スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム

ラグビー

聖地・秩父宮ラグビー場でラグビー・リーグワン今季開幕戦を見守り、少し気が早いけれど解体前の景色を目に焼き付けておいた件。

08:00
熱いラグビーの季節がやってきた!

本日はお出掛けの記録です。一段と冷え込み厳しくなり始めたこの時期に「小春日和ですなぁ(寒)」などと言いつつ元気に開幕を迎えたラグビー・リーグワンを観戦してまいりました。本日のチョイスは聖地・秩父宮ラグビー場での開幕戦となった、リコーブラックラムズ東京と東京サントリーサンゴリアスの試合です。

秩父宮ラグビー場は新施設への移転計画が動き出しており、現施設を使用するのは2026年までで、2027年には解体工事が始まる予定です。それと並行して、神宮第二球場跡地に1万5000人収容の屋内型の新・秩父宮ラグビー場を建設し、2029年内の完成を目指しています。現在の秩父宮ラグビー場で試合が行なわれるのはあと1年と少し、リーグワンの開幕戦とか日本代表戦といった誉れある機会に訪問できる回数もわずかでしょう。少し気が早いですが、労いの気持ちも込めての訪問です。

↓ということで、やってまいりました聖地・秩父宮ラグビー場!

珍しく早起きなどしまして、自分のなかではまだ「朝」認定の午前10時台に会場に到着しますと、そこにはすでに開幕を待ち切れないかのようにラグビーファンが集結しています。ブラックラムズの黒いチームウェアをまとった応援団と、サンゴリアスの黄色いチームウェアをまとった応援団と、そしてただ単に黒い冬服でやってきているラグビーファン。観衆の情勢は圧倒的に黒のブラックラムズがリードしていそうな雰囲気です。

そんななか、何故かチラホラとプロ野球・東京ヤクルトスワローズのユニフォームやら、バスケ・アルバルク東京のユニフォームやら、サッカー・FC東京のユニフォームやらをまとった他競技のファンと思しき人の姿も。「ははーん、厄介なファンの冷やかしだな」と思ってあとをつけてみれば、どうやらこの日は東京のスポーツチームが一団となってこの開幕戦をお祝いしている模様です。

東京をホームタウンとするスポーツチーム・16チームで結成した「TOKYO UNITE」なるグループが、この開幕戦に人気マスコットを派遣したり、ブースを出展していたりしており、その一環として「TOKYO UNITE関連のチームウェアを着てくるとブラックラムズのウェアをあげる」という企画をやっていたもので、いろいろなウェアのファンたちが集まっていたと、そんなことのようでした。うむ、東京が一丸となって盛り上げていこうという姿勢、いいじゃないですか。

↓ヨソのウェアを着てきたらウチのウェアをあげる、という友達紹介制度みたいなシステム!
PC133200


そんなことで会場前の広場も大変賑わっています。今回の主催であるリコーブラックラムズ東京のマスコット「ラムまる」くんはその辺をウロウロしていますし、開幕戦の盛り上げに協力しようとジャビットほかの有名マスコット群も大挙押し寄せてきています。これだけのマスコットと一緒に記念写真を撮れるとなれば、長い行列もできるというもの。SNSでもマスコット勢が勢いよく自慢の記念写真を投稿しています。

さらに、「これだけマスコットがいれば少しくらい国家権力の風を吹かせても大丈夫だろう」ということなのか、警視庁からはピーポくん、そして出入国在留管理庁からはイミグーくんなる知らないマスコットまでその辺を徘徊しています。これはマスコットマニアにとっては旧正月と春節がいっぺんに来たみたいなお祭り騒ぎであることでしょう。ラグビーの会場で出入国在留管理というのは若干引っ掛かる気もしないではありませんでしたが、ルールを守って正しく世界の人々が集った社会の見本がラグビー、みたいなことなんですかね!

↓こちらが中目黒とかのジンギスカン屋にいそうなブラックラムズのマスコット「ラムまる」くんです!
PC133325


↓記念撮影スポットには東京のマスコットが大集合しました!見えてないですがルークもいますよ!
PC133277


↓警視庁からやってきたピーポくん…じゃなくて騎馬隊!
PC133214


↓そしてコチラが国家権力が送り込んできたイミグーくんです!
PC133244

胸の5色のネクタイは「出入国管理」「在留管理」「在留支援」「難民等認定」「退去強制」を表しているぞ!

爛々と輝く目の圧が強い!



そのほかにも縁日的なブースであったり、トランポリン的な遊びであったり、ラグビー体験コーナーであったりと、なかなか充実のイベント群。最近すっかり各種中継に対する独占意欲をなくしていると評判のDAZNさんも、今年はラグビーに注力するということなのかブースを出展されておりましたので、僕も「日本撤退の前にご挨拶くらいしておくか…」とうかがいますと、ラグビー体験などをさせていただくことができました。この手の体験イベントで成功した試しのない僕ですが、珍しく体験イベントのミニゲームに成功し、ビール券などをいただくことに。いやー、ラグビー体験をしただけでビール券をいただくという大変なおもてなしを受けますと、「私へのビールは大丈夫ですんで、次回のJリーグの契約更新をお願いしますね」なんて恐縮するばかりです。

各出展者さんがこれだけ奮闘されているなかでホストが頑張らないわけにはいきません。さすがラグビーという距離感の近さと敷居の低さで、ブラックラムズの選手たちも総出でおもてなしに励んでくれています。ブースの受付を担当したり、記念撮影コーナーで一緒にポーズを決めてくれたり、さらには入場ゲートではグータッチでのお出迎えも。大相撲もそうですが、「皆さんがちょっと何かしようとも我々にはまったく効きません」という圧倒的な強者なればこその気さくな触れ合いを大いに楽しませていただきました。一緒に記念撮影してくれた、ジョシュ・グッドヒューさん、伊藤耕太郎さん、礒田凌平さん、ありがとうございました!

↓入場時にはシューッって引っ張ると横断幕になる便利な応援グッズをいただきました!コンパクトでイイですね!
PC133260


長い散策を終えて場内に入りますと、場内も大変な賑わいとなっています。上席が集中するメインスタンドこそ半分ほどの入りですが、応援団が集うバックスタンドやゴール裏は空いている席を探すのも難しいほどの埋まり具合。「できれば両隣りには誰も来ないでくれ!」という希望を胸に、「3席空いていた場所の中央に陣取る」ことで僕の両隣りの2席に突っ込むのに心理的な抵抗感を生み出すというポジショニングを見せたにもかかわらず、その隙間にも「そこ空いてますかね」で人が詰まってくるほどの賑わいぶりです。さすが開幕戦という大入りには、選手たちもさぞや奮い立ったことでしょう。

↓都会の真ん中にあるスタジアム、いい雰囲気です!
PC133330


↓長い入場者の列がスタンドを埋めていきます!
PC133342


↓最終的には14441人の大観衆だったとのこと!
PC133453


↓選手たちも入場し、いよいよキックオフです!
PC133371


観衆のカウントダウンの声を受けて迎えた開幕のキックオフ。地力としては上回るサンゴリアスが攻勢に出る展開ながら、この日のサンゴリアスはキッカーの精度がいまひとつで取れそうな得点を取れなかったり、いいところでペナルティが出て好機を逸したりということがつづき、リズムに乗れません。一方、ブラックラムズはペナルティゴールで先制すると、スタンドオフ中楠一期さんの大きな展開からアイザック・ルーカスさんがファーストトライを決めて優位な流れに。ディフェンスもよく整っており、前半を8-7とブラックラムズがリードして折り返します。

