スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム

バスケットボール

今年の「試合始め」にバスケ・Bリーグの観戦に赴き、スポーツくじは惜しくもハズレとなるも試合は大当たりで「運試し」大成功となった件。

08:00
試合始めで運試しをしてきました!

引きつづき正月気分でお過ごしの皆さま、あけましておめでとうございます。僕は例年、1月半ばの成人の日までを正月と認定しており、この3連休までは正月気分で過ごすことにしております。先週もお仕事などはしておりましたが、それはリハビリみたいなもので、この3連休が明けたら今度こそしっかり仕方なく働くために我慢する覚悟を決める時間なのです。溜まっているメールを読み、嫌だなぁと思い、対応は来週でも大丈夫かを検討し、「来週やる」のフラグを立て、自分への説得を開始する。そうやって時が止まった正月を生きてきたのです。

しかし、いよいよその楽しい時間も終わりです。この3連休が明けたら、もういい加減に給料をもらう作業に戻らなければならない。嫌だ。その前に遊びたい。そんなことでスポーツ観戦にでも繰り出そうと思ったわけです。検討にあたっては、今のタイミングだと春高バレーか高校サッカーあたりなのかなと思いつつ、大変我がままで恐縮なのですが、もうちょっと正月気分で見られる軽いヤツがいいな…などと思いました次第。勝っても負けても「勝ったな」「負けたな」と思う程度の、人生の一大事じゃないヤツがいい…そんなことで選びましたのが近くて早くて寒くなくて間違いがないことで評判のバスケ・Bリーグです。

買い物の用事などもあり渋谷方面に繰り出したその流れで、Bリーグの試合でも見てドーンと「試合始め」をしようじゃないかと、まぁそんな寸法でお出掛けをしてきたわけです。選択肢は複数あったのですが、最近はアルバルク東京という東京のチームを見る機会が多かったので、今回は東京にある別のチーム、サンロッカーズ渋谷の試合を見ようと青山学院大学方面に向かいます。こちらの大学の体育館である青山学院記念館がサンロッカーズのホームアリーナということで、先日の箱根駅伝のお祝いも兼ねるのにちょうどよさそうだなと、正月気分も最後の中継所を経てゴールへと向かっていく意気込みです。

↓やってまいりました青山学院記念館!
20250112_134827


↓青学がホームアリーナだなんてオシャレでいいですね!
20250112_134842


表参道に降り立てばそこは「左手にカフェラテを持って、右手のiPhoneで斜め上にある何かを撮影する女子」たちの世界です(←何撮ってるんだろう?)。ここは左手にカフェラテを持っていない人はおそらく人権がない街です。僕もその雰囲気に馴染もうと近くのマックで飲みものなどを買い、マックのカフェラテを左手に掲げて周囲に溶け込みながら会場へと向かいます。カフェラテさえ持っていればスタバだろうがタリーズだろうがベローチェだろうがマックだろうが、きっと何でも大丈夫だろうと思いますので。

入場前には出展イベントなども楽しみます。この日は楽しみながらSDGsが学べるスタンプラリーとやらが開催されており、スタンプを集めると抽選で何かがもらえるクジが引けるとのことで、「きっとステッカーだろうな」と思いながら僕も奮って参加します。ペットボトルのフタをボール代わりにするバスケゲームとかいろいろやりますと3回もクジを引かせていただけるとのことでしたので、ガラガラ回しますと参加賞の白玉とはまったく違う緑色の玉が出たのを見て係の人がザワついたではありませんか。お嬢さんが「あぁっ!」と声を上げると高らかに打ち鳴らされるハンドベル。そして「おめでとうございます!」の声とともに渡されたのは……

↓クリアファイルとステッカーでした。
20250112_135548


「クリファでハンドベルだと1等はフラッシュモブでも始まりそうだな…」などと思いつつ、僕は幸先のいい手応えを覚えます。実はこの観戦にあたって僕にはひとつテーマがありました。それは「運試し」です。年が明けてから運試しと称していろいろやっているのですが、どうにも運がはかばかしくありません。競艇に行けば「1マークまわったところでは買い目通りの順番だったのに、買い目の1艇が2マークで勝手に外側にふっ飛んでいって外す」という納得いかない結果になったり、おみくじを引けば書いてある項目が基本的に全部悪くて「家移りよし」と何故か引っ越しを薦められたり、競馬をすればもちろん当たらず連敗記録を更新し、お年玉年賀ハガキは誰からも1通も来なかったので結果発表の前にハズレが確定…とひどい有様。そろそろいい運を引き当てたい、今年こそは幸運な一年になると信じたい、そんな願をこの試合に掛けて…いや、賭けていたのです。

↓ホームチームの7〜9点差勝ちに1票!
このスポーツくじがドーンと当たりましたらば、いよいよ今年の運試しもコレが大本番という扱いにしまして、2025年が幸運な年になると思いたい。そんな気持ちから、過去の対戦結果などをじっくりと見まして、今回も同じ感じになるだろうと当てにいったわけです。当たったとしても200円が800円になるかどうかという話ですので、大きな福とは言いませんが、少なくとも年初からのハズレつづきの運試し街道の転機にはなるでしょう。ぜひとも僕の運気のためにもサンロッカーズには頑張っていただきたいところです。

入場しますとアリーナは大変な賑わいぶり。もともとあまり大きな会場ではないこともあって、人も通れぬほどの混雑でギッチギチです。空席を見つけることが難しいばかりか、スタンド最上段には立見席に並ぶ人があふれ、その立ち見スペースさえも見出しがたいほど。そこに左手カフェラテ族が集い、若々しい声援を送っているのですから、物見遊山のコチラまで元気になるというものです。「キャンパス」って感じでいいですね!

