08:00
盒桐ヅ佑気鵝ベルーナドームにお越しください!

周回遅れでやってきた感じもありますが、最近話題になっていた横浜DeNAベイスターズ戦での盒桐ヅ佑気鵐函璽ショー中止の件について、スポーツ好きでアイドル好きでイベント好きでいわゆる「オマケ」の部分に惹かれて観戦する機会も多い者として、自分のなかにも思うところがあったのでまとめておこうと思います。

まず本件の第一等の問題点として、こうした事態に至るようなイベント参加者の押し合い圧し合いがあったこと、全員が整然として穏やかに待機できなかったこと、一部の参加者は事前に厳禁と告知されていたにもかかわらず試合が終了する前にDREAM GATE前へ並んでいたらしきこと、一部の参加者が柵を乗り越えたあるいは柵が倒れた隙間から入り始めたらしきことなどなど、ルールやモラル・マナーに反する行為が見受けられたことは挙げられます。実際の様子が分からないもののSNS上ではさらにさまざまな問題があったのだとする投稿も散見されます。試合終了後に動き出し、静かに穏やかに黙々と待機をしていれば、イベント中止という事態に至らなかったのは、まったくもってその通りです。

ただ、それはそれとして非難する側が絶対の「正義」かと言うと僕はそうは思いません。まず、本件に関して「主語がデカイ」非難をしている人は、そうした振る舞いを慎むべきでしょう。ベイスターズ熱烈ファンと思しき一部の人(←オジサンと睨んでいます)による「盒桐ヅ佑気鵐侫.鵝廚△襪い蓮屮▲ぅ疋襯侫.鵝廚垢戮討鬚劼辰るめて非難し、「これだからジャニオタは」などとすでに旧ジャニーズ事務所を退所した盒兇気鵑箸修離侫.鵑紡个靴討賄外れとなる罵詈雑言や誹謗中傷を投げかける行為は、誰のためにもならないものだろうと思います。

確かに今回起きたことや行なわれた行為は残念なものですが、それは同じ状況になれば人間誰しもそうなりそうなことです。ベイスターズファンだって、昨年秋の日本一パレードの際には近隣住民の迷惑などまったく省みずに、球団からも「ご遠慮ください」とお願いされていたのをガン無視で、道路端にレジャーシートやテープを貼って徹夜で場所取りしていたでしょう。「厳禁なら守るけど、ご遠慮なら無視する」的なご都合解釈でやっているのかもしれませんが、「早く並べば前のほうに行けて、前のほうに行けば撮影とかに有利で、実際問題モラルやマナーを無視しても追い出されもしないし罰則などない」という状況であれば、人間やるんですよ。DREAM GATE前より道路端のほうが広かったので、押し合い圧し合いにはならなかったのかもしれませんが。こうした指摘に対して「一部のファンの悪行だ」と思うのなら、盒桐ヅ佑気鵐侫.鵑虜のいたたまれない気持ちも分かるはず。「お前ら全員迷惑徹夜バカなんだろう」とか「同担のしでかしたことを謝れ」とか「これだからホエールズオタは」などと言われたら的外れだし不愉快でしょう(※さすがにホエールズ時代のファンはもう残っていないかもしれないが…)。一部やるヤツはいるけれど、それで全体を非難されたらたまらんわけです。そんなことでは今後へ向けた話も始まりません。

そして、これも大前提の部分として、本件騒動の責任を負うべきは主催者である横浜DeNAベイスターズです。もちろん、危険行為をしたとか物損を起こしたとかマナーが悪かったとかモラルがなかったとかいう一部の人は自身の行為に対して責めを受けるでしょうが、イベントを安全に運営する責任を負うのはあくまでもベイスターズであり、100%の責めを受けることはないにしても、「ウチの仕切りが悪かったです」「盒桐ヅ佑気鵝盒桐ヅ佑気鵑離侫.鵑粒Г気鵝▲ぅ戰鵐箸魍擇靴澆砲靴討れていた皆さん、すみませんでした」「次はもっとちゃんとします」とベイスターズも反省すべき案件であると僕は思います。

事前告知のルールを無視して試合途中から誰かが並んでいて、大人しく試合終了を待っていればどんどんそこに待機組が生まれ、遠巻きに見ていればどんどん前に入られ、どこが正しい待機場所でどこに向かって並べばいいのかもよくわからない、という「正直者がバカを見る」ような状況では、人間のモラルやマナーはいとも簡単に崩壊するのです。本件ではありませんが、去年のユニフォーム販売か何かのときにも「午前10時整理券配布開始、事前待機禁止」と告知していたのに、結局先に並んでいた人から「早い者勝ち」で対応したみたいなことがあって揉めていましたが、運営全般にそうした「ルールを無視した者勝ち」みたいなところがあるのであれば、この機会に改めるのがよいと思います。そうやって揉めないように、早めに待機場所にやってきた人を一旦退去させたり、「ここで待てばいいんだな」と参加者が落ち着けるような情報発信をしたりするのは、運営側の安全管理責任の一端でしょう。

