スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム

大相撲

大相撲一月場所14日目の観戦に赴き、休場の影響で横綱の取組を見ることは叶わずも大充実の土俵に新時代の到来を感じた件。

12:00
大充実の大相撲観戦でした!

本日はお出掛けの記録です。恒例ではありますが、大相撲一月場所の観戦に行ってまいりました。希望としては千秋楽に行きたいところではあるのですが、最近は複数名で応募をしてもなかなか千秋楽のチケットを取ることができず、今場所は14日目の観戦といたしました。くー、八百長のときもコロナのときも支えてやったというのに、インバウンド需要が回復した途端にチケットを当てやがらなくなるとは、まっことけしからん話です。

↓やってきました両国国技館!
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↓医療従事者の方への感謝のメッセージはいつの間にか撤去されていました!
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早速ですが館内の散策へと向かいます。毎度この散策がお出掛けの大半を占めておりますが、これは日本相撲協会公認のスケジュールです。館内で配布されたパンフレットを見ても「12時に到着!いろいろ散策!グルメ三昧!15時30分から相撲観戦!」という感じで標準的なスケジュールが案内されておりますので、相撲観戦の大半は散策なのです。合っているのです。

入口ロビーでは早速新年の配布物が。チケットを見せるともらえるカレンダー、大相撲ファンクラブの会員になるともらえるトレーディングカードなどをいただきます。しかし、もらうばかりではない今場所。入口の目立つところをはじめ、館内の各所には能登半島地震への支援の募金箱が設置されています。このあたりは全国とつながる大相撲といったところでしょうか。少額ですが支援をさせていただきつつ、売店やらを冷やかしに向かいます。

親方衆が公式グッズを販売する売店すも〜るでは、元魁聖の友綱親方がレジ打ちをつとめ、人気を博しています。お土産購入時には残念ながらタイミング合わずで友綱親方のレジを体験することはできませんでしたが、今後もレジを頑張っていただきたいもの。ロビーの通路では近く引退相撲を行なう栃ノ心さんが自分のチケットを自分で売る姿も。こちらも購入はしませんでしたが心のなかで応援させていただきました(←買え)。

そして、おなじみの芝田山親方のスイーツのお店では今回もミレービスケットのつかみ取りにチャレンジ。「つかみ取りしたあとに親方がオマケで入れてくる追いミレー」の際に「キミは1枚でいいよな?」という親方ジョークを喰らう一幕もありましたが、あとでゴッソリと入れ直していただいて今回も大量の40枚をゲットすることができました。観戦中のオヤツはこれでバッチリです。

↓やたらとでかい大相撲カレンダーをいただきました!
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↓大相撲トレーディングカードをいただきました!
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↓完全に「ミレー屋のオヤジ」となった芝田山親方のつかみ取りを体験しました!
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↓今回は40個のミレーをゲットしました!前回の37個を更新する自己ベストです
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↓買い物のあとは募金もしていってくださいね!

買い物系を済ませた僕は引きつづき散策へ。やたらと壁に貼ってあるマウスウォッシュ製品のポスターに書いてある「口臭、待ったなし。」のキャッチコピーに、口臭がするのか・しないのかどっちなのか微妙に不明瞭な感じを受けつつも、急ぎ足で館内を巡ります。やたらと充実しつづける大相撲ガチャコーナーでは1回500円の大相撲フェイスヘアゴムのガチャに挑戦。誰が、何に使うのかはよくわかりませんが、大栄翔のヘアゴムをゲットしました。本来の用途とは違うかもしれませんが、いろんな雑誌とかに載っている写真に重ねて、映っている人物を大栄翔に変身させる遊びはなかなかイイ感じだったので、新しいオモチャとして活用していきたいなと思う次第です。

↓今まさに口臭が漂ってきそうなキャッチコピーのポスター。
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↓知らないキャラクターの立て看板。
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↓「知らないだろうと思ったので」とばかりに設置されたキャラクターの複雑怪奇な相関図。
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↓充実しつづける大相撲ガチャコーナー。
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↓大栄翔のヘアゴムをゲットしました!
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↓家にあったNBAオールスターの告知に重ねたら違和感ゼロで大栄翔が参戦!
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ひとしきり館内を巡ってお腹が空いてきたので、食事へと向かいます。おなじみの国技館地下ちゃんこでは、塩ちゃんこを堪能。ニンニクがよく効いていて大変おいしいちゃんこでした。ちゃんこをいただける大広間には地元の子どもたちが作った巨大紙相撲の力士も設置されており、とてもいい雰囲気です。ちゃんこをいただくと当然コメが欲しくなるので、行きつけの立ち食い寿司へ。つまみ程度にお寿司をいただき、充実の昼ご飯とします。

その後はデザートとして人気のソフトクリームをいただく定番の流れ。どうも協会側もソフトクリームの人気に気づいたようで、観戦パンフレットにも「人気のソフトクリーム」を食べるのが定番の観戦スケジュールとして紹介されていますし、ソフトクリーム屋はソフトクリームの看板というかオブジェを設置して「ここはソフトクリーム屋です」のアピールを始めました。そのうち完全にソフトクリームの専門店になっちゃったりするのかもしれませんね。

↓今回は塩ちゃんこをいただきました!非常に美味でした!
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↓見たことのあるキャラクターが子どもたちの手で紙相撲の力士になりました!
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↓美味しいお寿司とお酒をいただき上機嫌です!
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↓通路を占拠するように「ソフトクリーム屋です」の猛アピール!
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ロクに相撲を見ないまま散策すること数時間。気づけば幕内衆も続々と会場入りしています。館外の通路では入り待ちのお客さんなども多数居並び、力士が会場入りするたびに大きな歓声が。全員を見守るほどの余裕はありませんが、運試し的な気分でひとりぐらい見守ろうかなと通路に向かえば、やって来たのは大栄翔。さっきガチャで巡り合った大栄翔とここでもまた巡り合うとは。何だか運命的なものを感じるので、これは髪を伸ばして大栄翔ヘアゴムつけるしかないかもしれませんね。

