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2025年06月09日08:00
やはり東京が盛り上がるのは「1日後」からか…!
2025年秋、東京にやってくる世界陸上。9月13日の開幕まで100日を切ったということで、東京駅前の御幸通りでは記念のイベント「東京2025世界陸上100 Days To Go!」が開催されました。僕も世界陸上を心待ちにする都民として奮って参加したのですが、いやー驚きましたよね、人がいなくて(!)。
東京駅の目の前でやっているのですから場所やアクセスが悪いなんてことは断じてありません。僕が行った時間が多少ピークタイムからズレていたことは否めないかもしれませんが、それにしても驚くばかりの閑散ぶりで本当にイベントをやっていたのかもわからなくなるほど。ホント、終了後の片づけ中に来ちゃったみたいな気分でしたからね。待ち時間ゼロ、待機列ゼロで快適ではあったのですが、寂しいやら100日後が心配だわで首を傾げるばかりの時間でした。
やはりまだ東京は燃えていないのか。東京が盛り上がるのはいつも通り「始まったあと」なのか。毎度毎度始まったあとに盛り上がってくる世間の性分というものには本当に難儀させられます。何につけても「反対派」とか「敵」とかは一年中粗探しで盛り上がっているのに、味方は始まるまでまったく盛り上がってこないものですから、毎度毎度何をやってもやたら足を引っ張られるのが今の世間だなと思います。
今は世界陸上の話をしているので「ふーん」「は?」「で?」で受け流されているかもしれませんが、一事が万事と言うように、きっといろいろなことがこうなんだろうと思いますよね。関心を持つべき人、あとから結局関心を持つことになる人が、もう少し手前から未来への関心をちゃんと持って日々を過ごしてくれていたら、世のなかのいろいろなことがもっと前向きに進むのではないかと思いました。まぁしょうがないので草の根的に盛り上げを図るべく、世界陸上まで100日を切ったカウントダウンの一助として、閑散イベントの記録をしていきましょう。
↓ということでやってまいりました東京駅前御幸通りへ!
東京駅をバックにゴールテープを切る場面の記念撮影ができたんですよ!?
すごいよさそうなフォトスポットじゃないですか!?
もう終了しましたけど!
東京マラソンのゴール地点などにも使われる東京の象徴的なストリートである御幸通り。東京駅をバックにスコーンと抜けた高い空のほうへ進めば皇居にたどり着くという素晴らしいシチュエーションにて「東京2025世界陸上100 Days To Go!」イベントは開催されておりました。先の写真のように立派なフォトスポットなども備えられ、世界陸上100日前を盛り上げる機運は十分。問題は誰もいないことだけです。
待ち人ゼロ人のフォトスポットを撮影し終えた僕は、通り沿いに伸びたイベント会場をそぞろ歩きます。早速ハードルやら計測器やらが設置されたキッズ向けの陸上体験スペースが目に入りますがが、こちらは休憩時間中だったため誰も体験はしていません。そして休憩が終わるのを待っている人も特にいません。なかなかに壮観な光景です。
↓体験スペースもその周辺も誰もいないな…!
↓小学5年生男子と中学生女子がひとりもイベントに参加していない気配のホワイトボード…!
↓まぁこれはこれで写真映えするスポットではあるが…!
スマホでイベントの情報ページを見ながら「まだやってる時間だよな…?」と首を傾げて進む僕。さらに進むと公式ブースや企業ブースなどが立ち並ぶエリアとなり、ようやく人の気配などもチラホラと漂い始めました。まぁそれは係の人がいるという意味で、必ずしもお客がいるということではないのですが、一応僕以外の参加者も若干名いるようなのでその点ではホッとしました。
↓織田裕二さんのサイン入り看板を設置し、塗り絵などが楽しめるTBSさんのブース!
↓世界陸上のオフィシャルグッズをいち早く購入できる公式ショップ!
↓大会や選手を応援するメッセージを寄せるとステッカーなどがもらえる公式ブース!
名前だけでも覚えてあげてくださいね!