後半に入るとブラックラムズがスクラムからのデザインプレーで相手守備ラインの中央をズバッと破り、ラズロー・ソードさんが長い距離を独走してのトライで追加点。と、そこまではいい感じで試合を運んでいたのですが、選手交代を重ねて追い込みをかけていく時間帯に入ると、代表クラスを途中交代で出してくるサンゴリアスがジワジワと勢いを取り戻していきます。前半はミスがつづいていたラインアウトも修正され、敵陣深くでのラインアウトから中央に一度寄せて、そこからワイドに展開してトライを取るなど、多彩な攻撃でブラックラムズを追い上げていきます。さらに63分にはブラックラムズの選手が痛んで倒れている数的不利の間隙をついて、サンゴリアスが逆転のトライを奪取。うーむ、お強い。

ちょっとこのあたりでフラストレーションが沸点に達したのか、ブラックラムズは前半から若干ご機嫌斜めであったキャプテンのTJ・ペレナラさんが苛立ちを強く見せ始めます。73分には「ノックフォワード取られてイラッとしてボールを叩きつけたペレナラさんに、相手方のイザヤ・プニヴァイさんがカリカリすんなよ的な感じで頭ポンポンしたらペレナラさんブチギレ」という一触即発も起き、バチバチした空気感に。寒さも吹き飛ばす熱い試合です。

↓まぁ、レジェンド相手に頭ポンポンはカチーンと来るかもですね!
PC133442


その辺の苛立ちのせいということではないのでしょうが、直後にはブラックラムズの大西将史さんが相手の首辺りにヒジを入れてしまってシンビン(10分間の一時的退場)に。もう時間的に試合中に戻ることは叶いませんので、ブラックラムズは1人少ないままの試合となることに。さらに、そのまた直後の75分には今度はペレナラさんが相手の頭に肩を当てるタックルをしてしまい、こちらもシンビンに。ただでさえ劣勢のなか「2人少ない」ではさすがに手の打ちようもありません。サンゴリアスは試合終了間際にもトライ&コンバージョンを追加し、最終的には15-29でサンゴリアスが勝利。ブラックラムズは前半よかったぶん、ちょっと後半は失速気味となるもったいない試合でした。

↓開幕戦なので審判も気合が入ってたかもしれないですね!



試合後は選手たちが場内を周回してくれ、何なら応援団のところでファンサを展開してくれたりと、最後まで気さくなおもてなしを大いに堪能させていただきました。途中ブチギレていたペレナラさんも、試合後はにこやかに相手チームの選手たちを讃え、試合中にバチバチしていた相手とも笑顔で抱擁するなど「ノーサイド」の精神を示し、こちらの気分も清涼感でいっぱいとなりました。これができるのが強い男なんでしょうね。もう一回蒸し返しに行ってしまいそうになる我が身にも、いい反省&学びの機会となったかなと思います。熱くて、楽しくて、爽やかな開幕戦、大満足のお出掛けとなりました。また来る機会もあるかもしれませんが、秩父宮の光景しっかり目に焼き付けられてよかったなと思います!

↓充実のおもてなし、ありがとうございました!機嫌が直ってよかったです!
PC133470



新・秩父宮ラグビー場は冬場も暖かそうなので、完成が待ち遠しいですね!

5万大観衆が集ったラグビー・リーグワンプレーオフ決勝戦は骨が折れても戦う情熱的な試合となり、涙と煙で前がよく見えませんの巻。

08:00
世界に誇る決勝戦を見ました!

本日はお出掛けの記録です。今回向かいましたのはラグビー・リーグワンのプレーオフ決勝です。リーグワン最後の最後の優勝を決めるどん詰まりの大一番。国立競技場で行なわれるビッグマッチに、僕も「どっちも頑張れ!」の気持ちで参加してまいりました。

最寄りの千駄ヶ谷駅に降りればそこにはすでに人・人・人の大渋滞。「これは2019年ラグビーワールドカップをも超える大渋滞だな」と思いながら進むも、そのうちの3割くらいは手前にある東京体育館で行なわれていた韓国のガールズグループ・NMIXXさんのライブに行く人だったりする一幕もありましたが、それでも十二分に熱狂渦巻くにぎわいぶりです。

↓やってきました国立競技場!
P6010377


↓ゴールっぽいゲートがお出迎えです!
P6010360


早速散策に赴くわけですが、さすがラグビーという感じのブースがメインルートの入り口部分に構えていらっしゃいます。ラグビーのときに飲む酒としておなじみのアサフィィ〜スゥープハァードゥルァァウァイさんが「キンキンに冷やした一番ちっこい缶ビールを100円で売る」という罠みたいなブースを出展されていたのです。通例のおひとり様観戦では酒はつつしむ僕ですが(←ひとり酒はしないタイプ)、一番ちっこい缶だと聞けば「一番ちっこいヤツならええか…」と思ってしまうから不思議です。この一杯が誘い水となって、ついつい大宴会を始めちゃう人もいたことでしょう。ちょっとでも酔えばあとは理性とかなくなっちゃいますもんね。「クゥーうまい!」(※やり方が)。

↓一番ちっこいビールを100円で買いました!
P6010370


↓飲み終わったら「場内のビールが100円引きになる券」をくれました!
P6010372

ということは、もう一杯飲めば今の缶は実質タダ!

じゃあ飲んだほうが得だから飲むしかない!(←頭悪そうな計算)

こうやって人はアルコールに溺れていくんでしょうね!



その後は恒例のステッカー収集に向かうわけですが、この日のステッカーは非常に大規模かつ広範囲に展開されていました。決勝戦の会場である国立競技場でももちろんステッカーを配るのですが、歩いて少し先にあるラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場にもリーグワンの各チームが集結して大規模にステッカーを配布しているというのです。微妙に遠くてめんどくさ…じゃなくて、ラグビーファミリーが一堂に会する熱量を感じつつ、僕も秩父宮ラグビー場へと足を伸ばします。

秩父宮ラグビー場ではリーグワンの各チームが思い思いの出し物でファンを楽しませてくれています。ラグビー体験イベントやグッズ販売などの定番メニューから、SNSフォローで何かくれるタイプのブース、ちょっと変わり種では日本製鉄釜石シーウェイブスが提供する「大漁旗を持って記念撮影ができる」ブースなんてのもありました。選手自ら呼び込みをするようなブースもあったりして、このあたりはラグビーファミリーのフレンドリーさだなと頬も緩みます。

そんななか中国電力レッドレグリオンズさんは、所属選手の鷲谷太希さんをブースにへばりつかせまして「鷲谷選手に将棋で勝ったら何かもらえる」という賭場みたいなイベントを出展しておりました。当然のごとく「何で将棋なの?」と思うわけですが、SNSで公式情報を見たらチーム自らが「なぜ将棋なのか?」などと言っており(※答えは「本人希望の企画だから」だそうです)、コチラも「じゃあしょうがないね」とニッコリ。僕もムラムラと参加したくなったのですが、試合開始も迫ってきていたので今回は断念しました。ちょっと棋士がひとりだとお客さんを消化しきれないと思うので、次の機会があれば選手全員で将棋をやることにして、お客側は「なるべく弱そうな選手を探す」みたいなゲーム性を取り入れてもいいかもしれないなと思いました。