たとえば、豆まきのシステムで現金を撒いてそれを取り合う人々が怪我をしたとき、「金を取り合った愚かな群衆が悪い」なんて話になるわけがありません。そりゃあもちろん押し合い圧し合いした参加者は悪いですが、そんな状況を生み出した側、状況をコントロールできないままそうさせてしまった側に責任がないわけがないのです。こういう状況を生み出したこと、参加者をそういう状況に陥らせてしまったことについて「主催者」として負うべき責任はあり、どこまでいっても「100%の被害者」にはならないのです。そこは球団もベイスターズファンも意識しないといけないだろうと思います。相手を一方的に「悪」と認定するのではなく。とりわけ、今後もあの行き交う人々が交錯して何もなくてもカオスなDREAM GATE前に人を集めようと思うのならば。

↓もうちょっと上手い仕切りがあったと思いますね!

頭下げてるのも状況の説明をしているのも盒桐ヅ佑気鵑任垢韻鼻△修譴楼磴Δ鵑犬磴覆い任垢ね?

この方「ゲスト」ですよね?お詫びのしようなくないですかね?

アレですか、「お前のファンの責任を取って謝れ」ってことですか!


↓「全体向け」に自分が謝罪している動画を引用して、自分のファン向けにコメントを付け足すことに何か問題があるんですかね?

ベイスターズ公式アカウントで何故か「ゲスト」が頭を下げて全体向けにお詫びしているのに、そのあと自分のアカウントで自分のファンに何か追加したらオカシイですか?

引用リポストという行為そのものにムカつくタイプですか?


↓「事実と異なろうが事実だろうが誹謗中傷は止めよう」の心です!



この件を見ていて一番の反省点となるのは、運営側の読み違いだろうと思います。ハマスタでの通常の仕切りがどういうものか僕には分かりませんが、おそらく同様のイベントをいくつもこなしていて、同様のやり方で運営できていたのでしょう。しかし、今回はそのやり方ではおさまらないほどの人気や熱量があったのだろうと思います。一部の人がモラルやマナーを欠いた事実はあったのかもしれませんが、非難の対象として拡散されている動画を見ても全体が暴徒化していたようには見えません。イベント参加者が暴徒だったから運営できなかったというよりは、運営能力のキャパシティを超える人数や熱量が集中してしまったために状況のコントロールができなくなり、指示も届かなくなり、後ろのほうは何が起きているのかもわからず、一番圧力が掛かる先頭部分では進むことも退くことも叶わず圧迫される状況になってしまったのだろうと見受けました(※先頭部分を少しずつ入場させようと試みた動きがあったとの投稿もあり)。ひとつの場所に運営能力キャパシティを超えた人数や熱量が集まれば騒動になり事故が起こることもあり得るでしょう。花火大会でも押し合い圧し合いすれば群衆事故は起きますが、それを「暴徒化した花火ファン」の問題とまとめるのはいささか的外れなのかなと思うのです。

人がたくさん集まり、熱量高く、順番を争うような状況が見込まれているなら、事前に整理券を配布することだってできたはずです。実券を配布せずとも、参加希望者は事前にウェブかアプリかLINE等で登録をさせ、当日は登録時に抽選で発行した整理番号順で入場するようにし(※当日気づいた人は当日登録で最後尾にまわってもらう)、現在の入場可能番号の発信の手はずなども含めて仕切っておけば、柵を挟んで押し合い圧し合いするようなことはなかったのではないかと思います。集合時間・場所の張り紙等での案内であったり、あらかじめ待機列を作る流れを指示するコーンやテープの設置であったり、列の先頭だけではなく後ろのほうにも情報を届けることで全体を落ち着かせる運営手法であったり、「どうすればいいのか」を分かりやすく迅速に伝えるためにできそうなことが素人目線で見てもいくつも想像できます。まぁすべては事後諸葛亮というか後知恵ですので、当日フタを開けたらすごい状況だったときに何ができたとも思えませんが、「このイベントはすごい盛り上がりになるぞ」「並ぶのはいつものベイスターズの客じゃないぞ」「ちゃんとしないとアカン」という読みがあればもっと違う対応はできたと思いますし、イベント中止という事態も、いたずらにイベント参加者が非難されるようなことも避けられたのではないかと思います。盒桐ヅ佑気鵑硫甬遒離ぅ戰鵐箸毎回騒動になってイベント中止になってきたわけではない(穏やかに運営できている主催者は存在する)のですから、「イベントの主催者・運営者」として最善ではなかった部分を探り、今後の運営に向けた学びとしていくのがよいのかなと思います。