↓ヘアゴムと同じ顔をした大栄翔と遭遇しました!ヘアゴムそっくり!
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この時点でだいぶ遊びまくった感じはありますが、大相撲観戦はようやくこれからが本番。十枚目の取組なども始まり、いよいよ僕も腰を据えて観戦へと臨みます。今場所は4日目から大関・貴景勝が休場したほか、期待の新鋭・北青鵬も6日目から休場、優勝争いの最中にあった朝乃山も途中休場があり、高安は出たり休んだりしています。さらにこの14日目からは大関・豊昇龍も休場となるとのことで館内からは大きなため息も。この日は横綱・照ノ富士との取組が組まれていたこともあり、「横綱」を見る機会も一緒に消えたのでは観衆の落胆も致し方ないところでしょう。

↓休場力士の影響か幕内土俵入りでは「最後のひとり」のスペースがやたらと広くなりました!
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↓照ノ富士は土俵入りして力水つけただけでお仕事終了!
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しかし、それだけの大きな寂しさがあるにもかかわらず、それを帳消しにするくらいの盛り上がりがあるという充実ぶりも。郷里を勇気づけようとする北陸出身の力士衆の奮闘には館内も一緒に熱い気持ちを抱きましたし、何より、いよいよ新しい時代の到来だなという雰囲気で土俵が盛り上がっています。

23歳、新入幕の大の里は実力者・佐田の海を切り返しで破って10勝目。場所中盤には「優勝争いしてるからなぁ」ということで番付に対しては荷が重いであろう上位との取組も組まれたなかで二桁の白星というのは立派の一言。新入幕力士が結びの一番で横綱と対戦するという名誉でもあり重圧でもあるような一番もありましたが、ひるむことなく堂々とぶつかっていったのはあっぱれでした。個人的にも稀勢の里の弟子ということで思い入れも募ります。大きく育ってもらいたいものです。

そして、大盛り上がりの優勝&昇進争い。先場所優勝の大関・霧島は優勝もしくはそれに準ずる好成績ならば横綱という声があがり、関脇・琴ノ若も前2場所合計が20勝ということで13勝程度をあげれば大関という期待がかかります。そんなふたりが見事な優勝争いを演じ、千秋楽まで優勝争いの先頭でやってきたというこの美しさ。個人的には琴ノ若は千秋楽の結果によらず昇進、霧島は優勝ならば昇進(※準優勝ならもう一場所様子見)、というところかなと思いますが、いずれにしても来場所は何かしら嬉しい話題とともに迎えられそう。

僕が観戦した14日目はその両者による直接対決ということで、ある意味で横綱の取組以上の注目と盛り上がりを覚えました。立ち合いでは琴ノ若が二度つっかけ「固いのぉ」「こりゃダメそう」「大関は早かったな」などと思ったものですが、いざ三度目の仕切りで立つと、琴ノ若が相手の前に出る圧力を上手くかわして有利な態勢を築き、そのまま一気に押し出す力強い相撲で勝利。この厳しい一番を勝ち切る強さには、これならば大関を任せても大丈夫だろうと僕もうなずきました。いやー、お見事でした!

↓まだ髷も結えない大の里は新入幕で二桁白星!
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↓琴ノ若は優勝&昇進争いを制する大きな白星!
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↓横綱の取組がなくなったこともあって、琴ノ若はこの一番で63本の懸賞をゲット!
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持てないくらいの巨大な金の束!

何かもう優勝しなくてもいいかなぐらいの大儲けでした!



とまぁ、今場所も充実の体験となった大相撲観戦。「チケットないけどパレードだけ見に行こうかな?」とか思ったりもするくらいの気持ちの高まりを感じるほどでした。このところ千秋楽に行けていませんが、まぁそれも「嬉しい悲鳴」と思って、また観戦に向かえればいいかなと思います。来場所かどうかはさておき、そろそろ新横綱の誕生なども迎えられそうですので、次回は横綱の取組も見られるといいなと思います!


次回の大相撲フェイスヘアゴムガチャでは大の里を引けるように祈ります!

円安&インフレによる食料品高騰に見舞われた大相撲観戦は「ミレーつかみ取り」での自己ベスト更新により大満腹・大満足となった件。

08:00
ミレーの大量買い付けに成功しました!

本日はお出掛けの記録です。向かいましたはおなじみ両国国技館。昨今の大相撲人気の上昇と円安によるインバウンド需要爆上げの影響により、もはや零細好角家には千秋楽のチケットを確保するのが困難になってまいりました。相撲仲間で一番余裕のあるオジサンに「大相撲公式ファンクラブの横綱コースに入会してください」「そうすれば一次先行からチケットの申し込みができます」「年会費たったの33万円です」と説得をつづけているのですが、なかなかオジサンが首を縦に振らないので難儀しています。年33万なんて、毎日ランチ抜けば足りるのに、ねぇ。

↓ということで今場所は十四日目の観戦といたしました!
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まずはいつも通り館内の散策から。入口では大相撲公式ファンクラブが勢力をさらに拡大させるべく、抽選プレゼントの企画を実施しています。参加して当選すると、ミニうちわと九月場所限定トレカがもらえるとのこと。僕も早速ものをもらいにうかがいますと、ルーレットをまわせとのお達し。そのルーレットで出た力士のトレカがもらえるという話なのですが、時計で言うと「0時から4時まで湘南乃海」「4時から9時まで豪ノ山」「残りを4力士で分け合う」という東京フレンドパークみたいな偏ったルーレットになっており、湘南乃海と豪ノ山を引かせる気マンマンです。あんまり偏りつけられると「その2枚はハズ…レア度が低いんだな」と思ってしまって、当たったときの一期一会の感激が薄れるのはいかがなものかと思いましたので、狭いゾーンにはダミーで「パジェロ」とか入れておくといいんじゃないでしょうか。どうせデジタルクジなんていくらでも操作できるんですから。

↓目論見通り、豪ノ山を引かされました!
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館内をさらに見回っていくと、入口ロビーの片隅にポツンと座る大きな人影が。そこにいたのは元隠岐の海の隠岐の海さんです。こんな勿体つけた言い方をしているのは、隠岐の海さんは近く開催する引退相撲にてマゲを落とし、親方「君ヶ濱」を襲名するからです。隠岐の海さんはロビーを行き交う人々に「私の引退相撲にどうぞお越しください」とチラシを配るためにそこに座っていたのでした。ちなみに、引退相撲開催の日取りは9月30日です。

「来週じゃん…」「いやぁ…今買わないものはもう買わないと思う…」「当日券あるけど隠岐の海の引退相撲行く?って友だちに誘われたことないよね…」などと思いながら見守ってみれば、やはり取り立ててチケットがさばけている様子はありません。たまにお客さんがやってきたかと思えば、小さな赤ん坊を抱っこしての記念撮影だったりしますし。コロナ禍で多くの力士が引退相撲(商売)を繰り延べしてきたため、引退相撲ファン界隈でも若干食傷気味になっているのかもしれませんが、これはちょっと応援したくなるような雰囲気でした。僕は別口の予定があるので行きませんが、誰か行ってみてはいかがでしょうか!(←他人任せ)

↓引退相撲は「隠岐古典相撲」形式でやるそうなので、珍しいものが見られるかもしれませんね!
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リアルにその形式だと一晩中相撲を取りつづけることになるようですが…!?