↓約4000人収容の青山学院記念館は4049人を飲み込んで超満員!
20250112_140856


↓立ち見エリアもギッチリ埋まりました!
20250112_141231


そして始まった試合ですが、賭けているほうのサンロッカーズは何やらボールが回りません。対戦相手のシーホース三河が非常に粘っこくマークしてくることもありますが、どうにも上手くいかない感じ。ひたすら外をまわして時間が過ぎていったり、なかで受けたジョシュ・ホーキンソンさんあたりが苦しい態勢でディフェンスを背負って孤立したまま最後は反転からタフなシュートを撃たされたりする攻めが多くなり、キレイに崩してフリーでシュートみたいな場面をあまり作れません。この苦しい攻めではシュートの確率も上がらないというもの。

「昨日は勝ってたのになー?」と思いながらメンバーなど見ておりますと、昨日は出ていたはずの中心選手・田中大貴さんがいません。そのほかにも主力メンバーを欠いた状態となっており、「出ずっぱりの4人+入れ替わり立ち替わり」みたいなプロらしからぬ編成で試合をしているではありませんか。こうなるとできることも限られてくるのか、ディフェンスではスティールやブロックなどがバチーンと決まる場面も見せますが、攻撃は機能しない時間帯が多く、スコアは伸び悩みます。第1クォーター残り4分32秒の時点で13-10とサンロッカーズ渋谷(賭けてるほう)がリードしたところから約10分間にわたって1点も入らず、その間にシーホース三河(賭けてないほう)に18点を連続で取られて、第2クォーター残り6分45秒時点では13-28とされてしまったときには頭を抱えました。この時点で15点ビハインドで、運試しに勝つには7〜9点差での勝利が必要なわけですから合計22点盛り返さないといけません。あちゃー、おわた。

↓入らないわリバウンド取られまくるわで瞬く間にダブルスコアに!
20250112_143907


ま、これも勝負事なので仕方ありません。「今年は運ナイのー」と思いながら、気持ちを切り替えて試合を見守ります。幕間にはジョシュ・ホーキンソンさんのお父さんがコートに登場して福笑いにチャレンジしてくれたり、そのあと何か脱ぎ始めたり踊り始めたりして大いに盛り上げてくれており、十二分に楽しい気分にはなっております。バスケの会場はどこも楽しい雰囲気ではありますが、青学で若者たちに囲まれてこんな陽気なお父さんが踊ってくれているのですからコチラもパリピ気分でノッていかないと損。「ハズレたわー」という気持ちは心の底に沈没させて、僕も応援の声をあげて楽しみます。

↓授業参観で悪目立ちする父親を見るときの息子の顔www



第2クォーター終了時点では28-37の賭けてるほうの9点ビハインド。賭けてるほうが追い上げを見せた第3クォーターもここぞというところで賭けてないほうのスリーポイントがよく決まり、追いつけそうで追いつけない一進一退がつづき、最後は43-48の5点差。点差はさておき、内容の部分で追いつけそうな感じがありません。賭けのことは抜きにしても勝利はなかなか厳しいかもしれない…そんな試合展開です。

そんななかでもこの会場では、チアリーダーとはまた違う位置付けで試合の盛り上げを図る「428 ROCK CREW」というパフォーマンスチームの皆さんがおりまして、観衆のなかを練り歩きながら応援をアシストし、明るく楽しく笑顔をふりまいて元気づけてくれています。ここが大学構内ということもあって学生時代に母校の試合を応援したときのような勝敗・賭け云々ではなく今この青春を盛り上がっていこうじゃないか、という気持ちが沸き立ってきます。若さ、エナジー、素晴らしい。

そんなエナジーがもしかしたらチームにも波及したのか、第4クォーターに入るとそれまでからっきしだったスリーポイントが立てつづけに決まり、49-48と一気に逆転したではありませんか。さらに突き放して一時は57-53と4点リードする場面も。「もしかして7点差勝利まで届くか…?」と賭けへの希望が甦るものの、シーホース三河も手強い。試合を通じて好調だったスリーポイントがこの局面でもよく決まり、さらに第4クォーター残り3分38秒という時点ではシーホース三河の石井講祐さんが「ファウルを受けながらスリーポイントを決め、さらにフリースローも決める」という4点プレーで再逆転。残り1分7秒という時点では再びシーホース三河が57-65の8点リードを築いていました。要するに、残り1分で賭けてるほうの8点ビハインド、賭けの勝利へはあと15点盛り返す必要があります。

これは終わった。

お疲れさまでした。

本年もよろしくお願いします。

それではごきげんよう。

と気が早い僕は帰り支度も始めました。

しかし、ここからボーナスタイムが始まろうとは。第3クォーターまでは打てども打てども決まらなかったスリーポイントが連続で決まり、ファウルで止めた相手のフリースローがことごとく外れ、残り5秒の段階で63-66の3点差までサンロッカーズが迫ってきたのです。「Bリーグは同点なら5分間のオーバータイムだな…!」「5分あれば7点差くらいどうにでもなる…!」「同点で終われば賭け復活なのでは…!」という気づきとともに、僕も大興奮。もちろん満場の大観衆も大変な盛り上がりです。残り5秒、最後の攻撃でベンドラメ礼生さんが自ら持ち込みながらスリーポイントを決めたときには狂乱のような大騒ぎで、ホームのブースターたちは立ち上がって飛び跳ねながらガッツポーズしています。熱い!面白い!当たれ!金!僕も久々に試合中にジャンプしましたよね!

↓残り1分8秒から8点差を追いついた!よおおおっしゃぁ!


賭けと金への不滅の欲望をこじらせながら見守った延長オーバータイム。「5分あれば7点差くらい全然いける」と思ったのの裏返しで、逆に11点差つけられてサンロッカーズ(賭けてるほう)が負けたのは、もはや致し方ないところでしょう。追いついただけでも大したものですし、45分戦った試合において最終的なスタッツで40分以上出場した選手が4人もいるのですから。リード・トラビスさんに至ってはプレータイム45分ですので、延長まで含めてフル出場ということです。そりゃあ延長戦ではヘタりもするでしょう。どうしようもないエネルギー切れです。

「運試し、またハズレか…」と思って帰る道すがら、それでも僕は思いました。同じように駅まで向かう人たちが白い息を吐きながら「すげぇ面白かった!」「素人目に見ても面白い!」「こんなに面白いとは思わなかった!」と大喜びの声を上げていたことにまったくその通りと同調しながら、「試合は大当たりだったよな…」と。少々のお金は当たらなかったかもしれませんが、試合のほうが大当たりであれば、それは運試し大成功だったのではなかろうかと。「お金は当たったけどつまらん試合」より「お金は当たらなかったけれど大興奮大熱狂の試合」のほうが自分としてはいいですからね。本筋の目的は賭けではなく観戦なのですから。

「クリファも当たって試合も大当たりでした」

当選報告を運の神様にお伝えし、正月気分を感謝で締めくくろう、そんな「試合始め」となりました。チケット運とか試合運とか、賭けじゃない部分の引きは今年も剛運マンでいけそうな気がするので、ヨシとしようと思います。この引きの強さでドジャースVSカブスも自力で当てられたらいいなと思いました!