で、そうした不幸な事態に乗じて、「正義」の御旗のもとに、イベントが目当てで来場してくれた人を排斥しようとする動き、これに対しては僕は反対したいと思います。とかくこうした出来事があると、「アイドルファンは来るな」とか「俺たちのホームを荒らすな」とか「野球に興味ない人は来ないでくれますか」的な主張が声高に叫ばれます。それはおそらくより先鋭化させると「外野席にはユニフォームを着てこい、応援歌を歌え、座るな」の論調になるのだと思いますが、とにかく野球なりその競技なりに全力で没頭する勢力による、自分と同じ熱量を求める声・同調圧力なのだろうと僕は見受けています。今は騒動が起きたという背景があるので一見すると正しそうな雰囲気を醸し出していますが、そんなわけあるはずはなく、マニアの勝手な論理の押し付けによる「大きなお世話」だと僕は思います。

野球を見に行ったら、全力で野球を見なければいけないなんて定めはありません。興味はないけど友だちに誘われたから、ヒマだったから、たまたま何となく、もらったタダ券がもったいないから、一度体験してみたかったから、イベントに有名人が出るから、何かもらえるから、どんな理由や姿勢だっていいはずです。映画館だって途中で帰る人や寝ている人はいるでしょう。それはもうしょうがないじゃないですか。わざわざ出掛けていったのですから、どうせなら映画自体も楽しんだほうがいいのになとは思いますけれど、残念ながら「合わなかった」のでしょう。大いびきでやかましかったり「この映画つまんねーぞ!」とか叫び出したら迷惑行為としてつまみ出すかもしれませんが、退屈で寝てしまうことや途中で帰ることは致し方ないのです。それはむしろ「つまんなかったかー」と映画側が反省すべき(あるいは無視すべき)ところです。まして「早く待機したほうが有利な仕切りで、今目の前の試合がつまらなかった」のなら、途中退席で並び出すのは普通にありそうなことなのですから、そうさせたくないなら何か策を講じるべきです。

こうした排斥の動きは、突き詰めれば「俺から見て気に入らないヤツには来てほしくないんだよね」という主張なわけですが、それはまさにファンの身の丈を超えるというか、「あなた球団じゃないですよね?」という話です。呼ぼうと思ったのは球団であり、その施策が効果があると思ったのは球団であり、球団がそう思うのなら客は大人しく従っておれという話です。球団に要望を伝えたいのならそれこそ「モラルやマナーを守った、節度のある言い方」であるべきですし、そこに誹謗中傷が混ざっては逆効果でしょう。柵の手前で怒号飛び交うのも、SNSで怒号飛び交うのも、どっちも球団にとっては困った事態・いい迷惑です。非難している相手と同じくらい迷惑な人が「正義」を標榜する側にもいるのではないか、傍から見ていて率直にそう思います。そもそも野球に興味の薄い新規客が来るのが気に障るのなら、「イベント目当ての人」より先にファンクラブ最速先行で全席埋めちゃえばいいじゃないですか。でも、そこまでの動員ではないわけでしょう。じゃあ、確実に満員にするために球団はいろいろやるでしょうよ。しょうがないじゃないですか、球団がそうしたいのなら。どうしても球団と意見が合わなければ立ち去る自由はあなたにあります。どうしてもイヤなら立ち去るしかありません。あなたが「変えられる」、「変えていい」のはあなただけです。

で、僕個人としては、今回のような施策はアリだしイイと思います。新規のお客さんを取ろうという施策ですので、野球に興味・関心がないところからのスタートとなるのが道理で、マニアから見て必ずしも「うんうん見所のある新規客だ」とはならないでしょうし、そんなに多くの人が野球ファンに転じるわけもありませんが、イベント目当てで来てくれた人の数パーセントでも「野球もいいね」と思ってくれたら大成功じゃないですか。「推しの好きなものを理解したい」と興味を持つ世界線もきっとあると思います。実際にそうやって野球も楽しんでいる人がたくさんいるのでしょう。その小さな積み重ねが「マニアによる新規排斥」に抗して、コンテンツの先細りを防ぐのです。新規の人しか出せない楽しそうな雰囲気やキラキラした喜びはあり、それはマニアにとっても素晴らしい栄養になるものだと僕自身も感じていますし。