腰が引ける要因になっている可能性も感じます!

「チケットの販売、頑張ってください!」と心で応援して散策へと向かう僕。親方衆が切り盛りする公式売店「すも〜る」は相変わらず盛況なようで、にぎやかな声が上がっています。力士の名前入りタオルなど基本的なグッズにはじまり、応援うちわなどいわゆる「推し活」に使えそうな品々がよく売れています。どこかからか「世間はサウナブームである」と聞きつけたらしく、最近はサウナ用のタオルやマットレスなども開発しているそうで、商売に余念がありません。

かつては味は美味しいが見た目はダサくてバカデカいチョコレートなどを売っていたのに、今では毎回毎回「そうきたか…」と思わせるグッズを送り出してくるのですから、なかなかのもの。今場所見たものでは「茶碗に入れると力士が風呂に入っているように見える日本茶のティーバッグ」などがイイ感じでした。インバウンドで訪れた訪日観光客もコレならばいい手土産になることでしょう。相撲取りは生活感を前面に押し出してもまったく違和感がないのがいいですね。

↓「グッズの売店はコチラ」という意味で貼ったと思われるポップ。
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2階へ上りますと新大関誕生を受けて立て看板が設置されておりました。横綱・照ノ富士と3大関が並ぶ壮観な図は、記念撮影にもピッタリ。皆さん、力士の間に入って撮影をされていました。ただ、何か発注に手違いがあったようで、身長では一番大きいはずの照ノ富士よりも、大関・霧島と大関・豊昇龍のほうをデカく作ってしまった模様。等身大パネルだと思うから「うわー、大きい!」「意外に小さいー!」とかお客さんもテンションが上がるというのに、等身大よりデカいか小さいかはともかく何らかの間違いがあるのでは釈然としません。足を切るなりして、身長だけでも合わせていただきたいところです。

↓明らかに中央のふたりがデカい。左右のふたりが小さい説も。
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↓ガチャガチャコーナーには誰に需要があるのか知らない「九州場所担当親ガチャ」なるガチャガチャが!
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いる人はいるんだろうけど、いらない人はいらないヤツですね!

出てくるもの全部「誰…?」ってなるから、全部シークレットみたいなガチャを作るんじゃない!



そんなこんなで散策は大盛り上がりなわけですが、ひとつ戦慄するようなこともありました。昨今の円安、物価の高騰、世界的物資不足、インフレなどによって館内での飲食料金が高騰していたのです。例えば自販機で売っている500ミリリットル前後のペットボトル、あれの値段は何と240円です。コンビニ価格の160円で売れとまでは言いませんが、そこからさらに1.5倍つけてくるとは。前から高かったことは高かったですが、こんなに高かったっけ?と今さらながら驚きつつ買うことに。相撲茶屋でチケットを買うとサービスで用意してくれるお茶のプレゼンスが俄然上がってきた感じがします。

そう言えば毎場所いただいている地下大広間での大相撲ちゃんこも、ほんの10年ほど前は200円で提供されていたのに、今ではワンコイン500円といっぱしの値段になっています。館内で、大相撲の本場の味をいただくという付加価値を思えば500円くらいするのは当然と言えば当然ですが、それにしてもわずか10年ほどで2.5倍までインフレするとは。この10年で僕の給料はわずかに減ったというのに、もはや大相撲は庶民には手が届かない高等遊戯なのか。

そして、今場所もっとも戦慄したのが、毎回お世話になっている寿司処・雷電の立ち食い寿司です。以前いただいたときは5貫で1100円という「まぁエンタメ現場の食事としてはこんなところだろう」というお値段で本格的なお寿司をいただけるコスパのいいメニューがあったのですが、今場所のお品書きでは「横綱5貫盛り1750円」の一本で攻めてきているではありませんか。ほかのお得セットは「炙り三貫盛り」という「そういうことじゃない」メニューのみ(※炙りは寿司気分が出ない)で、まさかのセットメニュー削減策に打って出てきたのです。くぅー、こんなところまで円安とインフレの影響が押し寄せてきているとは。訪日観光客は円安で「10ドルちょっとか」とか思うのでしょうが、これでは国内好角家はスーパーのパック寿司を家で食べるしかなさそうです。何とか事態を打開すべく、一番安い200円の「海老」を5貫頼んだろうかと思ったのですが、そんなに海老食べないので止めました。

↓5貫食べたいところを3貫に分量を減らしてインフレに対応しました!
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そんな食糧価格高騰に苦しむ僕に救いの手を差し伸べてくれたのは、前回5月場所で大興奮した「スイーツ親方のミレーつかみ取り」。ミレービスケットを1回300円でつかみ取りすると、最後に親方がデカい手で「追いミレー」をしてくれるというガバガバ運営のつかみ取りです。前回は初挑戦ということもあって、若干手ぬるい部分もありましたが、今回は十分にシミュレーションをしての再挑戦です。

前回はつかみ取りという語感に引きずられて素直にミレーをつかみにいってしまったのが反省点でした。いわば「クレーンゲーム型」でのトライだったのです。しかし、別につかんで持ち上げないとダメなんて決まりはありません。そこで今回は「パワーショベル型」ですくって持ち上げることに。すると、自分でも前回よりかなり多くのミレーをゲットできた手応えがありました。まぁ、そのぶん親方が最後につかんで入れる「追いミレー」が若干少なくなった気がしましたが(←全員大体同じくらいになるように微調整している説)、前回の29個という記録を大幅に更新する「37個」を獲得することができました。1回300円でミレー37個、これはなかなか美味しい体験でした!