↓素晴らしい「運試し」にさせてくれてありがとうございました!

次は相手方が勝つパターンにも1口賭けて、両面構えで観るようにします!

Bリーグの2024-2025シーズン開幕にあたりご近所チーム・アルバルク東京の開幕戦を訪れ、スポーツとステッカーの秋を楽しんだ件。

08:00
Bリーグ開幕です!

日本にプロスポーツの季節がやってまいりました。「春からずっとスポーツやってるよね?」とお思いの皆さんもいらっしゃるでしょうが、そろそろ一度立ち止まって考えてみませんか。今年の猛暑、ゲリラ豪雨、線状降水帯、台風。夏ってもはや外で遊べるような季節ではないのではないでしょうか。砂漠の旅では日中は日差しを避けて休むといいますが、日本の夏は完全に「夏休み」としたほうがいいのではないか、ゼロベースで考えればそう思います。

春から始めて夏苦しんで秋に終わるのと、秋から始めて冬寒くて春に終わるのと、本当に理想的なのはどちらなのでしょうか。インドアスポーツであればどう考えても道中がラクな「秋⇒春」でしょう。屋外スポーツでは「冬は雪がひどくて」とか「夏のほうが気分が出る」とか若干の異論も出るかもしれませんが、それにしても冬より夏のほうがトータルの厳しさは上な気がします。サッカーとか世界的な観点では「秋⇒春」でやってる競技なのに、何故か意地張って長年「春⇒秋」で頑張って、夏はクオリティが落ちるとか言ってたんですから不思議な話です。試合中にビール飲んだりかき氷食べるのが楽しいって文化でもなさそうなのに。ん?あ?豪雪地域?そんなに雪が降るならスキーとか頑張ったらいいんじゃないですかね!(←雪国出身者の暴論)

そんな「秋⇒春」の日本スポーツを牽引する存在となっているのが、バスケットボール・Bリーグです。ワールドカップからパリ五輪へとつながった男子日本代表の大活躍もあって、世間的な関心も非常に高まっている昨今。今年は日本のリーダーである渡邊雄太さんが6シーズンにわたるNBAでのプレーを経て、B1リーグ・千葉ジェッツへと凱旋加入しました。これは熱い、ということで僕も開幕節の観戦に向かった次第。もっとも、この前振りなら当然千葉ジェッツVS宇都宮ブレックスの試合に行くんだろう的な話なのですが、そちらはあまりの人気でチケットが取れなかったものですから、最近わりとよく見ているアルバルク東京の開幕戦を都民のひとりとして見守ってきました。

↓会場最寄りの原宿駅はアルバルク東京がジャックしていました!
20241005_181843


↓駅の柱に選手たちが並ぶ光景に街のオシャレ民たちも記念撮影をしていましたよ!

あいにくこの日は結構な雨模様。屋外スペースでのイベントなどは雨にたたられ、客足も若干鈍ったでしょうか。それでもそこは開幕戦。駅を出れば国立競技場代々木第一体育館へとつづく歩道橋に向けて人の列ができています。歩道橋のところで人が詰まって先に進めないような具合で、早速賑わいを感じることに。何もなければイライラするかもしれませんが、開幕節ともなればこれぐらいごった返してくれたほうが嬉しいというものです。

入場後は散策の時間です。世界に冠たるトヨタ様の強力なバックアップを受けるアルバルクさんは、これでもかこれでもかとステッカーを配ってくるステッカー屋としてもおなじみですが、今回は開幕節ということもあって、特別な計らいが。何と今回は、来場者全員にスマホライトシール(つまりステッカー)を配布するのに加えて特製のうちわを配布し、そのうちわの裏面に応援メッセージを書いて、指定のハッシュタグをつけてインスタに投稿して、それをスタッフに見せると抽選で選手のサイン入りユニフォームが当たるというスポンサー提供企画が行なわれていたのです。メッセージ書いたりは「まぁいいかな…」と思ったのでスルーしてしまいましたが、今年はステッカーだけじゃないぞという意気込みを早速感じさせていただきました。

その後もさまざまなイベントでもてなしてくれたアルバルク東京さん。YouTubeのチャンネル登録をして動画にいいねすると抽選でステッカーが当たるブース。トヨタイムズスポーツのアプリをダウンロードすると抽選でステッカーが当たるブース。クイズ形式のスタンプラリーに参加すると抽選でステッカーが当たるブース。さまざまなブースでたくさんのステッカーをいただくことができました。もうちょっと早く入場すればアクスタがもらえるブースなどもあったようですが、アクスタはそう簡単にいただけるわけがありませんからね。ステッカーをいただけるだけでも望外の喜びですからね。ステッカーはなんぼあっても困らんですからね。いつもステッカーをありがとうございます!

↓YouTubeのチャンネル登録をしてステッカーをいただきました!
PA050029


↓アプリをダウンロードしてステッカーをいただきました!
PA050032


↓スタンプラリーをしてステッカーをいただきました!
PA050024


↓アクスタが欲しいなら知らないアプリをダウンロードしてスタンプラリー的なことをするくらいはしないとダメですよね!

ひとしきり散策(ステッカー回収)を終えた僕は、開幕気分に胸躍らせながら試合観戦へ向かいます。開幕戦ということもあって演出も豪華で、光と音がバチバチするなか真っ赤な炎が上がっています。周囲にはドンドコ太鼓を叩くマスコットと、ギラギラに踊りつづけるチアリーダーたち。僕もうちわをバンバン叩いてお祭り騒ぎに加わります。

↓アルバルクカラーの赤に染まったアリーナ!
PA050059


↓選手たちの燃える心がリアルに噴き出したかのよう!
PA050074


そして迎えたティップオフ。選手も観衆も燃える心で熱い試合を、という思いは通じ合っていたのだろうと思いますが、若干それが固さのほうに出てしまったでしょうか。お互いにシュートミスとスティール&ターンオーバーを応酬し、得点が動かないまま互いのゴール下をひたすら2分間ほど往復することに。

アルバルク東京はゴール下に大型選手を入れ替わり立ち替わり送り込んでエリアを制圧したうえでシュートだけ外すという攻撃を繰り出し、対戦相手の越谷アルファーズはスリーポイントを狙っては外すという攻撃を繰り出すという双方互角の攻防のなか、第1クォーターは16-15の僅差となりました。気分的には倍くらいやり合った感じもしましたが、さすが開幕戦という緊張感あふれるロースコアの戦いです。

