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抜本的解決策を思いつきました!

一部の好事家から「●玉性部ライオンズ」と揶揄される埼玉西武ライオンズ界隈の皆さん、息をされておりますでしょうか。我が球団で唯一国民的にも広く知られた存在であり(※2023WBCでの大谷さんの仲間として)、球界屈指の守備職人であり、一応不動のレギュラーであり、チームキャプテンでもある我らの大きな黒い柱・源田壮亮さんにシモのスキャンダルが飛び出しました。即座の否定もないようですので、大筋で報じられたような話ではあるのだと僕も受け止めました。もはや「やってない」人材を探すほうが難しいんじゃないかというくらいシモ・シモ・シモのチーム状況に、まだ来季が始まってもいないのに先に終戦の報せが届いたかのような気分で、お先真っ黒であります!

↓やらかすチカラが強いのか、揉み消すチカラが弱いのか!



まぁ案件そのものについては僕の知ったことではありませんし、刑事事件等々の話でもありませんので、当事者間でよしなに解決していただければと思います。心情的な意味で、来季も前向きに応援できるかと言うと難しい部分もありますが、どの業界でも多かれ少なかれシモのスキャンダルはあるものです。こちらも野球選手に生涯クリーンを求めるような無茶な期待感の持ち方はしないようにしますので、野球部分での働きを堅調に納品いただければそれで充分としましょう。年頭もしくはキャンプ初日などのよき節目のタイミングで、キャプテン辞退&説明の声明を出して区切りとする感じなのかなと思います。

それにしても我が方は何故こんなにもシモのスキャンダルが多いのか。小物しかいないおかげで世間的に目立ってはいませんが、インスタとかで普通にちっちゃいシモのスキャンダルを起こしている事例の多いこと多いこと。氷山の一角がアレやコレであるならば、バリューがないから世に出てこないだけのネタはいくらあることやら。ここには構造的な問題があるのではないかと思わずにはいられません。で、その構造について考えていったとき、いろいろなものがひとつにつながった抜本的な解決策にたどり着きました。西武界隈に渦巻く諸問題をまとめて解決へと導く妙案、これをご提案させていただければと思います。

まず西武界隈にシモのスキャンダルが多い構造的な原因として、「本拠地が僻地」問題が挙げられるでしょう。西武選手の多くは僻地にある球団寮もしくは首都圏の都市部に住まいを構えているものと思いますが、そこには常に「旅の恥は掻き捨て」構造が生じています。都市部に住んでいる選手にすれば本拠地での試合は事実上の「遠征」であり(※つまりほぼ全試合が遠征気分になる)、球団寮に住んでいる選手にすれば息抜きで遊びに行く先はやはり「遠征」となり、いずれにせよ自分の生活圏とは隔絶された時間・空間となります。ちょっとお酒を飲もう、ちょっと仲間内の遊びをしようと思っただけでも人里に出るまでクルマで1時間とかかかるわけですから、どうせ移動するならガッツリ遊べる場所へ…となり、当然「ちょっと」で終わるはずもありません。

毎日通う職場として考えると距離や時間のしんどさという負の側面を抱える「本拠地が僻地」問題は、生活圏と遊び先とが時間的にも空間的にも完全に隔絶されていることで、気持ちよくハネを伸ばすことができるという負の側面もまたあるのです(※負しかなかった)。旅先では普段よりも遊びもオイタも派手になるような「旅の恥は掻き捨て」構造が、西武界隈では常に薄っすらと日常のなかに広がっている。たとえば東京23区に家族と住んでいたとして、ベルーナドームでのナイトゲームのあと「今日はもう遅いんで泊まっていくわ」と言われたらどうでしょう。東京ドームからであれば「は?」となるでしょうが、「ベルーナドームからじゃしょうがないわね」「よくわかんないけどすごく遠そうだし」「イメージ的には熱海か伊香保くらいの遠さ」と思いますよね。それがシモに直結するとは言いませんが、常に薄っすらと機会が広がっているとは思います。今も営業しているのかはよく知りませんが球場徒歩圏に知られざるラブホとかもありますしね。そうした環境にあってお金は11球団並み以上にもらっているのですから、ハネとカネが結びついて悪いほうへ働くのも仕方ないことでしょう。

↓少し前の写真ですがこんなのとか!
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↓こんなのとか!
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その構造を根本的に解決するためには、ハネがむしれないならカネをむしればいいのです。どれだけ機会があってもカネがなければ魅力は半減、いや激減します。思い切って11球団平均年俸あたり(※4000万円〜5000万円程度)を年俸の上限とする独自のサラリーキャップ制度を設け、選手たちがシモに至る活力を干上がらせようではありませんか。六本木まで行くガソリン代やホテル代も地味に痛い、そうした現実問題を防波堤としてスキャンダルの発生を防ぐのです。もちろんそうなったら池袋にシマを変えるとかアパにするとかインスタ一本で行くとか予算を切り詰めてシモは行なわれるでしょうが、シモがスキャンダル化する根本原因である「結婚」が成立しなければ、それは単なるしょっぱい自由恋愛に過ぎません。現代の未婚化・晩婚化の根本原因である「貧困」をプロ野球界にも導入することで、シモをスキャンダル化させないことを狙うわけです。

