スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム

卓球

楽天モバイル上得意様として熱烈なご招待を受け卓球Tリーグを観戦したところ、電波がつながらないこと以外は楽しい観戦となった件。

08:00
入場すると楽天モバイルがつながりません!

本日はお出掛けの記録です。スポーツ界隈が大相撲ロンドン場所やら日本プロ野球のクライマックスシリーズやらメジャーリーグのポストシーズンやらを見ているなか、ちょっととある方面からご招待をいただきまして、ご近所に卓球を見に行ってまいりました。

今回見に行ったのは卓球Tリーグの木下アビエル神奈川と九州カリーナの一戦です。どうもこの週末は東京・国立競技場代々木第二体育館にて木下系Tリーグの試合が集中開催されているそうなのですが、その冠スポンサーとして「CMに出演していた人が何かキメてそうだなと思ったら、何かキメていそうな人だった」ことでおなじみの楽天モバイルさんが立っており、そちらからご招待をいただいたのです。

まぁ僕も長年楽天を利用しつづけており、もちろん楽天モバイルにも加入しているヘビーユーザーですので、これぐらいの招待をいただくのはさもありなんでしょう。最初は週末の用事などもはっきりしなかったのでつれない対応をしていたのですが、熱心に、熱烈に、最後の最後までお誘いいただいたものですから、まさに三顧の礼の諸葛亮のような気分で「しからば」と出向いたわけです。

↓楽天モバイル会員をTリーグにご招待!募集期間は10月14日まで!


↓好評につき募集期間を延長しました!募集期間は10月17日18時まで!


↓好評につきまだ間に合います!募集期間は10月17日18時まで!


普段は楽天の悪口ばかり言っていて、楽天モバイル端末についても「自動ポイント回収マシーン」とか「誰とも連絡取りたくない日に使うスマホ」とか「真っ先に電波が切れる非常用端末」とか「楽天モバイルの電波を探すことができる電波探知機」とか呼んでいる僕も、このおもてなしには恐縮するばかり。これは右手に楽天モバイルを印籠のようにかざしながら見に行くしかないですよね。どうも上得意様ですよ、っと。

↓ということでやってきました国立競技場代々木第二体育館!
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↓間違いなく楽天モバイルマッチデーです!
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早速入場しますと楽天モバイルの本気を感じるおもてなしの数々が待ち受けています。まず入場時には楽天モバイルの広告入り応援ハリセンを全員に配布。さらに楽天モバイルブースでは、料金シュミレーションやアンケートなどに参加して耐えると100ポイント&ミニメガホンなどの応援グッズがもらえるイベント出展が。そして、楽天ミュージックとかいう楽天のSpotifyみたいなアプリをダウンロードすると最低10ポイントが当たるクジに参加できるなど、さまざまな取り組みで来場者を盛り上げてくれています。頑張って早く行った楽天モバイルユーザーには選手サイン入りグッズのプレゼントなどもあったそうで、これは楽天モバイルに加入しているメリット感もグッと上がってくるというもの。

僕も「どうも楽天モバイルユーザーのものです」とスマホをかざしながら、いくつかのイベントに参加させていただいたのですが、いやー驚きましたよね、つながらなくて。もともと人混みとか建物内に強いタイプの電波ではないのですが、会場外だとギリつながっていたものが、会場内に入ると途端に速度が遅くなり、スンくらいしか言わなくなるのです。会場内にあるブースでアプリのダウンロードだとかアンケートだとかしようとするとつながらないものですから、「回線がつながらないので外でやってきます!」「お客様はどちらの回線をお使いですか!」「楽天モバイルです!」「そんなはずはありません!」とかいうコントみたいな会話まで飛び出しましたよね。途中から諦めてテザリングでつなぐようにしましたが。

↓会場内にも大きな楽天モバイルバナーが貼り出されていました!
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ひとしきりグッズの売店やらを冷やかしたあとは、早速楽天モバイル上得意様ご招待席へ。普段は後ろのほうの天井席とかで見ていることが多い目線からすると、選手や台が近くて大変見やすい観戦環境です。まぁそのぶん一層電波到達領域(※入場口付近)からは遠くなっているのですが、別端末とテザリングすれば問題はありません。知らないスポーツ予想アプリとかで試合結果を予想するミニゲームに参加などしたりして、大いに楽天モバイルマッチデーらしさ(※知らないアプリを紹介されることが多いの意)を堪能していきます。

試合開始前には楽天ミュージックが主催する「次世代メジャー・シンガー発掘オーディション」でグランプリを獲得したアーティストのアポロさんによるステージや、歌手・作詞・作曲・編曲家としてマルチに活躍する谷本貴義さんによるステージなどもあり、場内も大いに盛り上がりました。なるほどこれだけのおもてなしを用意しているのであれば、熱心なお誘いも受けるわけですね。楽天モバイルユーザーなら見逃せないチャンスだったなと思いました。

↓アポロさんによるパワフルなステージ!
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↓谷本貴義さんは「ドラゴンボール改」より「空・前・絶・後」を披露してくれました!
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その後は試合へと移っていくわけですが、ここでも楽天サプライズが。何と木下アビエル神奈川の入場の際、楽天のスロットくじとかで見かける例のパンダ(※お買いものパンダといいます)のぬいぐるみも一緒に入場してきたのです。一応、木下アビエル神奈川にも「えるる」という鳥のマスコットがいるのですが、そこを食っていくようなパンダの存在感。監督の入場時にはパンダがデカい&角度の関係で監督が隠れたことから、パンダが監督してるのかと一瞬ドキッとしたほどです。それとは別にエスコートキッズの企画も走らせているものですから、卓球の試合が始まるっていうかトイザらスの帰り、みたいな見た目にもなりました。

↓一部で人気が高いお買いものパンダが選手と一緒に入場!
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↓もはやお買いものパンダ監督と言ってもいい存在感!
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そして始まった試合。さすがに試合が始まると「楽天モブァーイル!」的な広告が常時鳴ってたりとかもありませんで、試合を存分に堪能させていただきました。試合自体は、メンバー編成からいっても木下アビエル神奈川のほうが全体的に強力で、関東のチームということもあってファンの後押しも大きく、すべてが噛み合った結果、マッチカウント4-0、4試合通じて1ゲームも落とさないという圧勝となりました。