↓みんな固いので緊張感をほぐしてくれそうなマスコットが踊りに来てくれました!
PA050097


さらに緊張感高まる攻防となったのは第2クォーター。ちょうど半分の5分を経過した段階で、このクォーターだけ見ると「6-2」というヒリヒリした展開がつづきます。「ほぼダンク」みたいなシュートもバンバン外れるのはまさに開幕戦という手応えでした。ただ越谷アルファーズはデフェンスでのファウルがやや多く、お互いにシュートが決まらないなかでも多くのフリースローをアルバルク東京に与えてしまい、そのぶんでジワジワと離されていく格好に。

さらに残り3分を切ったところではショットブロック⇒カウンター⇒素早い展開でコーナーからのスリーポイントというアルバルク東京の鮮やかな攻撃が決まって、大きく試合の流れがアルバルクに傾きました。第2クォーター終了間際には残り0.3秒というところで越谷アルファーズがファウルをしてしまい、フリースローで2点を追加されることに。前半終えてみれば何やかんやで31-22の9点差。ホーム・アルバルク東京が勝利へ向けて順調な折り返しとなりました。

↓ハーフタイムにはTENSONGさんが熱いパフォーマンスで盛り上げてくれました!
PA050129


後半に入るとようやく固さもほぐれてきたのか、身体もスコアもよく動くようになってきます。そんななかで存在感を発揮したのはアルバルク東京のセバスチャン・サイズさん。インサイドを制してのシュート、相手のファウルを誘ってのフリースロー、ブロックショット・リバウンドで空中戦にも勝り、越谷アルファーズの追撃を許しません。最終的には得点・リバウンドを2桁に乗せるダブルダブルも達成する活躍ぶりでした。

勢いがついたアルバルク東京は小酒部泰輝さんがフィールドゴールの確率100%という精度を見せれば、アルトゥーラス・グダイティスさんはコート端から逆サイドまで粘っこくついていくガードみたいな機動力を見せた末に圧巻の高さでブロックショットを決めるなど、選手たちのナイスプレーが次々に生まれるように。千葉ジェッツVS宇都宮ブレックス戦にもヒケを取らない9443人大観衆の興奮もグンと高まりました。

↓アルバルク東京のブースターは視力検査フラッグで相手のフリースローに圧力をかけていました!
PA050143


結局試合は地力と地の利に勝るアルバルク東京が75-57で勝利。見事に開幕戦を勝利で飾りました。ここ数シーズンはチャンピオンシップでの悔しい敗退がつづいていますが、来年秋には新たな本拠地「TOYOTA ARENA TOKYO」のオープンを控えているところでもありますので、今年はひとつ優勝を目指していきたいところ。今季は千葉ジェッツが渡邊雄太さんという超大型補強を果たしたことで引くほど強そうな感じもしますが、ご近所・東京のチームとしてサンロッカーズ渋谷ともども頑張ってもらえたらいいなと思います。まずはB1リーグの中地区を制して、最終的にはクルマ(トヨタ)と飛行機(ジェッツ)の頂上決戦といきたいものです。その際はドーンとアクスタとかミニカーなども配ってもらえたらありがたいですね!

↓スポーツの秋の到来を感じるいい開幕戦でした!


スポーツの日も10月ですし、10月からをスポーツの季節としましょう!

野球みたいに「夏やるもの」という固定観念のあるヤツはもうしょうがないですが!



翌週はバレーボール新リーグも開幕でますますスポーツの秋が盛んです!

バスケ男子日本代表のパリ五輪前国内最終戦・韓国戦を観戦し、勝利の「第ゼロ感」大合唱で夢のベスト8へ後押しをしてきた件。

08:00
激熱の壮行試合でした!

本日はお出掛けの記録です。いよいよ開幕迫るパリ五輪、日本勢のなかでも大きな注目を集めるバスケ男子日本代表の韓国戦を見てまいりました。国内ではこれが最後の強化試合となる一戦であると同時に、この日発表された河村勇輝さんのNBA挑戦を見据えての壮行の一戦でもあるこの試合。有明アリーナには真っ赤な熱い大観衆13382人が集いました。僕もそのひとりとして熱くパリへの想いを届けてきた次第です。

↓心なしか建物自体も赤く染まった有明アリーナ!
P7070044


↓世界を驚かせる準備は万全です!
P7070052


まずは会場の散策、ということで早速買い物へと向かいます。今回はひとつ見逃せない商品がありました。何とこの大会の期間中だけ、会場の自販機でオリジナルラベルのついたレモンスカッシュが販売されているというのです。700円とまぁまぁお値段はしますが、限定ドリンクと聞いては見逃せません。運試しのつもりでひとつ購入しましょう。

専用の自販機を前に「河村さんの缶はメルカリですごいことになりそう…」と邪念を心に漂わせながらの運試しは、もちろん河村さんを引き当てることなどあるはずもなく(※種類が多いので確率が厳しい)、僕が引き当てたのは期待の新鋭・ジェイコブス晶さんでした。ふむ、現時点でのメルカリ実勢価格は低めかもしれませんが、今後プレミアがつきそうな予感もする「当たり」ではないでしょうか。河村さんとのホットラインにも期待しつつ、今日の注目選手としていきたいもの。

↓ようこそジェイコブス晶さん!
P7070016


↓ちなみにラベルは剥がして保存できる仕様です!
P7070014


長い行列もできるなかで会場入りしますと、たくさんのおもてなしが迎えてくれます。入場時に配布された応援ハリセン。ソフトバンクさんと日本生命さんのフォトスポット。日本生命さんは写真を撮ったらステッカーをくれるというので、それもありがたくちょうだいします。さらにアンケートに答えてステッカーをもらったり、サインボールの展示を拝見したり、お楽しみが盛りだくさんです。

グッズショップやフードの売店にはどこも長い行列ができ、人々が買い物で盛り上がっています。ネーム入りの赤いTシャツをまとった人も多く、どこもかしこも熱量がとても高い。「あのワールドカップ」が日本に与えてくれた喜びや感動の大きさを改めて実感するばかりです。そして、座席にたどりつくとさらなるおもてなしが。何と、赤い応援ボードがテープで座席に貼りつけてあるではありませんか。試合開始前にこれを掲げてアリーナを真っ赤に染めるということのよう。これは選手たちにもチカラとなりそうです。

僕が席についた頃には、日本の選手たちはすでに試合前のアップを開始しています。そこにはユニフォーム姿の渡邊雄太さんの姿も。さらにユニフォーム姿ではないものの八村塁さんも姿を見せ、ファンサービスをしてくれています。大会前にホーバスHCがふたりの欠場をフライング発表したときには関係各位もザワついたことでしょうが、チームが見据えるのはあくまでもパリ五輪です。コンディション面も含めて万全の状態でパリに向かうこと以上に大事なことがあるはずもありません。こうして姿を見せてくれただけでも十二分に「日本一丸」です。

↓渡邊雄太さんはユニフォーム姿で集合写真におさまりました!
P7070127


↓八村塁さんもご機嫌な様子で応援に励みます!
P7070207


↓真っ赤に染まったアリーナが試合開始を待つ!

