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メンテナンス期間を活かして応援の旅に行きました!

迎えた2026年12月7日、本日は羽生結弦氏31回目のバースデーということで、世間も国民的な喜びに包まれ、何と多くの企業・学校などもお休みとなっているとのことです。僕も前日のラブポーションサーティワン誕生日パーティーなどを楽しみつつ、清々しい朝を迎えたところ。

さて、毎年待望の日ではありますが、同時に大いに頭を悩ませる日でもあります。僕は、推しに、何を贈ることができるのか。誕生日のお祝い、その贈り物について毎年思い悩んでいるのです。あまりに迷い過ぎるためか、振り返ると入浴剤だとかフライパンだとか、そのときにおいては一応の意味みたいなものがあったはずなのに、最終的に何故そうなったのかはよくわからない贈り物がつづいておりました。

そして、ふとした瞬間に心によぎるのです。「求められているのか…?」と。いや、もちろん贈り物というのは贈る側の心を満たす行為でもありますので、あげて嬉しい・もらって嬉しいのどちらか片方だけでも成立はします。しかし、ときおりやってくる客観と冷静の風は言うのです。「今年は何を贈ろうかなぁ…!」と夢見る僕に「フライパンは家にあるのでは…?」と。そんなとき僕は客観と冷静をフライパンでぶん殴りながら、「我が推しは誰かが心を込めた贈り物を無下にするような御仁ではないわッ!」と言ってやるのです。とは言え、よく知らない人からフライパンが届いて喜ぶのはラプンツェルくらいしかいないかもしれません。心を込めて贈れば何でもイイとまでは言い切れない。

そこで考えました。今年は本当にもらってくれそうなものを贈ろうと。で、早速、僕のなかのAIに質問したわけです。「羽生選手はどんな贈り物を望むでしょうか?」「いらないのでは?」「いらないとかじゃなくて何かひとつくらいあるでしょう?」「あなたが手に入れられるくらいのものは本人が自分で手に入れることができます」「ワ・タ・シとか特別な品もあるでしょうが」「申し訳ありませんが、公序良俗に反する内容はお答えできません」「それでも何か受け取ってもらえそうなものはないですか?」といった押し問答の末に提示されたのが、「気持ちだけありがたく受け取るので、贈り物は本当に必要としている方に差し上げてください」という回答でした。

とまぁ、だいぶ前置きが長くなりましたが、そんなことで今年の誕生日の贈り物は、かねがね行きたいなと思いつつ、もしかしたら何かアイスショーの予定でもありやせんかと日程を決めあぐねていた「プロフィギュアスケーター羽生結弦さんによる石川県応援企画」の遠征を敢行し、「石川県への応援」を誕生日のプレゼントとして贈ることにした次第です。あげて嬉しい、もらって困らない、そんな旅にできればいいなと思います!

↓全容は動画でまとめましたので、お急ぎの方はサクッと動画でどうぞ!




すでに界隈の皆様は企画について十分にご承知かと思いますが、能登半島を襲った震災と豪雨災害からの復興を祈念して行われているコチラの応援企画。2025年2月から2026年3月にかけて、石川県内の各所に羽生氏の等身大パネルやポスターが掲出され、さらにそのパネルやポスターに記載されたニ次元コードから特別な能登応援動画を見られるというものです。それらをスタンプラリーのように巡ることで、石川県各所の観光名所などを訪れることができ、行って・移動して・食べて・買って・遊んでというすべてが応援につながるという企画なのです。

ただし、その規模感はスタンプラリーのような「クリア前提」のものではなく、掲出される等身大パネルが7種12ヶ所、ポスターが19市町村43ヶ所、見られる応援動画が10種類とまさに石川県・能登半島を東奔西走駆け巡るものになっています。これはもちろん「どこか一ケ所でも立ち寄ってくれたら羽生選手に会えるように」という親切心から生まれた広範囲への展開なわけですが、「巡ろう!」と思って旅程を検討しだすと震えあがるばかりの大行程です。特に僕はクルマも免許もあえて持たないZ世代ですので、最初の一手目でパネルAへの行き方を検討した段階から「んあ?」と固まりました。

まず前提として、能登半島には電車が走っていません。かつては輪島や珠洲へと延びる鉄道が走っていたとのことですが、現在は廃線となっており、電車でたどり着けるのは半島を持つときに指を引っかけそうなあたりにある穴水という町まで。そこから先は基本的にクルマでの移動となるのです。被災の折にニュースで聞いていた道路の寸断による救援の困難さや半島部の孤立化といった情報が、地図を開いて実際にどう行くかを考えるなかで、ようやく自分自身の内側に入ってきた気がします。震災ともなれば電車も止まったのかもしれませんが、電車云々ではなく気楽にヒョイヒョイ行き交うような距離感ではないのだな、と。