と聞くと淡白な観戦体験だったのかなという感じもしますが、各マッチはなかなかの熱戦で、第2マッチでは日本代表でもおなじみの木下アビエル・張本美和さんを、九州カリーナの小林りんごさん(※広い意味で同郷のシンパシー)がカットマンスタイルで追い詰め、ゲーム奪取なるかというところまで迫るなどしており、僕も完全にりんごさん側に肩入れして見守る場面も。

木下アビエルの勝利が決まったあとの第4マッチでも、第4マッチ勝利で追加の勝点を狙う木下アビエル・長��美柚さんと何とか一矢報いたい九州カリーナ・首藤成美さんとが熱い試合を演じ、まるでカット戦型の選手のような守りの姿勢で長いラリーを耐え抜いた長��さんが、最後に相手の側にボールが落ちたあとでベンチへ振り向きながら「わ!決まった!私すごい!」みたいなドヤ顔をしたポイントなどは、大きな声と拍手をあげずにはおれませんでしたよね。

↓攻撃的なカット戦型の試合は面白いですね!こちら小林りんごさんです!
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↓第2ゲーム終盤あたりは張本さんからゲーム奪取あるかと盛り上がりました!
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↓しかし最後は張本さんが打ち勝ちました!
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↓第4マッチまで勝ち切って木下アビエル神奈川が4-0勝利!
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何だか先日行ったTリーグ開幕戦の観戦よりも全体的に楽しいなと思ったのですが、やはりこれは楽天モバイル上得意様ご招待だったからなのかもしれません。明らかに普段の観戦より台への距離も近く、ボールの動きも選手の表情もよく見えましたので。まぁこう言うと身もふたもないですが、卓球って5000人とか1万人入る会場でやるときは大半の観衆は「その場の空気を感じる」ことがメインだったりするでしょうからね(※試合はよく見えないの意)。国内リーグではマックス1000人くらいで、そのぶん台を取り囲むような圧倒的な距離感の卓球専用会議室みたいなところで試合やったほうが盛り上がるんだろうなと思いました。今回はどういう経緯で楽天モバイル上得意様のご招待が実施されたのかはよくわかっていないのですが、ぜひネンイチくらいでご招待いただけるとありがたいなと思いました。楽天モバイルまだ使ってたら、また行きたいなと思います!

↓なお、監督は最後までお買いものパンダを抱かされている感じでした!
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楽天は大相撲ロンドン公演の中継も地味に見られたり、有用ではありますね!

先日観戦を楽しんだ卓球Tリーグに対して日本の第一人者・張本智和さんが激熱苦言を呈していたので、意見を受け止めて考えた件。

08:00
世界最高峰のリーグって何なんでしょうね!

先日卓球Tリーグの開幕戦を見に行ったのですが、それからまだ10日ほどというこの時期に、日本&世界のトップ選手である張本智和さんからTリーグに対する痛烈な苦言が呈されました。若干の荒れ模様の気配もあるので、前向きな議論になるように祈りつつ、自分なりの意見をまとめていければと思います。

↓意見についてはご本人のインスタで見るか(ストーリーなので時限で消えます)、記事でご覧ください!

記事には含まれていない4枚目のストーリーもあります!

そちらには「世界最高峰」を目指したいという気持ちが綴られていました!



まず荒れ模様への牽制からですが、意見をご覧いただければわかるように、張本さんの苦言は若干言葉が強いものになっています。ストーリーなので勢いついちゃった感じもしますし、もう少し上手く言えそうに思う箇所もあります。最初から4枚目のストーリーのような説明があればもっとよかったと思います。「振れば入るようなボールを使う」は真意を表現するには言葉選びが違っているように思いますし、用具そのものを非難するような表現は避けるべきだったろうと思います。まさに今週行なわれるWTTチャンピオンズ横浜大会でも、Tリーグの男子が採用しているメーカーのボールが使用されます。道具の性質に違いはあるでしょうが、それはどの世界でもあること。日本のプロ野球とメジャーリーグのボールも性質がだいぶ異なるといいます。体操の器具もメーカーによってだいぶ感触が違うといいます。大会ごとに条件が揃っているなら、それに対応するのも選手の力量です。

たとえ話として挙げている「格下はゲームカウント1-0スタート、格下チームはチームカウント2-2にできれば勝ち、みたいなもっと極端なルール」という例も、本気でそう思っているわけではないのでしょうが、ツッコミどころが多そうなラフな案であり、いらぬ揚げ足取りを招きそうだなと思います。代替案や改善策を示すのは選手の仕事ではないのですから(←運営が考えるべきこと)、問題点の指摘だけでよかったように思います。まぁ、これは代替案として挙げたわけではなく、憎まれ口というか「アタシのことが嫌いなら出ていけばいいじゃない!」的な感情の暴発だろうと思いますので、前向きな議論のためには揚げ足取りはナシでいきましょう。

タイミングとしても、3日の試合で張本さんの所属する岡山リベッツが今季の初戦を戦い、チームとしても張本さん個人としても敗戦したあとだったというのも、発言するにはいかにもよくないタイミングでした。負けた苛立ちも含めての感情の暴発だったのかもしれませんが、負けたあとのタイミングだと「敗者の弁は聞かぬ」という世紀末スタイルの人が絡んできますので、勝った試合のあと…理想としてはシーズン優勝を決めたあととかに言えるとベストだったなと思います(※昨季優勝して言えれば美しかった)。ただ、まぁ、そのあたりは百も承知のうえで、もう言わねばならぬと奮い立ったのでしょうから、タイミングには囚われず真意のみを見つめるような世界であってほしいなと祈るばかりです。

と、「前向きな議論になりますように」の牽制をしましたところで、張本さんの意見から真意を汲み取りますと、「今のTリーグのルールは本当に強い選手が勝つルールになっていない」という指摘なのかなと受け止めました。そして、それは本当の意味で参加する選手たちの成長や、日本の卓球の発展につながっておらず、むしろマイナスになっているのではないかという危機感なのだろうと受け止めました。そのような状態のTリーグは「世界No.1の卓球リーグを実現する」という理念には到底至らず、単なるイベント・興行になってしまっている、そういう意見なのかなと。その指摘や危機感を念頭に、現行のTリーグルールについて考えていきたいと思います。

