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家電諸君、長い間本当にありがとう!

新たなグローバルオファーの報せが届きました。五輪で2度の金、スーパースラム達成など数々の偉業を競技生活のなかで成し遂げ、プロフィギュアスケーターとなってからもさらなる飛躍をつづける羽生結弦氏が、白物家電の世界的ブランド「Haier」と「AQUA」のアンバサダーに就任することが発表されたのです!

↓ハイアールのブランドアンバサダーに就任した羽生結弦氏です!


↓アンバサダーからの大事なメッセージなので2回お聞きください!


↓なお発表前日には密かに「誰かな〜?」クイズを実施していた模様!


↓発表されてから見ればすぐわかりますが、すみません!出題自体に気づいてませんでした!


ハイアールさんについては「三洋…?」くらいのフンワリとした認識しかなかったので、この機会に改めて情報など拝見しますと、ハイアールさんは中国生まれの電機製品メーカーだそうで、特に白物家電に強く、冷蔵庫と洗濯機(および冷凍庫とワインセラー)では10年以上にわたり世界シェアナンバーワンを獲得しているグローバル企業であるのだとか。

僕の脳裏に「三洋…?」が浮かぶのは、日本進出の足掛かりとして三洋電機が輸入販売をする形で冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの販売を行なっており、のちに三洋電機が経営不振からグループ本家であるパナソニックの子会社となった際に本家と重なる白物家電事業をハイアールに譲渡したという流れから、それを何となく聞きかじって「要するに三洋なんだろ…?」と思っていたということのようでした。

そういった流れがあることから、もともとハイアールとして行なっていた事業はハイアールブランドとして行ない、三洋電機から譲り受けた白物家電事業は別口のアクアブランドとして日本や東南アジアで並行して展開していると、そんな話のようです。なるほどそれで2ブランドで同時にアンバサダー就任となったわけですね。

電機メーカーだけあって製品は家電全般にわたりますが、やはり事業の核と言えるのは冷蔵庫と洗濯機である模様。この報せを受けて早速市場調査に向かった家電量販店では、小規模店舗であったことから展示の製品数なども限られておりましたが、冷蔵庫フロアと洗濯機フロアでは非常にいい位置に手厚いディスプレイで両ブランドの製品が展示されておりました。

このあたりは羽生氏とまさしく親和性がある部分でしょう。アスリートの活動とはほぼ冷蔵庫と洗濯機を往復しているようなものですが(※食事⇒練習で汗かき泥にまみれる⇒食事、の繰り返し)、特に羽生氏は活動を通じて「氷を張る」ことが必要となる氷属性の人であり、一点ものの貴重な衣装を大切にメンテナンスしながら使いつづけている洗濯の人でもあります。起用されるまで気づきませんでしたが、冷蔵庫と洗濯機を世に広めるのにこれほどの適任者はそうそういないでしょう。

↓「挑戦」の精神で結ばれた企業とアスリートが、自分を超えていく!


↓アンバサダー就任を知ってか知らずか、早くも冷蔵庫界隈との親和性が高そうな活動も!



アンバサダーの活動としてはテレビCMの展開やSNS上での発信のほか、家電量販店での店頭キャンペーン等も予定されているといいます。となればこれは落ち着いてなどいられません。テレビで羽生氏が冷凍庫を開いて「いい氷ができたね」と微笑むCMとか、洗濯機のドラムと重なるように高速スピンを繰り出し「しなやかに、強く」と洗浄能力をアピールするCMがバンバン流れるわけでしょう。シメの言葉に「あなたの欲しいが、ハイ、あーる」とか言っちゃたりなんかして。

で、それらが家電量販店で広く展開され、家電量販店が大好きな壁面装飾とかエスカレーター手すり装飾とか等身大立て看板とかが続々誕生し、毎日が展覧会のようになるわけでしょう。冷蔵庫のなかにCM撮影時の写真が展示された写真展の開催(開けると見られる)とかもあったりして。もちろんハイアール・アクアの製品を購入すると何かいいことがあるキャンペーンは当然のごとく展開されると。

さて、一体どうやって参加したものか。キャンペーンの価格帯そのものについてはこれまでも東京西川さんの羽毛ぶとんやらグッチさんのバッグやら高額商品ともお取り組みさせていただいていますが、布団やバッグはいくつあっても困るものではありませんでした。まぁさすがにふとん100組とかは置き場もありませんが、綿ぶとんから羽毛ぶとんに鞍替えしたり来客用セットを追加で揃えたりするのはよくある話。