もちろん選手たちは面白くないでしょうし年俸調停も辞さずとなるでしょうが、その代わりに我々はメジャー行きをどこよりも積極的かつ大胆に支援する腰掛け球団となり下がり、メジャーを経由することでカネを獲得してもらう体制を構築するのです。具体的には「初年度から、全選手に、ポスティングを容認」します。ルールが妨げなければ「入団1年目、新人王獲得での即時ポスティング」これも容認します。このことにより面倒な球団との交渉やファンへの気遣いなどなく既定路線としてメジャーを目指すことができ、一度メジャー行きが叶えば昨今「上沢式FA」とも呼ばれるスキームを用いて国内他球団への事実上のFA移籍も可能となります。日本でどこまで鍛錬を積み、どこまで評価を高めてからポスティングするかは本人の市場価値判断次第ですが、実働3年程度で球団上限年俸に到達し、あとは見栄えのいい成績が出たタイミングで即ポスティングといった流れが標準的なものとなるのではないでしょうか。

こんなことをすれば選手の流出が起こりそうですが、我が方はすでにガバガバ流出しているので今さらの悪影響はありません。出て行く選手は金の問題で出て行くわけではなく、金で並んでも環境その他の要因で出て行くということを重々理解しておりますので、「FA権を獲ったら出られる選手は全員出る」「行く先のある選手はいくら金を積んでも入ってこない」という認識のもと、マネーゲームからの徹底した離脱を図るほうが合理的です。まぁ、もしもFA権を獲ったうえでなお西武に残留したいという奇特な選手がいる場合には、特約としてサラリーキャップを超えた年俸も可とすることにしましょうか。年俸5000万円程度からのFA残留であれば、ドーンと倍増の1億円で4年契約、これでどうでしょうか。これ以上もらえる選手はもっと早い段階でポスティングで出るでしょうし、この条件下でFA残留する選手であればわりとこのぐらいで妥当なんじゃないかと思いますし。

選手の流出という日頃の悩みを「止めない」「むしろ積極的に押し出す」という逆転の発想で解消し、サラリーキャップによる選手の貧困化・晩婚化でシモの発生とそのスキャンダル化を抑制、さらに「自分さえ整えば即メジャー」という環境が選手たちの自主性と向上心の上昇を促すという三方得。漫画「エリア88」では、主人公が一日でも早く傭兵の身から脱するために、賞金を稼いで規定の違約金を払おうと戦場に果敢に繰り出す様子が描かれますが、まさにそれ。「一日でも早くここを出る」ために「脱出できるだけの成績を挙げる」という矛盾した行動へと選手をひた走らせるのです。チームには活気があふれ、選手の成績は向上し、スキャンダルはめでたく栄転先で発生、とまぁこのような好循環が生まれるに違いありません。「どうして選手が出て行くんだぁ!」という悩みも「全員が脱出するために頑張っている」と思って見れば気にならなくなるはず。刑務所の看守が「どうしてみんな出ていくんだ!」「あんなに目をかけてやったのに!」「俺が嫌いなのか!」って悩んでるとか聞いたことないですからね。

↓生涯ライオンズとは「全スキャンダルがライオンズ預かり」という意味でもあったか!


そう考えたら喜んでばかりもいられなかった!

でもスキャンダルを起こす前に移籍してもらえば万事解決!



真面目に聞いて真面目に怒っていただけているのか、与太話と思って聞いてそれはそれとしてご立腹されているのかはわかりませんが、僕のこのご提案はそれなりに機能するのではないかと思っております。と言うのも、先立っての「上沢式FA」案件でのプロ野球界隈の空気感を見ておりますと、規約云々・条件云々は度外視で「一度契約したらFA権獲得までは在籍しろ」「脱出するなら相応の見返りを置いていけ」的な論調が強い勢力を備えていたからです。不自由なドラフトで選手を縛りつけている現状は必要悪ですらなく、「当然」というか「正しい」というか、選手は獲得済みの債権か何かであるような、そういう民意が形成されているようであるぞと見受けました。

であるならば「FA権獲得前に、特段の見返りも求めず、確実に出してくれる球団」には選手にとっての大きなバリューがあるということ。メジャーを意識する有望選手ほど、マイナー相当の肩慣らし&日本プロ野球への義理立て処理(※ちゃんと所属したうえで規定に沿って脱出し、後腐れないようにする)担当として、「金は安いがその代わりすぐ出してくれる」球団に魅力と妥当さを感じてもらえるのではないかと思うのです。2年か3年、身体づくりと試運転を行ない、完全試合でも達成して「行けるな」と思ったら即座にスパーンとメジャーに行く。そこは「そういう球団」なんだと。2年か3年で脱出するという短期決戦のつもりであれば、「俺はここを脱出するまで遊ばない!」といった山籠もり精神も発揮されそうでいいんじゃないでしょうか。実際山籠もりみたいなものですし。

そういうポジションの球団として個性を確立していけば、目下の最大の懸案である「弱い」という点も「まぁそういう球団だから」で納得できますし、諸問題がすべてキレイに解決できるのではないかと思います。ビニールハウスで野菜育ててるみたいな感じで高速育成・高速出荷を心掛け、「私が育てました」云々の思い入れとかを持たないようにすると、いろいろと心が解放されるんじゃないですかね!

↓埼玉西武ライオンズと添い遂げる奇特な選手がいるとすれば、このぐらいの誠実さを備えているんでしょうね!

驚くべきこの同調性!

やっぱりこうなっているのは偶然じゃないんでしょうね!

一度の出会いを運命として全うするような誠実さがあるという点で!



これが2024年最後の悲報となのかまだ何かあるのか、ドキドキの西武界隈!