↓三菱重工相模原ダイナボアーズさんからステッカーをいただきました!
P6010396


↓九州電力キューデンヴォルテクスさんからステッカーをいただきました!
P6010402


↓埼玉パナソニックワイルドナイツさんからは何とうちわをいただきました!
P6010397


ひとしきり秩父宮ラグビー場で将棋を冷やかしたあとは、取って返して国立競技場へ。再びステッカー集めに繰り出します。女子ラグビーを盛り上げようと出展されたブースでは、日本代表選手や2025年の女子ラグビーワールドカップに関するクイズに答えると抽選でステッカーがもらえるイベントを体験しました。さらに三菱UFJ銀行さんのブースでは、ラグビー体験をするとステッカーがもらえるイベントがありコチラでもステッカーをゲット。そのほか道すがらで世界陸上東京開催を告知するステッカーをいただいたりして、僕のステッカーコレクションが大いに捗ります。ステッカーはなんぼあっても困りませんからね。

↓クイズに答えて女子ラグビーカードとステッカーをいただきました!
P6010374


↓こないだも別のイベントもらった気がしますが世界陸上のステッカーをいただきました!
P6010375


↓三菱UFJ銀行さんからもステッカーをいただきました!
P6010386


↓東芝ブレイブルーパス東京さんは会場で大量のうちわを配布!
P6010405


↓ちなみに入場時にもうちわをいただいたので、2025年はもううちわ大丈夫です!
P6010419

集めようと思えばまだまだほかのうちわもいけたかもですね!

ちょっとしたうちわ長者です!

記念品を山と抱えて、いよいよスタジアムへ。入場がギリギリになったこともあり、すでに場内ではメンバー紹介やらセレモニーの準備やらが進んでいます。スタンドには5万人は超えるであろう大観衆が。さすが決勝、観衆の熱量も高い。いつしかピッチには決勝戦の始まりをつげる巨大なフラッグが広げられており、何とも壮観な眺めです。

嵐の櫻井翔さんがチャンピオントロフィーをピッチに届けると、いよいよ選手入場の時間です。噴き上がるスモークと炎、そして唐突にドバババババンと打ち上げられる花火(爆竹的な)。予想外の音量のデカさで、選手への歓声以上に「ワッ」という声がスタンドからも上がります。さすがこのあたりは強い男たちの決勝、という感じのド迫力です。あまりのド迫力花火で、選手が煙っちゃって困るのですが、どうせブチ上げるなら大音量がいいですからね。

↓ファイナルにふさわしい舞台が整いました!
P6010431


↓櫻井翔さんによるトロフィーデリバリー!
P6010439


↓大音量で大量の花火が打ち上げられました!
P6010452


↓選手が煙るレベルで花火ブチ上げておきました!
P6010455


そんな華やかなムードのなかで始まった試合。決勝を戦うのは東芝ブレイブルーパス東京とクボタスピアーズ船橋・東京ベイの2チーム。チーム名でご理解いただけるように「東京ダービー」と言っても過言ではない顔合わせとなりました。世界一の司令塔リッチー・モウンガさんを中心にリーグ最多得点を誇るブレイブルーパスと、世界最高のフッカーとも言われるマルコム・マークスさんを擁しリーグ最少失点の堅守を誇るクボタスピアーズのどちらが勝るのか、矛・盾対決にも注目です。

そんななか先に試合を動かしたのは最強の矛・ブレイブルーパス東京。相手陣内での連続攻撃から、最後はリッチー・モウンガさんが左右へのステップで相手守備ラインに穴を開け、自らそこを突いてトライをもぎ取りました。試合前の情報では右手を骨折しているという話で、欠場するという噂もあったほどのモウンガさんでしたが、いざ本番となれば黒いプロテクターをつけてこのハードプレーです。これがワールドクラスなんだなと震える思いです!

↓集団に潰されている赤いジャージの選手、右手を骨折してます!
P6010477


↓試合となれば骨が折れてる云々は関係ないのです!
P6010493


このトライでまずは5点を先制したブレイブルーパスですが、クボタスピアーズも負けてはいません。強豪・埼玉パナソニックワイルドナイツを準決勝で破った堅守は、この日も健在です。素早く幅が広いブレイブルーパスの展開に、しっかりと食らいついて前進を許しません。そうやって粘っている間に相手がペナルティを犯してくれたら、それをキックでゴールに結びつける…ワイルドナイツ戦の再現のような戦いぶりで、クボタスピアーズがジワリと詰め寄っていきます。互いにペナルティゴールを決めあう応酬のなか、前半は8-6とブレイブルーパスの2点リードで折り返しました。

迎えた後半、この後半も先に試合を動かしたのはブレイブルーパス…というかリッチー・モウンガさんでした。後半6分、自陣でのスクラムからバックスへと展開したブレイブルーパスは、ボールを持って走るモウンガさんが「パスで展開するふり」のフェイントで相手バックスを完全に引っかけ、守備ラインの間をランですり抜けてみせます。敵陣に残った最後の守備を引きつけてから併走する森勇登さんにパスを出せば、もう目の前には無人のフィールドが広がっていました。敵陣22メートルラインから独走した森さんのトライでブレイブルーパス追加点!

↓手元の動きでクボタスピアーズの14番ハラトア・ヴァイレアさんを完全に引っかけました!


↓さらにハラトア・ヴァイレアさんはこの失点の直後にデリバレイトノックフォワードでシンビンに!
P6010544

相手のパスを手で叩き落してしまいました!

15-6の9点ビハインドで人数がひとり少ないクボタスピアーズ、これは苦しい!



相手がひとり少ないという有利を活かしてさらに攻め立てるブレイブルーパス。トライこそ奪えませんでしたが、後半21分にペナルティゴールでさらに3点を追加して18-6の12点差までリードを広げます。この点差では1トライ1ゴール1ペナルティゴールでは追いつきません。クボタスピアーズとしては何とか早くトライを取って、後半2トライを狙っていきたいところ。

懸命に攻めるクボタスピアーズの攻撃が実ったのは後半32分。フェーズを重ねて少しずつ相手陣内へ侵入したクボタスピアーズは、得意の重量級モールで得たペナルティから、タップキック&突っ込みで一気にトライを狙ってきました。重量級フォワードの強烈な押し込みに守備網を引き寄せられるブレイブルーパス。この押し合いで優位を得たクボタスピアーズは、相手守備が手薄になったサイドへ大きく展開して、最後は立川理道さんが追撃のトライ!ゴールも決まって18-13、優勝への希望をつなぎました!

↓ほかの誰でもなく立川さんが決めたことで「まだいけるぞ」と勇気みなぎる大きなトライ!


