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2024年07月08日08:00
激熱の壮行試合でした!
本日はお出掛けの記録です。いよいよ開幕迫るパリ五輪、日本勢のなかでも大きな注目を集めるバスケ男子日本代表の韓国戦を見てまいりました。国内ではこれが最後の強化試合となる一戦であると同時に、この日発表された河村勇輝さんのNBA挑戦を見据えての壮行の一戦でもあるこの試合。有明アリーナには真っ赤な熱い大観衆13382人が集いました。僕もそのひとりとして熱くパリへの想いを届けてきた次第です。
↓心なしか建物自体も赤く染まった有明アリーナ!
↓世界を驚かせる準備は万全です!
まずは会場の散策、ということで早速買い物へと向かいます。今回はひとつ見逃せない商品がありました。何とこの大会の期間中だけ、会場の自販機でオリジナルラベルのついたレモンスカッシュが販売されているというのです。700円とまぁまぁお値段はしますが、限定ドリンクと聞いては見逃せません。運試しのつもりでひとつ購入しましょう。
専用の自販機を前に「河村さんの缶はメルカリですごいことになりそう…」と邪念を心に漂わせながらの運試しは、もちろん河村さんを引き当てることなどあるはずもなく(※種類が多いので確率が厳しい)、僕が引き当てたのは期待の新鋭・ジェイコブス晶さんでした。ふむ、現時点でのメルカリ実勢価格は低めかもしれませんが、今後プレミアがつきそうな予感もする「当たり」ではないでしょうか。河村さんとのホットラインにも期待しつつ、今日の注目選手としていきたいもの。
↓ようこそジェイコブス晶さん!
↓ちなみにラベルは剥がして保存できる仕様です!
長い行列もできるなかで会場入りしますと、たくさんのおもてなしが迎えてくれます。入場時に配布された応援ハリセン。ソフトバンクさんと日本生命さんのフォトスポット。日本生命さんは写真を撮ったらステッカーをくれるというので、それもありがたくちょうだいします。さらにアンケートに答えてステッカーをもらったり、サインボールの展示を拝見したり、お楽しみが盛りだくさんです。
グッズショップやフードの売店にはどこも長い行列ができ、人々が買い物で盛り上がっています。ネーム入りの赤いTシャツをまとった人も多く、どこもかしこも熱量がとても高い。「あのワールドカップ」が日本に与えてくれた喜びや感動の大きさを改めて実感するばかりです。そして、座席にたどりつくとさらなるおもてなしが。何と、赤い応援ボードがテープで座席に貼りつけてあるではありませんか。試合開始前にこれを掲げてアリーナを真っ赤に染めるということのよう。これは選手たちにもチカラとなりそうです。
僕が席についた頃には、日本の選手たちはすでに試合前のアップを開始しています。そこにはユニフォーム姿の渡邊雄太さんの姿も。さらにユニフォーム姿ではないものの八村塁さんも姿を見せ、ファンサービスをしてくれています。大会前にホーバスHCがふたりの欠場をフライング発表したときには関係各位もザワついたことでしょうが、チームが見据えるのはあくまでもパリ五輪です。コンディション面も含めて万全の状態でパリに向かうこと以上に大事なことがあるはずもありません。こうして姿を見せてくれただけでも十二分に「日本一丸」です。
↓渡邊雄太さんはユニフォーム姿で集合写真におさまりました!
↓八村塁さんもご機嫌な様子で応援に励みます!
↓真っ赤に染まったアリーナが試合開始を待つ!
そして迎えたティップオフ。日本のスターティングファイブは河村勇輝さん、比江島慎さん、ジョシュ・ホーキンソンさん、渡邉飛勇さん、吉井裕鷹さんの5人。五輪メンバー入りを争う渡邉飛勇さんが最初の得点を挙げて日本が先制するものの、序盤走ったのは韓国のほうでした。日本のお株を奪うように外からのスリーポイントがよく決まり、韓国がリードを築きます。
なかなかシュートが決まらない日本ですが、苦しい時間帯を支えてくれたのはホーキンソンさん。ゴール下での得点やリバウンド、さらには外からのスリーポイントとあらゆる場面でチカラを示し、最終的にはひとりで34得点を記録する大活躍。特に、ガードがドリブルで引きつけながらホーキンソンさんがゴール下に入ってくる動きに韓国が対応できず、キレイなゴールがいくつも生まれました。この万能性、この決定力、パリに向けても頼れるビッグマンです。
↓外からも内からもホーキンソンさんが決める!
