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東京世界陸上まで100日を切りました!

2025年日本スポーツ界最大級のトピックとして楽しみにしている東京世界陸上。昨日6月5日には大会開幕の9月13日まで残り100日という節目を迎えました。残り100日を記念したイベントが行なわれたり、メダルのデザインが発表されたりと、いよいよ目の前に世界陸上が迫ってきたなと気持ちも高まります。失われし東京五輪のぶんまで、世界最高の戦いを熱く見守れたらいいなと思います。

↓9月なら暑さもいい加減落ち着いているでしょう!


100日前を記念して行なわれたメディア向けのトークセッションでは、ファン・選手の立場で日本陸上界を代表するスペシャルアンバサダーの織田裕二さんと室伏広治スポーツ庁長官がご登場。織田さんが「誰に注目してるとかあるんですか?ハンマーではとか」と質問を投じたくだりでは、室伏長官は日本の選手全般、男子棒高跳のアルマンド・デュプランティス選手、男子円盤投げのミコラス・アレクナ選手と思しき人物のことをフワフワッとした感じで挙げるなど若干のうろ覚え感がありつつも、ふたりとも期待に胸を躍らせているようでした。長官的にはハンマー投げの注目選手はあんまりいなかったのかもしれませんが(!)、そこを上手く世界記録保持者の話にスライドしていくあたりはさすがの長官トークでした。

さらに室伏長官からはこの日に合わせたとっておきのようなエピソードも。先日お亡くなりになった長嶋茂雄さんのあの有名な1991年東京世界陸上での「ヘイカール!」のあの場面の後ろのほうに、何と室伏長官も映り込んでいるのだと明かしてくれたのです。長官的にはしょっちゅう話している定番のネタなんだろうと思いますが、今このタイミングでその逸話を話す機会があるだなんて、スポーツの神様の引き合わせのようなものを感じるではありませんか。あの日長嶋さんだけでなく日本中が感じた「ヘイカール!」のような興奮、きっとこの秋も味わえることでしょう。

↓長嶋さんが世界陸上のキャスターをしていたなんて、今思うとスゴいですね!


↓ちょっと情報量が多過ぎて長官に目がいかないですが後ろにいるっぽいです!


宮沢りえさんと若花田の間に貴花田がいる時点でもうほかに目がいかない!

ここから3人が一瞬家族になりかけて最終的に離散するなんて誰が想像できようか!

そのほか青木功さんとか菊池桃子さんとかベン・ジョンソンとか情報の渋滞が凄まじい!

室伏長官はおそらく勝氏のうしろの若者ですね!



さらにイベントでは今大会のメダルも発表されました。メダルには陸上トラックのレーンをイメージした縞模様を重ねるようにして作られた「TYO」の文字と大会ロゴが描かれており、シンプルかつ陸上感あふれる力強いデザインとなりました。大会ロゴにもともと日の丸が組み込まれていることで、察しのいい人であれば何も知らずにこれを見たとしても日本の東京でやった世界陸上のメダルでは?と思えるのではないでしょうか。

裏面には選手の名前を刻印し、さらに鏡面のように磨き上げることで顔が映る仕様なのだとか。多摩地域の木材で作られたというメダルケースには選手を讃えるメッセージも刻印されているそうですので、「ケースあける」「選手讃えるメッセージ映す」「スライドしてメダルを映すと本人の顔と名前が映る」といったメダル開封の儀的な展開ができそう。SNSでの選手自身による報告も盛り上がりそう。

メダルセレモニーは国立競技場の南側外交部に設置されるメダルプラザで実施されるそうですので、もしかしたら最近流行の「多くの人々の前での授与」のスタイルになるのかもしれません。世界のメダリストをタダで祝福するチャンスなのではないかと睨みつつ、詳細の発表を待ちたいところですね。

↓いかにもメダルって感じの見た目で悪くないんじゃないでしょうか!


ちなみにTYOは東京の都市コードです!

東京五輪のエンブレム当初案も「T」じゃなく「TYO」にしておけば、初動から叩かれなかったかもですね!

東京で「T」だと「は?」ってなりますもんね!



ということで気分も高まる一方の「あと100日」。今週末の6月7日・8日には「東京2025世界陸上100 Days To Go!」と題した記念イベントが東京駅前の御幸通りで行なわれるとのことです。「幕張のイオンに用事があるので、その日東京駅を通りますね…」的な方が多い日程だと思われますが、機会があれば下車して物見遊山してみるのもいいのではないでしょうか。僕も幕張のイオンで順調にミッションを達成できたら足を伸ばしてみようと思っております。

そして9月13日の大本番開幕に向けてはすでに各セッションのチケットが発売中です。公式チケットサイトでは人気の日程が完売していたりもしますが、言うても6万人収容の国立競技場でのイベントです。ここからのリセールなどで奮闘すればどの日程であっても入れないということはないだろうと思います。今すぐ買えそうなところでは、大会3日目9月15日(月・祝)の夜のセッションは、室伏長官注目の男子棒高跳アルマンド・デュプランティスさんの世界記録への挑戦が見られるかもしれない日程ですのでオススメかなと思います。

「お金出してまでは…」という方は無料招待を活用するのもオススメです。大きなところでは東京都が募集する都内在住の子ども(および引率者)合計4万人を招待する子供観戦無料招待の企画があります。子どもを対象にした招待なので引率の大人は有料とはなりますが、優待価格2025円での販売ですので、家族でお得な観戦ができるのではないでしょうか。土日祝日の夜セッションへの招待はないものの、大会7日目9月19日(金)夜のセッションでは女子やり投げの予選、男女200メートルの決勝が観戦できますのでここは非常に狙い目かなと思います。招待募集は本日6月6日14時から東京都のサイトで受付開始となりますので「タダ」と聞いてワクワクされた方はどこかから子どもを借りてくるなどしてぜひご応募ください。

↓午前のセッションについては中学生以上なら子どもたちだけでも招待してくれるとのこと!

とまぁ、若干お節介モードになってしまいましたが、大会の盛り上がりが少しでも広がりまして、満場の大観衆で世界の選手を迎える一助になればいいなと願っております。何やかんやで1991年東京・2007年大阪と20年に1回くらいは日本で世界陸上をやっていますので、死ぬまでにもう一回くらい日本に世界陸上が来る日もあるかもしれないとは思いつつも、それは確約された未来ではないわけです。もしかしたらこれが最後かもしれない、そんな気持ちで貴重な機会をつかんでいければいいなと思います。

「引率はやっぱり2025円かかるんですね…」「2025円はちょっと…」「親2人と子ども1人だと5000円超えちゃいますね…」「陸上に5000円はちょっと…」「お米も高いし…」というどうにもこうにも渋めの方がいましたら、お住まいの自治体の発表などこまめに見ていただきますと、すでに実施中の渋谷区の完全無料招待企画のように何やかんやで無料招待枠が出てきたりするんじゃないかと踏んでおりますので(!)、最後まで諦めずに頑張っていただければと思います(←買ったほうが早いとは思うが…)。選手にはタダの客で埋まってようが有料の客で埋まってようがわかりませんし、どっちでもいいと思いますのでね。陸上にまったく興味がなくても「世界陸上」なら話のタネに見てみてもいいはず。6万大観衆で迎える世界最高の瞬間、ここからの100日でイメージしていきましょう!



国立なら会社帰りに世界陸上見ながら飲む、なんてのも楽しいかもですね!