↓あと1トライ、あと1トライで同点、そして逆転も!
P6010592


↓5万1009人の大観衆が大興奮の試合です!
P6010583


ラスト10分、懸命に攻めるクボタスピアーズと懸命に守るブレイブルーパスですが、勢いはクボタスピアーズか。残り3分頃には、ついにブレイブルーパスは「パスを受けたらすぐに相手にぶつかって崩れ、前に行かずにボールキープだけを狙う」という時間稼ぎでの逃げ切りを図ってきました。この消極性がラグビーの神様のご機嫌を損ねたわけではないのでしょうが、逃げ切りを狙い始めた直後、陣地回復を図ろうとしたリッチー・モウンガさんのキックが何とダイレクトタッチで外に出てしまいます。バウンドせず直接外にキックが出れば、蹴った場所まで戻されて相手ボールのラインアウトになります。つまり、このミスキックでクボタスピアーズは敵陣深くでのマイボールラインアウトを得たわけです。最後の大勝負という感じで、5万大観衆も熱く燃え上がりました。

↓しかしクボタスピアーズ最後の攻撃はわずかにラインを踏んでしまって実らず!
P6010605


↓最後はリッチー・モウンガさんが蹴り出してノーサイド!
P6010611


ということでブレイブルーパスの優勝で終えたこの試合。互いに自分たちの特長を出してぶつけ合った紙一重のゲームで、大変面白い決勝戦でした。今日の勝負を分けたのは、やはりリッチー・モウンガさんだったかなと思います。拮抗した試合で違いを作り出す世界一のクオリティ、しかもそれが右手を骨折したなかでのものだというのですから「さすが」と言うほかありません。オールブラックスの選手はニュージーランド外でプレーする場合も1シーズン限りというのが基本線ですが、そんななかブレイブルーパスと3年契約を結び、今季でリーグワン2シーズン目を迎えているモウンガさんのこのチームに捧げる情熱が、紙一重の優勝をもたらしたのかなと思いました。世界一の選手がこれほどの情熱で臨んだ決勝、5万大観衆がそれにふさわしい雰囲気を作れていたようなら、そのひとりとしてとても嬉しく思います!

↓東芝ブレイブルーパス東京、リーグワン優勝!
P6010664


↓って、花火上げ過ぎで煙って見えないんだってば!
P6010677


↓リーチマイケルさんの見事な「リーチ棒」胴上げも薄っすら煙ってます!
P6010692


もしかしたら、この煙をあおいで飛ばすためにうちわたくさんくれたんですかね!

埼玉西武ライオンズ・源田壮亮さんが「まつもtoなかい」ご出演で世間に示した「健康管理は自分でできないと絶対ダメ」の大金言の巻。

08:00
埼玉西武ライオンズはハマタ派ではない説!

一年中がWBCだったかのように日本が野球にわいた2023年、その余勢をかって21日のフジテレビでは、プライムタイムにプロ野球関連でドーンと3時間の放送を行ないました。19時からの「ジャンクSPORTS プロ野球スター大集結!(秘)話連発!トークの日本一決定SP」、そして21時からの「まつもtoなかい」。2番組にプロ野球選手がドーンと登場し、ドーンとトークに花を咲かせたのです。

もっとも、「ジャンクSPORTS」のほうでは埼玉西武ライオンズ界隈的には若干の肩透かしも。「セ・パ両リーグのスター選手21人が大集結!」という触れ込みでありながら、何故か埼玉西武ライオンズからはひとりも収録に参加せず、番組内でもまったく触れられずじまい。一応、スタジオのセットにはライオンズのロゴも飾り付けられてはいるものの、そんな球団ははじめから存在しないかのような「空気」となったのです。



良識あるライオンズファンの間では「スタジオのBクラスチームが座る席には不自然な空きスペースがあったので、参加予定はあったけれど当日急遽スケジュールの都合などで参加が叶わなかったのでは?」という穏当な自己解決が行なわれていますが、SNSで「スターがいないってことか?」などの憶測が広がると「それもそうだな」「いないもんな」「あー、和田がいればなー!」と言った感じで世論に押し切られる気配も。

「普通にスターがいなかった説」「番組名物のBクラスチームに小学生からアドバイスをもらうコーナーで、半端なく厳しい指摘が飛び出して選手を呼びづらくなった説」「BクラスじゃなくCクラスだった説」「収録には参加したものの、何らかの問題でスタジオ映像からは『映す価値ナシ』として消された説」「忘れた説」「前日のTBS『ジョブチューン』では逆に楽天からひとりも参加がなかったので何かバチバチしてる説」「呼ぼうとした選手がFAでいなくなっちゃった説」「呼ぼうとしたけどその選手は人的補償での移籍を拒否した説」「呼ぼうとした選手がまだ公表されていない何かをやっちゃっている説」など諸説渦巻いておりますが、真相は藪のなか。まぁ番組内には各チームが「ロッカーが狭い」「風呂が狭い」などの球場逆自慢をするコーナーなどもありましたので、西武は殿堂入りだったかもしれませんね。

しかし、そのぶんと言っては何ですが、21時からの「まつもtoなかい」ではライオンズが大活躍。昨年のWBCに埼玉西武ライオンズから確か唯一参加した源田壮亮さんがご登場し、MCの松本人志さん・中居正広さん、ラグビー日本代表の稲垣啓太さんご夫妻と1時間のトークを行なったのです。本格バラエティでのテレビ出演は初、しかも奥様とご一緒での登場というレアな姿。こうなるとにわかに「西武は松ちゃん派でハマタ派とはバチバチしてる説」というのも浮上してまいりますが、ハマタか松ちゃんかどちらかを選ばなければいけないという二択だったとすれば、収録前の時点では妥当な選択だったと思います!

↓松本人志さん×元旧ジャニーズ事務所×埼玉西武ライオンズという豪華な顔合わせ!

麻雀なら役牌の暗刻で1翻って感じ!

役牌ドラ3で満貫お願いします!



「日の丸を背負って戦う男」として呼び込まれた稲垣啓太さんと我らが源田壮亮さん。源田さんはふんわりした雰囲気の衣装もスマートに着こなし、心なしか唇の色もピンクに艶めいています。うむ、「ジャンクSPORTS」のほうではいかにもプロ野球選手という風体のユニフォームの面々が居並んでいましたので、イメージ戦略としてはいきなり大加点といった印象。爽やかで上品で優しそうな雰囲気が全身から滲み出ています。スタジオで稲垣啓太さんを何とか笑わせようと軽妙なトークが展開されると、源田さんからは爽やかな笑顔がこぼれ、その色白の表情には「日本で一番顔色が悪い野球選手」というあだ名もいただきました。稲垣さんが全身黒のスーツ姿ということもあって、源田さんのホワイトな印象がグングン高まっていく番組。うむ、ホワイトで爽やかなイメージだけを広げたい球団事情としては、番組・人選ともにベストチョイスだったかもしれません。収録前の時点の判断としては。

稲垣さんからラグビーにおける激しいコンタクトについてや、チームのために立ち上がる強い意志などのトークが展開されると、通常なら「ちょっとこのあとで出すほどの武勇伝はないな…」となるところですが、我が方のキャプテンにはとっておきのエピソードがあるので、まったく後退するところはありません。あのWBCで大会中に右手小指を骨折しながら世界一までプレーしたことを振り返りつつ、今もわずかに外側に曲がっている小指を披露する源田さん。番組では触れられませんでしたが、あの骨折がキッカケで源田さんは、これまでの「両手でボールをキャッチする」捕球動作ができなくなったと言います。これぞ文字通りの「名誉の負傷」。「私はコレで世界一になりました」、小指を立てながらそんなことでも言いたくなるかのような強いエピソードでした。うーん、たまらん。

↓「まつもtoなかい」よりも指の角度がよく見えて名誉の負傷が際立ちます!