迷いなく放つ一投☄️
— バスケットボール日本代表 (@JAPAN_JBA) July 7, 2024
#24 ホーキンソンの3Pシュートが決まる!@Josh_Hawkinson
📺テレビ朝日系列にて生放送
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第2クォーター途中までリードを許した日本ですが、河村勇輝さんがナイスアシストを連発してジワジワと追い上げると、第2クォーター残り2分33秒というところでついに逆転。日本は韓国のスリーポイントにもしっかりプレッシャーを掛けながら、河村さんの鋭いターンからのゴールや比江島さんの独特なステップからのゴールで突き放し、前半終了間際にはリバウンドを拾ったホーキンソンさんの打ち直しが決まって43-39。5日の試合と同じ轍は踏まないぞと、前半のうちに主導権を取り戻してみせました。ベンチで見守る渡邊雄太さんも大興奮です!
↓比江島ステップに翻弄される韓国ディフェンス!
比江島ステップでエンドワン⚡️⚡️
— バスケットボール日本代表 (@JAPAN_JBA) July 7, 2024
圧巻のステップに相手もお手上げ🤷♂️@mako6hieji
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第3クォーター、河村さんのスリーポイントが連続で決まってさらに韓国を突き放すと、あっという間に点差は二桁に。ただ、点差がついたためではないでしょうが、不用意なターンオーバーやファウルを与える場面などが目立ち、その後は点差も平行線をたどるような格好に。勝利は得られそうですが、最後もうひと盛り上がりして気持ちよくパリ五輪に向かえるかどうか。
そして迎えた最終第4クォーター、ついにあの男がやってくれました。この試合ではここまで得点がなく、シュートの本数自体も乏しかった富永啓生さんがスリーポイントを決めたのです。その瞬間、ドーンと盛り上がる有明アリーナ。やはり富永さんのスリーは特別な意味を持っています。誰のスリーでも入る得点は3点ですが、富永さんが1本決めると「何点でもイケるぞ!」という勢いが生まれます。
↓河村さんが「決めろ!」と送ったパスを、ステップバックスリーで決めた!
華麗としか言いようがない
— バスケットボール日本代表 (@JAPAN_JBA) July 7, 2024
富永啓生のステップバックスリー🌹@KeiseiTominaga
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決めた本人より河村さんが喜んでるのがエモい!
ともにNBAに挑む友情の同級生ゴール!
最後まで粘る韓国を振り切って日本は88-80で勝利。反省点はいろいろありそうですが、何はともあれパリ五輪前国内最終戦を勝って終えられたのは収穫でした。有明アリーナに轟く「第ゼロ感」の大合唱は勝利の喜びでもあり、パリ五輪へ向けての強力な後押しでもありました。この興奮、この熱気、パリに一緒に連れていってもらえたらいいなと思います。ワールドカップのような試合ができれば、ベスト8は夢物語ではありません。過去の戦績や実績だけを見れば、あのワールドカップで起きたことも十分過ぎるほど夢物語だったのです。夢のつづきがないとどうして言えようか。「夢」とは叶わない願いの言い換えではなく、叶えたい未来を指し示す言葉。ベスト8という夢を叶えて、もう一度世界を驚かせていきましょう!
↓国内最終戦で見事な勝利!
↓散策の模様や会場の雰囲気などは動画にまとめておきました!
パリ五輪の会場でも「第ゼロ感」流してもらったら勝てそうな気がしますね!
圧倒的なホーム感、フランスでも生まれると思います!
ベスト8になったらホーキンソンさんがまた歌ってくれるらしいので期待です!
渡邊雄太選手の足の怪我が心配ですが、そこは1994年生まれ、本番で結果を出してくれるはず!と祈っています。