↓完全に「ミレーの売店の人」になったスイーツ親方!
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↓今後は館内での飲食は全部ミレーでいいかもしれないですね!ミレーのカロリーすごいですからね!
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↓ちなみにつかみ取りを頑張らなくても800円でアホみたいな量のミレーを販売しています!
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とまぁ、そんなこんなでようやく散策を終えまして、いよいよ相撲観戦に向かうことに。今場所は群雄割拠と言いますか、若いチカラの突き上げによって土俵全体が大いに盛り上がっています。幕内の優勝争いでは、十四日目を終えて平幕21歳の熱海富士が3敗で先頭に立つというまさかの展開です。それを4敗で大関・貴景勝、関脇・大栄翔、平幕の高安、さらには平幕こちらも21歳の北青鵬が追いかけるという格好。

熱海富士が千秋楽勝ってそのまま優勝となればニュースター誕生ですし、本割で負けて4敗に後退すれば「4敗同士の対戦」が組まれていますので最低でも優勝決定戦にもつれ込み、上手くすれば三つ巴以上の混戦になるケースも。どうなるのかまったくわからない千秋楽です。そのどうなるかわからない未来のなかには「高安今頃になってまさかのノーマーク優勝」であるとか「北青鵬優勝で白鵬早くも名親方の呼び声」であるとか、界隈が大いに盛り上がりそうな未来も含まれており、非常に楽しみ。今場所の千秋楽のチケットをお持ちの方、大当たりだなと思います。

混戦により、誰に誰を当てて、誰と誰の取組はナシにしてというのを考えるのが難しいパズルでしたが、編成部も上手く割を組んだのではないでしょうか。「カド番の豊昇龍」と「勝てば三役復帰もある朝乃山」という、大関のチカラを持ちながら「負ければ失うものも大きい」両者が最終試練となって新鋭の前に立ちはだかる…本気の取組が見られそうで見る側の気持ちも熱くなります。個人的には「巴戦の末に高安優勝」という未来を推したいところですが、果たしてどういう決着になるものか。何となく「勝てば優勝決定戦進出の高安です」「あー…」というシメになりそうな気もしないではないですが、何かが起きるかもしれないと期待して見守ろうと思います!

↓北青鵬は力強く剣翔を寄り切って4敗をキープ!
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↓熱海富士は張りながら変化するという「阿炎らしい注文相撲」に対応し、流血しながら寄り切り!3敗堅持!
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↓3敗の貴景勝はテディベアみたいに座り込んで4敗に後退!
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熱海富士が3敗で逃げ切る、なんて甘い話はさすがにないと思いますけどね!

そんなに簡単に優勝できる世界なら稀勢の里なんか20回くらい優勝してていいはずですからね!



誰が勝っても未来の楽しみが生まれる、成功が約束された千秋楽になりました!

キッチリした世のなかに癒しを与えるガバガバ運営の大相撲観戦で、追いミレーがガバガバぶち込まれる「ミレーつかみ取り」をしてきた件。

08:00
ミレーに無限に並んでミレーを買い占めればよかった!

本日はお出掛けの記録です。若干中途半端なタイミングではありますが、大相撲五月場所の観戦に行ってまいりました。来週の千秋楽付近は予定が立て込んでいて行けず、初日は別件を入れてしまって行けずということで、今場所は中日での観戦といたしました。東京場所でしつこく報告している日仏友好杯の副賞のマカロンの色も報告できそうにありませんので各自お調べいただければと思います。

↓やってまいりました大相撲五月場所・中日!
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↓最寄りの両国駅ではNetflixのCMでよく見る相撲ドラマの巨大広告を掲出中!
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↓なお、展示されているトロフィーを見ればわかるので、今場所のマカロンは「金」という答えだけ先に出しておきます!
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場所のちょうど真ん中あたりでの観戦は優勝争いなどとは縁が薄いものの、今場所に関してはちょうどよかったかもしれません。今場所の大テーマであった横綱・照ノ富士の復調がなっているかどうかについては、もう序盤戦だけで「横綱ですな」と確認できておりますので、終盤まで照ノ富士中心での優勝争いとなるでしょう。ずっと痛めている箇所の具合と、場所の疲労が積み重なることで終盤戦は多少息切れするかもしれませんが、周囲も同じだけ息切れしそうなので、情勢に大きな変化はないであろうと踏みました。

それよりもむしろ、今場所はひとつ達成しなければならない目標があり、そのためにはあまり最後のほうの観戦ではないほうがよいと思っていたところ。今回達成したかった目標とは、初場所で売り切れ御免のため参加し損ねた「スイーツ親方のミレーつかみ取り」イベントです。こちらのイベントは、お菓子好きには有名なミレービスケットを1回300円でつかみ取りさせてくれるというイベントです。それだけ聞くと「はぁ」という感じかもしれませんが、大相撲らしいガバガバさで非常に魅力あふれるイベントなのです。

システムとしてはこうです。まず参加者は300円を支払うと、第62代横綱大乃国こと芝田山親方から裏返しにしたビニール袋を渡されます。そのビニール袋を手袋のようにして、大量のミレービスケットの小袋(※スイーツ親方デザインの小袋)がぶちまけられた箱に手を突っ込み、つかんで持てるだけもらえるのです。その時点でも相撲の合間に食べるオヤツとしてはコスパのいい商品なのですが、そこに「もっと食え」「いいから食え」「食わないとタダじゃおかないぞ」のサービスが乗っかってくるのが相撲取りの世界観。

ミレービスケットをつかんだビニール袋を再度裏返して整える際に、何故か芝田山親方がその辺のミレーをつかんでもう一回袋に投入してきやがるのです。その量は親方の手のデカさと、衛生面のために着用しているゴム手袋の摩擦力によって、我々素人の倍くらいの量を軽く放り込んできやがります。「オマケと言うよりは本体」「初手のも親方にやってほしかった」「つかみ取りを誰よりも楽しんでいるのは親方なのでは…?」とツッコまれるのを待っているとしか思えないガバガバ具合で、最終的に渡される際には袋がズッシリとしているのです。ミレービスケット好きとしても、エンタメ&オヤツで一石二鳥のイベント。これは絶対やるしかありません。

↓いざ、スイーツ親方のミレーつかみ取り(1回300円)に挑戦です!
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↓大量に用意された小袋入りのミレービスケット。
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↓参加者は裏返したビニール袋でつかめるだけミレーをつかんでOK。ここまでは普通のつかみ取りなのだが…
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↓何故か持ち帰る直前に親方が追いミレーをぶちこんでくるぞ。
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↓この最後の追いミレーがやたらガバガバ!