Tリーグは団体戦形式のリーグ戦です。1試合は4マッチ(3シングルス、1ダブルス)を基本とし、「2-2」となった場合はビクトリーマッチで勝敗を決める仕組みです。シングルスが5ゲームマッチ、ダブルスが3ゲームマッチで、ビクトリーマッチは超短縮の1ゲームマッチです。各ゲームは「11点先取」を基本とし、デュースを行なうのは各試合の最終ゲームとビクトリーマッチのみ。ですので試合の大半において、「10-10」の場面では次に1点取って11点に乗せたほうが勝ちです。一般論で言えばサーブ権があるほうが有利であり、つまりは「最初にサーブを打ったほうが有利」ということになります(※2本ずつ交互にサーブを打つので10-10の次のサーブは先手番のサーブになる/デュースありでもそれは変わらないが2本のうち1本取ればいいみたいな猶予もない)。サッカーのPK戦が「1本先取」の勝負だったら先に蹴る側が有利過ぎてめちゃめちゃ文句が出そうですが、そのマイルド版をTリーグでは採用しているわけです。

世界のトップ選手が主戦場とするWTTでは、シングルス・ダブルスとも5ゲームマッチあるいは7ゲームマッチとなっており、決勝・準決勝であったり格付けが高い大会ほど7ゲームマッチが採用される傾向ですので、卓球における「真の決着戦」という観点では7ゲームマッチが求められるのかなと思います。その意味では、Tリーグのルールは「初見殺しで逃げ切り勝ち」とか「奇襲で最後に差し切り勝ち」とかがやりやすい、手の内を全部さらしたうえでの地力をぶつけ合う試合形式ではないなと思います。卓球界では「ゲームカウント0-3から逆転勝ち」なんて事例も多いわけで、手の内をさらしたところからが本番という感覚もあります。ですのでTリーグルールで勝ったとしても、WTTやオリンピックで勝てるとは限らない、それはまったく張本さんの指摘通りだと思います。そうした「真の決着戦」を日々戦っている張本さんにしてみれば、このルール・環境では本当の強さは育まれないと感じるのは自然で当然でしょう。世界1位を倒す最後の1点がどれだけ遠いのか、そこにひりつく勝負の醍醐味があるわけですから「そこをカットするんかーい」と言いたくなるというものです。自分が勝ったとか負けたとかではなく、卓球の頂点をうかがう者の当たり前の感覚として。

↓選手が心から「勝った!」「負けた…」って思う試合を観衆としても見たいのはその通り!




という話は、何も張本さんに指摘されるまでもなく運営側もわかってはいると思うのです。最終的には世界標準のルールだったり試合形式になるべき…という思いもあるんだろうと思います。それなのに現状そうなっていないのには、何か理由があるのでしょう。何でもそうですが、全員がマヌケだったせいで「おかしい」が放置されていることというのは実はそんなになくて、「おかしい」にはそれなりの理由があったりするもの。張本さんと運営側でコミュニケーションがあったのかなかったのかはわかりませんが、そこは先に裏で聞いてみてもよかったのかなと思いますし、聞いたうえで「やっぱりアカンわ」となっているのであれば、その全体像を発信してもよかったように思います。なので、取り急ぎは運営側からの「ご指摘の件、わかります」「言わせてしまって、申し訳ない」「ただ、こうした事情がありまして」という発信があることを望みたいと思います。

それを待つ間に個人的に思ったところを挙げますと、まだTリーグは裾野を広げる途上であり、その段階では世界標準と違う点があることも必要悪なのかなと思います。日本の卓球が発展していくには「オリンピックとWTTさえあればいい」「優秀な選手は超級リーグかブンデスに行くべし」なんて話では当然なく、日本で卓球をして生きていくための基盤…プロリーグがあってほしいと望むのは自然なことでしょう。そこには世界トップではないかもしれないけれど日本ではトップの選手たちが集い、その舞台をゴールとし、その舞台があるからこそ子どもの頃から安心して卓球に打ち込めたという若者たちが集ってくるのです。世界で勝つためではなく、卓球で人生をまっとうするために。大谷翔平さんあたりから見たら「お前、そんな意識じゃメジャーで通用しないぞ」と言われるのかもしれませんが、日本プロ野球で自分の野球人生をまっとうできる環境があるのは世界の頂点を目指すにあたっても重要なことだと思うのです。そういう環境がない国・地域に、何故か「世界最高峰のリーグ」だけがポッと誕生するとは僕には思えません。高い塔を建てるには大きな土台が必要なのです。

国内卓球プロリーグが盛り上がり、観衆が増え、チーム数が拡大し、卓球に人生を捧げようと思うレベルの選手たちを大体吸収できる規模になって、「その人生イイね」と子どもたちが憧れるくらいになっていれば、おかしなことをする必要はありません。世界につながる一本道を敷いて、世界に羽ばたける者はそのままスムーズに飛び立てるようにしてあげたらいい。ただ、今は2018年の発足当初に比べれば若干拡大したとは言え、いまだ男女6チームずつの小規模リーグですし、先日の男子開幕戦でも観衆は1500人といったところ。まだまだ発展途上のプロリーグです。理想よりも現実が先に立つ段階です。

観衆が物理的に見ていられる時間は2時間、せいぜい3時間でしょうか。そのなかにできるだけ多くの選手の出場機会を作り、インチキかもしれないけれどどちらが勝つかわからない波乱の展開を生み出し、卓球を好きで詳しい人でなくても楽しめるようなエンターテインメント性を求めようとしたら、今のような理不尽な試合形式も十分あり得るものだと僕は思います。Jリーグだって昔は「引き分けナシ/Vゴール決着」とかやってたわけですし。野球などはむしろ最近になってタイブレーク制とか導入していますし、状況に応じて「ルール」や「普通」は変化するのです。オールド卓球ファンなら「1ゲーム21点制、サーブは5本交代でなければ真の決着とは言えぬ…」とか言うでしょう。

よくある卓球の団体戦フォーマットだと3人編成のチームで「シングル5マッチ、3本先取」とか「ダブルス1マッチ+シングルス4マッチ、3本先取」とかになり「3-0」決着もよくある反面、もつれた場合には4時間超えの死闘なんてことも稀にあります。そこをTリーグでは「できるだけ多くの選手に出場機会を与えたい」「毎回3-0決着じゃ出場機会が限られるから混戦にさせたい」「ちょっともつれたほうが面白くない?」という希望と、「でもオリンピックじゃあるまいし4時間は見てくれないかも」「時間が延びるほどコストが掛かるのもまた現実」という恐れを勘案しつつ、妥協点を見出している段階なのかなと想像するのです。実際Tリーグでは「1試合に4名以上出場すること」「3-0で決着しても第4試合まで必ずやること」など出場機会の増加を意図したと思われる特殊ルールを導入しており、それとトレードオフになっているのが「真の決着戦=時短」の部分だと思うわけです。