自分で運転するプランはそもそもないので、タクシーと路線バスでの旅を検討するわけですが、「で、どこからどんな感じで巡ればいいのかしら…」とメイン目標と見定めた等身大パネルの配置と地図を見比べますと、さらに「んあ?」となるわけです。能登半島の穂先のほうに点在するようにパネルが配置されており、これを路線バスで行こうとするとA地点に行って戻り、B地点に行って戻り、C地点に行って戻り、と半島を何度も往復するように動かないといけない模様です。路線バスの時刻表を見ながら、その時間をカウントすると、パネルA〜Dをゲットするだけでも一日では足りなそう。羽田から朝9時に飛ぶ飛行機に乗って、ようやく一日で2パネル行けるかなといった具合で、「今からでも免許取得したほうがいいかな?」と思ったほどです。いやー、朝に超絶弱いタイプなもので、まずこの出発のフライトに乗れるかどうかで旅の成否が決まるという旅程には身震いしましたよね。スタートの次のマスに「20回休む」とか書いてあるすごろくみたいな気分で!

↓緊張の朝、推しへの強い思いでフライトに間に合いました!
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↓予定通りにのと里山空港へ到着!
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↓早速ですが空港に設置された等身大パネルCと動画6番をゲットしました!
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↓あと力士もたくさんゲットしました!
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半島の中央部にあるこの空港を起点に、等身大パネルA・B・Dが展示されているスポットへの路線バスが走っておりますので、まずは空港とパネルを往復しながら旅を進めていくこととします。一応の目標として「パネル7種類と応援動画10種類のコンプリート」は目指したいなと思っておりますので、あとはどれだけ順調にいけるかどうか、自分の方向音痴や乗り間違いとの格闘です。

まず目指したのはパネルBがある九十九湾。ニュースで見た巨大なイカの像があるという道の駅、イカの駅つくモールが目的地です。すると、道中のバスでは早速災害の爪痕を感じることに。すでに市民生活は平常運転のように行なわれてはいますが、道路沿いでは何か所も何か所も災害復旧工事が行なわれていますし、道は凹凸が激しくバスの車体もガタガタと揺れています。日差しが注ぐ日本海の美しさに心を奪われそうになりますが、やはりここは大きな天災が起きた場所なのだと思います。それを身体で感じながらのバスの旅です。

1時間ほどバスに揺られて九十九湾に到着しますと、青空が広がりとてもいい景色です。すごく遠くから見てもわかるイカと、その向こうに広がる海、そしてイカ釣りの漁船。「とんかつ屋で出迎えるコック姿のブタみたいな座組…」などと思いつつ、まずは当地の王様・イカキング閣下に拝謁します。なるほど、こりゃ大きい。約2700万円で建設して、6億円以上の経済効果をもたらしたというのも納得です。イカの周囲を巡ったり、イカの足に座ったり、イカに登ったり、イカのクチに頭を突っ込んでみたり、人生で最大のイカ感を味わいました。「で?」と言われると「はて…?」とはなるのですが、これだけ大きいと見に来ちゃいますよね!

↓イカの駅つくモールに到着!
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↓イカがデカい!
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食事の時間も惜しんで飛んできましたので、早速コチラで「食べて応援」をすることにします。道の駅に向かいますと、入口ではお目当ての羽生氏パネルが出迎えてくれました。先ほどとはポーズもちょっと違っていて、集める楽しさもあります。しばし羽生氏へのご挨拶をしたあとは、館内の食堂に向かい、もちろんここではイカをいただきます。

新鮮なイカの刺身で食べるごはんセットの美味しいこと美味しいこと。そして、一緒に出てきたお味噌汁がこれまた美味しい。石川県は味噌が名産だそうで、普段食べ慣れているものよりもグンと旨味がくる感じの絶品汁です。素晴らしいブランチをいただくことができました。思えば「RE_PRAY」で佐賀県に遠征したときも、最終的には食べ損ねましたがイカの刺身を目指して放浪したもの。もしかしたら羽生氏は「各地のイカを食べようじゃなイカ…」という隠れメッセージを発信しているのかもしれないなと思いますよね。さすがにそれはなイカ。

↓イカの駅つくモールで等身大パネルBと動画5番をゲット!
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↓イカのお刺身が美味しかったです!
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帰りのバスまで少し時間があったので、漁船が並ぶ海岸線を歩きますと、大きくひび割れて陥没したアスファルトであったり、ひび割れて海に侵食された港であったりが目に入ります。あえて爪痕を見にきたということではないのですが、応援を通じて否応なく目に飛び込んでくるこうした光景も心に集めていく、そんな旅なのだと思いながら次のパネルへと向かいます。