完全にミレーの売店のオジサンと化した芝田山親方の前には長い列ができています。僕も300円を支払いまして親方の前に立ちますと、裏返したビニール袋を差し出され、これでつかむようにという合図をいただきます。渾身のチカラを込めてガバッとつかみましたが、小袋に入ったビスケットをそんなにつかめるはずもなく、10個くらいは取ったかなという手応え。若干ミスに近い出来だったかもしれません。

しかし、芝田山親方は僕のように手先が不器用なお客にもしっかりと追いミレーをブチ込んで救済してくれます。おかげさまでコンビニサイズのビニール袋にはズッシリとミレーの山が。しかもよくよく見ると、小袋ひとつにミレーが2枚ずつ入っていやがります。勝手に脳内で「小袋に1枚」と思い込んでいたので、2枚入りだと気づいたときには一気に脳内でミレーが倍量に膨れ上がりました。これはかなり太らされそうな感じです!

↓小袋にミレーが2枚ずつ入っています!
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↓数えてみたところ、会場で1個食べたぶんを含めて29小袋×2枚=58枚のミレーをいただきました!
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調べた人によればコンビニで売っている4連ミレーでは、中袋ひとつに13枚から14枚入っているとのこと。僕がいただいたミレーが58枚ですので、中袋4つ強はあるでしょうか。公式通販サイトを見れば4連ミレーのお値段が313円となっておりますので、普通に買うよりもお得にミレーをいただけた手応えがあります。親方の追いミレーがなければ微妙だったかもしれませんが、そのエンタメ感を味わいつつ店売りとトントンなのであれば非常に美味しい設定ではないでしょうか。ぜひ機会があれば皆様も親方のつかみ取りを見てくるとよいだろうと思います。

気分をよくした僕は、さらなる散策へと向かいます。すると毎場所親方衆が売り子をやっている国技館1階の公式売店は、やおら「SuMALL(すも〜る)」などと名乗り始め、ベルメゾン亜種みたいな雰囲気の売店へと衣替えしていました。レジでは「自分の断髪式の宣伝をしていいから売り子をやりなさい」とでも言われたか、先日引退した隠岐の海さんも働いていました。ちょっと人気がすごすぎて買い物はパスしましたが、にぎわっているようで大変結構です。

↓当人たちは「SuMALL(すも〜る)」などと名乗っており…
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↓「生産者の皆さん」みたいな写真で売り子の親方衆がアピールしているのだが…
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↓元北太樹の小野川親方のアピールは明らかにやり過ぎている!
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この写真を自己紹介で持ってくるバイトは何かやらかしそうwww

売り物の塩をその辺にバラまくとかwww

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さらに散策をつづけまして国技館の2階へ。今回は2階の売店も数・量ともに増加しており、盛り上がっています。外国からの団体観光客と思しき人々も数多くやってきており、買い物熱も全体的に高そう。亀田製菓さんとコラボした「亀田の勝ちの種(鶏ちゃんこ風味)」を販売する売店や、7月の名古屋場所を先取りして伊勢名物の赤福を販売する売店に行列ができていました。僕も「勝ちの種」を購入しまして、ツマミを充実させていきます。

↓「勝ちの種」は大箱のほうには「全勝」(※全部勝ちの種=全部柿の種、の意)と称してピーナッツが入っていない設定なのだが…
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↓小袋のほうには白星と称してピーナッツが入っているという「物は言いよう」のやり口。
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そんな散策の合間にビクッとするものを見つけてしまいました。窓から誰かが覗いていたのです。それもパッと見でアヤしい目つきの裸の男がです。「変質者だな!」と証拠押さえのためにカメラを向けますと、何と窓から相撲取りが覗いています。いや、よく見ると相撲取りの写真が窓に貼ってあるようです。国技館2階のコンコースをグルリと周回するように窓から覗き込む裸の男たちの写真。「何でこんなことをしようと思ったのか?」は謎ですが、これはぜひ公式グッズ化していただいて、ひとり暮らしの学生さんの部屋の窓とかに貼ってあげたいもの。防犯・魔除けに効果がありそうで、需要があるんじゃないでしょうか。まぁ、部屋に帰ってきたとき、貼ったことを自分でも忘れてて毎回ビクッとなるかもしれませんが…。

↓国技館の窓からアヤしい目つきの裸の男が覗き込んでいる!ぬいぐるみ持参率が妙に高くて一層怖い!
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※強引にお茶に誘ってる風の目つきが怖い。

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※意志が見えない表情とぬいぐるみが怖い。

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※ぬいぐるみと愛し合ってる感じでガチだったら怖い。

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※絶対にそれを食べさせようとする柔らかい強要感が怖い。

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※左の人物を見ると別件を思い出して怖い。

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※このぬいぐるみは基本的に怖い。

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※ペアカップじゃないと許されない感じが怖い。

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※アイテムも何もないのが逆に怖い。

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※落ち着いて見れば怖くはない。

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※何でふたりで持ってるのかよくわからなくて怖い。

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※「私たち結婚しました」の年賀状だと思ったらガチっぽくて怖い。

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※胸を強調して積極的に誘ってくる感じが怖い。

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※笑顔過ぎて一周まわって怖い。

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※このぬいぐるみはそんなに怖くない。

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※ちょうどいい笑顔で怖さを消すことに成功している。

これ力士だけじゃなく呼び出しシリーズとか親方シリーズとかも作ろう!

スーツ姿のオジサンが窓から覗き込んでいたら倍怖いぞ!

元・北太樹の小野川親方みたいなヤツを!