本当に強い選手が勝つルールになっていないのはその通り。

一方で、限られた時間内により多くの選手が試合をできるルールになっているのもその通り。

この両方を普通のやり方で両立させるには、「チームが増える」が正攻法でしょう。チームが増えればより多くの選手が卓球で人生をまっとうすることができ、「試合数増加かつ時短する」みたいな策を弄する必要もありません。ただ、その正攻法に至るには何もかも足りないのが実情です。ファンの絶対数は単純に少ないですし、選手もTリーグは敬遠気味ですし(※世界に羽ばたいていく)、当然お金も環境も足りないでしょう。

ただまぁ、そのなかでどれが一番優先かとなったらやっぱり「選手」なのかなと思います。選手が何かを目指し懸命に奮闘する原初の光があって、そこに人々が惹きつけられ、お金が集まってくるのですから、「選手」がこの舞台何か違うなと思うのなら改めたほうがよいでしょう。実際問題WTTチャンピオンズ横浜大会は約5000人収容の会場で3連休ぶんのチケットが売り切れているわけで、エンタメ性を重視した時短ルールなら観衆が増えるという話でもなさそうですし、普通のルールにしてもお客が減ったりはしないのではないかと思います。有り体に言えば「減るほどいない」ですし。

運営側からは、観戦後に質問盛りだくさんのアンケート依頼とか送ってきてくれていますが、あの感じで選手たち自身に聞いてみてもいいのかなと思います。「今のルール面白い?」とか「どうしたらTリーグに人生懸けようって思う?」とか。発展途上のいいところは、守るべきものも成功体験も何もないので、何にでもためらわずトライできることだと思います。朝令暮改、大いに結構。どんどん変化しながら理想に近づいていけばいいんじゃないでしょうか。個人的な試案としては「1ダブルス、2シングルス」の5ゲームマッチ3試合制で、選手の出場は1試合に限り、最後のシングルスに勝点2あげるのはどうかなと思います。そうしたら双方必ず4選手が出場して、3試合で終了し、かつ序盤2試合がどういう結果でも最後までダレないので。勝ち点2のエース戦を担う選手は、真の実力が育まれるんじゃないかと思いますので、そこだけ7ゲームマッチにするとかでもいいかもですね。このルールだとひとり強いエースがいるチームがぶっちぎりで優勝しそうですが、むしろそのほうがどのチームにもチャンスがある混戦になる気もします。ひとり、とにかくひとりスカウトしてくれば勝てそうな理不尽ルールですからね!

↓選手間にもいろんな意見があると思いますが、まずは選手のやる気が出ることが最優先と思います!

この投稿だけ見ると「ぼちぼち頑張ろう」みたいなスタンスに見えますが、開幕戦では誰より熱いプレーをしていましたよ!

こういうやり取りをSNSじゃないところでやれたらもっとよかったかもですね!



SNSで問題提起するとザワつきが広がり過ぎるのは、考え物です!

屋外競技の観戦に生命の危機を感じる猛暑のなか、夏は涼しく卓球でも見ようとTリーグ開幕戦に赴き充実の夏祭り気分を味わった件。

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卓球シーズンっていつなんですかね!

本日はお出掛けの記録です。ついに開幕を迎えた卓球のTリーグ、その開幕戦に行ってまいりました。「開幕してたんだ…?」「ていうか卓球っていつからいつまでやってるものなの…?」「何となく冬のイメージだが逆に真夏に開幕なんですか…」という声があがりそうな気もしますが、夏は卓球の季節です(←断言)。一年中薄っすら卓球をやっているからどこにも山がないだけで、卓球は夏も盛り上がっているのです。

しかも今年はいわゆる世界ツアーであるところのWTTシリーズから、上位カテゴリの試合であるWTTチャンピオンズ(※テニスで言えばATPツアー・マスターズ1000とかに相当)が8月に横浜で開催されることになっていたりもしますので、日本卓球界もさぞや熱く盛り上がっているだろう…そして屋内競技だし涼しいだろう…何か見には行きたいが屋外は厳しいから屋内がいい…みたいな期待を込めて、ちょうどタイミングがよかったTリーグ開幕戦へと出掛けた次第です。

↓やってまいりました待ちに待ったTリーグ開幕戦へ!
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会場となる国立代々木競技場第二体育館は人・人・人であふれ、開幕のお祭り気分を楽しもうと集った人々が早くも会場前広場で盛り上がっています。かき氷を食べる人、グッズを買う人、かき氷を食べる人、記念撮影をする人、かき氷を食べる人などなどちょっとした縁日のような雰囲気。実際に広場中央には盆踊り風のステージも設置されており、卓球×夏祭りの夢のコラボレーションが実現した手応えも。

卓球部員(元含む)優遇施策として愛用の卓球グッズ(ラケット等)を持参するとポップコーンが食べ放題なんていう大盤振る舞いもあったりして、卓球部感あふれる人たちが長い列を成していたりと大変楽し気な雰囲気です。僕も実家からラケットを取り寄せればよかったなと、下調べ不足が惜しまれるほどでした(※まぁ、送料考えたら普通にポップコーン買ったほうが安いですが)。

そうした出展ブースと並んで、広場には卓球台と用具が設置されており、ストリート卓球をお楽しみくださいなんてご提案も。ほかのスポーツは「見る専」という人も多いものですが、卓球は誰しもが一生プレイヤーみたいなところもありますので(※温泉卓球とか)、こういう備えがあるとちょっと仲間内で卓球なんかして盛り上がれそうでイイなと思いましたよね。暑いのでやっている人は見ませんでしたが(!)、それはもう猛暑が悪いのであって、卓球が悪いのではありません。もうちょっと涼しくなったらもっとみんなやるんじゃないかなと思います。

↓開幕戦と言えばお祭りですからね!祭り感出していきましょう!
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↓熱中症には十分に注意して、ストリート卓球をお楽しみください!