そして迎えたティップオフ。日本のスターティングファイブは河村勇輝さん、比江島慎さん、ジョシュ・ホーキンソンさん、渡邉飛勇さん、吉井裕鷹さんの5人。五輪メンバー入りを争う渡邉飛勇さんが最初の得点を挙げて日本が先制するものの、序盤走ったのは韓国のほうでした。日本のお株を奪うように外からのスリーポイントがよく決まり、韓国がリードを築きます。

なかなかシュートが決まらない日本ですが、苦しい時間帯を支えてくれたのはホーキンソンさん。ゴール下での得点やリバウンド、さらには外からのスリーポイントとあらゆる場面でチカラを示し、最終的にはひとりで34得点を記録する大活躍。特に、ガードがドリブルで引きつけながらホーキンソンさんがゴール下に入ってくる動きに韓国が対応できず、キレイなゴールがいくつも生まれました。この万能性、この決定力、パリに向けても頼れるビッグマンです。

↓外からも内からもホーキンソンさんが決める!


第2クォーター途中までリードを許した日本ですが、河村勇輝さんがナイスアシストを連発してジワジワと追い上げると、第2クォーター残り2分33秒というところでついに逆転。日本は韓国のスリーポイントにもしっかりプレッシャーを掛けながら、河村さんの鋭いターンからのゴールや比江島さんの独特なステップからのゴールで突き放し、前半終了間際にはリバウンドを拾ったホーキンソンさんの打ち直しが決まって43-39。5日の試合と同じ轍は踏まないぞと、前半のうちに主導権を取り戻してみせました。ベンチで見守る渡邊雄太さんも大興奮です!

↓比江島ステップに翻弄される韓国ディフェンス!


第3クォーター、河村さんのスリーポイントが連続で決まってさらに韓国を突き放すと、あっという間に点差は二桁に。ただ、点差がついたためではないでしょうが、不用意なターンオーバーやファウルを与える場面などが目立ち、その後は点差も平行線をたどるような格好に。勝利は得られそうですが、最後もうひと盛り上がりして気持ちよくパリ五輪に向かえるかどうか。

そして迎えた最終第4クォーター、ついにあの男がやってくれました。この試合ではここまで得点がなく、シュートの本数自体も乏しかった富永啓生さんがスリーポイントを決めたのです。その瞬間、ドーンと盛り上がる有明アリーナ。やはり富永さんのスリーは特別な意味を持っています。誰のスリーでも入る得点は3点ですが、富永さんが1本決めると「何点でもイケるぞ!」という勢いが生まれます。

↓河村さんが「決めろ!」と送ったパスを、ステップバックスリーで決めた!

決めた本人より河村さんが喜んでるのがエモい!

ともにNBAに挑む友情の同級生ゴール!



最後まで粘る韓国を振り切って日本は88-80で勝利。反省点はいろいろありそうですが、何はともあれパリ五輪前国内最終戦を勝って終えられたのは収穫でした。有明アリーナに轟く「第ゼロ感」の大合唱は勝利の喜びでもあり、パリ五輪へ向けての強力な後押しでもありました。この興奮、この熱気、パリに一緒に連れていってもらえたらいいなと思います。ワールドカップのような試合ができれば、ベスト8は夢物語ではありません。過去の戦績や実績だけを見れば、あのワールドカップで起きたことも十分過ぎるほど夢物語だったのです。夢のつづきがないとどうして言えようか。「夢」とは叶わない願いの言い換えではなく、叶えたい未来を指し示す言葉。ベスト8という夢を叶えて、もう一度世界を驚かせていきましょう!

↓国内最終戦で見事な勝利!
P7070450


↓散策の模様や会場の雰囲気などは動画にまとめておきました!


パリ五輪の会場でも「第ゼロ感」流してもらったら勝てそうな気がしますね!

圧倒的なホーム感、フランスでも生まれると思います!



ベスト8になったらホーキンソンさんがまた歌ってくれるらしいので期待です!

会社のオジサンのバスケ観戦をエスコートした際に盛り上げのためにスポーツベッティングをしたところ大敗して「気持ちがわかった」件。

08:00
スポーツベッティングで大敗しました!

本日はお出掛けの記録です。世間的には110年ぶりに新入幕優勝を果たした尊富士の話であるとか、坂本花織さんが日本選手として初めて3連覇を成し遂げた世界フィギュアスケート選手権であるとか、競泳のパリ五輪選考会であるとか大きな話題が多かった週末ですが、自分のお出掛けを記録してこその自分のウェブログであろうということで奮ってミクロ視点でお届けしようと思います。

今回お出掛けしてまいりましたのはバスケBリーグのアルバルク東京と千葉ジェッツの試合です。優勝争いも佳境…と言えばそうなのですが、そこまで大きな話題性があってのお出掛けではありません。いつも野球と相撲を見に行っている会社のオジサンがバスケにもご興味があるということだったのでエスコートさせていただいたのです。我ながらいいカード選択だなと思いつつ、まぁその辺は実際に自分の目で感じていただきましょう。

↓やってまいりました国立競技場代々木第一体育館!
P3241175


この日はキッズデーということで会場全体が子どもたちをおもてなしするモードです。射的などを楽しめる縁日があったり、金魚すくいならぬお花すくいがあったり、パトカーや消防車の展示があったり、消防服で記念撮影できるフォトスポットがあったりと子どもたちがハイテンションで楽しみまくる出し物が盛りだくさん。本日はエスコート役ですので、オジサンが来場する前に散策を済ませようと僕も早めにいろいろと見てまわります。