その後も入場口で力士たちの入り待ちをしたり、お食事処を冷やかしたり、大いに散策を楽しみました。すっかり散策にかまけてしまったかもしれません(※いつも通り)。いかんいかん、いい加減相撲観戦のほうに戻りましょう。とは言え、まだ優勝争いも煮詰まってきていませんので、ノンビリとしたもの。勝ったの負けたのいい相撲だったのと眺めるばかりです。角界で注目の若武者・落合さんをザンバラ髪のうちに写真におさめたり、ここまで全勝の朝乃山さんが不覚を取るのを見て「アチャー」と頭を抱えたり、大関獲りを狙う力士たちの奮闘に「うんうん、年内に5大関あるな」「ちょっと多いな」「少し減らそう」と目を細めたり、横綱・照ノ富士がまだまだ元気であることに安堵したり。ダラダラーっとした時間を楽しみます。

取組ごとに大きな拍手が起きる国技館では、コロナ禍は完全に終わったんだなぁと思うノーマスクでの大声援なども飛び交っており、久々に「相撲の酔っ払い客ウザイですね…」というイラッを思い出したのを含めて、相撲感を大いに味わうお出掛けとなりました。帰りがけには引き上げる力士たちが気さくにサインや写真撮影に応じる姿も見受けられ、相撲キッズたちの笑顔をたくさん見られました。競技団体によっては帰りがけに選手がサインや記念撮影などしたら怒られそうな話ではありますが、この大相撲ならではのガバガバ感がいいなと思いました。こういうガバガバ感が戻ってきたこと、素直に嬉しく思います。キッチリしているのもいいですが、テキトーなのも悪くない。山盛りのミレーとともに、そんなことを思う大相撲観戦なのでした。

↓話題の落合さんのザンバラ髪を見ました!
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↓優勝候補と思っていた朝乃山は不覚の黒星!
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↓久々出場の横綱・照ノ富士は元気でした!
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↓何やわかりませんが、フジテレビの「ぽかぽか」の番宣の懸賞が出ていました!
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「ぽかぽか」はやりたい放題ですな!

こちらもいろいろとガバガバ番組なので僕は嫌いじゃないです!


キッチリした世のなかに疲れたときには大相撲がちょうどいい癒しです!

大観衆が君が代をご唱和!大相撲ではすでにコロナ禍は終わっていることを実感した、令和五年大相撲初場所・喜びの千秋楽の巻。

08:00
大相撲ではコロナ禍は終わっていました!

本日はお出掛けの記録です。大混戦となった大相撲初場所、千秋楽の観戦に行ってまいりました。諸事情あって大遅刻となり、十両の取組に間に合わないという体たらくではありましたが、2023年初の相撲を大いに楽しみました。その楽しさは近年にないものでした。なぜだろう?と考えておりましたところ、気づいてしまったのです。大相撲ではコロナ禍が終わっていたことに…!

↓やってきました国技館!優勝争い楽しみです!
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入り待ち出待ちの人混みをかきわけながら、「いっけなーい!遅刻遅刻!」と咥え食パンで駆け付けた国技館。バンテリンの広告などがついた消毒液を手にプシュッと吹きかけると、親方衆のもぎりサービスを受けて、軽快なステップで入場口をくぐります。体温計的なものはあるんだかないんだかもはやよくわかりません。計測で止められたりもしません。「すごく性能が上がって一瞬で測ってる説」と「測るのとっくに止めてる説」と「測ってる風の機械は置いてあるが誰も見てない説」が心のなかで主張し合う展開になりますが、答えはまぁわからなくてもいいかなという気持ち。とにかく急げ急げです。

場内ではすでに十両の取組が終わり、これから中入というところ。なんとか朝乃山が十両優勝の表彰を受けるところには間に合いましたが、肝心の相撲は見逃す始末。14勝1敗という好成績での優勝でもあり、来場所はいよいよ幕内復帰もあるかなと思われます。十両で頑張っている朝乃山の姿を見逃したのは少し残念ですが、まぁ大遅刻ですから仕方ありません。五月場所で会うときは「幕内上位の朝乃山」であることを祈って、中入の時間は館内の散策へと向かいましょう。

↓朝乃山、優勝おめでとう!大関の席は空けておいたぞ!
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↓テンポのいい散策では早速、名物のちゃんこなどをいただきます!
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↓お食事処には子どもたちによる巨大紙相撲の展示も!麦わらチェンソーマンは設定的にかなり強そうですね!
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館内は大変にぎわっており、外国からの観光客と思しき人の姿も数多く見受けられます。どこもかしこもごった返し、売店の親方衆も大きな声で呼び込みをしています。少し前まで整列ディスタンス購入などしていたのが遠い記憶のよう。狙っていた「芝田山親方のミレーつかみ取り」(※ミレービスケットを袋でつかめるだけつかんだたあと、親方がオマケと称して追加ビスケットを大量に袋にブチ込んでくれる設定ガバガバイベント)はすでに終わってしまっておりましたが、完売御礼となるくらいのにぎわいであるほうが次回への楽しみも膨らむというものです。

売店などをぐるりと一周舐めまわし、グラップラー刃牙コラボTシャツやら、相撲取り関連のものしか出てこないガチャなどを冷やかしていきます。なにせ大遅刻なものであまりゆっくり冷やかすこともできず、元栃煌山の清見潟親方が会計などしている売店も「よし今場所もレジに栃煌山がいるな!レジがよく似合う!」と確認するだけの足早通過に。結局、今回のおみやげには新商品だという「角力やきとりせんべい」をチョイスしました。こちらは国技館名物のやきとりのタレだけで味付けをした鳥の形のせんべいだとのことで、味はたぶんポタポタ焼きなんだろうと思いますが、お茶の時間にいただいてみようと思います。

足早散策は最後に相撲博物館で行なわれている企画展に向かいます。昨年の観戦では白鵬展、鶴竜展を拝見しておりましたので「そろそろ一周まわって稀勢の里展だろう」と思って向かいましたが、今回の企画は「白鵬・鶴竜・稀勢の里 三横綱展」だとのこと。昨年行なわれた大相撲ファン感謝祭での三横綱展が好評だったそうで、改めて本場所での展示となった模様です。ふぅー、あぶないあぶない。「白鵬、鶴竜はひとりで場が持つんだが稀勢だと苦しい…」みたいな話ではなさそうなので、その点は一安心でした。