「どこもかしこもフリーパスだな…」と震え上がる僕。100日前だし、陸上だし、そんなに盛り上がるはずはないと承知してはいたものの、それにしてもキレイに寂れています。空いているのは大変結構なのですが、どこへ行っても超丁寧に対応されてしまうのでそれはそれで申し訳なくなったりして、いいことばかりではありません。適度なにぎわい、適度な混雑のなか余裕のある流れ作業で対応してもらえるのがベストなのですが…。
その傾向は企業ブースを巡る際にさらに顕著です。まぁどこへ行っても大歓待なこと。「どうぞお手に取ってご覧ください!」「機能についてご説明いたしましょう!」「こちらもお試しください!」と営業攻勢ばりの丁寧さで持て余し気味の接客エネルギーが僕に注がれてくるではありませんか。ありがたい反面、「あれ?今僕は誰も関心のないイベントを今年最大級の出来事として心待ちにしているズレたヤツなのか?」と心配になってくるじゃないですか。うーむ、まさか100日前イベントで不安を煽られることになるとは…。
↓アシックスさんのブースでは日本代表の最新ウェアについて丁寧なご説明をいただきました!
↓セイコーさんのブースではストップウォッチピタリゲームで選手サインをプレゼントしていました!
↓森永製菓さんのブースでは北口榛花さんの面白パネルの展示やinゼリーの配布が!
一応僕もいろいろ参加はしたのですが、空き過ぎているのも考え物だなと思いましたよね。セイコーさんのストップウォッチチャレンジなどは、何回かトライすればピタリの数字で止められたと思うわけです。これが20人くらい並んでいれば「最後尾から再びやってまいりました」というツラで再チャレンジできる気がするのですが、僕ひとりだと「できるまで何度でもやります!」みたいな話になっちゃうじゃないですか。心が強い僕でもそれはさすがに気が引けます。これなら最終日の最後の時間にチャレンジして、「ちょっとズレてたけど、できたことにします!」的な温情采配を狙ったほうが可能性があったかもしれないですよね。最終的にどうなったのか確認はしていませんが、用意した選手サインを配り終えられたことを祈るばかりです。
そんなブース群の一角には今回の最大のお目当てであるメダル展示が。世界陸上で使用されるメダルの実物を拝見できるということで、これはぜひ見ておきたいところ。ブースでは金銀銅のメダルとともに世界陸上で実際に使用されるリレー用バトンの見本展示もあり、なかなかイイ感じです。メダルは本当に美しく、鏡面仕上げの箇所には顔がくっきりと映りまして、SNSに投稿する際には「メダルを持っているところを撮影している人」の顔が映らないように気をつけないといけないレベルのピカピカです。
残念ながら裏面は今回は拝見できなかったのですが(※展示用に固定されていたので)、その代わりにリレー用のバトンを手に取っていいという話でしたので、実際にバトンを持ちまして記念撮影などもさせていただきました。世界の選手が喜ぶ姿、楽しみにしたいと思います。
↓メダルとバトンの展示がありました!
↓メダルのこの美しさ!鏡面仕上げの部分は反射に要注意です!
↓バトンはどうせ持つなら金がいいですよね!
さて、そうした企業ブース群の先に進んで行きますと、ようやく若干の人だかりが。そこでは有名アスリートを講師に迎え、事前申し込みで集まったキッズたちが運動の指導を受ける講座が開かれていました。集った20人強くらいのキッズたちと、それを周辺で見守る30人くらいの大人たち。謎の人数逆転現象(←野次馬のほうが多いのは自然ではあるが…)を前に、「これは親御さんなのか観衆なのかイベントの広報さんなのか」という疑問もほんのりと浮かんできます。僕のなかに予想はありますが、真相は確かめていないのでわかりません。とにかくココは盛り上がっていたのでアスリートに感謝ですね…!
↓この時間帯は110メートルハードル元日本記録保持者&東京五輪代表の金井大旺さんが指導していました!
周りにいたのは観衆ですかね!観衆でしょう!
観衆がここに集中していたんだと思います!
ということで、「オリンピアン出演のステージイベント中に来場してしまったため、観衆が全部ステージイベントに集っておりほかがたまたま閑散としていた」という可能性を提示して真相を曖昧にしつつ、今後も草の根的に世界陸上の盛り上げを図っていければと思います。とりあえず今回のところは金井さんが着ているTシャツの犬、この名前だけでも思い出せるようになっていただければ幸いです。ここまで読み進めた人ももう忘れてる可能性高いと思いますので、図星でしたらこれを機会に思い出してあげてくださいね!
りくワンは「くじけない勇気と果敢に目標に向かう努力家」だそうです!