僕もしばしお祭り気分を味わいつつ、最寄り駅からわずか5分程度の移動で早くも全身から汗が噴き出してきておりましたので、「祭りは夕方以降にしよう…」と会場入りすることに。試合まではまだ時間がありますが、場内ではすでにイベントなどが始まっており、こちらも大変盛り上がっています。

するとまぁ、とにかく出るわ出るわのスペシャルゲストのスマッシュ攻勢で、さすが開幕戦と唸るばかり。昨年の開幕戦や3月のプレーオフでも会場を盛り上げてくれたことでおなじみの卓球ヒーロー・グレイザーマンの登場や、現在好評公開中の劇場アニメ「卓球少女 -閃光のかなたへ-」の日本語版で吹き替えを担当した声優の夏川椎菜さんと雨宮天さんのご来場、卓球天使の愛称で知られる応援アンバサダー・菊池日菜さんによる場内リポート、Tリーグ公式YouTubeチャンネルで卓球挑戦企画を展開している俳優の松田昇大さんによるエキシビションマッチ、そして大注目のアイドルグループ「瞬きもせず」のオープニングアクトと盛りだくさんのイベント群。試合前に元は取ったなと思えるような楽しい時間がつづき、体温と反比例して心はホットになっていきます。

各お出掛けで楽しみにしているステッカー収集についても、「Tリーグ関連のWEBアプリをインストールしてホーム画面に追加するとステッカーをあげる」というなかなかの熱量あふれる条件を達成したところ、出場チームのトレカ風ジャンボステッカーをいただくことができました。後日、WEBアプリ内でクジの抽選も行なわれるとのことですので、そちらも含めて楽しみにしようと思います。

↓おなじみの卓球ヒーロー・グレイザーマンが来てくれました!
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↓卓球天使・菊池日菜さんは試合前インタビューや試合中の応援コメントでも活躍!
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↓瞬きもせずの面々はスマッシュシングル「ボイド」を披露!
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↓松田昇大さんはガチ経験者の動きで熱戦を展開&勝利!
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↓アプリ追加で大きなトレカ風ステッカーをいただきました!
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↓入場時にはパンフレット・各種フライヤーとグレイザーマンふりかけをいただきました!
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↓あと、何か来てました!

ふぅー、まだ大本番の試合が始まる前だというのにこれだけ盛りだくさんだと、得しかないと言っても過言ではありません。やはり開幕戦ともなればこうでなくては。エンタメ感あふれるイベントの数々で早くも期待値を突破していく感触です。

そしていよいよ試合の時間へ。今回の対戦は昨季のTリーグを制したT.T彩たまと、昨季のレギュラーシーズン1位ながらもプレーオフ決勝でT.T彩たまに敗れてシーズン優勝を逃した琉球アスティーダの顔合わせという、まさに開幕から頂上決戦と言ってもいい激熱の顔合わせとなりました。琉球はエース格としてチームを牽引した張本智和さんが岡山リベッツへ移籍したことで戦力的にははたしてどうかというところですが、結果やいかに。

↓T.T彩たまがチャンピオンシャーレを返還し、いよいよ新シーズンの始まり!
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まずは第1試合のダブルスから。プレーオフではT.T彩たまが先勝して流れをつかみ、勝負の分岐点となったダブルスですが、この日は琉球アスティーダがやり返しました。第2ゲームを連続得点から大勝すると、スコア「6-6」から始まる第3ゲームも勢いそのままに奪取して先勝します。

第2試合のシングルスではT.T彩たまの曽根翔さんが3-0で取り返すも、第3試合のシングルスで琉球アスティーダが見事な雪辱を見せることに。プレーオフでも同じ顔合わせで対戦した、昨季のMVP・T.T彩たまの有延大夢さんVSリオ五輪銀&混合ダブルス世界選手権金などで知られる吉村真晴さんとの試合は、吉村さんの雪辱への気迫が凄まじかった。

有延さんも果敢に攻撃を仕掛け、決まりそうな強打をいくつも放っているにもかかわらず、それをことごとく吉村さんが跳ね返して逆にポイントを積み重ねていくという圧倒ぶり。第1ゲームを11-5、第2ゲームを11-3と大差で取ると、第3ゲームでは「吉村さんの強打を有延さんが強打で返し」「その強打がネットにかすってネット際に落ちた」という、普通なら強打対応で後傾となり反応すらできそうにないシチュエーションでも、見事な反応での前進から再度強打で仕留めるという鬼気迫るプレーぶりで、大観衆からも大拍手が起こりました。見ていて思わず声が出るような試合で、激熱でした!

↓熱くなり過ぎて試合後すぐに水風呂浴びたそうです!
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この第3試合で勝負の流れは決したでしょうか、第4試合のシングルスではT.T彩たま応援団からの人気も高い神巧也さんがジンタクコールを背に派手なプレーで会場を盛り上げ、「台から離れて強打&リターンを繰り返す」という観衆が大好きな見せ場も演じてくれますが、ゲームを重ねるごとに琉球アスティーダの趙勝敏さんが普通に勝ちまして(!)、これで試合も決着。プレーオフの雪辱を果たした琉球アスティーダが開幕戦勝利となりました。

↓昨年の開幕戦を上回る1569人が大いに卓球を楽しみました!

その後もつづく卓球夏祭り。入場前に夏祭り風に盛り上がっていた広場では、ファンとの交流会イベントをやるとかで、MCの人がステージにのぼり「飲み物を手にカンパイしましょう!」的な感じで会場から出てきた観衆たちを煽っています。まぁ、そこは卓球界隈というか、ものすごい勢いでみんな帰っていくのには「卓球界隈さもありなん」と思いましたが(←打ち上げとか行かなそう)、企画としてはなかなかイイ感じだったのではないかと思います。

熱い試合を見て、夕方から夏祭り風に一杯やりながら、ステージでのトークショーを楽しむなんて、すごくよさそうですものね。僕もすぐ帰ったのでそのクチで言うかって話ではあるのですが、そこはもう観衆の性質とイベントのマッチングという話であり、格闘技イベントのアフターとかであれば大いに盛り上がる企画だったと思いますので、今後もいろいろ楽しい仕掛けをやっていただけるといいなと思いました。楽しい夏のお祭り、ありがとうございました!

↓瞬きもせずの面々は帰宅する観衆のお見送り&渋谷名物のフライヤー配布で頑張っていました!
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↓交流イベントは「試合終了後すぐにカンパイ」でよかったと思いました!
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で、何回もカンパイすればよかったんじゃないかなと!

帰る気分で会場を出るので、すぐ始まらないとまぁ帰りますわね!


もうちょっと試合がもつれたら、日も暮れてもっと雰囲気出たかもですね!

オンラインカジノでやらかす人が急増するなかベラジョンを笑っていた自分を猛省し、遅まきながら「吉田を信じるな」の警鐘を鳴らすの巻。

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やっとベラジョンの仕組みを理解しました!