↓ひとりで場を埋められるくらいの面白写真があると思うのでひとり展にも期待です…!
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そうこうしているうちに土俵では幕内の土俵入りが始まる頃合いに。席につきますと、若干の違和感を覚えます。周囲のお客さんが熱烈な声援を力士たちに送っているのです。阪神戦でたまに見る熱量の高い声援を阪神戦以外で聞くことは久方記憶にないものでした。どこにでも多少こういう感じの人もいるとは言え、威風堂々大声援が飛び交うスタジアムにはずいぶん懐かしい気持ちを覚えます。

そこで改めて公式サイトの「お客様へのお願い」なるページを見てみますと、「力士への声援はお控えください」的な話はなくなっており、マスク越しであれば声出し声援も可能であるというではないですか。自席での飲酒についても「一杯まで」というお母さんみたいな注意はなくなり「控えめに」という自由裁量制になりました(※大五郎含めて1本までは十分控えめとカウントする勢への警戒感ゼロ)。座席での食事についても「黙食」であれば弁当類など含めて可能となっています。

そう言えば入場のときに場外で入り待ち出待ちの人々をかきわけてきましたが、気づけばそうした群がりなども咎められなくなっていました。入場口で親方衆がチケットをもぎってくれる木戸番のサービスも今場所から再開されているようでしたし、いろいろなことがかつての状況に戻ってきています。もはや消毒液が置いてあることと、マスクの着用を求められていること以外は、実質的に「コロナ禍前」と変わらない状態です。Jリーグが「声出し応援席を設けるか?どうするか?」みたいな議論をしているなかで、ヌルッと始まっていた声出し観戦には、さすが大相撲と僕も感心するばかりです。

そういう環境で見守る土俵。声援を受けると力士たちも奮い立つのか、あるいはコチラが高揚するのか、土俵上で展開される相撲は、ここ数年にない熱戦のようにも見えてきます。僕も得意の「いい相撲だ!」の掛け声などで力士たちを讃えます。やはり、ワーと盛り上がって始まり、オオオオと盛り上がって終わる試合は心が躍ります。いや、心が躍るのは変わらないのですが、それを押さえつけなくてもよいというのが気持ちいい。大いに盛り上がりました。

↓結びの一番では貴景勝が琴勝峰を退けて堂々の優勝!
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↓とんでもない金の束です!
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チラシ類を捨てに行く人みたいな量!

景気がよくて結構です!



そして一番印象的だったのは、表彰式での君が代で「心のなかでご唱和ください」というコロナ禍用の前振りがなくなり、ただの「ご唱和ください」になっていたこと。3年ぶりに大観衆が君が代を合唱する千秋楽です。あまりに久々で「歌っていいのか?」とちょっとドキドキしましたが、まぁいい機会、いいタイミングであろうと思い、僕も自分の1票を投じる気持ちでしっかりと君が代を歌ってきました。何だか少し涙ぐむような気持ちにもなりました。千秋楽にふさわしく、そして令和五年の大相撲の始まりにふさわしい、素晴らしい光景だったと思います。

重箱の隅をつつけば「千秋楽に貴景勝と若隆景の取組を組めなかった編成の大失態」みたいなトークテーマで長々語ることもできるのかなと思いますが、そういうモヤモヤも吹き飛んでいくような気持ちになりました。大相撲がついに帰ってきた、心を押さえつけることなく楽しめる大相撲が帰ってきた。「帰ってきたな」という喜びの大きさで苦言を呈する気力も萎えますし、その喜びの一部に、ここ数年の柄にもなくピシッとしていた大相撲からゆるふわ大相撲への回帰というのも含まれるのだろうと思います。ゆるふわも含めてTHIS IS 大相撲なのです。

来場所は「どうすれば千秋楽まで優勝争いをもつれさせられるか」「どうすれば大関候補に白星マシマシサポートができるのか」という深謀遠慮だけでなく、「今、誰が、何勝しているか」という目先の星取りをしっかりと意識し、十日目あたりから幕尻で大勝ちしている力士にはドカドカ三役を当てていってほしいなと思います。そうすれば今場所のような失態は回避できるはずですし、意識しておかないと来場所もまた危ない。何せ、来場所の幕尻には大関級の実力者がいるかもしれませんのでね。アレを十日目くらいまで放置していたら、千秋楽を待たずに平幕優勝決定みたいなトンチキ展開もあり得ると思いますので、気をつけていきましょう!

↓表彰式では貴景勝に「イタリア初場所賞」などが授与され「へぇ…ほぉ…」という喜びの表情が見られました!
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↓その後、貴景勝は敷地内を巡る優勝パレードへ!
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パレードでは陸上自衛隊の音楽隊が演奏をし、記念撮影だけでなく一応クルマも走りました!

いやー、やっぱり、こういうお祭りごとはにぎやかなほうが楽しいですね!

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ほかの競技も「大相撲が帰ってきた」につづいていってほしいなと思いました!

「張り手の借りは張り手でしか返せない」という新たな格言も浮かぶ、因縁の相手・阿武咲を退けた大関・貴景勝の焦らし張り手の巻。

08:00
勝負は始まる前についていた!

いやー、よかったよかった。大混戦がつづく大相撲初場所。今場所も握り締めた千秋楽のチケットがプチプラチナチケットに変わりました。十三日目の結びで大関・貴景勝が2敗の阿武咲を退け、優勝争いが千秋楽までもつれることが決まったのです。よーし、よーし、よーし。ひとり大関という苦しい状況のなか、土俵を守り、大関の責任を果たした貴景勝はお見事でした。素晴らしい大関ぶり。大関の資格十分。大関の地位がよく似合う!



