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2024年10月06日08:00
Bリーグ開幕です!
日本にプロスポーツの季節がやってまいりました。「春からずっとスポーツやってるよね?」とお思いの皆さんもいらっしゃるでしょうが、そろそろ一度立ち止まって考えてみませんか。今年の猛暑、ゲリラ豪雨、線状降水帯、台風。夏ってもはや外で遊べるような季節ではないのではないでしょうか。砂漠の旅では日中は日差しを避けて休むといいますが、日本の夏は完全に「夏休み」としたほうがいいのではないか、ゼロベースで考えればそう思います。
春から始めて夏苦しんで秋に終わるのと、秋から始めて冬寒くて春に終わるのと、本当に理想的なのはどちらなのでしょうか。インドアスポーツであればどう考えても道中がラクな「秋⇒春」でしょう。屋外スポーツでは「冬は雪がひどくて」とか「夏のほうが気分が出る」とか若干の異論も出るかもしれませんが、それにしても冬より夏のほうがトータルの厳しさは上な気がします。サッカーとか世界的な観点では「秋⇒春」でやってる競技なのに、何故か意地張って長年「春⇒秋」で頑張って、夏はクオリティが落ちるとか言ってたんですから不思議な話です。試合中にビール飲んだりかき氷食べるのが楽しいって文化でもなさそうなのに。ん?あ?豪雪地域?そんなに雪が降るならスキーとか頑張ったらいいんじゃないですかね!(←雪国出身者の暴論)
そんな「秋⇒春」の日本スポーツを牽引する存在となっているのが、バスケットボール・Bリーグです。ワールドカップからパリ五輪へとつながった男子日本代表の大活躍もあって、世間的な関心も非常に高まっている昨今。今年は日本のリーダーである渡邊雄太さんが6シーズンにわたるNBAでのプレーを経て、B1リーグ・千葉ジェッツへと凱旋加入しました。これは熱い、ということで僕も開幕節の観戦に向かった次第。もっとも、この前振りなら当然千葉ジェッツVS宇都宮ブレックスの試合に行くんだろう的な話なのですが、そちらはあまりの人気でチケットが取れなかったものですから、最近わりとよく見ているアルバルク東京の開幕戦を都民のひとりとして見守ってきました。
↓会場最寄りの原宿駅はアルバルク東京がジャックしていました!
↓駅の柱に選手たちが並ぶ光景に街のオシャレ民たちも記念撮影をしていましたよ!
あいにくこの日は結構な雨模様。屋外スペースでのイベントなどは雨にたたられ、客足も若干鈍ったでしょうか。それでもそこは開幕戦。駅を出れば国立競技場代々木第一体育館へとつづく歩道橋に向けて人の列ができています。歩道橋のところで人が詰まって先に進めないような具合で、早速賑わいを感じることに。何もなければイライラするかもしれませんが、開幕節ともなればこれぐらいごった返してくれたほうが嬉しいというものです。
入場後は散策の時間です。世界に冠たるトヨタ様の強力なバックアップを受けるアルバルクさんは、これでもかこれでもかとステッカーを配ってくるステッカー屋としてもおなじみですが、今回は開幕節ということもあって、特別な計らいが。何と今回は、来場者全員にスマホライトシール(つまりステッカー)を配布するのに加えて特製のうちわを配布し、そのうちわの裏面に応援メッセージを書いて、指定のハッシュタグをつけてインスタに投稿して、それをスタッフに見せると抽選で選手のサイン入りユニフォームが当たるというスポンサー提供企画が行なわれていたのです。メッセージ書いたりは「まぁいいかな…」と思ったのでスルーしてしまいましたが、今年はステッカーだけじゃないぞという意気込みを早速感じさせていただきました。
その後もさまざまなイベントでもてなしてくれたアルバルク東京さん。YouTubeのチャンネル登録をして動画にいいねすると抽選でステッカーが当たるブース。トヨタイムズスポーツのアプリをダウンロードすると抽選でステッカーが当たるブース。クイズ形式のスタンプラリーに参加すると抽選でステッカーが当たるブース。さまざまなブースでたくさんのステッカーをいただくことができました。もうちょっと早く入場すればアクスタがもらえるブースなどもあったようですが、アクスタはそう簡単にいただけるわけがありませんからね。ステッカーをいただけるだけでも望外の喜びですからね。ステッカーはなんぼあっても困らんですからね。いつもステッカーをありがとうございます!
↓YouTubeのチャンネル登録をしてステッカーをいただきました!
↓アプリをダウンロードしてステッカーをいただきました!
↓スタンプラリーをしてステッカーをいただきました!
↓アクスタが欲しいなら知らないアプリをダウンロードしてスタンプラリー的なことをするくらいはしないとダメですよね!