↓消防車の展示では放水体験もできました!
P3241168


↓「青パト乗れますよ」というマニア向け情報もあります!
P3241167


↓キッズに割り込むのは気が引けたのでやりませんでしたが、キレイなお花がすくえました!
P3241207


それにしてもあるわあるわの出し物群。「代々木第一の空きスペースによくこんなに出し物を詰め込めんだものだな…」と感心するばかりですが、使える隙間全部に何かが置いてあってエンタメ感満載です。アルバルク東京さんはさすがトヨタさんと三井さんが出資されているチームだけあって、お金と交友関係を豊富にお持ちでいらっしゃいます。フードやドリンクも全般的にお安め設定ですし、帰省先の祖母くらいの感じで何かをプレゼントしてくれようとします。

入場口では全員にポテチを配ってくれるという大盤振る舞いですし、スポンサー関連・トヨタ関連の各社様が「●●したら■■をあげます」を競うように実施しています。うむ、もしいいものがあったらオジサンにもあげたいですので、エスコート役の僕がなるべくたくさん参加しておきましょう。はたして今日は「と言いつつステッカーでしょ?」「いつもステッカーだからステッカーだと思う」「各社バラバラに企画すると結局全部ステッカーで足並みが揃うんだよな」の読みを超えてくる何かはあったのでしょうか…?(※じょじょにステッカーに集約していきますよ)

↓まずは入場口でいただいたハリセンとポテチとチラシ類です!
P3241177


↓カルビー様はSNSフォローで追いポテチをくれました!
P3241178


↓日本郵便様のサポートによる防災知識に関する試験を受けたら羊羹をいただきました!
P3241192


↓トヨタホーム様でアンケートに答えたらパックをいただきました!
P3241181


↓アンカー様でアンケートに答えたらボールペンをいただきました!
P3241215


↓アイセイ薬局様で握力を計ったらおくすり手帳をいただきました!
P3241234


↓ファンクラブ会員対象の抽選会でハズレくじをいただきました!
P3241221


↓マスコット人気投票で応援したらトレカをいただきました!
P3241202


↓トヨタ様のロボットを見学したらステッカー等をいただきました!
P3241198


↓クラブのアプリをダウンロードしたらステッカーをいただきました!
P3241212


↓トヨタウォレットという決済アプリを使ったらステッカーをいただきました!
P3241224


↓トヨタ系の会社が出しているマイルートとかいうアプリを使ったらキーホルダーとステッカーをいただきました!
P3241227


↓ペットボトルのフタを転がすゲームを遊んだらステッカーをいただきました!
P3241239

こんなにステッカーいるかどうかはさておき、ありがとうございます!

いただけるものは一回いただいてからどうするか考えますね!



大半はステッカーでありつつも、ポテチ×2と羊羹にボールペンといったあたりは収穫感も十分。会社のオジサンも「フモちゃん!ポテチもらったよ!気前いいねぇ!」とホクホク顔でポテチを平らげていました(※試合開始1時間前に/おあずけできないタイプ)。気をよくした僕が、「2個もらったんでもうひとつどうぞ」とポテチを渡そうとしたら「ふたつはいらない」と普通にお断りされたのは寂しかったですが、羊羹はあげたくないのでしょうがないですね。このほかにもSNSをフォローしたら何かが当たる系の抽選も多数あり、楽しい運試しをさせていただきました。全部ハズレましたが。

ただ、これだけではおもてなしとしては不十分。ということで、今回は試合を楽しんでいただくためにとっておきのお土産を用意したのです。本場アメリカでは「6億7500万円+人生」を賭ける人も出てしまうくらい人気だというスポーツベッティング、アレを楽しんでいただこうと思うわけです。もちろん非合法の賭博などはオススメできませんし、オジサンの指示を受けて代理で購入するとか、オジサンの口座を預かって僕が買うなんてことはできないわけですが、気分だけでも楽しんでいただこうじゃないかと思いまして、先んじて僕がスポーツくじ「WINNER」をスマホ決済IPPAYで買っておいたわけです。

もしも当たりましたら、その当選金分をパーッと飲もうじゃないかということで、これは大変試合観戦も盛り上がるであろうという寸法です。まぁスポーツくじBowyerと違ってスポーツくじWINNERはそんなに払い戻しの率がよくないので、当たっても5倍とかがいいところではあるのですが、それでもカンパイドリンクぶんくらいにはなるでしょう。当選金そのものよりも「どちらかに肩入れして観る」という味付けを楽しんでもらえればいいなという気持ちです。

↓紙で買ったの初めてだったので地味に大変でした!
P3241268

やっぱり紙がないと気分出ないですよね!

こんな感じでホーム勝ちの各点差のぶんを買ってみました!



試合開始前にオフィシャルが基本ルールを説明してくれたので、僕から伝えたのは「白いユニフォームのチームの背の低い2番が注目選手です」「黒いユニフォームのチームは大きい11番が中心です」「賭けてるのは黒のほうです」くらい。ディフェンスシステムだのよりもゴールにボールがシュパッと入る気持ちよさと会場の盛り上がりを感じてもらおうという気持ちで試合開始に備えます。

ティップオフ迫る頃にはバスケらしい華やかな演出であったり、チアリーダーのダンスであったりを大いに楽しんでいただきました。これだけ隙間なくチアリーダーが踊ってくれるとやっぱり楽しい。サンキュー、アルバルクチアリーダー。ちょうどよくビールの売り子さんも席の近くに来てくれたので気持ちよくカンパイもしまして、「こりゃあいいねぇ!」「そう言えば野球場でルール説明なんか聞いたことないねぇ!」「バスケは親切だねぇ!」なんてオジサンも上機嫌です。

いよいよ本番である試合が始まりますと、そのご機嫌はさらに加速していきます。試合は第1クォーター序盤からスリーポイントが調子よく決まり、誰もが一度は見てみたいダンクシュートも早々に飛び出しまして、オジサンの叩くハリセンもグングンやかましくなっていきます。一時は千葉ジェッツが13点差をつけて大きくリードする場面もありましたが、アルバルク東京もセバスチャン・サイズさんとレオナルド・メインデルさんが得点を重ねてジワジワと追い上げていきます。ついに第2クォーターの最後のプレーでメインデルさんのスリーポイントが決まって逆転となった際には、オジサンは大拍手で盛り上がり、僕は「行けー!そのままー!そのままー!」と競馬場と同じ声で叫びました。