ひとしきりトークが盛り上がるとスタジオには両選手の奥様がご登場。源田さんは階段を降りてくる妻・衛藤美彩さん(※収録時は第2子妊娠中で臨月だったとのこと)に駆け寄って、自然に手を添えながら席までエスコートします。その自然な感じ、この自然なパートナーへの優しさ、埼玉西武ライオンズにもそういう選手がいる、基本そういう選手だけがいる、ぜひ世間にも伝わってもらいたいところ。

美彩さんの登場で源田さんも少しリラックスしたのか、「初めてテレビに出るのは中居さんの(番組)で出たいと思っていた」とトークの球速もグングン上がっていきます。源田さんと美彩さんは息もピッタリで、先ほどの骨折についてもそれまでの源田さんの想いを汲み取ったうえで後押しをしたと美彩さんが語るなど、互いを支え、高め合っている感じがビンビン伝わってきます。「本人が目の色変わって、出るから、みたいな感じだった」「水は差せない」「捻挫だよね、捻挫だよねこれは」と指が曲がる系の捻挫で押し切ったという美彩さんの言葉で、源田さんも「よっしゃいくぞ」となったというのですから、パートナーに恵まれたなと思いますよね。

スタジオが稲垣さんご夫妻のなれそめエピソードで盛り上がるなか、源田さんにもなれそめトークのお鉢がまわってきます。すでによく知られた話ではありますが、美彩さんが「プロ野球ニュース」のキャスターとしてご出演されていたときの取材が出会いのキッカケであったことを話しつつ、同郷の出身であったことや、美彩さんの仕事への取り組みに敬意を抱いたこと、そして「あと顔カワイイ」(※本人コメントママ)というド直球の惚れた理由をお披露目。美彩さんが乃木坂46を卒業する際には「結婚を考えてつきあってほしい」と申し込んだと言い、「絶対ほかの人に渡すもんか」「大好きです」とノロケの三連コンボを発動しました。これにはさすがにMCの中居さんも「もういいかな」とお腹いっぱいに。埼玉西武ライオンズ的にも「パートナーや家族を大事にする球団」というイメージを広めることができて、素晴らしいノロケだったように思います。源田さん、美彩さんとお子さんを大事にしてくださいね(※「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士の口調で)。

↓最愛のパートナーすら大事にできなくて、ファンを大事にできるはずがない!

まず、家族を大事にしてください!

そして、ファンも家族の近くに置いてもらえれば嬉しいです!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

源田壮亮メッセージBOOK 出会う力 [ 源田壮亮 ]
価格:1,760円(税込、送料無料) (2024/1/22時点)



稲垣さんの妻・稲垣貴子さんが南海・近鉄などで活躍した元プロ野球選手・新井宏昌さんの娘さんであるということもあって、トークは「野球選手の子育て」という話題に。ちょっと新井家のエピソードはあんまり参考にならない感じでしたが(苦笑/子どもの髪型をパンチパーマにする等)、源田さんは「参考になりました」と穏当に話を切り上げるスマートさを見せました。美彩さんは手を横に振りながら「ナイナイ」みたいなポーズをしていた気もしますが、いいほうで参考にするのか、悪いほうで参考にするのかは各ご家庭の自由ですので、何らかの参考にしていただければよいかなと思います(※子どもにパンチパーマを強制するのは止めようね的な)。

そして印象的だったのは、両ご家庭の食事に関する話題。稲垣さんは「白米、鶏のむね肉、ブロッコリー」を食べ、あとはサプリメントで補っているという「食事も仕事」の姿勢を示します。もちろん記念日に貴子さんとレストランに行く機会もあるそうですが、貴子さんもモデル業をしている関係もあり、基本的には自分の食事は自分で管理しているのだとか。源田家でも、当初は「野球選手の奥様」という世間のイメージに沿った小鉢ズラズラみたいな食事を意識したこともあるそうですが、源田さんからは「自分はどんぶりにいろいろ乗せてかき込みたい」という明確な理想のイメージが提示され、それを美彩さんに用意してもらっているとのこと。そして源田さんからはアスリートに限らずすべての人・すべてのご家庭が拝聴すべき金言として、「健康管理は自分でできないと絶対ダメ」という強烈な一言が示されました。

まったくその通りだなと思います。

自分の身体を作るのは自分の仕事です。もちろんご両親や周囲のスタッフ、パートナーにサポートしてもらう部分もあるでしょうが、最終的に何が必要で何が効果的かを把握できるのは、その身体とつながっている自分だけなのです。自分の体調がどう変化し、何をするとどう変動するのかをわからずに、どうして「たった一度しかない、この日、この時、この瞬間」に自分のピークを合わせることができるでしょう。そのことをアスリート本人が理解していれば、そしてそのことを世間も含めて広く理解していれば、結婚したから成績がどうたらとかという話になるはずがないのです。すべてはアスリート本人の選択に掛かっており、何を食べるか、どんな暮らしをするかを考えるのも本人の責任。成績はいろいろ上下するかもしれませんが、家族を誹謗中傷するとか、家庭を誹謗中傷するとかは絶対に止めてもらいたいなと改めて思いました。

何と言うか、この日登場した二組は、それぞれがしっかりと自立したうえでお互いを尊敬しているという、令和の世が求める理想的な夫婦像だったように感じました。我が方のキャプテンは、いい家庭を築いた、いい人だなと改めて誇らしくなりました。すでに第15回ペアレンティングアワードを受賞している源田さんご夫妻ですが、ライオンズさえいい成績を残せば、この先もさまざまな機会にこうした夫婦像が注目され、表彰などもされていくのかなと思いました。ベストファーザー賞、パートナーオブザイヤー賞、ベストファミリー賞などを受賞するような未来があると、埼玉西武ライオンズ的にもとてもいいアピールとなるのではないかと思う次第。所属選手と球団には直接の因果関係はないとは言え、選手の行動次第でイメージが上下したりするのは世間の現実ですからね。

その意味では、番組の最後に「お互いの相性を診断できるボックス」に閉じ込められたとき、美彩さんはボックスからの「アヒル口で相手を10秒間見つめて」の指示に従って完全に「ここでキスのパターンですな」の顔で唇を突き出していたにもかかわらず、源田さんは半分くらいのアヒルぶりでキスもしなかったというのは、美彩さんだけを置き去りにする感じだったので若干の連携ミスを感じました。今後はしっかりと3-3-3(ミ・サ・サン)とのダブルプレイを決めていってもらいたいもの。チームと家庭を守るたまらん活躍、2024年もよろしくお願いいたします!

↓家族とパートナーとチームメイトをどこよりも大事にする球団・埼玉西武ライオンズ、このイメージでいきましょう!

あと、今季からは「源田の#箸とまらん弁当」も丼に変更していただけますか!

本人が丼って言ってるんだから、丼のほうが気分が出ます!



チーム内でも「自分で健康管理しなさい」をガチで徹底してやってください!

オールブラックスのリッチー・モウンガさんほかW杯を沸かせた選手たちの活躍を見守り大満足となったラグビー・リーグワン開幕戦の巻。

08:00
ラグビー・リーグワン開幕戦に行ってきました!

