正座をして愕然とする走者と、そこに歩み寄る阿部真宏内野守備走塁コーチ。歩み寄って肩でも叩いたら「今の謝れよ!」くらい言ってやろうと思っていたら、何と阿部真宏内野守備走塁コーチは途中で踵を返してプイッとベンチに引きあげていったではありませんか。これには走者も「は!?」と一瞥しないわけにはいかないでしょう。見ているコチラも「行かねーのかよ!」「何自分の歩み寄りにも途中でストップかけてるんだ!」「行くなら行け!ていうか行け!」ってなりましたから。これならいっそ壊れた信号機のままでいてもらったほうがよかったかもしれませんよね。途中で止まるほうが精神的ダメージが大きいわけですから。

もしかしてライオンズはリアル人狼ゲームか何かでもやっているのでしょうか。球団のなかに何人か人狼が紛れ込んでいて、それをひとりずつ追放していって人狼がゼロになったら球団が立ち直るみたいなゲームか何かを。なるほど、裏でそういう地獄ゲームが展開されているのなら、「初手で稼頭央いっとくか?」「そこが人狼だったら最悪だからな」「うむ、とりあえず追放しよう」みたいなパニック判断になってしまう流れもあるかもしれませんよね。本人も「自分が悪い」ってずっと言ってましたもんね。人狼ゲームでも「私が人狼です」って言い出したら、実態がどうであれ追放しますからね。ちょっとこれは次の投票では阿部真宏内野守備走塁コーチは有力候補かもしれませんね!

↓ちなみに、このコーチがどんな方なのかいまだによくわかっておりません!

現役時代に味方としての思い入れがほぼナイですからね!

本当に味方なのかもよくわからない!


「一年に数えるほどしかない地方開催で痛恨の勝ち損ね…」「それでも12回表を抑えて引き分け確定…」「負けなかっただけヨシ…」と思って迎えた12回裏、ライオンズには地元ファンからの熱い祈りが追い風となって届きました。あろうことか二死一・二塁というサヨナラのチャンスを築き、打席にはこの日が加入初戦となる松原聖弥さんを迎えたのです。

松原さんは元ライオンズの若林楽人さんとのトレードで先日ライオンズに移籍してきたばかりの選手。ライオンズ側には若林さんの将来性に期待をかけていたファンも多く、一部ではこのトレードに対して心ない言葉も向けられていました。そういう拗れた感情も「勝利」と「活躍」があれば解きほぐされるのがスポーツの爽やかなところ。「ライオンズの一員になれ…」と神様が言っているかのようなシチュエーションに松原さんは燃えました。

4球目のシンカーをとらえると、打球は前進守備のレフトの頭を超え、手作りのバナーを持つライオンズファンのもとへ一直線。頭を超えた、勝った、サヨナラだ、そう思いました。確かに打球は外野の頭を超えました。前進守備の外野の頭を超えたのです。頭の向こう側に伸ばしたグラブまでは超えませんでしたが…!

↓何という打球判断!トップスピードで落下点まで一直線!ウチのコーチとは大違い!


ある意味で松原さんがライオンズの一員になった気がしました!

「勝てない集団」ってこういう感じですよね!

ようこそ暗黒球団ライオンズへ!



延長12回裏ですので、ファイターズ側が指名打者を解除して守備固めに五十幡亮汰さんを投入するのは当然の采配かもしれませんが、そこにボールが飛んでネンイチレベルのスーパープレイが出るあたりは、さすが暗黒球団ライオンズだなと頷くばかり。10回裏に同じ当たりが出ていれば捕球されることもなく、信号機が壊れることも途中で直ることもなく、阿部真宏内野守備走塁コーチがプイッとベンチに帰っていく姿が記録されることもなかったのに、暗部をさらけ出したうえで相手球団を輝かせるとは、まさに「光と闇」の関係と言ったところ。闇があってこそ光は眩しく輝くのですね。

暗黒球団が今のファイターズのように明るい表舞台に返り咲く日はやって来るのでしょうか。その成否はもしかしたら、この先の人狼ゲームの展開にかかっているのかもしれません。何人の人狼が紛れ込んでいるのかは正直わかりませんが、議論を重ねて的確に追放していくことができたら、村に平和が戻るはず。議論と追放にもそれなりに時間がかかるので、毎夜ひとりずつくらいのペースでテンポよくいきたいもの。残りのシーズンを人狼追放に捧げることで、来季は平和になった村で開幕を迎えられるといいですね。次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名と、その次の指名を決めて投票の機会を待ちたいと思います!

↓僕の意見では、若林さんは村人だったと思いますね!

「ゲームマスターの後藤です」
「埼玉西武ジンロウズの第三夜」
「第一夜では松井稼頭央監督を」
「第二夜では若林楽人選手を」
「それぞれ追放してまいりました」
「しかしまだ村は救われておりません」
「今夜の追放者を投票してください」
「ハイ、私は阿部真宏コーチに投票します」
「シンプルに人狼だと思うからです」
「僕は赤田将吾コーチに投票します」
「山川と談笑していたので人狼です」
「私は嶋重宣コーチに投票します」
「広島から呼ばれないので人狼です」
「僕は高山久コーチに投票します」
「村人ではなくスカウトだと思います」
「私は後藤オーナーに投票します」
「株主総会で村人だと言い張っていて」
「逆にアヤしかったので人狼です」
「ゲームマスターは指名できませんよ」
「では投票先を変えます」
「えーと、名前が出て来ません」
「名前が出て来ないコーチです」
「現役時代も思い出せないコーチです」
「自分では出来なそうなコーチです」
「他球団にも呼ばれないコーチです」
「そのコーチに投票します!」
「候補が多過ぎます絞ってください」
「あーーーじゃあもう平尾でいいです!」
「平尾コーチに投票します!」
「その方はもう追放済みですよ」

一日1票じゃゲームが終わらない!

一日5票ずつ入れるシステムでお願いします!



通常人狼は3匹程度なんですが、村人が3名とかのバランスな気がします!