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熱いラグビーの季節がやってきた!

本日はお出掛けの記録です。一段と冷え込み厳しくなり始めたこの時期に「小春日和ですなぁ(寒)」などと言いつつ元気に開幕を迎えたラグビー・リーグワンを観戦してまいりました。本日のチョイスは聖地・秩父宮ラグビー場での開幕戦となった、リコーブラックラムズ東京と東京サントリーサンゴリアスの試合です。

秩父宮ラグビー場は新施設への移転計画が動き出しており、現施設を使用するのは2026年までで、2027年には解体工事が始まる予定です。それと並行して、神宮第二球場跡地に1万5000人収容の屋内型の新・秩父宮ラグビー場を建設し、2029年内の完成を目指しています。現在の秩父宮ラグビー場で試合が行なわれるのはあと1年と少し、リーグワンの開幕戦とか日本代表戦といった誉れある機会に訪問できる回数もわずかでしょう。少し気が早いですが、労いの気持ちも込めての訪問です。

↓ということで、やってまいりました聖地・秩父宮ラグビー場!

珍しく早起きなどしまして、自分のなかではまだ「朝」認定の午前10時台に会場に到着しますと、そこにはすでに開幕を待ち切れないかのようにラグビーファンが集結しています。ブラックラムズの黒いチームウェアをまとった応援団と、サンゴリアスの黄色いチームウェアをまとった応援団と、そしてただ単に黒い冬服でやってきているラグビーファン。観衆の情勢は圧倒的に黒のブラックラムズがリードしていそうな雰囲気です。

そんななか、何故かチラホラとプロ野球・東京ヤクルトスワローズのユニフォームやら、バスケ・アルバルク東京のユニフォームやら、サッカー・FC東京のユニフォームやらをまとった他競技のファンと思しき人の姿も。「ははーん、厄介なファンの冷やかしだな」と思ってあとをつけてみれば、どうやらこの日は東京のスポーツチームが一団となってこの開幕戦をお祝いしている模様です。

東京をホームタウンとするスポーツチーム・16チームで結成した「TOKYO UNITE」なるグループが、この開幕戦に人気マスコットを派遣したり、ブースを出展していたりしており、その一環として「TOKYO UNITE関連のチームウェアを着てくるとブラックラムズのウェアをあげる」という企画をやっていたもので、いろいろなウェアのファンたちが集まっていたと、そんなことのようでした。うむ、東京が一丸となって盛り上げていこうという姿勢、いいじゃないですか。

↓ヨソのウェアを着てきたらウチのウェアをあげる、という友達紹介制度みたいなシステム!
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そんなことで会場前の広場も大変賑わっています。今回の主催であるリコーブラックラムズ東京のマスコット「ラムまる」くんはその辺をウロウロしていますし、開幕戦の盛り上げに協力しようとジャビットほかの有名マスコット群も大挙押し寄せてきています。これだけのマスコットと一緒に記念写真を撮れるとなれば、長い行列もできるというもの。SNSでもマスコット勢が勢いよく自慢の記念写真を投稿しています。

さらに、「これだけマスコットがいれば少しくらい国家権力の風を吹かせても大丈夫だろう」ということなのか、警視庁からはピーポくん、そして出入国在留管理庁からはイミグーくんなる知らないマスコットまでその辺を徘徊しています。これはマスコットマニアにとっては旧正月と春節がいっぺんに来たみたいなお祭り騒ぎであることでしょう。ラグビーの会場で出入国在留管理というのは若干引っ掛かる気もしないではありませんでしたが、ルールを守って正しく世界の人々が集った社会の見本がラグビー、みたいなことなんですかね!

↓こちらが中目黒とかのジンギスカン屋にいそうなブラックラムズのマスコット「ラムまる」くんです!
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↓記念撮影スポットには東京のマスコットが大集合しました!見えてないですがルークもいますよ!
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↓警視庁からやってきたピーポくん…じゃなくて騎馬隊!
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↓そしてコチラが国家権力が送り込んできたイミグーくんです!
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胸の5色のネクタイは「出入国管理」「在留管理」「在留支援」「難民等認定」「退去強制」を表しているぞ!

爛々と輝く目の圧が強い!



そのほかにも縁日的なブースであったり、トランポリン的な遊びであったり、ラグビー体験コーナーであったりと、なかなか充実のイベント群。最近すっかり各種中継に対する独占意欲をなくしていると評判のDAZNさんも、今年はラグビーに注力するということなのかブースを出展されておりましたので、僕も「日本撤退の前にご挨拶くらいしておくか…」とうかがいますと、ラグビー体験などをさせていただくことができました。この手の体験イベントで成功した試しのない僕ですが、珍しく体験イベントのミニゲームに成功し、ビール券などをいただくことに。いやー、ラグビー体験をしただけでビール券をいただくという大変なおもてなしを受けますと、「私へのビールは大丈夫ですんで、次回のJリーグの契約更新をお願いしますね」なんて恐縮するばかりです。

各出展者さんがこれだけ奮闘されているなかでホストが頑張らないわけにはいきません。さすがラグビーという距離感の近さと敷居の低さで、ブラックラムズの選手たちも総出でおもてなしに励んでくれています。ブースの受付を担当したり、記念撮影コーナーで一緒にポーズを決めてくれたり、さらには入場ゲートではグータッチでのお出迎えも。大相撲もそうですが、「皆さんがちょっと何かしようとも我々にはまったく効きません」という圧倒的な強者なればこその気さくな触れ合いを大いに楽しませていただきました。一緒に記念撮影してくれた、ジョシュ・グッドヒューさん、伊藤耕太郎さん、礒田凌平さん、ありがとうございました!