ハーフタイムショーもご堪能いただき後半に入ると、だいぶオジサンの目も慣れてきたのか「白の2番の選手がすごい」「動きがキレイ」「パスも上手い」といった高評価をいただき、僕も「でしょうな」と頷くばかり。一進一退のシーソーゲームは第4クォーター終盤までいってもまだどちらが勝つのか読めない好試合となり、エスコート役としても納得の手応えを覚えます。この試合でダメならもうしょうがないというくらい、バスケのバスケらしい加速度的な盛り上がりをしっかりと楽しんでいただくことができたことでしょう。

↓第4クォーター後半のオフィシャルタイムアウトを同点で迎える好試合でした!
P3241304


あとはね…賭けがね…当たっていれば最高だったんですがね…。いやー、第4クォーターの残り1分37秒まで賭けてるほうのアルバルク東京が勝ってたんです。当たる展開だったんです。そこから千葉ジェッツに逆転を許しまして、残り40秒で67-70とされまして、返しの攻撃も外しまして、残り20秒で相手ボールになりまして諦めかけたんです。でも、ファウルゲームで時計を止めながらアルバルク東京が粘っておりましたところ、残り17秒で与えた2本のフリースローを千葉ジェッツの富樫勇樹さんが2本とも外したんです。残り17秒でまだ3点差だったんです。残り17秒、当たりへ向かっての最後の攻撃があったんです。

本当にね…その瞬間時間がゆっくりと流れてすべてがスローモーションで見えたんですが、残り17秒から3点差を追う最後の攻撃で、アルバルク東京のメインデルさんがボールを受けましたところ、千葉ジェッツがわざとポッカリと空けたゴールへの花道をメインデルさんが爆走しまして、残り2秒でダンクを決めたんですよね…。ゆっくりと流れる時間のなかで、メインデルさんの顔を見ながら「それじゃねぇぇぇーーーー……!」「振り向けぇぇぇぇーーーー……!」「ロシター空いてるぅぅぅーーーー……!」という意味で「のぉぉぉぉぉ!」と叫びましたよね…。いやまぁ、スリーポイント打とうとして打てなくて、しょうがないから2点取ってもう1回ファウルゲームでって話なのかもしれませんが、ハーフラインくらいまで下がって打つか、誰でもいいからもう一回外に渡すほうがまだあり得たんじゃないかと思いますよね…。

↓交通事故に遭うときの時間の流れを感じながら賭けはハズレました!


大変面白い試合でオジサンにも「こんなに面白いと思わなかった」と好評をいただき、エスコート役は無事につとめ上げられました。残念ながら賭けは当たりませんでしたが、そのあたりの味付けも大いに楽しんでいただけたようで「やっちゃう気持ちがわかった」と互いに頷いて無事お開きとなったのでした。次回は「どっちが勝っても点差次第では当たる」買い方をしようという反省を胸に、また機会を見つけてエスコートできればいいなと思いました。次はしっかり当てて飲み代を肩代わりしたいです!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

小1/コグトレ 計算ドリル [ 小学教育研究会 ]
価格:990円(税込、送料無料) (2024/3/25時点)



オジサンの口座を教えてもらえたら自動購入を設定してあげたいですね!

バスケ女子パリ五輪出場決定!世界の強豪スペインに勝ちながら最後までハラハラさせてくれたサービス精神満点の世界最終予選の巻。

08:00
バスケ女子日本代表、パリ五輪出場決定!

いやー、ハラハラドキドキの最終予選でした。来たるパリ五輪への出場を目指して、世界最終予選に臨んでいたバスケットボール女子日本代表。11日に行なわれた最終予選の最後の試合カナダ戦で日本は見事に勝利し、パリ五輪の切符をつかみました。最終的には世界の強豪スペイン・カナダを撃破するという素晴らしい結果でしたが、途中いろいろあって本当に最後まで緊迫感のある戦いでした。危なかった。よかった。ホッとした。とにもかくにもまずはパリ行き決定、おめでとうございます!

↓雑コラみたいな感じですが公式ですのでコチラでよろしくお願いします!


この3試合、予想外のいい結果と想定外の悪い結果とでジェットコースターのような道のりでした。日本が出場した世界最終予選ハンガリーラウンドには、日本、スペイン、カナダ、ハンガリーの4ヶ国が進出していました。世界4ヶ所で同じようなラウンドが行われており、各ラウンドから3チームがパリ行きの切符をもらえるという仕組み。つまりはこのラウンドで「4分の3」に入ればいいという戦いでした。単純に言えば「1勝すればOK」という話です。

日本は非常に幸先がいい滑り出しでした。初戦の相手・スペインは世界ランクで言っても実力で言っても「かなり格上」の相手。負けを計算して臨んだ試合でしたが、この試合は現在のチームのコンセプトである「走り切るシューター軍団」のバスケが非常に機能します。12人の登録メンバーにポイントガード4人、シューティングガード3人と「ガードを7人」入れた日本は、運動量とスリーポイントシュートでスペインを攪乱。相手はチョコマカとへばりつく日本のディフェンスに露骨に嫌気を見せ、オフェンスでも日本のスリーポイントが高い確率で決まったことから思いがけない大差の展開となります。最終スコア86-75での勝利は金星と言っていいものでした。「最低限1勝」のハードルを早々にクリアし、半ばパリ行きは決まったような気分にもなったもの。

↓東京五輪銀の立役者・林咲希さんのスリーが落ちたところをナイスリバウンドから打ち直しで決めた!


しかし、つづく第2戦ハンガリー戦はランキングで言えば格下とも言える相手ですが、開催国という特別な強みと、日本のコンセプトに対する「特攻」とも言える選手の存在に苦しめられます。身長2メートル8センチという突出した長身を誇るベルナデット・ハタール選手です。序盤こそ日本がリードを築くものの、ハタール選手にまるでポートボールでもやっているかのようにゴール下を支配され、日本は痛恨の逆転負け。日本にはセンター登録の選手が高田真希さんしかおらず、馬瓜エブリン・ステファニー姉妹や赤穂ひまわりさんなどを含めてもいずれも身長180センチ台までで、2メートルを相手に主導権を取れるようなカードはありません。この敗戦には日本が誇るセンターである渡嘉敷来夢さんを招集しなかったことが本当に適切だったのか?と、チームのコンセプト自体を揺るがすような不協和音さえSNSでは鳴り響きました。

↓初見でも「デカッ!」とすぐ分かるハタール選手が出てくるたびに日本は追い詰められていきました!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

女子バスケットボール 東京2020への旅 [ 小永吉 陽子 ]
価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/2/12時点)