そして、主に野球を見に来ている人にとっても「へー、今日は有名人が来てるんだ」と思ったらちょっと楽しいのではないでしょうか。僕は有名人来場デーは楽しいですし好きですし得した気分になるので、むしろ狙って行くくらいの気持ちなので、各球団には臆せずドンドンやってもらいたいなと思います。最近の実体験としても、始球式&トークショーで俳優さんが来てくれるって聞いたら、特別その人のファンというわけではなくても、やっぱり嬉しかったですからね。声の大きい一部の先鋭的野球オンリーマニアの意見だけでなく、「有名人来場デー大好きだよ!」というミーハーな僕の意見も各球団に届くといいなと思います。そして、お迎えする側であるところの球団や球団ファンには、ゲストのことを理解し、尊重し、楽しんでもらおうともてなす気持ちがあってほしいなと思います。よく知りもしない相手を呼んで「キレイに金だけ置いてけ」「俺たちのコンテンツに敬意を持て」「場所を貸してやってるんだから感謝しろ(有料だけど)」なんて都合のいい話、あるわけないですからね。楽しんでもらってコッチに引き込もうって魂胆なんですから、そこはお迎えする側が目一杯もてなさないと。お金も取ってるわけですし。

↓有名人の皆さん、ベルーナドームにもどんどんお越しください!

ちなみに僕はライオンズファンじゃない人でも歓迎です!

すべては出会いであり、きっかけになりますから!



どうでしょう、いっそこの際、盒桐ヅ佑気鵑砲かれましては埼玉西武ライオンズの試合にお越しいただくというのは。ご本人にとっては「西武か…」という釈然としない思いは残るかもしれませんが、そこはまぁお互いに「広い意味での野球ファン」ということで、楽しもうじゃないですか。僕もハマスタに行くこともありますし、西武以外の試合を見ることもあります。そこまで自球団にこだわるものではありません。

西武であれば、まず秩父山中の僻地に球場があることから、途中退席は日常茶飯事と言いますか、当たり前のことです。ハマスタはアクセスがいいから目立つと思いますが、我々はナイトゲームの場合7回くらいから普通にガンガン帰り始めますし、試合途中に最終バスの案内が平気で流れてきますし、それをいちいち気にするような文化はありません。

そして、我々には広大な待機場所があります。球場から最寄り駅まで全部が我々の空き地であり、いよいよとなれば球場外に3万人並べることだって可能です。「近隣」という概念自体が存在しない陸の孤島ですので、存分に並び、存分にお待ちいただければと思います。幸いにして、球場には落しブタみたいな屋根を乗せているだけですので、球場外の待機列にいても場内の歓声や打球音を楽しむこともできます。モニターで映像でも見ながら、野球とトークショーを両方楽しんでいただけると思います。

今回は、今後の活動はどうなるのだろうかという不安のなかでの貴重な対面の機会ということで、ファンの熱量も想定以上に高まってしまったのだろうと思います。事前告知を見れば「スマホでの撮影も可能」という建付けでしたし、そりゃ前に行きたいよなというのは人情として理解できます。次いつ会えるかもよくわからない状況なのでしょうし。そういう背景を思えば、スタンドで着席のまま見る的な安全側に大きく寄せた実施でもよかったのかもしれませんが、まぁ、球団側もご本人も近くで見せてあげたかったんでしょうね。互いの想いが噛み合わず、残念だったなと思います。

一回ガス抜きじゃないですが、一度西武を挟みまして「何か釈然としないな…」という思いのなかで初回をこなせば、そうした想定以上の熱量みたいなものも落ち着くのではないかと思います。「たとえ地の果てまでも行く」という人は西武までお越しいただき、一旦そこで落ち着いていただく、これでどうでしょうか。元町・中華街駅と西武球場前駅はときに直通で結ばれることもあるほど、心理的にはご近所という感覚もある間柄です。ハマスタでもベルーナドームでも、この際場所は問わずで、イベント中止という残念な出来事を乗り越えてもらえたらいいなと思います。いろいろ大変だと思いますが、頑張ってください!

↓こんな熱量を集めるほどの人とのイイ関係、大事にしてほしいなと思います!


ファンゼロ人の有名人を呼べば問題は起きないかもしれませんが、それはそれで寂しいですものね!

西武にもウエンツ瑛士さん経由のファンとか来てくれてるんですかね!


「推しのイベント」も「ついでの野球」も両方楽しめたら一挙両得!