最近オンラインカジノで身を持ち崩すのが大流行しております。東京五輪男子卓球団体で銅メダルメンバーとなった丹羽孝希さんが単純賭博容疑で書類送検されたり、令和ロマンの高比良くるまさんら吉本興業所属のタレント10人弱の面々が任意で事情聴取を受けているなどの話も出ており、にわかに「過去が自分に襲い掛かってくる」という事例が続発中。この界隈の頂点に立つ一平も要するにオンラインカジノ沼にハマったことを考えると、これは決して他人事ではない危険性があるなと震え上がりました。

個人的にはギャンブルについては馬・船・自転車・バイクを少々嗜んでおり、「馬ですら信用できないのに人間が作った機械やサイトなど信用できるか」と心の深いところで実感しておりますので、オンラインカジノに手を出したことも出す気も毛頭ないのですが、それでもこれだけの普通の人が手を出している現状を見ると明日は我が身と思います。先日も友人との新年会で向かった雑居ビルで、エレベーターを降りるフロアを間違えたら美女とイケメンが飲みながらブラックジャックやっていたなんてこともありました。甘い危険はいつもすぐそばにある。皆さまもどうぞオンラインカジノ、賭けゴルフ、賭けマージャン等にはお気をつけください。

さて、そんなオンラインカジノの話題が出るたびに思い出すのはベラジョンです。一時期、元サッカー日本代表の吉田麻也さんをCMに起用し、サッカー日本代表戦の合間などに流れていた「ベラジョン」なる絶対にアヤしいあのオンラインゲームサイト。直観の時点で「近寄ったらダメなヤツ」と確信していたので、遠巻きに「あー出ちゃった」と思いながらCMを見て笑っていただけだったのですが、何故アレがあんなに堂々としていたのか今さらながらに気になってしまったのです。

↓何でこんなに堂々としていられたんだろう…?



↓何でDAZNでメイキングとか配信して堂々としていられたんだろう…?



↓何でワールドカップの会場にも進出するくらい堂々していられたんだろう…?



このベラジョンのCMはすでに放映されてはいませんが、この話題が持ち上がった段階でもスポーツ配信サイト「DAZN」内では「BeeBet」とかいう別のオンラインゲームサイトのCMに元サッカー日本代表の岡崎慎司さんが出演されていたりするなど、スポーツ中継からオンラインゲームサイトへの誘導は盛んに行なわれている模様です。身を持ち崩した人が実際どのサイトでやっていたのかは定かではないものの、これらのサイトで引っ掛かった人もなかにはいるのだろうと思うと、いたたまれない気持ちになります。サッカーとか野球が好きだっただけなのに、こんなことになってしまうなんて……!

で、何故こんなに堂々としていられるのかを改めて調べますと、そもそも外国にはこうしたオンラインカジノが合法である国もあったりしつつ、日本向けに有名サッカー選手が告知しているのはオンラインカジノではなく「●●無料版」という合法のオンラインゲームサイトだったのだと理解しました。CM中にも小さくて薄くて白い文字で「無料版」という但し書きが入っていますが、このベラジョンであったりBeeBetであったり遊雅堂であったりクイーンカジノであったりカジ旅であったりというのは「合法の無料オンラインゲームサイトを盛大に告知し」「同じ名前のオンラインカジノサイトへと誘導する」という流れで人々を沼に誘うカラクリのようなのです。

例えばベラジョンで言えばベラジョン無料版は「verajohnfree」というドメインで運営されていますが、オンラインカジノであるベラジョンカジノは「verajohn」という別のドメインで運営されているなど、無料の国内合法サイトと有料の国内違法サイトをかっちり分けているのです。おそらく運営会社からして別になっているのでしょうし、試していないのでわかりませんがアカウントもまったく別のものなのでしょう。アカウントが一緒だったら「コッチのサイトは無料で合法なんで」と堂々としていられないはずですからね。

じゃあ別にいいじゃんご利用は計画的に…となるかと言うとそうではなく、まずそもそも「ベラジョン無料版」と「ベラジョンカジノ」が別のサイトだなんてCMを見た人は認識していないわけです。しかも紛らわしいのが、「ベラジョン」で検索して真っ先に出てくるのは無料版のほうではなくオンラインカジノのほうなのです(※CM打ってるほうが出ないという逆SEO的な現象)。ベラジョンは完全無料で合法なんだろうとだけ思ってサイトを開いた人は、その段階でうっかり有料のほうを先に見ていたりすることも十二分にあるでしょう。しっかり「無料版」まで入れて検索する人なんて多くないと思いますからね。ていうか、BeeBetに至っては一生懸命無料版のサイトを探しているのですが、いまだにどこにあるのかよくわかりません(BeeBetは無料版サイトがないのかな?)。

そこにさまざまなインフルエンサー的な動きも加わり、さらに誘導は強固なものになっていきます。気になったけどためらっている人が「ベラジョン 違法」などで検索すると出てくる解説サイトには、「ベラジョンの運営元は合法の国にあるので違法性はありません(※日本でプレイするのが合法とは言ってない)」「キュラソーライセンスを保持しています(※キュラソーライセンスって何?)」「すごく危険なサイトということはありません(※安全とは言ってない)」「グレーゾーンと言えるでしょう(※シロとは言ってない)」などのギリギリの言葉遊びを繰り出しながら、合間合間にオンラインカジノサイトのほうへの誘導バナーを差し込んでくるのです。合法だと信じたい人が「無料版は安心なんだなヨシ!」と思って飛んだ先にはオンラインカジノが待っている…引っ掛かるのが間抜けと言えばそれまでですが、ちょっと判断力が鈍っているときなどはうっかりダマされることもあるのではないかと思います。外国籍の豪華客船に乗って日本の領海外で遊ぶとか法を守って遊ぶのは面倒くさいですが、オンラインはとっても手軽なので気軽に沼にハマれそうですしね!

↓「アカウントが乗っ取られました」「事実と異なる内容が多い」などにつづく「違法とわからず反省」構文!


↓同じ銅メダルメンバーでも合法の相場で負けてる水谷隼さんはさすが遵法精神が高い!