ワールドカップの熱い余韻…というほどには世間に余韻はないかもしれませんが、日本にラグビーの季節がやってまいりました。3シーズン目を迎えるリーグワンの開幕。もはや「例年通り」といった話でもありますが、今季も世界からビッグネームが続々と日本にやってきました。「シーズンも短いし、季節もちょうどいいし、日本は過ごしやすいよね」という隙間産業的な動きかもしれませんが、どんな経緯であっても、これだけのビッグネームが集ったリーグが面白くならないはずがない。

ということで、僕もご近所のチームの開幕戦へと足を運びました。このめでたき開幕の日に訪問させていただいたのは、東芝ブレイブルーパスと静岡ブルーレヴズの一戦。東芝にはワールドカップ決勝の舞台にも立ったオールブラックスの司令塔リッチー・モウンガさんと、同じくオールブラックスのシャノン・フリゼルさんが新加入しました。東芝の名前を日本に轟かす、そんなシーズンとなるよう期待を込めて、モウンガモウンガしてまいりました。

↓快晴に恵まれた開幕の日、やってまいりましたリーグワン開幕戦へ!
PC090670


スタジアムには穏やかな空気が広がり、開幕戦とは言っても平和そのもの。「どうせちゃんと見ない手荷物検査ならやらなくていいことにします。我々はラガーマンですから」といった雰囲気の運営も、緩やかでいい感じです。本日のスタメンボードにはモウンガさんをはじめとした選手たちが写真入りで紹介されており、その前で記念撮影をする親子連れやカップルの姿も。皆さん幸せそうなイイ表情です。

そのスタメンボードの横に貼られていたファンクラブプレミアムメンバーの皆さまを紹介するボードには、ファンのハンドルネーム的なものが紹介されており、掲示希望しないさん、なしさん、希望しないさん、希望しませんさん、希望しませんさん(※ハンドルネーム被りの2人目)、希望しませんさん(※ハンドルネーム被りの3人目)など、たくさんの奥ゆかしいファンが名を連ねていました。「そうかー、掲示は希望しないって記入すると、希望しないって名前で掲示されるんだー」というのは意外な発見だったかもしれませんが、来場時サプライズって感じでいいですよね。

↓入口で出迎えてくれた東芝のマスコット・ルーパスくんです!
PC090672


↓本日のスタメンが並んだボードとプレミアムメンバーの皆さんのお名前!
PC0909342


↓奥ゆかしいファンの名前が並んでいました!
PC090929


↓スタンドには開幕を待ちわびたお客さんが大勢集まりました!
PC090693

上層を使っていないのはお客さんが少ないんじゃなくてスタジアムが大きいんだぞ!

この日の観衆は11553人でした!

スルスルッと座席に着くと特に何事もなくスルスルッとキックオフの時間を迎えます。偉い人のご挨拶と和太鼓の演奏など簡単な式次第を経ると、あっという間にキックオフへのカウントダウンのコールが始まりました。「ははーん、『皆さまが本当に見たいのは余興ではなく試合ですよね』という質実剛健スタイルだな?」と僕も好印象を抱くシンプルさ。開幕戦の日にアーティストさんを呼んでは「俺たちが応援歌を歌う大事な時間に歌手を呼ぶんじゃねぇ!」と毎年揉めているJリーグ界隈の運営もこのぐらいのシンプルさを取り入れたらいいかもしれませんね。

↓スタメン発表ではひと際大きな声があがったリッチー・モウンガさんのコール!
PC090676


↓言っていることはあんまりよくわからないけれど、とにかく紳士であることは伝わる意気込み!
PC090696


↓和太鼓のリズムに乗せて選手たちがやってきました!
PC090700


↓そしてあっと言う間にキックオフです!
PC090718


まず先制したのは東芝。「接点無双」の意気込み通り、中盤での攻防を圧力でジワジワと押し切ると、モウンガさんの鋭い展開、フリゼルさんの突破を活かし、前半2分にいきなりのトライ。視野が広くて、それを活かす技術も高い。見ていても面白い連続攻撃からのトライでした。一方、静岡も負けてはいません。スクラムでは体重差を跳ね返して東芝を押し込むところを見せると、モールでもチーム一丸の動きで東芝守備陣を押し込む強さを見せ、前半9分にはモールの流れからトライを返します。前半16分にもスクラムで押し込んだところから逆転のトライ。序盤からスコアが動くアゲアゲな試合です。

↓静岡は相手をスクラムで押し留めつつ素早い持ち出しを狙う攻撃が効果的でした!
PC090760


しかし、地力はやはり東芝か。前半25分に桑山淳生さんの単独突破でトライを決めると、前半30分にもワールドカップ日本代表ジョネ・ナイカブラさんが相手DFをステップで振り切る快速を見せてトライ。静岡のあわやトライという攻撃をすんでで食い止めたあとの前半38分には、フリゼルさんが中央から相手のラインを割って大きくゲインしたのち、最後はセタ・タマニバルさんがトライを決めて再逆転。

それでも静岡は決して多くはない攻撃機会を着実に得点に結びつけて粘ります。前半終了間際にはかなり距離のあるペナルティゴールを家村健太さんが決めて、東芝22-20静岡というほぼ互角の折り返しとすると、後半開始直後にもペナルティゴールを決めてあれよあれよと再々逆転。「前半のホーンが鳴った時点では東芝が5点勝っていた」のに「後半2分には静岡が逆転していた」という流れは、開幕戦にふさわしい熱いシーソーゲームでした。周辺からも「ここでペナルティ狙っても届かないだろ…おおおお決まった!」的な驚きや、「この試合おもしれー!」といった盛り上がりの声が多数上がっていました。

↓東芝はトライがたくさんあるものの、モウンガさんのキックが決まらず、前半だけでコンバージョンを3本外したのも熱戦の要因でした!

その熱戦に決着をつけたのは、東芝・ナイカブラさんの大爆発でした。後半15分、中央でモウンガさんが相手守備を引きつけてから大外のナイカブラさんに飛ばす見事なお膳立てのパスで再々々逆転のトライを決めると、つづけざまの後半18分には中央を突破したフリゼルさんが大外に余っていたナイカブラさんに送って、ナイカブラさんはハットトリックとなる3トライ目。静岡がクワッガ・スミスさん(※南アフリカ代表/2023ワールドカップ優勝メンバー)のトライで追いすがるも、後半29分に「キックして裏に転がし、自ら拾ってトライにつなげる」という個人技を見せてまたしてもナイカブラさんがトライ。ナイカブラ、ナイカブラ、ナイカブラ、ナイカブラのド派手な花火大会のようです。

結局試合は東芝が43-30と勝利。両チーム合わせてトライ7本が飛び出すという、開幕戦から大変景気のいい試合を見ることができ、個人的にも大満足の一戦となりました。東芝はもともと展開からの攻撃や接点での圧力に強みがあるチームではありましたが、テンポ・視野・発想・技術すべてで明らかに別格のモウンガさんが司令塔となり、そして随所で強烈な突破を見せていたフリゼルさんがフォワードに加わったことで、チームの強みを増す大型補強が2枚大成功した模様。優勝候補の一角として、今季を大いに盛り上げてくれそうです!

