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「ありのまま」を伝える気がないメディアならいらない!

僕はわりとオールドメディアと呼ばれるものが好きです。定期購読こそしていませんが何か大きな嬉しい話題があればそれを1面に載せた新聞を買ったりしますし、各種配信サブスクにも加入しているけれど自宅の環境映像は基本的に地上波テレビだったりします。何やかんやでインターネットの有象無象よりはまともで誠実で上質だと認める部分もあります。

ことに自分の趣味であるスポーツ観戦などは、そうしたメディアの活躍がなければ楽しさも大きく損なわれます。今まさに地球の裏側でやっている試合をカメラ担いで撮影しに行き、それを電波に乗せて飛ばしてくる誰かがいなければ、勝利の喜びをヒーローと共に味わうことはできません。「結果だけ見る」というのも結果を報せる速報や記事が届かなければ、モヤモヤしたまま便りを待つしかなくなります。

僕にとってはどうしても誰かにやってほしい必要な仕事のひとつですし、雨だろうが雪だろうが嵐だろうがカメラ担いで現地に行き、目まぐるしく動く試合の重大な局面を届けてくれるメディアには感謝と敬意を覚えています。だから、広告で稼ぐために多少おかしな局面でCMを入れることや、少しでもたくさんの人に見てもらおうと脈絡のない有名人を呼んだりすることも、必要な代価の一部だと受け止めています。それを含めて楽しもうじゃないかと、甘々で寄り添っているつもりです。

ただ、それでも全幅の信頼はできないなと思っています。

個人のレベルではなく組織のレベルで、何らかの党派性をもって、何かを不当に貶めたり何かを過剰に持ち上げたりして現実を歪めているなとは常々感じています。別に「俺はこう思う」を誰かが言うのは構わないですし、到底受け入れられないような暴論でも「その人がそう思うなんならその人のなかではそうなんだろう」と聞き流すのですが、「私どもは事実を公正中立に伝える者です」という顔をしたままそれをやるのは話が違います。

「私どもは社会主義・共産主義による社会の実現を目指し、その方面に都合のいい情報だけを厳選して同士諸君にお届けする機関誌でございます」と名乗ってからやるならそういうものかと思って読まずに捨てますが、公正中立でさも事実であるかのような顔をして意図的に歪めて偏向させた情報を垂れ流しているのであれば、それは感謝と敬意をもって接すべきメディアではありません。歪んだ情報に悪影響を受けないよう、読まずに捨てなければならない。名乗らないぶんより不誠実であるので、憤りながら破り捨てねばならないなとそう思うわけです。

↓令和の椿事件!「知ってた」から「現実だと確認した」に決定的前進!

本当にこの暴言は「カメラマン」だけなの?

記者だとより都合悪いから「カメラマン」ひとりに押しつけてない?

これその場の勢いで出た雑談の悪口じゃなくて社是として日々常にやっていることではないの?

これまでそのカメラマンから出た写真とりあえず200枚くらい記事とセットで出してもらえます?

記事とセットで見て架空の悪態なのか現実の吐露なのか判断したいんですけど?

そもそも本当に時事通信社の人間なの?

他社も同じ場所でその話聞いてて、ほかにも悪口飛ばしてる人間がいるって言ってるのに、我関せずはおかしくない?

時事通信は商売相手がメディアだから国民にそっぽ向かれても商売に影響ないけど、新聞やテレビはそれだと商売に悪影響出るから時事通信が代表して矢面に立ってない?

ていうか、そういう調査は自分たち自身とその場にいた他社とで率先してやるべきことでは?

声聞けば分かるんでしょ?どこの誰がそれを言ったのか知ってますよね?

それで「ふーん」みたいな顔してられる他社のほうが不思議なんですが?

だって通信社が歪んだ意図で記事や写真出してるかもしれないんですよ?

公正中立な事実じゃなく、歪んだ毒入りの記事を配信してるかもしれないんですよ?

そんな歪んだ意図で配信された記事や写真、怖くて使えないでしょ?

江口寿史さんのイラスト、怖くてもう使えないのと同じでしょ?

取引打ち切って非難と検証作業始まらないのが普通に不思議なんですが?

金ごまかしたとか、誰かとケンカしたとかじゃなく、商売の根幹に毒入れてるかもしれないんですよ?

時事通信から記事の配信受けてないメディアなんてないんだから、全員「毒入り記事」を広めてる共犯かもしれないんですけど?

それとも「おぉ、よく歪んでる!いい毒!」と毒入りがご注文の品でしたかね?

「くー、悪そうな顔!いい写真!」とか内輪で絶賛してたんですかね?

まとめて全部疑ってるので、時事通信社だけ人身御供にされても困るんですけど?

まとめて疑われてるのに何も行動を起こさないのは「皆偏向仲間」という認識でよろしいか?

↓ちなみに問題の会見で時事通信が出してきた写真はこんな感じです!

この写真をもとに江口寿史さんがイラストとか描いたら2025年を代表する一枚になりそう!

江口さんが持ち込みの写真をもとにイラスト化してくれるお店始めたら行きます!

ていうか江口さんの画風を完全に学習したAIを作ってから表舞台を去ってください!