↓海の恵みと、自然の脅威、両方を感じるなど。
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↓一応編集長も帯同しておりましたのでイカを見せてあげました!
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つづいては輪島市へ向かいます。イカ⇒空港⇒輪島と移動していきますので、2時間ほどはかかったでしょうか。かつての輪島駅、現在は道の駅輪島となっている旧駅舎に到着しますと、そちらでも羽生氏がお出迎えしてくれています。羽生氏以外にもご当地の温泉むすめであったり、読売ジャイアンツとコラボレーションしたモニュメントやら、UFOロボグレンダイザーの立像だったりと、縁のある展示物がさまざまあって目にも楽しい感じ。ソフトボール元日本代表監督の宇津木妙子さんやジャイアンツOBの中畑清さんら豪華メンバーが集まって、応援の1万本ノックをします!なんて告知もあったりして、町の元気や活気を感じるような瞬間も。日程が合えば「ノックで応援」も楽しそうですよね。

↓2時間バスで揺られて到着しました輪島市!
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↓道の駅輪島で等身大パネルDと動画7番をゲット!
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↓心を込めて行なえばノックも応援になる!お近くの方はぜひー!
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と、観光気分で街の散策に繰り出したわけですが、ここで気配が一変します。食べ歩きでもと思って繰り出した市内ですが、爪痕のほうが次々に目に飛び込んできて、気持ちもそちらに向いていきます。液状化現象によるものなのか、道に敷いたブロックは盛り上がったりへこんだりしていますし、沈み込んだ建物、倒れた石灯篭や壁、割れたマンホール的なフタなどなど、いたるところにまんべんなく爪痕が残されています。もちろん市民生活は営まれているのですが、やるべきことがまだまだこれからたくさんあるんだなと思います。その気力であったり、予算であったりをまだまだ奮い立たせていかないといけないのだなと。

食べ歩き…も応援になるのでしょうが、ちょっと気持ちも変わりまして、輪島朝市が開かれる河井町あたりを目指して散策することに。現在は当地の朝市は開催されておらず、出張形式で各地を巡っての開催となっておりますし、そもそも時間帯も昼過ぎなので朝市があるはずもないのですが、なんとなくその場所に思い致すような滞在としたいなと思ったのです。

で、歩き始めたわけですが、空港から直行で巡り始めているということもあってキャリーケースを転がしながら爪痕残る道を進むのはなかなかしんどく、しかも途中からガラリと天候変わって大雨が降りだしました。ちょっとやそっとの雨ではなく、ここ数年で体験したもののなかでもダントツ1位の雨でした。日本海の湿った空気に穂先を突っ込むようにした能登半島の地形が、そうした豪雨を生むのかなと思いながら、持っていた折り畳み傘も用をなさず、服や靴もズブ濡れになることに。通行止めの札にぶち当たって、ひと区切りで引き返そうと思った頃には、キャリーケースにも水が浸み込んで、翌日以降分の着替えまで能登の雨に打たれることに。

こりゃヒドイ目に遭ったな…と思いつつ、この雨でさえも能登半島を襲った豪雨災害に比べれば小雨なのだと思うと、またひとつ強く応援の気持ちが沸き上がるような気分にもなりました。いつかこの場所がかつて以上の賑わいを取り戻したとき、その賑わいを祝う気持ちも自分のなかできっと大きくなるだろうと思います。貴重で大切なヒドイ目を得た、そう思います。

↓大雨に見舞われながら朝市の辺りまで進んで、引き返しました!
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↓「希望をつくろう」の力強い旗を掲げ、いくつかお店も営業していました!
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で、旅の拠点は金沢市内に予約しておりましたので、金沢への移動のことも考えると、初日の行程はこれで終わりです。「朝起きて、飛行機乗って、イカ見て、輪島行って、終わり」というのはずいぶん少ない感じもしますが、金沢駅への到着はこれでも20時過ぎになってしまうんですね。朝イチから動いて、一日で集まったパネルがわずか3枚。一応予定通りにはこなせましたが、さてこれで本当にパネル7種と動画10種はコンプできるのか、体力面も含めて心配になるところも。

とにかくこの旅は早寝早起きを心がける旅です。何せ翌日はまた金沢駅を7時15分に出発するバスに乗って、能登半島の先端まで行こうというのですから。朝イチのバスを逃したら2日目の予定が総崩れになりますので、夜遊びは控えて、サクッとごはん食べて早く寝る、そんな感じで初日の幕は下りました。行程は少ない割にだいぶ長くなりましたので、2日目の話はまた次の記事となります。待ちきれない…という人はいないかもしれませんが、中途半端で気になるからとっとと全容だけ報告せぇという方は動画のほうで見ていただければと思います。2日目は前振りなどナシで、サクッと記録したいですね!

↓初日は金沢駅内のお店で一番早く入れた金沢カレーのお店で夕食をいただきました!
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「それは東京でも食べられるだろ」とか言わない!

現地で食べる味は違った気がします!



この調子でパネルと動画は集まるのか、本人もまだよくわかってない初日です!