十三日目の結びの一番、2敗で優勝争いの先頭に立つ阿武咲を迎え撃った3敗の大関・貴景勝。すでに3敗を喫したことで今場所後の綱取りは消えた状況ではありますが、まだ優勝への可能性は十分に残す段階。「ゼロ大関」という大きな目標へ向かって負けられない一番でした。

そして、それ以上に互いに因縁を感じる一番であったことでしょう。大関・貴景勝こと佐藤貴信と、阿武咲こと打越奎也は、少年時代から同学年のライバルとして鎬を削ってきた因縁の間柄です。2011年の全国中学校選手権決勝での激突と、そのときに勝った佐藤(貴景勝)のジャンピングガッツポーズは「負けたときに見たらカチンとくるガッツポ選手権」でもかなりイイ線にいくであろう見事なものでした。敗者に向けてやっているのではないとわかっていても「土俵下に落ちた相手の真上でやるなよ」と言いたいくらいにはナイスなカチンでした。

そして、プロに入ってもつづくライバル関係…ではありますが、ライバルとは言いつつも成績面では貴景勝が大きく水をあけている状態でした。かたや優勝二度を経験した大関、かたや西の小結が最高位でここ5年はその三役にも届いていないという「上下」の関係。大相撲の対戦成績でも貴景勝が大きく勝ち越しています。いつしか少年時代からのライバルとして引き合いに出される機会も少なくなっていました。

そんななかでいよいよ巡ってきた優勝争いのなかでの直接対決は、単なる一番でなどあるはずがなく、互いの意地とプライドが激突する大勝負でした。一歩リードする阿武咲は「勝てば十四日目にも優勝が決まる」という、人生が変わる文字通りの大相撲です。仕切りの前から緊張感が国技館に満ち、久々に感じる重苦しい静けさがありました。




ただ、振り返ってみると、この重苦しい静けさのなかですでに勝負はついていたのかなと思います。時間いっぱいを迎えていざ立ち合いという段階になって、貴景勝は自分が大関であるというところを見せつけてきます。睨み合いのなか、行司が促しても貴景勝はピクリとも動きません。今場所の阿武咲はチョコンと手をつくギリギリの立ち合いで白星を重ねてきましたが、それを封じる狙いです。「俺は大関、お前は前頭」と言葉にこそ出しませんが、先に腰を下ろせ、先に手をつけという「地位」の圧力を貴景勝はかけていました。しぶしぶ先に腰を下ろす阿武咲の心中は穏やかではないでしょう。

そこからもつづく「俺は大関、お前は前頭」の無言の圧力。仕切りに入っても貴景勝は手をつかず、手をつきそうになってもつかず、つく感じの動きをしておいてつかず、焦らされた阿武咲はたまらず突っかけてしまいます。かつて横綱・白鵬もよくやっていた「格下が格上のタイミングに合わせるべきだろう」という地位の圧力をこれでもかとかけていきます。仕切り直しとなって、一歩下がって大きく腕をまわした阿武咲。「腕をまわしてしまう」くらいには効いているようです。

そして、再び始まる無言の圧力。今度は貴景勝が先に腰を下ろしていたもので阿武咲もスッと腰を下ろしたわけですが、まさかまさか、阿武咲が腰を下ろした途端に貴景勝が立ち上がりやがりました。これには僕もカチーンときましたよね。阿武咲も意地の張り合いか、再び立ち上がって睨みつけますが、貴景勝は「俺は大関、お前は前頭」を止める気配はありません。行司も「待ったなし」と急かしてきます。結局、先に手をついて待たされる格好となった阿武咲。貴景勝のタイミングで立ち合いをやらされるという不利と、心の底辺に「イラッ」を降り積もらせることとなりました。

そして、時間いっぱいだと言ってから2分近くジリジリした両者の立ち合いは、互いに組む気はなく押し合いの様相。最初の当たりはわずかに貴景勝が押し勝つと、押し返してくる阿武咲の気を削ぐように貴景勝はパッと横に動いてかわします。好調の阿武咲はもう一度突いていきますが、その突きを横に上に弾いて逸らしながら、貴景勝はまた横に回り込みます。阿武咲が追いかける形の相撲です。

その攻防のなか、貴景勝が放ったバチーンという右の張り手。どうやら阿武咲はこの一発でカーッとなった模様。冷静に押していけば押し勝てそうな気配もありましたが、それよりも「コノヤロー!ぶん殴ってやる!」の苛立ちが勝ったようで、今まさに押されているという最中に、押し返すのではなく顔を張りにいってしまいました。この張り手は貴景勝の腕に阻まれ顔面には届かず、貴景勝を呼び込んでしまうことに。あえなく押し出された阿武咲。大事な大事な一番は貴景勝の焦らし勝ちとなりました。

↓あれだけ日々ぶつかり合っているのに、顔を張られるとカーッとなるのは人間の不思議!



↓8日目の錦富士も一発張られてカッとなりました!



↓逆に自分が張られたときはムキになって張り返さない貴景勝!


突いて押して張って突いて押して張って!

相手がカーッとなって大振りの張り手を出してきたら、そこを冷静にさばく!

相手の右フックを見極めるボクサーのようです!



バチーンといいのが入ったのでどのみちカーッとなったかもしれませんが、その一発で確実に冷静を失わせるだけの布石があったなと思います。阿武咲はずっと自分の気持ちいい形ではない仕切りを強要されましたし、その苛立ちを土俵でぶつけようにも「当たってきそうで当たってこない」という貴景勝の取り口によって、ドーンと気持ちよく当たることもできませんでした。

そうやって、もともと降り積もる苛立ちがあったなかでキレイに決まった貴景勝の張り手には耐えられなかったのかなと思います。相撲において顔面を殴るための張り手などしても、相手をKOできるわけでもなく、上体は伸び上がり、ガラ空きの脇に差し込まれるのが関の山ですが、意味がなくても顔を張られたらムカつくのが人情です。「張り手の借りは張り手でしか返せない」なんて名言も思いつきます。自分はカーッとならない者だけができる、「突き押し張り相撲」だったなと思います。これは万雷の平手打ちで讃えるしかないでしょう。

さぁ、これで千秋楽まで優勝争いがもつれることとなり、個人的にも楽しみが増しました。再びこの両者が決定戦で張り合うのもヨシ、3敗で三者が並んでの巴戦もヨシ、あるいは4敗まで優勝ラインが下がって「トーナメント戦始まったぞ」「え!?東龍も決定戦に出るの?」「途中でどうにかしとけよ…」みたいな展開もヨシです。できるだけ珍しい感じのクライマックスを見られるよう、千秋楽の泥沼に期待しています!

↓最後まで熱く、冷静に、取り組んでください!



「張り手は肉体ではなく心を断つのだ」という名言も浮かんできました!

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婦人公論 2017年 12/27、1/6 合併特大号

僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版 (幻冬舎文庫)

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