きっといろいろなものを見て、いろいろな出来事を伝えていくと、記者はもちろんカメラマンにも言いたいことが生まれるのでしょう。個人の主張や意見が記事や写真に乗ってしまうのでしょう。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いわけで、嫌いな相手を撮影すれば不思議と悪い表情になったりするのでしょう。それが人情かもしれませんが、だからこそ一層、プロの能力・技術としてそういったものから解き放たれた「ありのまま」を伝えるように努めてもらいたいところ。

できるだけを尽くした「ありのまま」があって初めて、それを市井の人々がどう感じ、どういう民意を形成するかという段階に進むことができます。「下げてやる」ではなく、「ありのままを見た結果、下がった」であるべきなのです。もちろん、メディアなど頼らず、自分自身の目で見て心で感じるべきですし、僕も自分の興味範囲についてはなるべくそうありたいとは思っていますが、体力も時間も予算も限りがあるのでメディアに頼りながらそれをやりたい。テレビも新聞もいらんわまとめて全部滅べ!フジ!(←滅びの呪文)で済むならそうしますが、それだと我が身も困るので、メディア自身が自分たちを律してちゃんとしてほしい。

「ありのまま」を伝えるには、やはり伝えるその段階においては何も考えてはいけないのだと思います。知識や見識をふんだんに身につけたうえで、それを心から外して、目の前の状況に相対する。それができる者がメディア=媒体として伝える仕事をし、それができない者はメディアなりジャーナリストなりの看板を下ろして自分自身の主張を生業とする作家となるべきでしょう。インフラとしての水道局は「このほうが美味しいだろう」とか言って水道水にレモン味とかつけたらいけない。レモン味の水を売りたいなら、その看板を掲げてからやるべきです。

スポーツメディアなどもそうです。感動的な名場面を見て、撮って、伝えるには知識と見識が必要です。その試合のどこに特別な価値があり、何が起こりそうなのか、もし何かが起きるならそれはどこで起きるのか。そのための位置取りだったり、起きた出来事への咄嗟の反応だったりは、知識と見識がなければままならないことです。ただその知識と見識に囚われると、伝えるべきことを見誤ったり(まだ無名の選手の素晴らしいプレーではなく、すでに名のある選手の凡庸なプレーを追ってしまうとか)、いらぬことを伝えて興を削いだり(事前に用意した資料を読み上げることに一生懸命になってしまうとか)、本当に必要な「ありのまま」から遠ざかっていきます。それなら全部映る固定カメラで現地映像をただ垂れ流してくれればいいよ、となってしまうくらいに。

難しい要求だとは思いますが、難しい要求に対応できると見込まれるからこそ、夢の舞台に足を踏み入れたり、憧れのスターや世界の有名人たちに質問する特別な仕事を託されるのでしょう。そういう仕事に就く人…今回の人は僕の興味範囲を担当する人ではないかもしれないけれど、「支持率下げる」なんて歪んだ邪念を持って仕事に臨んでいたと明らかになり、その周辺含めて皆がそれを特に問題視もしない環境だったと明らかになると、「知ってた」ではあっても憤りや失望が湧き上がってきます。やっぱり党派性に凝り固まっていたのかと(確定)。何を言ったかではなく誰が言ったかで責めたり擁護したりしてたのかと(確定)。やっぱりパセリは使いまわされていたのかと(未確定)。やっぱりまわってた寿司をご注文レーンに乗せて送ってきてたのかと(未確定)。やっぱりクレーンのアームはある程度お金突っ込むまでゆるゆるになるように設定されていたのかと(未確定)。やっぱり芸能人は不倫しまくってたのかと(未確定)。やっぱりポスティングでメジャーに行くのかと(未確定)。

難癖やら揚げ足取りやらで辟易していたので、この機会にもっと手厳しく悪口でも言おうかと思ったのですが、メディアというものが本当に滅んでも困るし、あまりにキャンセルをこじらせて「このブログに貼り付けてきた時事通信のツイートや動画のリンクを全部消す」とか「この雑誌の写真は時事通信社のフォトグラファーが撮ったものか、捨てよう」とかやるのも面倒だなと思ったので、しっかりと業界内自浄作用を発揮のうえでいい仕事をしてもらいたいなと思い直しました。当該の男性にも、露出やら絞りやらシャッタースピードやらをいい感じに調整しつつ、心を失くしたシャッター押しマシンをやっていただくぶんには差支えないので、純粋な技能だけを発揮できる対象を相手に頑張っていただければと思います。ま、ある程度まで齢を重ねると、もはや風景写真にすら党派性を発揮してしまうかもしれませんが!

↓コロナ禍真っただ中にデモやっても非難されないの不思議だなーと思ってましたが、党派性だったと確認できてよかったです!


忘年会くらいの人数でも何故か毎回新聞記事になるし!

時事⇒朝日⇒毎日の黄金リレーだし!

「下げてやる」が現実に存在することが世間に広まってよかった!

「下げてやる」は叩いて潰して突っぱねるに限ります!



「党派性による偏向報道はある」の認識が広まって社会がよくなりますように!