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2025年05月04日08:00
プチ旅行気分を味わってきました!
本日はお出掛けの記録です。大型4連休に留まった僕の今年のゴールデンウィーク、折からの物価高騰もあってあまり大きなお出掛けはできない…ということでご近所観戦に繰り出すことに。まずは国立競技場に出向きましてサッカー・Jリーグなど拝見することにしました。
この日の対戦カードは清水エスパルスVS名古屋グランパス。エスパルスによる国立開催試合です。「どっちも東京でも関東でもないけど大丈夫だろうか…」という率直な感想はありつつも、コチラとしては向こうから静岡が勝手に近づいてきたのですからありがたい話です。じっくり静岡散策を楽しもうと少し早めに現地入りすれば、すでに国立競技場は大体オレンジで染まっています。
「ありったけの風船を持ってこい」という話でも出ているのか、普通の風船からバルーン式のマスコットやエンブレムなどなど、いたるところに風船オブジェが設置され、楽しげな雰囲気に。もちろん風船だけではなく肉入りのマスコットも大挙押し寄せており、まだ開場すらしていないのにキャラグリーティングでお祭りのような状態になっています。まったく知識がない人なら「ここが有名なディズニーランドだよ」と言っても信じるかもしれないなと思いましたよね。もちろん嘘なんですけど、嘘を言ってもいいかなと思うキャラ大集合でした。
↓バルーンアートがお出迎えする入場ゲート!
↓記念撮影スポットもバルーンアートで華やかに!
↓由縁は存じ上げませんが風船が好きってことは分かりました!
↓いろんな知らないマスコットが大集合です!
↓ほぼオジサンの形態のマスコットもいるようでしたが、どういう設定なのかはよくわかりませんでした!
開場を待ちながら競技場の周囲をそぞろ歩けば、歩いても歩いてもブースが立ち並んでいます。各種トークイベントの開催やフードワゴンの出店はもちろんのこと、スポンサー各社はガバガバ設定のクジ類で来場者を喜ばせてくれていますし、関連自治体の皆さんは地域をアピールするという名目で楽しい出し物を持ち寄ってくれています。「おそらくステッカーでしょうなぁ」と思って挑んだスポンサークジの景品が缶バッジだったりキーホルダーだったりするものですから、僕もたちまち上機嫌に。さらに入場時には特製のシャツまでいただきまして、お土産付きのプチ静岡旅行という気分にもなりました。うむ、やはり国立開催はどのチームも気合いがガバガバ入っているので、物見遊山にはピッタリですね。
↓JR東海ツアーズ様からはステッカーやキーホルダーをいただきました!
↓家電のコジマ様からは缶バッジをいただきました!
↓清水エスパルス様からは特製のオレンジユニシャツをいただきました!
ひとしきり散策を終えて入場すれば、場内イベントもまた目白押し。エスパルスが運営するダンススクールの生徒さんたちが元気なダンスを披露してくれたかと思えば、マスコットたちの踊りや、チームのオフィシャルチアダンスチームによるダンスなど、それぞれがパフォーマンスを披露し、「踊れる人はとにかく全員出ます!」という感じで盛り上げてくれます。
そして、「やたら風船が好きなんだな」という予感を確信に変える「マスコットが乗った飛行機型のバルーンをドローンで持ち上げてピッチを飛行させる」という力業の出し物には、「これはドローンショー…なのか?」「風船にヘリウム入れるではアカンのか…?」「ていうかドローンに人形乗せればよくない…?」と首を傾げながらも、とにかく壮大な光景で大変楽しい気分になりました。人間は何か飛んでいると無条件に喜んでしまう生き物なのかもしれないなと思いましたよね。万博の目玉が空飛ぶクルマみたいな話で。
↓壮大な出し物でよかったと思います!
青は墜落ではなく離陸を断念しただけ!安全第一!#ただいま国立は静岡 pic.twitter.com/fkbPKJQnLW
— フモフモ編集長 (@fumofumocolumn) May 3, 2025
↓残念ながら離陸を断念した青のほうも、のちほど人力で飛びました!