ただ、今回は家電、それも白物家電です。現時点で「家にそれがない」という人は基本的にいないでしょう。そして白物は非常に頑丈です。引っ越しを機に入れ替えたとかはあっても「壊れて買い換えた」という経験は人生で一度もありません。我が家の家電たちと緊急対話をしましたところ、10年ほど前の引っ越しの機会にこぞって新調されていたため、洗濯機クン(日立)、冷蔵庫クン(三菱)、エアコンくん(パナソニック)いずれも大変元気でありました。買い替え需要を自然に発生させるにはハンマーでも持参して対話するくらいしかなさそうです。

唯一対話の余地がありそうだったのは電子レンジさん(三菱)で減価償却はとうの昔に終わっている大ベテランなのですが、こちらは上京以来ほぼ毎日何かしらで使っているのに何の不調も起こさないタフガイでして、永久に壊れず僕が先に死ぬんじゃないかという気さえしてくる安定稼働を誇ります。ハンマー片手に対話すればどうにかなるとは思いますが、仮にレンジさんが勇退となったとしても、ハイアール・アクアブランドの起こりを知った今となっては、そもそも電子レンジはやや本流から外れる気もします。

やはり「羽生氏の氷」を作れる冷蔵庫、これがもっとも望ましい。「今日も美しくて美味しい氷をありがとうございます」とか言いながらドクターペッパーなど飲んだら、それだけで推してる感がマシマシになる冷蔵庫を何とかしてこそキャンペーン参加の王道と言えるというもの。お仲間を招いて「みんな、氷解水でいい?」から始まるホームパーティーなんてのも夢が広がりますし。ただ、ハンマー片手に対話するにしても冷蔵庫クンが一番強そうなのでどうしたものか。

そんななか量販店でもらってきたカタログなど見ておりましたら、ピーンときました。固定観念に縛られず、「セカンド冷蔵庫」という発想があるじゃないかと。人生で誰もが憧れるベット脇冷蔵庫システム。寝床から出ずに冷たいドリンクに手が届くアレ。アパに泊まった朝、寝床にもぐりこんだまま冷蔵庫から助六とオレンジジュースを出して美味しくいただくあの至福の時間。今こそ夢のセカンド冷蔵庫ライフを始める機会なのではなかろうか。

↓と思って公式アカウントを見るとセカンド冷蔵庫は夢の家電であると、推してきていた!

↓寝室に置けと言わんばかりの小型木目調冷蔵庫も!


ハイアールさんのカタログで一番小型のものだと直冷式1ドアタイプで33リットルという製品がありました。サイズ感はおおよそ50センチの立方体といったところ。これであればデスクの下やベット脇に置くことも十分現実的です。氷も作れるということなので、いちいちキッチンに行かずとも寝室にいながら晩酌やり放題の暮らしができそうです。

もう少し設置スペースに余裕がある御宅であれば、マグネットカバーで気軽にデザインを変更できる「フリーモ」なる製品もよさそうです。横幅45センチのスリムボディであればタンスの脇とか本棚の脇とかにある隙間にねじ込むこともできそうですし、何よりデザインが着せ替えられるという遊び心がいい。当然アンバサダーデザインのマグネットカバーの登場も期待されるわけで、文字通りの「羽生氏冷蔵庫」が爆誕する未来もクッキリと見えてまいります。

↓冷蔵庫に等身大羽生氏を飾れる未来が遠くに見えてまいりました!

そうなったら、以降は冷蔵庫にメモ貼ったりするのは禁止にしますね!

あと開けるときに「失礼しまーす」って言うようにします!


ハンマーの収納場所を探していたときはどうなるものかと不安になりましたが、新たな夢「セカンド冷蔵庫」が見つかってまずはひと安心です。将来的には専用カラー、専用デザイン、開け閉めすると羽生氏のボイスが鳴り(扉が開いています!とか)、製氷室では羽型もしくは雪の結晶型の氷ができる公式冷蔵庫などの誕生にも期待したいところですが、まずは寝床から届く場所の小さな夢から追いかけていけたらいいなと思いました。これからのハイアール・アクアとアンバサダー羽生氏の活躍に期待です!





季節ごとにアンバサダー出演の新製品カタログをもらうのも楽しみですね!