このような仕組みだと理解すると、合法のほうの知名度や安心感の醸成に一役買うことも限りなくブラックなのではないかと今さらながらに思えてきます。僕もよもや引っ掛かる間抜けはいないだろうと思いながら「ベラジョンwww」などとあのCMを笑っていたことについては、一歩先への想像力を欠いていたことを反省するばかりです。CMと実態が全然違うアプリ(ラストウォー:サバイバルとか)のCMに出演するよりもさらに一段よろしくないところに吉田麻也さんなり岡崎慎司さんなりが出演していることに対して、「吉田の話は信じないでください!」くらいの警鐘は鳴らさなければいけなかったなと思います。サッカー界隈の皆さんはもちろんご承知だろうとは思いますが「へー、日本代表、すごーい」みたいな人が世間の大半であることをすっかり失念していたのは僕としても大きな落度でした。申し訳ございません。

昨今は「悪をスポンサードすることや悪を起用することも悪に加担するEvilな行為」とみなす向きが強まっています。たとえばフジテレビにCMを出稿すると、悪に加担する側と認定するような風潮が。その感覚で言えば、CMに出演するのはその企業の活動なり商品なりを支持・支援する行為であるわけですから、知らぬ存ぜぬイノセントというのは通用しなくなっているのではないかと思うのです。CMとは、その人のイメージや信頼を商品のイメージや信頼へと転換する行為なのですから。信頼できる有名人が美味しいと言ったからその商品はきっと美味しいんだろうと消費者は思うわけで。本当にあなたが出演している暗号資産取引サイトは大丈夫なところなのか、本当にあなたが出演しているウォーターサーバは大丈夫なところなのか、本当にあなたが出演している育毛剤は大丈夫なところなのか、自分自身でもしっかりと確認し、その企業や商品への理解を深めたうえで広告に出演することは有名人の責任の一端であろうと思うのです。

大きなチカラを持った者は、そのチカラを正しく使わなければならない。

アスリートと言えば「有名で人気者なのに緩い」みたいに思われがちなところがありますので、各位十分に意識を高めていただき、アヤしいサービスに加担しないようご留意いただければと思います。

頼まれたら・もらえるお金を計算して・CMに出る、ではなく、

サービスや商品に・心から賛同したから・CMに出る、へ。

若い世代がどんどんダマされやすくなっている気がする現代社会において、有名人にはそういった姿勢も求められる…僕はそう思う者なのです。CMのような大きなオファーを受ける際は、自分と家族とでみっちりそのサービスや商品を試してから検討するくらいしたって、バチは当たらないと思いますからね。「CMに出てる本人がオンラインカジノにハマって書類送検された」のであれば、Evilだなとは思いつつも「あぁ本当にイイと思ってたんだな」とある種の誠意は感じるかもしれませんね!

↓なお、ベラジョン無料版のラジオCMは、フジサンケイグループのニッポン放送CMグランプリを受賞したとのことです!

里崎智也さんが「いいですね〜」って言っているなら大丈夫だな!

って、普通の素直な人はなるんですよね!

有名人には素直な人を守る義務がある、そういう時代だと思います!



「吉田か…」「里崎か…」で察することができる人は大丈夫だと思います!

「いつもの銀」ではなく「惜しくも銀」!ついに最強中国の背中をとらえ、勝てるかもしれないと思った世界卓球2024女子団体戦の巻。

08:00
中国に再・最接近した一味違う銀!

いつも通りの銀、定位置の銀、結果だけ見れば既視感も漂うおなじみの結果ですが、内容は一味違う「予感」に満ちたものでした。世界卓球2024女子団体戦、決勝に臨んだ日本代表は卓球界の覇者・中国に挑み、2-3で敗れました。しかし、0-3ではなく2-3です。世界ランク1位から3位を揃えた中国に2人が勝っての2-3です。金になり得る銀、この10年あまり決勝の舞台で相まみえてきた日本と中国ですが、ついに「勝利」を意識することができる戦いだったと思います。

2022年の世界選手権団体戦決勝では0-3の敗戦。2021年の東京五輪決勝でも0-3の敗戦。コロナ禍での長い断絶を挟んで2018年の世界選手権団体戦では伊藤美誠さんが1勝を挙げるも1-3での敗戦。2016年世界選手権と2014年世界選手権も0-3での敗戦。2016年リオ五輪では中国と当たる以前に準決勝で日本は敗れました。この10年の道のりは「中国と決勝で相まみえてきた」とも言えますが、勝負の真の力点は「中国と当たらずに決勝に行く」ところのほうにありました。過去10年の世界大会決勝で5度戦って「1-15」ではそれも致し方ないところ。

しかし、この日の戦いは初めて「勝利」を意識した戦いだったと感じます。初めて勝利を意識することができた戦いだったと思います。53年前に日本女子は卓球の世界王者になったのだと言われてももはやピンとは来ませんが、ついにそこに手をかける、再び接近するところまで来た、そう感じます。パリ五輪まで半年弱。まだ伸びる、まだ伸ばせる部分がある。日本チームには若さという大いなる伸びしろがあります。今より強くなることはあっても、弱くなることはないでしょう。「もしかしたら」があるかもしれない。そう思えるだけの戦いでした。たまには世界の卓球ファンも「中国以外」が勝つところを見たいでしょうが、それができるチームがあるとすれば日本だと思いましたね!


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迎えた決勝の舞台。この日登場したのは早田ひなさん、平野美宇さん、張本美和さんのパリ五輪団体メンバーの3人。ここまでの大会の流れそのままに平野さんを第3試合の1点使いとするオーダーです。張本さんを第1試合と第5試合に置いたあたりは、思い切って行ってこいといったところでしょうか。前日の準決勝では2ゲームを先取されたところから逆転を見せた粘りと修正力を見せていきたいところ。

ただ、中国はどこにも隙がない鉄壁の布陣。第1試合に登場した世界ランク1位・孫穎莎さんは前後の揺さぶり、回転量、強打、駆け引きどこを取っても多彩で、少しでも緩い返球になればすかさず仕留めにきます。張本さんもラリーでは非常に粘って持ち味を見せますが、攻守両方でサーブとレシーブで先手先手を取られた印象。強い中国のなかでもさらに別格といった強さでした。この負けは致し方ありません。

しかし、団体戦は1人で勝てるものではありません。第2試合、東京五輪シングルス金の陳夢さんを迎え撃った早田ひなさんは日本のエース格として奮闘。第1ゲームは不運な失点もあって落としますが、手を変え品を変え早田さんは打開を図ります。第2ゲーム以降は台の深くまで伸ばすロングサーブに突破口を見出すと、苦しい返球となったところを長身の左利きから繰り出す強打“ひなドライブ”で相手のバックハンド側を攻め立て、チカラで押し切る場面をたびたび生み出します。得点のたびにこぼれる爽やかな笑顔は現地ファンの心までつかんでしまうかのよう。

第2・第3ゲームを取り返した早田さんはどちらがランキング上位かわからなくなるような戦いぶりで会場を支配。第4ゲームに入ると早田さんは攻撃の姿勢をさらに強め、互いが台から離れて強打のラリーをつづけるという激しい打ち合いの試合に。ときに体勢を崩されながらも激しいラリーを勝ち切った早田さんは、長いデュースを14-12で制して勝利!しっかりと中国に食らいついていきます。

↓体勢が崩れてもそこからまた甦る!正面から中国勢に打ち勝って日本のエースが1勝!