さて、飛行機も飛んだしいよいよ試合開始…となるかと思えば、まだまだおもてなしが。何らかの縁があるらしいFUNKY MONKEY BΛBY'Sさんがスペシャルゲストとして登場し、何らかのイベントでテーマソングになった「ALWAYS」を含むスペシャルライブを開催してくれると言うではありませんか。1曲ですぐ帰るアーティストさんも多いなか、FUNKY MONKEY BΛBY'Sさんは「ALWAYS」のほかヒット曲「あとひとつ」「ちっぽけな勇気」も披露してくれまして、この部分だけでも数千円分はあるんじゃないかという得した気分に。特にエスパルス側へのサービスは手厚く、サポーターが陣取るゴール裏にファンキー加藤さんが向かったかと思えば、選手や社長と怒鳴り合いするとき用の台(←違う)に乗ってサポーターの目の前で熱唱してくれています。この距離感で「あの空へー!」をやったらサポーターもハート掴まれちゃいますよね。サッカーっぽい熱のある、いい感じのライブでした。
↓壁に足乗っけて歌うのとか、いかにもって感じで盛り上がりました!

何ならもう帰ろうかくらいたっぷり楽しんだところで、いよいよ本番のサッカーの時間です。この日は大変天気もよく、日差しも温かく、絶好のサッカー日和。ピッチの緑に両チームのオレンジと赤がよく映えます。名古屋グランパス側はアウェー戦ということもあって若干勢力少なめですが、清水エスパルス側は東京のチームかと思うほどの大サポーターが詰め掛けています。旅行気分で遠征してきたとかなのでしょうか。名古屋から来るのも静岡から来るのももはやあんま変わんないような気もしますが、やはりホームチームとしての意気込みがあるのでしょう。僕も手厚いおもてなしを受けましたので、今日は熱烈エスパルス応援で観戦する所存です。
↓コレオグラフィもバッチリ決まっていました!

そして迎えたキックオフ…なのですが、いやー、得てして試合はこんなものというか、現実は都合よくいかないというか、徹頭徹尾優勢なのは名古屋グランパスです。グランパスはしっかりと自分たちのやることを整理できている感じで、ひとつの動きに対するアクションが迅速です。一歩の出足、ひとつのパスに迷いがなく、エスパルス側にゆっくりと考えながらゲームを進める余裕を与えません。試合の多くの時間がエスパルス陣内で進み、エスパルスはボールを前に運ぶこともままならない感触。前に運べれば何とかできそうなのですが、運ばせてもらえない、そんな試合です。
前半の半ばを過ぎると、かなりグランパスに押し込まれる格好となり、連続して得点機会…というか失点機会が生まれることに。ついに前半36分にはスローインの流れからエスパルスの守備陣の間にポカッと隙間が空いたところを突かれ、グランパスに先制点が入ります。こういうのが入っちゃうと苦しい感じもしますが、気を取り直して後半巻き返してもらいたいところです。
↓いいところに入り、見逃さずにそこに出した、キレイなゴール!
#モーメントブースター でシェアして盛り上がれ!
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 3, 2025
⚽️ゴール (35:42)
👟稲垣 祥
🆚清水エスパルス vs 名古屋グランパス
📺DAZNでライブ配信中#DAZN #FanZone pic.twitter.com/Qzy6eNobXL
巻き返したい後半戦ですが、決着は早々につきます。後半開始直後の48分、グランパスにサイドを突破されてエリア内にクロスを送られると、それをクリアしようとしたエスパルスは味方同士でピンボールとなり、最終的にこぼれたボールがエリア内で待つグランパスの和泉竜司さんの足元へ。このプレゼントボールを見事に蹴り込んで、グランパスが早速の追加点。さらに、そのわずか2分後の50分には、グランパス陣内からパスパスパスパスで前進し、エスパルスがまったくボールに触れられないままゴールまで持ち込まれてしまい、あっという間に0-3に。1点でも厳しいかなという感触だったのが3点差になってしまいました。うーん、せっかくの国立開催ですがこれは厳しい。
↓試合としては大勢決した感じとなりましたが、最後まで楽しみましょう!
流れるようなパスワーク👏
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 3, 2025
右サイドから抜け出した
内田の横パスを山岸が優しく流し
最後は走り込んできた #椎橋慧也 が左足で決めた!
完璧な崩しから
名古屋が大きな3点目をゲット🙌
🏆明治安田J1第14節
🆚清水×名古屋
🆓#DAZN ライブ配信#Jみようぜ #Jリーグ#清水名古屋 pic.twitter.com/Z95bsXmgrh
試合はほぼ決しましたが、僕にとってはそこはさしたる問題ではありません。むしろ決着がついたことでピッチ以外にも目を向ける余裕が生まれ、普段は行く機会もないエスパルスのホームゲームの雰囲気を味わい、プチ旅行気分がグングン高まっていきます。特に目を楽しませてくれたのは、ローカル感あふれる広告たち。スタジアムの大型ビジョンやリボンビジョン、ピッチ上の看板など見ていると、東京ではなじみのないご当地スポンサー様が多数名を連ねており、いい具合のプチ旅行感が出ているじゃないですか。表示しても表示しても新しいローカル広告が出てきますし、運営側も隙あらばスポンサー提供枠をつけようと機会を探っていて、広告万博みたいな感じで楽しみます。
この日はJR東海ツアーズさんが冠スポンサーということで試合中にも何度も広告映像が流れていましたし、選手が交代するとなれば「選手交代パートナー」企業様の広告が表示され、入場者数の発表だとなれば「入場者数発表パートナー」企業様の広告が表示され、終了間近となれば「アディショナルタイムパートナー」企業様の広告が出てくるという具合で、本当にたくさんの支援があるんだなぁと感心させられました。あらゆるものにパートナーが付くシステムだとすると「失点時パートナー」とかもいたんですかね。失点したときだけ出てくるイヤなスポンサーさんとかいたのなら、ぜひ写真を撮りたかったところですが、それは見逃してしまったので次回の課題とできればと思います。
この日はJR東海ツアーズさんが冠スポンサーということで試合中にも何度も広告映像が流れていましたし、選手が交代するとなれば「選手交代パートナー」企業様の広告が表示され、入場者数の発表だとなれば「入場者数発表パートナー」企業様の広告が表示され、終了間近となれば「アディショナルタイムパートナー」企業様の広告が出てくるという具合で、本当にたくさんの支援があるんだなぁと感心させられました。あらゆるものにパートナーが付くシステムだとすると「失点時パートナー」とかもいたんですかね。失点したときだけ出てくるイヤなスポンサーさんとかいたのなら、ぜひ写真を撮りたかったところですが、それは見逃してしまったので次回の課題とできればと思います。
↓選手交代パートナーは静岡県民共済様でした!ありがとうございます!