↓モウンガさんが相手守備を釘付けにしてナイカブラさんのトライをお膳立て!これだけ周囲に誰もいないトライだと練習みたいですね!
PC090827


↓自分で蹴ったボールを自分で拾って飛び込むナイカブラさん!
PC090845


↓早くも黄金コンビという感じが漂うモウンガさんとナイカブラさん!
PC090830


↓試合後は互いを讃え合ってノーサイドです!
PC090857


とまぁ、大変盛り上がった試合でしたが、試合後にもさらにもうひと盛り上がりが。東芝では「ファミリーロード」と称して、ファンクラブ有料会員を対象に選手がお見送りをするというイベントを実施しており、これが大変な賑わいを見せていました。選手(+ヘッドコーチら)が作る長い列が3つほどに分かれてお客様をお迎えし、ファンたちが通過しながらグータッチや写真撮影などを行なうという微笑ましい交流は、「今からでもお金払ってファンクラブ入ろうかな?」と思わされる光景でした。

この日はやはりモウンガさん狙いの人が多いようで、モウンガさんのいる列にはとりわけ長い行列が。序盤は「どこにモウンガさんはいるんだ!?」という運否天賦の感じもありましたが、列が進むごとに「モウンガさんは真ん中の列にいました!」というのが後ろに伝わったようで、モウンガさんの列がグンと伸びる格好に。最後のほうはほかの列が若干ヒマするくらいの人気となっており、改めてオールブラックスのスターの輝きというのを感じる場面でした。

運営さんの待機列分散への対策が「選手が列を移動する可能性があります!」というものだったことについては「全員1列にして『立ち止まらないでください』のほうがいいんじゃないですかね」とは思いつつ、まぁ、ちょっと思い通りにならないくらいのほうが次回への楽しみも増すというものです。お目当ての選手の列に当たらなかった方も、次回また楽しまれることでしょう。コロナ禍も落ち着いたということで、こういう楽しみもまたドンドン増えていくといいなと思うリーグワン開幕戦でした!

↓ファミリーロードに参加するためにファンクラブ入るのもアリですね!
PC090880

モウンガさん(だけじゃないけど)と毎試合交流できると思ったらレギュラー会員5500円は他チームファンでもアリ!

これでこそ「ファンクラブ」って感じがしますよね!



「モウンガ中央!」「リーチ左!」とかスタンドから言えばよかったですかね!

ベスト8に届かずラグビー日本代表は敗れるも、世界の強豪と堂々渡り合い新たな大きな壁を感じられるところまで順調に前進した件。

08:00
この壁は次のフェーズでまたブレイクすればいい!

ラグビーワールドカップでの日本代表の戦いが終わりました。勝てばベスト8という直接対決となったアルゼンチン戦で日本は27-39で敗れ、ベスト8進出はなりませんでした。前回大会のベスト8を超え、優勝を目指した日本の前に立ちはだかった大きな壁。世界の強豪との間にある壁を感じ、その壁に触れ、その壁を見上げる、そんな時間の始まりだなと思います。2019年は夢中で駆け抜けた場所に「勢いで飛び越えちゃったけど壁があるぞ」と気づいた、そんな気持ちです。



眩しい日差しが照りつけるなかで迎えた勝負のアルゼンチン戦。日本の面々は「勝つ」というシンプルな目標に向けて集中しています。キャプテン姫野和樹さんの頬を伝う雫は涙か汗か。一方のアルゼンチンは観衆も含めて闘志全開です。国歌を高らかに歌い、頬を紅潮させます。男と男の真剣勝負。憧れのような気持ちが湧き上がります。

暑さ・日光、厳しい環境での一戦。リーチマイケルさんも「どうせいつも暑くてすぐ脱いじゃうからな…」とJMのイニシャル入りヘッドギアはつけずに出てきました。いい判断です。日本は太陽を背に受けて試合に入ります。この陣取りには、できれば立ち上がりに太陽パワーで相手の混乱を誘いたい、そんなラッキーに期待する部分もあったでしょうか。しかし、ラグビーの神様から「簡単ではないぞ」と福音でもいただくかのように、先に混乱を生じたのは日本でした。

アルゼンチンボールのラインアウトからモールで押し込まれると、そこからバックス陣への速い展開のなかで、ライン間をスルッと抜けられてしまいました。さらに自陣で構えていた最終ラインもかわされ、味方の戻りまで時間を作ることもできずに開始わずか1分あまりでトライを許してしまったのです。試合に順応する間すらなくスコーンといかれた痛恨のトライ。サッカーでも昔よく見た「立ち上がりの強襲」でいきなりやられるあの展開。これがゲームならリセットしてやり直すところですが……この状態から頑張るしかありません。

日本は背面キックやデザインされたパス回しなど、ここ一番のために用意した攻撃を駆使して攻めます。あと一歩でノックオンなどが出てしまってなかなか得点にはつながりませんでしたが、ようやく試合を動かしたのは前半16分。相手がキックしてきたボールを拾うと、素早い展開から最後は大外でファカタヴァさんが「自分でキックしたボールを自分でキャッチして一気にトライ」までもっていくスーパープレイ。キックも決まって日本は同点とします。

↓楕円球はファカタヴァさんの味方をした!


勢いに乗りたいところですが、ここで日本にトラブルが。前半23分、相手へのタックルが頭に当たってしまったことでラブスカフニさんが10分間退場となったのです(※TMOバンカーでの判定はイエロー)。人数が少ない状況のなか、なるべくボールを保持していたい日本ですが、日本は敵陣内での攻撃のなかでドロップゴールを狙う選択をします。狙い自体は悪くありませんでしたが、この狙いは相手に読まれており、また、距離も十分に取れていなかったのでキックにチャージされてしまいます。

こぼれたボールをキャッチして再度ハイパントで前に送ったところ、これがアルゼンチンに渡ります。隊列整わず、かつハイパントを蹴った松島さんが自身でチャージしていたなかで、ウィングがいない状態の日本守備を一気に破られてしまいました。アルゼンチンのトライ決まって突き放された日本。いわゆる「アンストラクチャー」の状態を自ら作り出し、その乱戦のなかでの勝負をひとり少ない日本が仕掛ける格好になってしまったことはプレー選択としてはたしてどうだったのか、今後に向けて振り返ることになるプレーだろうと思います。

ただ、まだまだ日本も元気です。7-15で迎えた前半38分、日本はフィフィタさんの突破から最後は斎藤直人さんにつないでトライ!大外を走る松島さんを警戒する相手の心理を見切って、チラッと松島さんを見る「目」のフェイントで相手の逆を取ったフィフィタさんの技ありでした。キックも決まって14-15。アルゼンチンは前半でコンバージョンキックとペナルティゴールを1本ずつ外しており、都合5点をロスしています。日本は痛いトライをふたつ許しましたが、これでまだ1点差なら悪くありません。後半いけるぞ、そんな手応えでの折り返しです。

↓斎藤直人さん、ワールドカップの舞台で未来につながるトライ!



迎えた後半、日本は立ち上がりに大きなチャンスをつかみます。後半2分から3分にかけての連続攻撃で、トライまで5メートルと迫ります。あと少し、もう少しだけパスが高ければ相手のカバーを越えて一気にインゴールまでという気配もありました。しかし、これはアルゼンチンの固い守りの前に実らず、日本は松島さんが交錯のなかで足を痛めて翼をもがれる格好に。それとは逆にアルゼンチンは、返しの攻撃シリーズのなかでモールで大きく前進して日本陣内深くまで攻め上がると、アトバンテージ中の攻撃で大外にひとり選手を余らせ、そこまでつないでトライを決めました。これで14-22。

日本は後半12分にペナルティゴール、後半16分にはレメキさんがドロップゴールを決めて20-22まで迫ります。レメキさんのドロップゴールについてはアドバンテージ中の攻撃だったので、トライを狙ってほしかったなという気持ちもありますが、2点差であればペナルティでも逆転できますのでまずはヨシ。前半のドロップゴールを狙った流れから一気にトライまでもっていかれた場面のイヤな感じも払拭することができました。レメキさんに得点がついたこともポジティブです。さぁ、ずっと後手後手はしんどいのでそろそろ先手を取りたいところです。

↓レメキさんワールドカップで得点!とにかく常に「俺が何かやる」を考えている男!