五輪とは違いシングルス5戦で争う世界選手権。第3試合はこの試合だけの登場となる平野美宇さんと、中国の王芸迪さんとの対戦。強い中国勢のなかでも近年の対戦成績からすれば比較的与しやすいのではないかと見られていた王芸迪さんを相手に、平野さんは「下馬評の通りです」とでもいうような快勝劇を演じます。第1ゲームは序盤にやや王芸迪さんが試合に入り切れていなかった部分と、中盤に幸運なエッジボールなどがあって平野さんがリードすると、ゲーム終盤には相手サーブを強く返していわゆるリターンエースを決めるなどして、ゲームを通じて隙のない戦いで先取。

第2ゲームも引きつづき競った試合となりますが、どうやら今日の幸運の女神は平野さんのほうを向きっぱなしであるよう。王さんの回転が見えづらいサーブに対する苦しい返球がネットインで得点になるなど、何か起きたときは常に平野さんの都合のいい方に転びます。8-10と先にゲームポイントを許す場面もありますが、ここでもネットインで10-10のデュースに持ち込むと、逆転で第2ゲームを連取。つづく第3ゲームは王さんが3-7と序盤に走りますが、相手フォア側の台の外にまで沈んでいくような厳しいコースを攻め立てて連続得点を挙げると、同点そして逆転へ。ここ一番でまわり込んで繰り出すチキータの読み、思い切りも冴えました。第2ゲームにつづいてデュースとなったこのゲームも平野さんが制して日本2勝目!

↓中国勢を相手にストレート勝ち!53年ぶりの金メダルに王手です!



あとがない中国は第4試合で再び登場の世界1位・孫穎莎さんが早田ひなさんにストレート勝ち。第1ゲームは2-11と圧倒されるなど、ここは孫さんに意地を見せられた格好です。ただ、勝負は最後の第5試合に持ち込まれました。中国で一番の選手に2敗しても、まだ日本に金の可能性が残っている。こんな場面はとんと見た記憶がありません。さしもの中国も「勝ち」と「負け」の両方を考えずにはいられないでしょう。

勝負の第5試合を託されたのはチーム最年少15歳、世界選手権代表は初となる張本美和さん。急に「53年ぶり」の重たいバトンを託された格好にはなりましたが、パリ五輪で日の丸を背負う選手に何が重たいの何が重たくないのもありません。託されたものはすでに重たく、しかし、それを背負うチカラがあると認められたからこそそこにいるのです。勝てば世界一、勝てば金、ついに中国と本当の世界一決定戦をやれるところまで来ました。

張本さんは相手の王者ゆえの固さを突くように、第1ゲームの立ち上がりからしっかりと攻撃意識を見せていきます。得意のバックハンドで臆さず攻めて得点を重ねるなどいい調子。国際映像はお兄さんである男子代表の智和さんと、会場にいるお父さんと、ベンチでうんうんと頷く伊藤美誠監督を1球ごとに抜き、「世界一」への予感を中継にも漂わせてきます。第1ゲーム先取の段階では日本応援団は早くも最高潮。SNSでオーダーに文句を垂れていた輩も沈黙しました。伊藤監督の勝利への指示も上機嫌で止まらないご様子です。

…しかし、そこからは陳夢さんもさすがの東京五輪金メダリストという粘り腰。試合序盤には張本さんのボールを見切れずに空振りするような場面もあったものが、試合のなかでじょじょにアジャストし、形勢をひっくり返していきます。特にサーブ&レシーブの攻防では、陳夢さんのサーブに対応できない場面と、逆に張本さんのサーブを強烈なリターンでブレイクされる場面など「1球」で仕留められる場面が見受けられるようになってきます。技術そのものというよりは、読みとか勝負勘とか経験の部分での差でしょうか。「嫌だな」というタイミングで的確に嫌なことをしてくる決断と、高い実行力、それによってコチラの打つ手を封じてくる試合運びはさすがでした。

第3ゲーム終盤に8-6と一瞬リードした場面でひとつかふたつ先に行けていれば、もしかしたら結果も違ったのかなとは思いますが、勝負所を逃がさないのも強者の条件。第2・第3ゲームを取り返した陳夢さんを前に、張本さんは少し表情も曇りがちになり、首を傾げる場面も増えていきました。第4ゲームもシーソーゲームの展開とはなりますが、最後は陳夢さんが競り勝って勝利。日本はまたしても金メダルとはならなかったものの、「いつもの銀」ではなく「惜しくも銀」だった、「2番手以下で最上位」なのではなく「世界一を争った」、確実にそう言える試合でした!

↓いやー、一瞬このまま勝てるかと思いました!惜しかった!


↓この10年あまりの時間で、試合中に「中国に勝てるかも」と思ったのは初めてな気がします!



↓「まずは監督」と呼び掛けられて一瞬「アタシか?」という反応を見せる伊藤美誠さん、もちろん違いますよ!


こんだけアドバイスしてこんなにいい戦いになると、パリ五輪で伊藤監督のアドバイスがないのが少し不安になりますね!

リザーブ向いてないとは聞きましたが、監督が向いてないとは聞いてない!



「昔、日本は卓球世界一だった」というのは知識としては知っているものの、生まれてこの方、実感としてそう思ったことはありません。基本的に世界一の座にあるのは中国で、中国が世界一でないときもその大半は有り体に言えば「中国が中国に負けた」というもの。女子団体戦は特にそうでした。しかし、その牙城に半世紀ぶりに手が届こうとしている。日本で育った卓球が、中国を倒せるところまで迫ってきている。まだまだ可能性は高くないとは言え、あり得る範囲までやってきた。そんな興奮を覚える決勝戦でした。今回は惜しくも銀とはなりましたが、この世界選手権での惜敗があったからパリで勝てた、そう振り返れる試合になってほしいと思います。結局、五輪で負けたら「負けたな」って思うんですから、ココで学んで五輪で勝つ、その順番のほうが気分がいいと思いますしね!


この試合を見たあとでは「負け前提」で挑む気には、もうならないです!

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婦人公論 2017年 12/27、1/6 合併特大号

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