↓他会場の試合情報提供は静岡新聞SBS様でした!ありがとうございます!

↓アディショナルタイムパートナーは富士工業様でした!ありがとうございます!

↓入場者数発表パートナーも富士工業様でした!ありがとうございます!

↓ちなみに入場者数は52847人でJ1今季最多だったとのことです!

↓地域で人気と思われる焼肉屋・京昌園様、いつもご支援ありがとうございます!

↓東京では見られないかもですが、静岡第一テレビの「KICK OFF! SHIZUOKA」は日曜夕方5時放送中!

↓ベストプレーヤー賞の提供はトヨタユナイテッド静岡様よりいただきました!

↓トヨタの車はトヨタユナイテッド静岡でお買い求めください!

トヨタと静岡でどちらが上位概念かと言えば静岡なんですかね!
相手がグランパスでも関係ない、それでこそ地域密着の精神!
とまぁ、見慣れないものをたくさん見られて大満足の連休キックオフとなりました。XとかYouTubeとか見ていると「もう国立開催やめよう」「旅費もかかるし疲れるし」「やってもいいことがない」的なごもっともな意見も一部エスパルスサポーター方面からはあがっているような気配でしたが、これに懲りずにぜひまた国立に来ていただければと思います。そして清水エスパルスに限らず、「静岡ならギリ東京から行ける」とかの話ではなくて、一種の参勤交代制みたいに各チームが数年に1回くらいずつ国立に来ては首都圏ファンを掘り起こしていくような取り組み、やっていただけるといいのではないかと思います。たまにこういうお祭りがあったほうが、気分が変わって楽しいと思いますのでね。今回は素敵なプチ旅行をさせていただき、ありがとうございました!
「国立を埋める企画」をひねり出す経験はクラブの財産にもなると思います!