この敗戦によって、一転日本はグループでもっとも苦しい立場に追い込まれました。スペイン、カナダ、ハンガリー、日本が全チーム1勝1敗で並んで迎えた最終第3戦。それぞれのカードで勝った2チームはもちろん問題なくパリ行きが決まります。負けた2チームはどうなるかと言うと、勝点が並んだ場合バスケ界隈の順位決定方法では次に「直接対決の結果」が重視されます。そうなったとき、日本がカナダに負け、普通にありそうな結果として強豪スペインがハンガリーに勝った場合、「日本とハンガリーが1勝2敗で並び、直接対決の結果によりハンガリーが上位」となるのです。つまり、「日本は第3戦でカナダに負けたら、かなり高い確率で五輪に行けない」ということ。過去の対戦でも負け越している格上カナダを相手に勝たねばならないという厳しい条件。ここで負けたら、東京五輪銀のチームが本大会前に消えるかもしれないというヒリつく試合設定。大一番に身震いするようでした。

↓過去の対戦成績「3勝8敗」!4勝目を挙げねばパリに行く前に五輪が終わるかもしれない一戦!


迎えたティップオフ。日本はこの日もスターティングファイブで起用された宮崎早織さんのドライブから先制点を挙げます。どの試合でも宮崎さんのドライブは強力な武器として日本を支えてくれており、「日本の河村勇輝」といった感じの活躍ぶり。その後も小刻みに加点していく日本。この日はこれまでの2試合とは異なり、スリーポイントをあまり狙わずまずはインサイドからしっかりと決めていくような構え。前の2試合を通して、「とにかく日本は外から打ってくるぞ」ということが伝わっていますので、相手の意識の裏を突いていくような組み立てです。

第1クォーターを20-20の同点で終えると、そろそろ意識づけも十分といったところか、第2クォーターには馬瓜エブリンさんのスリーポイント連発や山本麻衣さんの要所でねじ込むスリーポイントなど外からの攻撃も織り交ぜて日本がリードを築きます。前半を終えて50-46の4点リードでの折り返しとしました。日本としては悪くない前半でしたが、この試合もインサイドはカナダに押し込まれており、ひとつ流れを失えば4点などあっと言う間という気配も。シーソーゲームはまだまだつづきそうです。

↓夏休みを終えてフレッシュなエブリンさんが「私はバスケ大好き芸人ではない」というところを見せつける大活躍!



後半に入って第3クォーター。気合を入れてきたカナダが最初の攻撃でオフェンスリバウンドを拾いまくりながら都合8回ほどシュートを撃って得点するなどすると、日本の攻撃がモタつく間にわずか2分ほどで逆転されてしまいます。ただ、その気合のせいかカナダはファウルになるプレーも多く、第3クォーターの中盤で早くもチームファウルが5つとなります。これで日本はファウルされるたびにフリースローを撃てるようになり、攻撃が手詰まりなときにも得点を重ねることができました。ショットクロック間際でダメ元で撃ったスリーポイントでファウルをもらい「フリースローを3本決める」などという場面は、日本としては非常にありがたいラッキースコアでした。そのほかにもカナダの得点と思われた場面がトラベリングで得点につながらなかったりして日本を助けることがたびたび。最終的な得点差を考えると、このクォーターでカナダはちょっとファウルをし過ぎたかなと思います。規律が勝負を分ける、そんな分岐点でした。

70-67の3点リードで迎えた最終第4クォーター。一時は同点に追いつかれるものの、カナダにはトラベリングだったりパスが合わずにコート外に投げてしまったりと何かとミスが多く、試合の流れをひっくり返すには至りません。逆に日本は高田真希さんと馬瓜ステファニーさんのコンビで相手の裏をかく攻撃を決めると、ジャンピングセレブレーションでチームを盛り上げるなど雰囲気がいい。残り1分を切っての攻撃で、山本麻衣さんが苦しい攻撃を得点に結びつけて85-80の5点差としたところでようやく「勝てるぞ」と感じると、最終盤は「得点をやってもいいから絶対にファウルはしない」といったプレーでしっかりと時計を進めて勝利。無事にパリ五輪の切符を手に入れました!

↓いろんな積み重ねの末にここまで来てようやく「勝てるぞ」と思うギリギリの勝利でした!


日本VSカナダ戦のあとに行なわれたこのラウンドのもう1試合を見ますと、前半を終えた段階ではハンガリーが20点ほどリードしており「あぁこれなら日本負けててもいけたな」と思ったのですが、最終的にはスペインが地力を見せて「第4クォーター開始時点で14点ビハインド」からの大逆転勝利をしており、改めて「あぶねー!」と胸を撫で下ろしました。カナダに負けていたらやはり日本のパリ五輪はなかったのです。いやー、勝ったから言える話ですが、そんな大ピンチだったからこそ熱くて面白い、いい最終予選になったのかなと思います。負けていたら「あぁーー!」「ハンガリー何やってんの!」「しっかりせぇ!」とか言いながら頭抱えていたかもしれませんが、勝ってから振り返るピンチというのは最高に楽しいものです。

試合後はヘッドコーチや選手たちも目に涙を浮かべて大きな達成感を覚えていたようでしたが、そんななかでも馬瓜エブリンさんなどは「フォー!パリ行くぞみんなで!」「馬瓜姉妹、バスケもクチもしっかりやっていきますよ!」「日本の女子バスケット応援してください!」と本番へのあふれるエネルギーで元気いっぱい。その元気が本番でもチームを牽引してくれたらいいなと思います。ハンガリーには敗れはしたものの「五輪でメダルを争うライバル」に対して2勝というこの結果は、本番へ向けても手応え十分。前回以上の大活躍を期待したいところです。走って走って走り切って、今度は大観衆のなかで勝ちましょう!

↓パリでは男女のバスケが大いに盛り上げてくれそうです!




スペインに勝ったのにこんなにハラハラさせてくれて、ありがとうございます!

sports






































婦人公論 2017年 12/27、1/6 合併特大号

僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版 (幻冬舎文庫)

girls




















































































books&DVD






























スポンサードリンク
フモフモの本が出ます!
<アマゾン> 自由すぎるオリンピック観戦術

新書判/224ページ/定価1260円
オール新作の駄文集が、五輪商戦を当て込んでやってきた! フモフモのことは嫌いでも本は買ってください!
サンプルページ…じゃないボツページはコチラ
記事検索
カウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
Twitter プロフィール
フモフモコラムの中の人です。


最新の社説
最新のコメント
今月のひとまとめ
スポンサードリンク
  • ライブドアブログ