- カテゴリ:
- テニス
今日はお出掛けの記録です。にわかに自分のなかでテニス熱が盛り上がり、ちょうどご近所での開催ということもあったので東レパンパシフィックオープンテニスに行ってきました。話題の大坂なおみさんはいません。大会自体には出場しますが、僕の日程と噛み合わず、大坂さんの出場しない日に行くことになりました。
向かいましたは立川市の立飛という場所。通例ですと東レパンパシは有明での開催なのですが、今年は改修工事中ということでアリーナ立川立飛という別会場での開催。こちらはBリーグのアルバルク東京がホームアリーナとして使用していることでも知られる場所です。ご近所のスポーツ環境がジワジワと充実しています。イイ感じです。
↓見た目はプレハブっぽいですが、映っているのはサブ会場のほうです!
なお、奥にあるメイン会場もプレハブっぽかったです!
手早く作ってちゃんと使えるローコストアリーナというのがテーマらしく、2棟あった建物はどちらもプレハブ感強め。会場周辺には工事中みたいな砂利が広がっていたり、公園の柵みたいな金網で区切られていたり、まるで駐車場のなかにいるような気持ち。
駐車場そのものの広場にはいくつかのブースが出展されており、お楽しみイベントなどが開催されています。客足は少ないというか、やや閑散とした雰囲気。食事関連はもちろん、体験イベント的なものも並ばずにこなしていけます。大坂さんの出ない日なのでこんなものですかね。
↓取り立てて名物感はない屋台の群れ。
↓今日買うかな?といつも思う「スポーツイベントの会場にある」用具店。
↓協賛企業が何か出展しないといけないとなったときに出してくる記念撮影のブース。
↓協賛企業も協力するピンクリボンキャンペーンのブース。乳がん検診を実施中。
↓ヨネックスさんは大坂さん優勝の記念パネルと商品見本を展示。
↓当日の観戦チケットがあるとひけるクジ。当選以外はスカという厳しめの設定により、「スカでした」「どうもありがとうございます」で終了…。
うむ、やる気がなくてよろしい。ここまでくる人はそもそもテニスに興味があるわけで、周辺イベントで盛り上がるはずもありません。質実剛健、骨太なイベント運営の姿勢です。そんなことより選手こそが一番の見どころ。この大会は全米オープンと中国での大会との間に挟まれて若干日程的にスキップしたくなるようなところもありますが、伝統ある大会ということもあって世界トップの選手も多数参加してくれています。
現在WTAランク2位のキャロライン・ウォズニアッキ、4位のキャロリン・ガルシア、7位の大坂なおみ、8位のカロリナ・プリスコバなどなど。この日はシングルス1回戦ということで、ランク上位の選手はシードされていましたが第4シードまでに入らなかった選手でもトップランカーが多数参加してくれています。こうした選手を見てこそのイベント。砂利の広場をあとにしてメイン会場へと向かいます。
↓プレハブ感のあるメインアリーナへ!
↓会場内には「2018年の全米覇者とウィンブルドン覇者が来るぞ!」というパネルの展示も。※なお、右のケルバーさんはやっぱりこないそうです。
↓まるでテニス中継のような、とても立川とは思えない仕上がり。
↓客入りは6割くらい。チケットは完売と聞いていましたが、大坂さんもいないのでこんなものか。
体育館のフロアの上にシートを貼って設えたコートには、「世界」の緊張感が漲っています。観衆の静けさもあって、弾むボールの音は大きく響き、ラケットで叩く音や選手の息遣いも聞こえてきます。静けさを保つために選手のプレー中は移動をしないといったマナーも徹底されており、それがまた「立派なものを見ている」という気持ちを高めてくれます。
逆に静けさゆえにコチラのため息も聞こえてしまいそうで、「凡ミスにため息をつく日本の客はなってない…」という伊達公子さん(※元クルム)の説教も思い出されます。僕はどっちが勝ってもどっちでもいい精神のもと、1ポイントごとに勝った側の気持ちになって拍手だけで応援していきます。勝った側の気持ちになればため息は不要ですからね。
↓この日もっとも注目となったのは昨年のウィンブルドン覇者、世界14位のムグルサ!
会場外で選手のサイン会が行なわれていた影響か、ムグルサの試合の時間に逆に客が減ったのには若干の驚きもありましたが、世界のプレーを近所で見るというのはとても贅沢な時間でした。メインアリーナとサブアリーナを行き来しながら、シングルスとダブルスを交互に観戦し、半日たっぷりと楽しむことができました。1試合めから3時間を超える熱戦になるなど、まさに「たっぷり」と。やはり日本選手の試合のほうが盛り上がるのか、ダブルスで行なわれていた今西美晴さんのペアの試合などは勝利の瞬間には大歓声がサブアリーナに響き、個人的にも大いに盛り上がりました。大坂さんの試合の日は「お静かに」なんて言っていられないくらい大変なことになりそうですね。
ちなみに、こちらの会場のそばにはららぽーとがあり、そちらでも関連イベントが実施されていました。メインとなるのは大会の歴史についてのパネル展示と、優勝杯の展示。漆塗の飾り皿といういかにも日本的な優勝杯はとても美しく、「てにす優勝」などと日本語で書いてあるのもオシャレです。ただのアクリルケースにおさめられており、なんならそのまま持って帰れそうな気安い展示ですので、大会観戦とあわせて見てみるのもいいかもしれません。
↓優勝杯の展示。
↓近くには大坂さんのパネル。この地域、大坂さんのパネルだらけだな…。
↓全然関係ないけど食品売り場では便乗してスポンサー日清さまのラーメンを特売。
↓完全にテニスに寄せてきてる。
↓「東レパンパシのポスターとラベルが似ている」ということなのか、何故か金麦も特売!
乗れるものには何でも乗ろうという精神!