ひとしきり散策(ステッカー回収)を終えた僕は、開幕気分に胸躍らせながら試合観戦へ向かいます。開幕戦ということもあって演出も豪華で、光と音がバチバチするなか真っ赤な炎が上がっています。周囲にはドンドコ太鼓を叩くマスコットと、ギラギラに踊りつづけるチアリーダーたち。僕もうちわをバンバン叩いてお祭り騒ぎに加わります。
↓アルバルクカラーの赤に染まったアリーナ!
↓選手たちの燃える心がリアルに噴き出したかのよう!
そして迎えたティップオフ。選手も観衆も燃える心で熱い試合を、という思いは通じ合っていたのだろうと思いますが、若干それが固さのほうに出てしまったでしょうか。お互いにシュートミスとスティール&ターンオーバーを応酬し、得点が動かないまま互いのゴール下をひたすら2分間ほど往復することに。
アルバルク東京はゴール下に大型選手を入れ替わり立ち替わり送り込んでエリアを制圧したうえでシュートだけ外すという攻撃を繰り出し、対戦相手の越谷アルファーズはスリーポイントを狙っては外すという攻撃を繰り出すという双方互角の攻防のなか、第1クォーターは16-15の僅差となりました。気分的には倍くらいやり合った感じもしましたが、さすが開幕戦という緊張感あふれるロースコアの戦いです。
↓みんな固いので緊張感をほぐしてくれそうなマスコットが踊りに来てくれました!
さらに緊張感高まる攻防となったのは第2クォーター。ちょうど半分の5分を経過した段階で、このクォーターだけ見ると「6-2」というヒリヒリした展開がつづきます。「ほぼダンク」みたいなシュートもバンバン外れるのはまさに開幕戦という手応えでした。ただ越谷アルファーズはデフェンスでのファウルがやや多く、お互いにシュートが決まらないなかでも多くのフリースローをアルバルク東京に与えてしまい、そのぶんでジワジワと離されていく格好に。
さらに残り3分を切ったところではショットブロック⇒カウンター⇒素早い展開でコーナーからのスリーポイントというアルバルク東京の鮮やかな攻撃が決まって、大きく試合の流れがアルバルクに傾きました。第2クォーター終了間際には残り0.3秒というところで越谷アルファーズがファウルをしてしまい、フリースローで2点を追加されることに。前半終えてみれば何やかんやで31-22の9点差。ホーム・アルバルク東京が勝利へ向けて順調な折り返しとなりました。
↓ハーフタイムにはTENSONGさんが熱いパフォーマンスで盛り上げてくれました!
後半に入るとようやく固さもほぐれてきたのか、身体もスコアもよく動くようになってきます。そんななかで存在感を発揮したのはアルバルク東京のセバスチャン・サイズさん。インサイドを制してのシュート、相手のファウルを誘ってのフリースロー、ブロックショット・リバウンドで空中戦にも勝り、越谷アルファーズの追撃を許しません。最終的には得点・リバウンドを2桁に乗せるダブルダブルも達成する活躍ぶりでした。
勢いがついたアルバルク東京は小酒部泰輝さんがフィールドゴールの確率100%という精度を見せれば、アルトゥーラス・グダイティスさんはコート端から逆サイドまで粘っこくついていくガードみたいな機動力を見せた末に圧巻の高さでブロックショットを決めるなど、選手たちのナイスプレーが次々に生まれるように。千葉ジェッツVS宇都宮ブレックス戦にもヒケを取らない9443人大観衆の興奮もグンと高まりました。
↓アルバルク東京のブースターは視力検査フラッグで相手のフリースローに圧力をかけていました!
結局試合は地力と地の利に勝るアルバルク東京が75-57で勝利。見事に開幕戦を勝利で飾りました。ここ数シーズンはチャンピオンシップでの悔しい敗退がつづいていますが、来年秋には新たな本拠地「TOYOTA ARENA TOKYO」のオープンを控えているところでもありますので、今年はひとつ優勝を目指していきたいところ。今季は千葉ジェッツが渡邊雄太さんという超大型補強を果たしたことで引くほど強そうな感じもしますが、ご近所・東京のチームとしてサンロッカーズ渋谷ともども頑張ってもらえたらいいなと思います。まずはB1リーグの中地区を制して、最終的にはクルマ(トヨタ)と飛行機(ジェッツ)の頂上決戦といきたいものです。その際はドーンとアクスタとかミニカーなども配ってもらえたらありがたいですね!
↓スポーツの秋の到来を感じるいい開幕戦でした!
スポーツの日も10月ですし、10月からをスポーツの季節としましょう!
野球みたいに「夏やるもの」という固定観念のあるヤツはもうしょうがないですが!
翌週はバレーボール新リーグも開幕でますますスポーツの秋が盛んです!