↓入場時にはシューッって引っ張ると横断幕になる便利な応援グッズをいただきました!コンパクトでイイですね!
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長い散策を終えて場内に入りますと、場内も大変な賑わいとなっています。上席が集中するメインスタンドこそ半分ほどの入りですが、応援団が集うバックスタンドやゴール裏は空いている席を探すのも難しいほどの埋まり具合。「できれば両隣りには誰も来ないでくれ!」という希望を胸に、「3席空いていた場所の中央に陣取る」ことで僕の両隣りの2席に突っ込むのに心理的な抵抗感を生み出すというポジショニングを見せたにもかかわらず、その隙間にも「そこ空いてますかね」で人が詰まってくるほどの賑わいぶりです。さすが開幕戦という大入りには、選手たちもさぞや奮い立ったことでしょう。

↓都会の真ん中にあるスタジアム、いい雰囲気です!
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↓長い入場者の列がスタンドを埋めていきます!
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↓最終的には14441人の大観衆だったとのこと!
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↓選手たちも入場し、いよいよキックオフです!
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観衆のカウントダウンの声を受けて迎えた開幕のキックオフ。地力としては上回るサンゴリアスが攻勢に出る展開ながら、この日のサンゴリアスはキッカーの精度がいまひとつで取れそうな得点を取れなかったり、いいところでペナルティが出て好機を逸したりということがつづき、リズムに乗れません。一方、ブラックラムズはペナルティゴールで先制すると、スタンドオフ中楠一期さんの大きな展開からアイザック・ルーカスさんがファーストトライを決めて優位な流れに。ディフェンスもよく整っており、前半を8-7とブラックラムズがリードして折り返します。

後半に入るとブラックラムズがスクラムからのデザインプレーで相手守備ラインの中央をズバッと破り、ラズロー・ソードさんが長い距離を独走してのトライで追加点。と、そこまではいい感じで試合を運んでいたのですが、選手交代を重ねて追い込みをかけていく時間帯に入ると、代表クラスを途中交代で出してくるサンゴリアスがジワジワと勢いを取り戻していきます。前半はミスがつづいていたラインアウトも修正され、敵陣深くでのラインアウトから中央に一度寄せて、そこからワイドに展開してトライを取るなど、多彩な攻撃でブラックラムズを追い上げていきます。さらに63分にはブラックラムズの選手が痛んで倒れている数的不利の間隙をついて、サンゴリアスが逆転のトライを奪取。うーむ、お強い。

ちょっとこのあたりでフラストレーションが沸点に達したのか、ブラックラムズは前半から若干ご機嫌斜めであったキャプテンのTJ・ペレナラさんが苛立ちを強く見せ始めます。73分には「ノックフォワード取られてイラッとしてボールを叩きつけたペレナラさんに、相手方のイザヤ・プニヴァイさんがカリカリすんなよ的な感じで頭ポンポンしたらペレナラさんブチギレ」という一触即発も起き、バチバチした空気感に。寒さも吹き飛ばす熱い試合です。

↓まぁ、レジェンド相手に頭ポンポンはカチーンと来るかもですね!
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その辺の苛立ちのせいということではないのでしょうが、直後にはブラックラムズの大西将史さんが相手の首辺りにヒジを入れてしまってシンビン(10分間の一時的退場)に。もう時間的に試合中に戻ることは叶いませんので、ブラックラムズは1人少ないままの試合となることに。さらに、そのまた直後の75分には今度はペレナラさんが相手の頭に肩を当てるタックルをしてしまい、こちらもシンビンに。ただでさえ劣勢のなか「2人少ない」ではさすがに手の打ちようもありません。サンゴリアスは試合終了間際にもトライ&コンバージョンを追加し、最終的には15-29でサンゴリアスが勝利。ブラックラムズは前半よかったぶん、ちょっと後半は失速気味となるもったいない試合でした。

↓開幕戦なので審判も気合が入ってたかもしれないですね!



試合後は選手たちが場内を周回してくれ、何なら応援団のところでファンサを展開してくれたりと、最後まで気さくなおもてなしを大いに堪能させていただきました。途中ブチギレていたペレナラさんも、試合後はにこやかに相手チームの選手たちを讃え、試合中にバチバチしていた相手とも笑顔で抱擁するなど「ノーサイド」の精神を示し、こちらの気分も清涼感でいっぱいとなりました。これができるのが強い男なんでしょうね。もう一回蒸し返しに行ってしまいそうになる我が身にも、いい反省&学びの機会となったかなと思います。熱くて、楽しくて、爽やかな開幕戦、大満足のお出掛けとなりました。また来る機会もあるかもしれませんが、秩父宮の光景しっかり目に焼き付けられてよかったなと思います!

↓充実のおもてなし、ありがとうございました!機嫌が直ってよかったです!
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新・秩父宮ラグビー場は冬場も暖かそうなので、完成が待ち遠しいですね!