しかし、またも先手を取ったのはアルゼンチン。日本がドロップゴールでにじり寄った直後の攻撃、フィールドの中央付近でマイボールスクラムを得ると、どちらから攻めてくるかわからないので「左右均等」に人数を配置している日本に対して、マイボールの利を活かして「コッチから攻めるぞ」と人数を集めた攻撃を仕掛け、あっという間にトライで突き放してきました。もしターンオーバーされればアルゼンチン側も守りが手薄になるだろう攻めでしたが、アドバンテージを得ていたことで安心して攻められる状態でした。どうもアルゼンチンは真ん中付近に人を集めてから、左右どちらかで少人数同士での個の勝負を狙ってきている感触です。ダブルタックル前提の日本は集団対集団であれば相応に対抗できますが、個の勝負を仕掛けられるとやや分が悪い。なかなか試合の主導権を取ることができず、苦しい時間がつづきます。

それでも日本は食い下がります。後半25分、相手陣内深くでペナルティを得た日本はタップキックで試合を再開すると、素早く逆サイド大外まで展開して最後はナイカブラさんがトライ!かなり難しい角度でしたが松田力也さんがコンバージョンも決めて再び2点差に迫ります。他人事ならなんて熱く盛り上がる試合だろうかと思います。どこまでつづくのかこのトライ合戦は!

↓切り札が火を噴いた!ナイカブラさんのトライ!


日本の流れを何度押しとどめれば気が済むのか、日本がようやく2点差に迫った直後、日本陣内でアドバンテージを得たアルゼンチンはカレーラスさんが日本守備ラインの間をステップで切り裂いて、またしても、すぐさま、トライ。この日、何度もやられているカレーラスさんですが、動きがキレキレでちょっと手がつけられない感じです。これで個人として3トライ目のハットトリック。再び9点差、試合時間は残り10分あまり。かなり厳しくなってきました。

日本は大会途中で急遽招集された山中亮平さんらを投入して追い上げを狙いますが、逆にアルゼンチンにペナルティを与えてさらに3点を追加される格好に。点差は12点、残りは5分あまり。1トライ1ゴールとペナルティゴールではまだ10点、届きません。逆転には2トライを決めないといけない日本は最後まで懸命に攻めますが、試合終了間際の攻撃ではラックからの球出しの際にラックごと押されてスクラムハーフに味方の身体が当たり、アクシデンタルオフサイドを取られました。ボールを取り返したアルゼンチンはそのまま時間を消化し、ホーンを待ってボールを蹴り出しました。日本、ついに最後まで主導権を握れず、予選プールで敗れました…。

↓追いかけて、追いかけて、追いかけて、アルゼンチン…!




これで今大会の日本の戦いは終わりました。優勝という夢、ベスト8という目標、これまで見たことのない未踏の景色は見られませんでした。ただ、かつての日本が全敗の常連であったことを思えば、イングランド・アルゼンチンという世界の強豪と渡り合い、ある意味でランク通りの結果となったというのは堂々たる日本の現在地と言えるでしょう。舐められているわけでもなく、開催国としてのプラスアルファがあるわけでもない、それでも日本はベスト8の線上にいる、胸を張っていいと思います。手土産程度の話ですが、プール内で3位となったことで次回大会のシード権も確保しました。「壁」は感じましたが、その「壁」にぶつかっていくという夢はまたつながりました。

率直な感想で言えば、押し合いに負けたなと思います。道を究めたスクラムではどの国とも互角以上にやり合えましたが、モールのような流れのなかでの押し合いは各試合でかなり押し込まれましたし、ブレイクダウンで50センチとか1メートルとかちょっとずつ押されることがつづきました。ほんのちょっとなのですが、それで少しずつ下げられるなかで苦しくなってペナルティを与えるという場面が多かったように思います。攻撃の際にもちょっとずつでも押せればトライに届きそうな場面が最後の数メートルで止められました。アルゼンチン戦でも前半12分、後半3分、試合終了間際に「あと数メートル」が押し切れなかった。ラックを押し返されてのアクシデンタルオフサイドなどは象徴的なプレーだなと思います。そこは一朝一夕ではない地力の底上げしかないだろうと思います。

そしてキックとラインアウトでの陣取り合戦。キックではイングランドやアルゼンチンのほうが判断・精度とも上回っていましたし、ラインアウトは全体を通じて日本は劣勢でした。自陣深くのマイボールラインアウトを「ピンチ」と感じるようなヒヤヒヤの連続。このふたつの組み合わせで「気がつくと大ピンチ」になる場面がたびたびあったのは、今後の伸び代だろうと思います。

そこをクリアしていくのは、次世代のフェーズなのかなと思います。今後のことはわかりませんが、長く日本代表を牽引してきた主力選手たちが30台の中盤から後半に差し掛かり、フルタイムでチカラを発揮することは難しくなってきました。かと言って、交代で入った選手が爆発的な勢いを見せるという場面も乏しく、むしろ試合終盤にかけて苦しくなっていくような試合が多かったように思います。後半勝負を仕掛けているはずが、むしろ苦しくなったのは日本のほうでした。そうした状況を打ち破っていくのは新しいチカラ、若いチカラの台頭に期待したいところ。2015年のあの感動を得た少年たちもそろそろ成人を迎えます。ここから、むしろここから、新たな星がきっと現れるでしょう。綺羅星のごとく。

日本が抱える構造的な苦しさとしては、同じ地域で切磋琢磨できる強豪がいないことで、ワールドカップ級の経験を積む機会が非常に限られるというところがあります。「ほんのちょっと」の部分も、そうした経験による差が大きいのかなと思います。積極的にテストマッチを組むのか(※今回はコロナ禍で不十分)、どこかの強豪グループに混ぜてもらうのか(※難しいかもだが)、選手個人が自分で世界を切り開いていくのか、リーグワンをさらにレベルアップさせていくのか、「地力」につながるような道を探していくことになるのでしょう。この10年の飛躍につながった「ワールドカップ開催」にまつわる一足飛びの強化ではなく、「ほんのちょっと」ずつ地道に進んでいくような道のりを、まさにエベレストにのぼるようにして進んでいくのかなと思います。サッカーの例で言えばワールドカップ開催から20年くらいで「いつでもどことでも戦える」「できないことはあるが驚くことはない」という感覚で見ていられるようになったので、それぐらいの時間を掛けて進んでいくものなのかなと思います。

「ほんのちょっと」ずつ、その積み重ねが未来を変える。

今大会の奮闘もその1フェーズだと思います。

倒れてもすぐさまボールを拾って前進するラグビーのように。

つづけていくこと、楽しむこと、大事にしたいと思います。

目先の1勝や1敗ではなく、20年くらい先を見据えて。

今大会もお疲れ様でした!また2027年に壁に挑みましょう!



注目無く始まった2015年から次の壁を感じた2023年へ、順調に前進中!

sports








































婦人公論 2017年 12/27、1/6 合併特大号

僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版 (幻冬舎文庫)

girls




















































































books&DVD






























スポンサードリンク
フモフモの本が出ます!
<アマゾン> 自由すぎるオリンピック観戦術

新書判/224ページ/定価1260円
オール新作の駄文集が、五輪商戦を当て込んでやってきた! フモフモのことは嫌いでも本は買ってください!
サンプルページ…じゃないボツページはコチラ
記事検索
カウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
Twitter プロフィール
フモフモコラムの中の人です。


最新の社説
最新のコメント
今月のひとまとめ
スポンサードリンク
  • ライブドアブログ